
皆様、お疲れ様です。
今回は、最近のレクサスについて、納車してからずっと感じていた事を書いてみたいと思います。
書くべきかどうか…相当悩みました。
しかし、あるテレビ放送を見て書く決心をしました。
レクサスに対して厳しい意見になりますので、レクサスの批判について読みたくない方は、申し訳ありませんがご遠慮下さい。
長文になります。宜しくお願い致します。
先日、9月12日だったと思いますが、テレビ東京のワールドビジネスサテライト (WBS) にて、レクサスの工場及び車の品質についての特集
''好調 レクサス品質世界一の工場は感覚頼み⁉︎”
が放送されていました。
以下は番組サイトからコピーした番組紹介文です。
↓
《トヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」の販売が好調です。今年上半期の世界における販売台数は約31万9,000台と3年連続で過去最高を更新しました。その好調を支えているのが「品質」への信頼。都内の販売店では、海外の高級車ブランドを迷っている客に「品質」をアピールしています。世界で販売される「レクサス」の半数以上を生産する「トヨタ自動車九州 宮田工場」は、アメリカの調査会社から製造品質で世界最高の評価を獲得しました。不具合の発生を防ぐ最大の特徴が、人の感覚を使った「官能検査」です。検査工程では触覚・視覚・聴覚などを駆使し、機械の検査では限界のある、わずかな不具合がないか探していきます。こうして出荷される「レクサス」ですが、世界の販売台数ではドイツの高級車ブランドに大きく差をつけられています。レクサスの担当者は「品質をベースにスタイリングやデザインで世の中にアピールしたい」としています。》
取材先
・トヨタ自動車九州 宮田工場
・トヨタ自動車 レクサス国内営業部
・レクサス高輪
・J.D.パワー アジア・パシフィック
↓
YouTubeにもアップされていますので、気になる方は視聴してみて下さい。
上記内容の様に、レクサスのトヨタ自動車九州 宮田工場が紹介されていたのですが、機械だけではなく、人の手によるチェックで
「1㎜以下の段差や不具合までもチェックしています!素晴らしいですね!」
…という主旨の番組内容でした。
(0.1㎜単位でチェックしているとの事です)
正直とても違和感を感じました。
何故なら自分のレクサスIS300hは、エクステリアについても、インテリアについても、納車時から明らかに1㎜以上のズレや段差が普通にあるからです…。

後輪近くのバンパーとのチリに段差があります。

洗車時に布が引っかかるレベルです。

センターコンソールの縁の部分に、指が引っかかる程の段差があります。

画像のズレは、レクサスディーラーで何度か調整して貰った後の状態です。
画像からは分かり難いのですが、前後左右にズレています。
メーカー側も問題認識があったのか、今後のマイナーチェンジでは、覆う形で改善される予定です。
上の画像のズレについては、自分のレクサスディーラーでは「個体差があり許容範囲内です」と言われました。
また自分のレクサスIS300hは納車後、暫くして…
ハイブリッドシステムのファンの故障があったり、ヘルプネットが誤作動したり…リアガラスの接着不良により雨漏りが発生し、ガラスごと外す羽目になったりと、不具合が多発した経緯があります。
いずれも初期出荷時の不具合です。本当に放送の様にしっかりチェックしてたのか?と疑いたくなります。
内装も明らかにチェックしていないだろう…と感じる部分が、当たり前の様に目に付きます(泣)
「上位モデルのレクサスLSなどでは普通にやっている」
という意見も聞いた事がありますが…エントリーモデルを丁寧に仕上げる事こそが、高級車ブランドとして大切な事だと思いますし、レクサスが高品質を大々的に宣伝して来たのは、周知の事実です。
そして、それは車種別に限った事ではないはずです。
貴重にも…今までの自分の拙いブログを読んで頂いた方には、ご理解頂けると思うのですが…
自分はレクサスを陥れたい訳でも、批判ばかりしたい訳でもありません。
寧ろ、レクサスブランドが本当に好きですし、心から良くなって行って欲しいと思って、応援しています。
今回のテレビ放送もメディア戦略の一環なのだと思いますが、内容に偽りがあったり、過大表現であると…
宣伝として、かえって逆効果になると思います。
一抹の虚しさ…さえ漂います。
過大広告はして欲しくありません。
何故なら、レクサス車の正当に素晴らしい部分さえも、隠してしまう可能性があるからです。
自分はレクサスIS300hが、初めてのレクサス車になりますので、過去11年のレクサスを知り尽くしている訳では全くありません。
しかし、日本開業当初の2005年〜辺りのレクサスは、非常に頑張って素晴らしいサービスを展開していたように感じます。
個人的な意見として、勝手ながらに感じるのは…
レクサスCT、NXがデビューした辺りから、段階的に雲行きが怪しくなって来たように思います。
特にレクサスNXは、メーカーの予想を良い意味で裏切る程の注文が多数入り、納車待ちが、まるで修行の様になっていました。
増産体制に入ったりと、レクサスにとっては異例の事態だったと思います。
需要過多になり、今までの丁寧なやり方では色々と問題が発生して来たのではないか…と勘繰ってしまいます。
自分のレクサスIS300hも2015年8月納車なので、レクサスにとって異常に忙しい時期と重なります。生産されたのも、放送された工場と同じで、トヨタ自動車九州 宮田工場でした。
レクサスNXについても納車時から、ドアのチリが1㎜以上ズレていたり、皮シートやアイドリングの不具合など…レクサスとしては信じられない不具合が報告されています。
レクサスは日本で開業してから11年が経過し、プレミアムブランドとしてある程度の地位を築いているのは、間違いないと思います。その取り組みや歴史は、正当に評価すべきだと思います。
ですが…最近は少し歪みが出始めている気がします。
ここでひとつ、襟を締め直して欲しいと思います。
企業として経営を考えた場合には、仕方ない側面もあるのかもしれませんが、プレミアムブランドとしては、戦略的にも間違った方向に進んでいるのではないか…
と危惧してしまいます。
販売数でもドイツ御三家と言われる、メルセデスなどのメーカーを、追いつき追い越せという思いが暴走し、顧客を蔑ろにする様になってしまっては悲し過ぎます…。
今こそがレクサスとっての分岐点だと思いますので、是が非でも、初心を忘れずに頑張って頂きたいと、切に願います。
だらだらと、偉そうに申し訳ありませんでした。
色々と批判的な事を書きましたが…
自分のレクサスIS300h FスポーツX-Lineについては、納車から1年以上経った今も変わらずに、本当に素晴らしい車だと思ってる部分も多くあります。
ちょっとした不具合を帳消しにする程にです(笑)
所々チリが合わないのも、きっと走行性能に重点を置いてコストを掛けてくれている為だな!と好意的かつ楽観的に思い込む様にしています(笑)
好きだからこその批判、そして苦言であると…
ご理解して頂ければ嬉しい限りです。
ここまで読んで頂き、有難うございました!
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Posted at
2016/09/22 11:46:06