といれっと・・・

事件は職場のトイレでシバシバおきる・・・

平成の世も四半世紀経つと言うのに、未だに和式の便器が二基並ぶ薄暗い場所・・・私はそんなトイレの奥側をよく使っているが、そこで起きる事件を目撃する事がシバシバ有ると申し上げるべきだろう。

その事件とは、そう和式トイレの床に直接補充用のトイレットロールが置いて有る事件なのだ！！

衝撃の事実を目撃するとしばらくその個室は使わない様にして、次の綺麗なトイレットロールになったであろう時が来るまで使わないのだ。

考えを巡らせれば、私が事件を目撃する事が稀であり、私が見てない所で直接置かれたトイレットロールが補充され、知らず知らずの内に床にタッチダウンしたトイレットロールを使用している可能性が高いのであるが・・・それでも目撃してしまうと背筋に衝撃が走り、出ようとしているモノも引っ込んで行く程なのである。


そもそも、何故そう言うマインドになったのかを少し説明すべきであろう。
理由は大きく二つある・・・。
一つ目として、冒頭書いたとおり平成の世において、更にグローバル企業などと公言する企業として、トイレが和式の便器のみのとはコレ如何に・・・である。
二つ目、コレが重要な部分で、トイレ掃除の方法に疑問を持ってしまった事である。
随分前にトイレの掃除をしている初老の女性の姿に目が留まった・・・便器の中で、雑巾をジャバジャバと洗い、絞った。
その雑巾で、便器、壁、床を拭き、また便器の中でジャバジャバと洗うという手法で掃除をしていたのである。もちろんその雑巾で、手洗い用の洗面台や鏡など、ありとあらゆるものをその雑巾で拭いて作業は終了するのである。
私は雑巾に付いた雑菌をそこら中に塗り付けてる様に見えた、それを見た時から私は三日三晩、水も喉を通らず悪夢にウナサレ生死を彷徨う程、寝込んでしまった事は言うまでもの無い事でないであろう。

そんな・・・そんな光景が私の脳裏に張り付き焼き付き離れない、あれからもう何年も経つのだが・・・それを踏まえてみると、トイレットロールがタッチダウンした床側サイドは、モノが出た後に少し残ったモノを拭う時に絶対に触れたくない部分である。雑菌がモノの出る穴から逆流して病気にでもなったら困るのだ。が、しかしどっちサイドが床にタッチダウンしたのかが判らない・・・そうすると、両サイドを丸め込んで、モノを拭い去るのは至難の業である・・・そうするとどうにも職場でモノを出す事が出来なくなる・・・非常に悩ましい状態に陥るのである。

洋式便器が階下にあるので、そちらに行く事も出来るが、あの雑巾で便座を拭いたかと思うと・・・あぁ～もうダメだ・・・頭がクラクラと病に侵された感覚になる。

何も信用出来なくなり、悩んで悩んで腹痛にみまわれる私なので・・・ん？この腹痛は、モノが出たい時のだ・・・。


結局、悩んで悩んでグルッと回っていつも通りに個室に入る私なのであった・・・。