
先日、嫁の実家に行った時のこと。
歩道のスロープを乗り越えて、バックで車庫に入ろうとしていたら、突然挙動がおかしくなりました。
ガックンガックンとなったのでブレーキペダルを踏みましたが、とにかくバックしなきゃいけません。
車庫も少し傾斜があるので、ブレーキペダルから足を離すと前に出ちゃいます。
いや、おかしい。
バックギアに入っているのに前に出ちゃう。
ギアをニュートラルに戻してから、再度やってみます。
同じような挙動を繰り返していると、インパネのインフォメーションモニターに『トランスミッションに異常が・・・』みたいなメッセージが表示されました。
あわわ、ヤバい。
でも、歩道にはみ出しているから、とにかくバックして車庫に入れないといけません。
ガックンガックンしながらバックしていると、今度は『ギアボックスがオーバーヒート・・・』とかいうメッセージが表示されて、しかもクルマの下から焦げ臭い匂いが漂ってきました。
とりあえず、車庫には入れましたが、一瞬『やっちまった〜(>_<)』と思いましたね。
インパネの写メ撮っておけば良かったなぁ。
ギアボックスが壊れていたら帰宅もできないので、30分程経ってから車庫から出して、周辺を少し走ってみたら、変な挙動はありませんでした。
でも、再度車庫には入らずに路駐し、エマージェンシーアシスタンスに電話(この日はたまたま販売店が定休日でした)して状況を説明。
走行には問題がなさそうだけど、販売店でチェックしてもらった方がいいとのこと。
後日、販売店でチェックしてもらったら、その現象がCPのログに残っていたみたいだけど、トランスミッションは故障していないとのことで、まずは一安心。
そして、担当営業マンや整備の方と会話していたら、原因と考えられることが分かってきました。
嫁の実家の車庫は狭いので、クルマを少しずつ慎重に動かさないと車体を壁に擦ってしまう可能性があります。
ステージアを入れる時は、左足でブレーキペダルを操作しながら、右足でアクセルペダルを踏んでいました。
普通のクルマならこれでいいはずですが、パサヴァリにはオートホールドという機能が付いています。
バックしている時に一旦ブレーキを踏んで停車させれば、その位置を維持(ホールド)するので、そのままブレーキペダルを踏んでいなくてもいいのです。
ブレーキを踏みながらまたアクセルを踏んでバックしようとすると、トランスミッションに大きな負荷がかかってしまい、ギヤボックスの温度が急激に上昇してしまうらしいのです。
クラッチが滑りすぎて焼き付く現象ですね。
だから、クラッチが滑っている状態でブレーキペダルを離すと、クルマは前に出てしまい、焦って更にアクセルペダルを踏むと、さらにクラッチが滑って焼き付いてしまう。
そして、焦げ臭い匂いが・・・。
DSGの特性なのか、オートホールドの特性なのか、よく分からないけど、クルマがハイテク化しているので、乗り手もそれに合わせた運転が必要ってことですね。
オートホールドを使った動かし方を意識しなきゃ。
あ〜、ビックリした〜。
Posted at 2016/07/29 18:16:30 | |
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