ブログ休眠中ののん坊や(省略名:のんぼう)ですが、これだけは書かねば・・・と出てまいりました。私が小学生の頃から応援を続けております広島東洋カープが、25年ぶりに今季のリーグ優勝を果たしてくれました。カープといえば自動車メーカーのマツダ(旧・東洋工業)が親会社とのイメージがあると思いますが、マツダは球団の3分の1以上の株を保有していながらも、“持分法を適用していない非連結子会社”としているため、赤字になってもマツダは助けてくれません。なので、実質の親会社のない球団となります。ですので、毎年お金に困っている貧乏球団でもあり、優勝には縁遠いチームなのです。いやぁ、それにしても今年のカープは本当に“神って”ましたね。投手陣の大黒柱であった前田健太投手がチームを去り、すべての野手ポジションをこなすユーティリティープレーヤー木村昇吾選手も退団。そして、スラッガーとして復活が望まれつつも惜しくもチームを退団し、楽天に入られた栗原健太選手。さらには怪我の影響で30代半ばにして現役を退いた東出輝裕選手。かつてチームの屋台骨であった選手たちを失い、シーズン前は決して良い状況とは言えなかったと思います。そんなカープが『真赤激(まっかげき)』のキャッチフレーズを掲げ、見事なまでの結果を出してくれました。投手においては、まずこの人でしょう。★ジョンソン投手2年目の助っ人として、今季も昨年の最優秀防御率のタイトルを獲得した素晴らしい成績にも劣らない大活躍を見せてくれました。現時点で14勝のセ・リーグ最多勝です。祖母が日本人である1/4クォーターでもあり、もはや助っ人と呼ぶべきではないでしょう。チームの大黒柱ですね。来季以降の3年契約も既に決まっていることがファンにとって嬉しいことです。★野村祐輔投手多彩な変化球を操る技巧派のイケメン右腕ですね。2013年に12勝を挙げながらも、その後の2年間は我慢の野球でした。そんなノムスケも今季はマエケンの穴を完全に埋めるキャリアハイの活躍を見せてくれました。先のジョンソン投手に並ぶ14勝は現時点での最多勝です。交際していたテレビ東京アナウンサーの紺野あさ美さんはDeNAの三嶋投手に奪われてしまったようで、恋愛には負けてしまいましたが、野球では勝ちましたね!★黒田博樹投手真珠湾攻撃の日かつ、ジョン・レノンが射殺された日でもある12月8日に現役続行の決意を固めた元メジャーリーガーでもあるベテラン投手ですね。昨季に続き、41歳とは思えない気迫の投球を見せてくれました。夏場以降は年齢を感じるところも少々ありましたが、優勝を決定させた本日の試合では勝利投手となり、今季9勝目を挙げました。今季は念願の日米通算200勝も達成し、本当におめでたい一年になりましたね。★中崎翔太投手中崎どんは、本当は最初に挙げてもよかったかな?というくらいの活躍を見せてくれた、カープの守護神です。昨年から本格的にストッパーとなり、セーブ数も既に昨季を上回り、チーム史上4人目となる30セーブも超えました。今季はまさに守護神と呼ぶに相応しい1点台前半の防御率も叩き出しています。そして、本日も最後の1イニングを無失点に抑え、胴上げ投手になりました。『ぽっちゃり王子界最強のぽっちゃり』とも言われ、体型はオッサンぽいですが、実はまだ24歳と若い“天山”(あだ名)ですので、これからハマの大魔神を超える“大天山どん”になってくれるかもしれませんね。★大瀬良大地投手一瞬、ん?京セラ?と聞こえてしまう、カープの“カピバラ三兄弟”の一人としても人気の“おおせら”投手ですが、開幕前には侍ジャパン強化試合にも選出された本格派右腕です。右肘の違和感によって日本代表は辞退し、その怪我により7月まで出場の機会がありませんでしたが、復帰以降はリーグ優勝を決めるべく大事な場面でセットアッパーとして大活躍してくれました。来季は先発の一角を担ってくれるとも思われる、カープの期待のホープであります。★ジャクソン投手先のジョンソン投手に『バーバーワダ』という床屋を紹介され、そこで女性従業員に髪を切ってもらいはじめてから調子がいいらしい・・・という、相手の8回の攻撃をピシャリと抑える助っ人セットアッパーです。一見は恐そうですが、気さくで明るい人気者です。今季は60試合以上に登板して現時点でも防御率1点台半ばと、素晴らしいシーズンとなりました。ホールドポイントを積み重ね、カープの中継ぎ陣のエース的存在として大活躍でした。★今村猛投手“カピバラ三兄弟”のもう一人です。ここ2年ほどは、カピバラに似ているという話以外に、あまり話題になるほどの活躍がありませんでしたが、今季は半数近い試合に登板してリーグ優勝に大きく貢献してくれました。まだ25歳なので、これからもセットアッパーの柱として大活躍してくれそうな頼もしい選手です。★一岡竜司投手大竹投手の人的補償として、巨人から悔しい移籍をしてきた年の大活躍が記憶に新しい、威力抜群のストレートを武器にするパワフル投手です。大瀬良投手、今村投手に続く、“カピバラ三兄弟”の一人でもあります。昨季は少し成績を落としながらも、今季は輝きを取り戻しました。防御率2点台前半の活躍は見事でした。そしてまだ彼は25歳です。人的補償は彼だったのか、はたまた巨人にFA移籍した大竹投手だったのでしょうか・・・。カープは得をしたかもしれませんね。ということで“カピバラ三兄弟”が揃いました!★戸田隆矢投手先発完投もできる、腕の振りのいいスタミナ抜群のサウスポーです。まだ23歳と若いですが、着実に実績を重ねています。今季は故障もあって登板機会が少なかったため、勝ち星にはあまり恵まれず現時点で4勝ながら、負け星にはもっと恵まれず無敗です。防御率2点台(現時点)も立派な成績です。近い将来のエース候補のひとりですね。★ヘーゲンズ投手ゴロを打たせて取るのが得意な、今季からチームに加入した助っ人です。お気に入りのフレーズは『ウマイ棒、オイシイデス』とのことで、背負っているリュックにはカタカナで“ヘイゲンズ”と書いている、ちょっと変な外国人です。入団当初は外国人選手の誰かが不調だったときの“保険扱い”で、開幕は2軍でのスタートとなりましたが、元メジャーリーガーの大型助っ人だけあって、先発、中継ぎとフル稼働で防御率2点台(現時点)の好成績を残しています。好調な助っ人が多い中ですが、これからもうまい棒を元気の源に頑張ってもらいたいですね。★岡田明丈投手ルーキーイヤーの今季から一軍のマウンドを任される、まさに期待のドラ1ルーキーです。関西球界から飛び出した剛腕とも言われる150キロ半ばのストレートは威力抜群です。故障もあって、今年は大きな結果を出したとまでは言えないかもしれませんが、新人で防御率3点台前半(現時点)は見事な成績です。来年はさらに高みを目指し、連覇の立役者になってくれることでしょう。と、全員を書いていたら読むのが大変そうなので、防御率2点台半ばの活躍をを見せたあと一人を最後にします。★薮田和樹投手今季が2年目となる23歳の若手投手です。昨年は6試合にしか登板できませんでしたが、今季は先発・中継ぎで登板機会を2倍以上に増やしました。戸田投手、岡田投手の故障の穴を埋める大活躍も素晴らしかったです。広島出身の選手でもあり、地元ファンからの期待も大きい選手です。ということで、他にも福井優也投手、九里亜蓮投手、中村恭平投手など、紹介したい選手はたくさんいるのですが、長くなり過ぎましたので、ここまでにします。とは言いましても、まだ野手陣を紹介していません。ですので、次の投稿で主に活躍された野手の皆さんを紹介していきたいと思います。