よく回りました。
周回よりも、回転してました。笑
そして、よく感動しました(^^)
初めてのモーターランド鈴鹿
(フォトアルバム)
検証A:
雨天時における車両の挙動、及びその限界の把握。また、挙動に対する動作について。
ちょ、これで滑りますか!っという驚きのノーグリップ力(>_<)
金魚すくいができそうなほどの水溜りに飛び込み、飛沫がフロントガラスを覆う様は、ラリーカーのオンボードカメラの映像を彷彿させます。
この車を買ってから雨の中を2回走りましたが、もし3回目がクローズドコースではなく一般道だったら4回目はなかったもしれません(^_^;)
購入15ヶ月目にして自分の車が、どのような車なのかやっと理解できたわけです。
周回と回転を繰り返しているうちに、どうにも面白くて笑いが止まらなくなってきました。ランナーズハイならぬ、スピンハイでしょうか。笑
一人で笑ったり、助手席の友人と二人で笑ったり。
美空ひばりさんは、どんな歌でも一度聞くと覚えたそうです。
幼少のころからピアノをタシナンでいたわたしにも近い能力がありました。
その能力はもちろんサーキット走行にまったく関係ありません。
そもそもこのエピソードが、ぜんぜん関係ありません。笑
しかし、今となっては限定的な能力を残すのみのわたしも、さすがにバターになってからホッコリとスポンジが焼けるくらい回り続けていると「ここから滑る、ここまで滑らない」という境界線がうすボンヤリ見えてくるようになりました。
フェザー級のような(蝶のように舞い、蜂のように刺す。笑)フットワークを目指し、チョイスした現状のホイールとタイヤでしたが、今日の経験で交換を決意しました(^^)v
B:同一車種の年式とグレード、及び他車種の駆動方式の相違における走行性能の差異について。
B-1.
S2000 AP2 typeS (FR)
カレーライスとハヤシライスくらい違います。
ちなみにハヤシライスはけっこう好きです。
職場でカレー屋さんから出前を取るときに、ただひとりハヤシライスを選ぶくらい。
もちろんカレーは大好きです。
どちらが優れているか、という端的な価値観に基づいた判断はできません。
それらは違うもので、どちらも素晴らしいものです。わたしはそう感じます。
しかし、AP2の、typeSの能力は、予想を遥かに超えていたことも事実です。
圧倒的な快適性、安定性
高い剛性感と、リニアな操作感
自分の車がプロトタイプに感じるほどの洗練度
回らないのではなく、回る必要を感じさせない低回転域からの豊潤なトルク
そして、彼の所作にも感動しました。
(親しみ故、彼という人称代名詞をお許し下さい)
動作のひとつひとつが実にスマートです。
3速から2速へのシフトチェンジは、まるでテーブルチェックを終え、セミアニリン仕上げのカーフスキンレザーのソファーから立ち上がり、ブリティッシュトラッドのテーラードジャケットのボタンをスッと留めるように洗練されています。
フロイト曰く、夢が現実の象徴だとしたら、車の運転は彼の生き方の象徴のように感じました。努力家で、その努力を誇らない。
飛言のように、臥所の業を象徴するものかどうかは分かりかねますが。笑
B-2.
インプレッサ 1.6i-L GP3-B (AWD)
カレーに対峙する者の経験と価値観により食べ物から飲み物に...
というカレー比喩はそろそろやめまして。笑
感動しました。
車から「人馬一体」をこれほどまでに感じたことは初めてでした、しかも助手席で。
相性の良いバイクに乗ると感じられたものですが、どのような車でもそれを感じることは不可能だと妄信していました。
ドライバーの視神経がステアリングホイールやシフトノブから車全体に拡張され、ひとつの生き物のようです。
わたしはファルコンに初めて乗ったバスチアン(古)のような顔をしていたことでしょう。
路面が水の膜に覆われているというのに、アスファルトが剥がれるような気さえする圧巻のスタビリティ!
アウディクワトロの広告で紙面が白く剥がれているデザインがありましたが、ずいぶん以前の記憶にも関わらず鮮明に脳裏に浮かびました。
ありがとうございます!
とても貴重な、そして衝撃的な体験をさせて頂きました。
人々と天候のおかげで素晴らしい時間を過ごすことができました(^^)
この日はお会いできなかった方々…
ブッシュ交換完了の方、至高のS2000の方、準備万端フルフェイスメンな方などなど、いつかご一緒できれば嬉しいです♪
末文ですが、この機会を与えてくれた友人に、あらためて感謝します。
また、走りましょう(^^)/
Posted at 2017/09/29 22:46:33 |
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