バルブクリアランス調整

エンジンの調子が絶不調、というわけではなかったのですが、ちょっと思うところが有り、バルブクリアランス調整にチャレンジしてみた。

まずは、タペットカバーを開けます。

4G92・MIVECエンジンはスクリューでクリアランスを調整するタイプ。
十字の溝が切ってあるやつが、それですね。
まず、そのロックナットを緩めてやるわけですが、カム山が出っ張ってるので、普通のソケットレンチとかでは入らないのです・・・

まぁ、実際はナットを緩める「だけ」ならどうにかなるのですが、問題は調整した後。

・カム山をかわしつつ
・調整したクリアランスが狂わないようにスクリューを抑えながら
・ロックナットを締める

という、高度な技が要求されます。。。

こんな感じで調整します。
圧縮上死点に合わせてから。

本当は温間時に点検・調整するらしいですが、私の場合モタモタしてるうちに冷めてしまうので、冷間でやりました(^^;
当然、熱膨張の関係で、温間時と冷間時ではクリアランスの値は変わってきます。。。

特殊工具なんぞ持ってないので、修理書を参考に特殊工具を作りました。
ス○レートで売ってる、エクストラディープソケット（10mm）を削って・・・

シックネスゲージも必要です。
２セット買ってきて、必要な厚みのを取り出し、先を曲げて使います。

調整後、元通りに組んでエンジンかけたら、余計調子悪くなった（;´Д｀）
クリアランスが狭すぎたようです。。。
この作業は、ある程度の熟練が必要ですね・・・

何回かやり直して、ようやく元通り（？）になりました。
タペットカバーの継ぎ目からオイルが滲んでたので、せっかくなのでタペカバパッキンも交換しました。