座ることが出来ても、 一生乗れることはないと思っていました。
しかし、持つべきモノは「友達」♪
写真は違いますけどね・・、紫色のエリーゼでした。 のちにアップします♪
「乗ってみない?」という電話に、どれだけ高潮したか(^_^;)
2008年型 エリーゼR というグレードでした。
全長 3800mm 全幅 1720mm 全高 1130mm ホイールベース 2300mm
車両重量 900キロですよ皆さん(^_^;)
ロータスが破綻したことに絡み、ロータスのエンジンラインナップは、「トヨタ製」
になりました。
エンジン型式は「2ZZ」 直列4気筒のDOHC VVT-iの1800cc
最高出力 192ps / 7800rpm 最大トルク 18.5kg/m / 6800rpmです。
タコメータが10000回転まで刻まれる中で、最高回転数は8500回転。
それをミッドシップで搭載され、6速マニュアルで楽しむマシンです。
これだけを見た時に、遅いんじゃない? と思った方、浅はかですよー(^_^;)
誰ですか? たかが192馬力じゃん? と言った人は?
軽さが違うんですよ!
900キロの車重に192馬力です。 馬力を重さで割ると出ますが、
パワーウエイトレシオは、
4.68Kg/ps。 5Kgを切っているんです!
数字は、軽いほど良いんです。 これで遅いわけがない・・。
パワーウエイトレシオだけでは、すべてとして判断できませんけど、
MR2のターボ245馬力で、5.22Kg/ps。
R33GT-Rで5.46Kg/ps、NSXの標準だって5.25Kg/psです。
軽いマツダのFD、RX-7だって4.83Kg/psなんです。
エリーゼに一歩及びません。
さて、当然2人乗りでして、完璧のスポーツカーです。
実用性を求めてはいけません。
しかもこのグレードで、車両600万です(^_^;)
初めは私も、格好いいんだけど、600万って・・。 そう思っていました。
まぁ私の財政力では、完璧に「ミニカーやゲームで楽しむクルマ」だったので、
600万という金額の意味が分かりませんでした。
さぁ・・。 私は600万の価値を見出せたのでしょうか・・。
(インテリア・乗り心地)
外見・エクステリアは、好みなので外しますよ♪
まぁ個人的には「ステキやん♪」という感じ。
まず、エリーゼに乗る時は「ひと仕事」があります。
短所にもなるでしょうが、エリーゼは「乗り降りがしにくい」です。
馴染みのクルマ?で言えば、90年代に発表された「マツダ AZ-1」に
かなり似ています。
モノコック形状が特殊なため、サイドに大きな張り出し・段差があるため、
普通に乗り込むことが出来ず、足から入って良いのか、ケツから入った方が良いのか、
一瞬迷ってしまいます。 当然、張り出しより低い位置にシートがあります。
どちらにせよ、乗り込む途中で段差に足が引っかかるため、「大またを広げる」
必要があります。 おかげで、このサイドシル上面は、毎回毎回、足がぶつかって
しまうため、傷だらけになってしまいます。
乗せて頂いたエリーゼもそうでした。
下りる時は、、乗る時の「逆」の動作で下りることになると思います。
女性であれば、膝丈のスカートでも、毎回パンチラを披露することになるでしょう。
ロングスカートでも可能性が高く、スカート厳禁のクルマでしょう。
座ってみると、先ほどのAZ-1の如く「狭い」の一言です。
不思議と、私みたいなオタクは、10分もすれば慣れてきて、心地よい空間に
変わってきたのですけど、フツーの人は中々慣れないでしょう。。
しかも、中央オフセットされており、運転席・助手席共に、足が中央方面へ
わずかですが向いてます。
さらに、アクセル・ブレーキ・クラッチの間が狭く、特にアクセルとブレーキの間は
特に狭いです。 ヒール・トゥーは慣れるとし易いですが、大きめのクツは履かない
方が良いタイプの配置です。
足下空間はもちろんですけど、サイドにも、余裕はほとんどありません。
狭い空間に閉じこめられた感覚で、閉所恐怖症には向かないかも知れません。
しかし、上をオープンにして走れますので、オープンにして走りましょう♪
そっちの方が楽しさ倍増です♪
ステアリングは、「ノン・パワステ」です。 重ステではなかったです。
走り出すと全く気になりませんが、停車中は少し重いですね(^_^;)
クルマに興味がない人は、インテリアを見ただけで
「なぜこれが、600万もするの?」と疑問を持ってしまうと思います。
クルマ好きでも思うと思いますが、「高級感はない」です。
デザインはお洒落ではありますが、温かみがないというか、「無骨」という言葉が
似合い、見る人が見れば「軽量化」と気付くと思いますが、
分からない人には「手抜き?」と思われがちなインテリアです。
( 走り )
「軽さ」って大事!!
と大きく言わせて頂きます。 文字も大きくしました(^_^;)
何というのでしょうか。。 NAでなんでここまで速いの?? と一発で感じます。
マフラーが社外のモノに変更されていましたが、音色も含めて驚きました。
実際の速さは不明ですが、ホンダS2000よりも体感速度は明らかに速く、
「これ、ホントにトヨタのエンジン?」とも思いました。
以前乗っていたトヨタ MR2 GTターボ 245馬力よりも速いのではないで
しょうか。 同じミッドシップなので、背中にグンッと強烈に押される感覚は
同じなんですけど、「重さをターボでカバーするMR2」に対して、
「軽さで引っ張るエリーゼ」という感じです。
エンジンが、またよく回るんです。。 ホントにトヨタかな?
レスポンスも素晴らしく、どっからでも加速します。
1速で100キロ近く引っ張れますし、5と6速は、街中では使わないギアです。
驚くのは、軽さもあって、ハイオクですけど15以上の燃費を普通にたたき出せる
そうです。 飛ばしまくれば無理でしょうけど、そういった意味では維持費は
あまりかからないクルマなのではないでしょうか。
税金も重量税も安いですしね♪
このクルマは、峠などでは楽しいでしょうねぇぇ。 麻薬的な魅力があります。
価格が高い理由は分かりました♪
ただ、400万くらいが妥当かな・・??
エリーゼは、クルマというより「バイク」という感じです。
「軽さ」から来る理由の何ものでもありません。
それに「NAエンジン」というのも大きいと思います。
ホント、軽さって大事だなと痛感しました。
楽しかったですねー♪
正直、シビック タイプRより個人的に上でした・・。
しかし、ファーストカーでは無理があります、エリーゼ。
贅沢ですけど、セカンドカー的扱いにしたいクルマです。
もし男性が乗るなら、女性にはモテないクルマでしょう・・。
好んでくれる方もいると思いますが、大半の女性は「乗ること自体、嫌になる」
と思います。 クルマ好きではない男性にも敬遠されると思います。
海で、白いワンピースが似合うような女性には、合わないでしょう・・。
友人の場合、気を遣ってくれると思いますけど、裏ではガッツリ言われるクルマ。
そんなタイプではあると思いますけど、
個人欲求のためのクルマ。 それだけで良いと思います。
そうあり続けて欲しい、強くそう思えるクルマでした。