NetNews‥「ライドシェア」解禁に賛否 タクシー業界には警戒感
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf9d490feec253d3cf54da4addefcb8351b6e93e
いゃ〜、安易過ぎる。
経済学者とか目茶苦茶頭いい人が役人になってると思うが、なぜ今のルールを作っておきながら、そして守らせておきながら突然規制緩和するみたいにするのかな。
小泉内閣の規制緩和で経済も良くなると信じて行ってきた規制緩和、過去を振り返れば規制緩和で何が残ったか振り返るべきと思う。
確かにコロナが明けてインバウンド旅行者が増え、一時的とは言えタクシー需要は増えていると思う。
今の状況は昔とも若干状況が変わってて、少子高齢化による労働者不足とマーケットの縮小のダブルパンチが主な原因だ。
インバウンド旅行者が関係ない地域であっても、乗務員不足から営業時間の短縮やドライバーが回らず時間指定予約が出来ない場合も多くなった。
タクシーは、本当に使いづらい乗り物に成り下がったと思う。
またこれは地域的に見て状況が違い、この記事にあるようにある「タクシー乗り場には外国人が長蛇の列をなしてタクシーを待ってる光景」もあるものと思う。
こんなの昔も忘年会時期にタクシー待ちが行列みたいなことは年末常時発生していたからね。
タクシーを使い時は空きがなし、一方で使わないときはタクシーもガラ空き!
使いたいときはみんな同じ時間。
お腹すく時はみんな同じ時間‥みたいなもんだwww
単に集中する需要のアンバランスが事態を難しくしている。
昔から白タクは禁止されている。
おそらく時代を遡ると江戸時代の籠の時代からの風習だと思う。
昔、人に送ってもらう手段は籠しかなく、この籠二人がかりで1人を乗せるわけだが信頼ある人たちでなければ途中で強盗に合うかもしれず、下手すれば命も奪われかねない時代もあったと思う。
だから、宿専属の籠屋が信頼あるとされた、それが登録制の始まりだと思う。
逆に言うと、どこにも所属せずフリーの籠屋もいただろう。
安いからと使ったら目的地には無事に到着しないなんてこともあったのかもしれない。
こう言った悪いことをする籠屋を総称して‥蜘蛛の子をちらしたように逃げていく‥雲助と言われ、今でも悪いことをするタクシー運転手を雲助と呼ぶのだと思う。
平均寿命も50歳行かない時代だ、何があってもおかしくない時代背景である。
だからこそ会社に所属し、法に基づいたタクシードライバーとして登録を行い運行するのが日本のタクシーである。
まぁ現在雲助と言われるようにドライバーもいない訳では無いが、少なくともドライバーとしての身分はしっかりしてて、そこら中走ってるタクシーに手を上げて止めて乗っても安心に乗れるのが日本のタクシーである。
で、運賃も認可されており、金持ちも貧乏も誰が乗っても同じ距離を同じ料金でなければならないというタクシーが公共交通と呼ばれる所以である。
この長蛇の列、お客さんが溢れている図である。
実際、タクシードライバーは歩合給であり、売上を上げれば上がるほど手取りが増える。
問題は、その関係にあってなぜここに空車が来ないかということ。
詳しい状況はわからないが、結局空車がいないのか、歩合給であるがためここに来て割に合うか合わないかと言う事。
タクシーは同時に一組のお客しか乗せられない。
しかも移動した後は、帰ってこなければならない。
まぁ、帰らずともそこで流ししていればいいだけだが、この並ぶお客を乗せるためにはもちろん帰って来なければならない。
近距離ならまた直ぐに戻れるだろう。
だが道路が渋滞しているとか、言語等によりコミュニケーションが取れにくく1本当たりの時間がかかりすぎる、または大きな荷物の持ち運びや電子マネー等の手続きのため時間がかかるなど、営業効率に関わる色々な要素がある。
つまり空車がいたのならこの客を乗せに来るのが乗務員の嵯峨である。
でも時間帯によっては空車もいない。
ましてま営業効率を考えると魅力ないと思えばわざわざこの乗り場には来ないのである。
で、この人達が困ってるからライドシェアでドライバーを増やし、スマホで業務効率を上げるからドライバーの報酬も少なくて良い‥みたいなライドシェア!
誰がその魅力ない労働提供をするのか??
ウーバーイーツは、「コロナで仕事もないし、自転車で自身の体力勝負で人稼ぎしよう」という人がいたため成り立った。
燃料代はない‥体力勝負で原価は体力!!w
だが今ではどうだろう。
コロナが落ち着いてデリバリー需要が減ったことは間違いないし、本来委託事業契約で仕事しているはずが今では労働条件を指摘して「みなし労働者」として社会現象となっている。
まぁ、労働組合法からするとセブンイレブンオーナーやウーバーイーツなど、委託契約労働者は大半がみなし労働者となってしまうからな。
おそらくライドシェア労働者もある程度時間が経過した際は、このみなし労働者と指摘を受けることになるだろう。
今運輸業界は2000年辺りからの規制緩和の後、需要供給バランスが崩れた結果、安全が犠牲になり、その安全を担保するために労働条件改善ということでこれからは労働時間削減を求められている。
これが規制緩和がもたらした闇であると思う。
で、結果的に労働時間単価は上がるものの労働時間が減ることで収入自体が減り、その業界から人が離れることでさらなるドライバー不足へ拍車がかかる。
そして安全を守るためにあるルールのレベルを下げて安く労働者を集めようとしてる。
国民が働いて保証される賃金が最低賃金だろ?
もちろんライドシェアによって得られる労働でも最低賃金は守られなければならないはず。
1時間で乗せた人が正規料金で1000円で個人に入金されれば、時給1000円だがそこには経費は含まれない!
でも本来は、車の燃料タイヤ油脂費など、経費がかかっておりこれらを相殺した上で労働対価を出さないと事業として成り立たない。
安全を担保するために運行管理し、必要不可欠な経費を捻出し、運送会社は管理し営業してる。
それが現在軒並み赤字で原価割れしてるのだ。
労働対価アップ出来るだけの余力はないのである。
タクシードライバーもライドシェアドライバーも同じ人間がやること。
みんな効率や割に合うかを考えて行動する。
そんな中で、安い報酬で小遣い稼ぎをし、単にドライバーが増えても割いい仕事ばかり追い求めるドライバーばかりだと何ら解決策にならないだろう。
おそらくライドシェアができてもこのタクシー乗り場に長蛇に並ぶお客のもとにはライドシェアドライバーも寄り付かないのではないかと想像できる。
人を運ぶことを仕事とするか、人を乗せて収益を出すことが仕事とするかの違いだろう。
最賃行かないようなライドシェアでインバウンド旅行者を乗せてあげて、国のためにガンバルっていう人がいるのなら問題はない。
だが、割がいいところにみんな刺さることになるから、結果的にはこの問題は改善できないと思う。
また過疎地におけるタクシー会社がいない問題もあり、その場合ライドシェアがあれば問題解決だと言う人も多い。
確かにタクシー会社がない地域もある。
なぜかと言えば営業により収益確保ができないから会社ができなかったり、撤退したりして移動難民が出てるのも確か。
過疎地では行政が行う自家用有償輸送もあり、利益度外視のボランティア、維持させるには行政が実質運営しなければ維持できない。
つまり最賃無視した公務員みたいな位置づけのドライバーを確保するのには一苦労するだろう。
隣のおばあちゃん小遣い程度で安く送ってあげる‥みたいな感覚かっ?!w
そんな地域でライドシェア??‥誰がその割に合わない輸送を引き受け地域の移動手段となってくれるのか??
もちろん高齢者しかいない地域だ。
結果的には、過疎地は高齢ドライバーでカバーすることになるのは明解。
安定した労働力を考えると高齢者の労働力を期待するしかないもんね。
年金もらいながら小遣い稼ぎって感じね。
結局は、高齢者を使ってタクシーより安くライドシェアを働かそう‥となるだけの話。
なぜかって、現タクシーがそんな感じだからだ。
いくら頑張ったって一運送単価を上げられなければ、名を変えた輸送を行ってもそうなっちゃうんだよ。
しかも安全が犠牲になってね。
ツアーバス事故や知床遊覧船カズワンだってそうじゃないか、事後が起きてから規定する方法しかないもんな。
これじゃ、ライドシェア解禁で一時的に輸送率が上がっても、都合好く顧客を奪われた本来のタクシーの利益が確保できなくなり、肝心要のタクシーは無くなるだろう。
「それが淘汰されていいことだ」‥と言う方もおられるだろうが、現在のタクシーは正当な理由なく乗車拒否はできなくなってる。
公共交通と言われる所以にだ。
水揚げ高い時期の当てにならないライドシェアしかいなくなれば、本当に使いたい時に使える乗り物はなくなってしまうだろう。
結果どうなるだろうか予想すれば、タクシードライバーがライドシェアに転職し、割に合わない時間帯は副業しする。
結果的には、ライドシェア労働力は、安く都合好く使われ、ライドシェア会社が配車アプリの手数料を抜かれるという中抜きビジネスモデルが残るだけwww
もうこうなったら‥
ライドシェア参入もオッケー!
タクシー会社も企業内個人タクシーもオッケー!
タクシードライバーは2種免許なくてもオッケー!
事故などの保証は運転手の責任でオッケー!
にしちゃえばいい!
恐ろしくて簡単に乗れないタクシーになるだろうなwww
貸切バス事業で規制緩和され、安全性は企業の切磋琢磨により維持され、仮に問題ある企業かま出れば退場させるルールづくりをしたから大丈夫と国土交通省は言った。
そうして規制緩和が進められた。
その結果、何も罪がない若い人達が激安スキーバスツアー会社のバスに乗り、事故の犠牲になり初めて、これじゃだめだということで再度規制強化。
周りに回って値段は下がったまま規制強化されるという地獄のような環境に置かれた今、規制強化に戻るというなんと恐ろしい事を20年掛けてやった事である。‥今ココwww
だからライドシェア入れる前に本当にタクシーが必要と思うのなら、タクシードライバーの報酬をあげられるように規制強化すべきである。
例えば、1運送を1000円からの運賃にするとか。
運輸に関しては消費税は0%とか。
労働対価に関係せず国際情勢で振り回される燃料高騰に関し料金に燃料サーチャージ設定をプラスするとか。
兎に角、労働対価を上げてドライバーが集まるように工夫することが必要だ。
こんだけ周りが高齢化してるんだから、タクシーも一般も高齢者事故は多いはずだし、事故防止観点から高齢者の免許返上が進んで自家用車に乗れなくなれば世の中の渋滞はかなり減るだろう。
だが免許人口が増えないい現在、肝心のタクシードライバーまで免許返納が進めば当然移動難民は増えりう。
もちろん鉄道やバスにも乗ればいいと思うが、タクシー同様に鉄道バスも赤字で廃車減便のラッシュである。
そう考えるとタクシードライバーは80歳まで乗ってもらわなければならない現実的問題も理解しなきゃならない。
年寄りドライバーに乗るのが嫌だというのなら、年齢別に料金分けするしかないなw
若いドライバーの正規運賃は1000円で、高齢ドライバーの運賃は2割引とか(爆)
コレやれば定職を持たない若者もドライバー募集に集まるかもしれないね。
下手すると、某宅配で委託契約切られたドライバーも転職あるかも知れないw
タクシー救世主になる可能性もあるな。
世の中、割に合うか合わないか!
とりあえず無職になってもタクシーに乗れば高給取れるからオッケー!‥みたいな昔の状況に戻ればいいんだけど、増えすぎても一運送単価が落ちてサービスの質が落ちるからそこはバランス取っていかなくちゃね。
世の中の理想はそれだけじゃないんだろうけど、現代の構造考えると高給取れない業種には人も集まらないのは仕方ないことだろうな。
【追伸】
アップした後、岸田首相所信表明演説の記事がアップされたが、そこには「変化の流れを掴み取る」とある‥ひょっとしてタイミング的に掴み取ることがライドシェアだと言い出さないか心配www
30年ぶりの改革果たすまたとないチャンスを掴み取るため、か過去に例のないような大胆な取り組みに踏み込む決意だという。。。
供給力の強化をするらしい‥問題はなんの供給力なん??
あれれ、やっぱりライドシェアについでに語ったらしいね‥課題に取り組んでいくらしいよ。
首相自らの視察にいくらしい‥どこを見に行くのかな??w
エキゾチック〜ジャパン!