カッコいい大人（エンスーになりたくて）

50を過ぎたあたりから昔を振り返る事が多くなり、自分はどんな大人になりたかったのか？
そして自分は、そんな大人になれたのか？、なんて事考える様になった。
50過ぎの時にブログに書いたけど、この度還暦を迎えたので再び振り返りながら書き記します。

私は、20代の頃、カッコイイ大人になりたいと何となく思ってた。
（厨二病的思考）
じゃ、カッコイイ大人とは何なのか？
（ま、容姿は仕方がないので脇に置いといて）
ブレ無い価値観と信念を持ち、それを継続出来る事。
特に、自分の趣味においてこの生き方を実践する事がカッコイイ大人と考えていた。

そこで憧れてたのが
その昔、エンスーもしくは、エンスージアストと呼ばれた人達。

エンスーの意味としては、熱中とか熱心と言う意味で、物事をトコトン追求する行為全般です。
つまり日本語にすると、オタクと言う事になるのだが、
一般的には旧車趣味にのめり込む輩をエンスーと呼ぶらしい。
（旧車オタクとはまたちょっと違う、らしい）

この言葉を知ったのは30年以上前の旧車系雑誌なのですが、その雑誌や旧車系マンガを総合すると
オーナー歴が長く、他車との優劣になんかに惑わされず、自車への愛情が全くブレない人。
車のヒストリーやウンチクを語る知識が自他共に認める程豊富な上に、トラブル・アクシデントにも対応出来る経験値、スキルが有り、
その仲間内では 名人・達人・師匠・マスター等と尊重される人達。

当時の自分は、車を長期に維持する覚悟もスキルも知識も無く、ただ周りに流され流行物に飛び付く浅はかな若僧だったので
この揺ぎ無い価値観と意志、周りも認めるスキルと存在感。
これこそがカッコイイ大人だと思い、憧れていました。

そして、30代になった時、AZ-1が衝撃のデビュー、
この車こそ正に一生の車、そして憧れのエンスーになる為の相棒と感じ、即購入。
その後は、様々なイベントに出掛け、色んな人から知識を吸収し、必要なスキルを磨き、様々なアクシデントやトラブルを乗越え
気がつけば、オーナー歴も30年近く、色々な情報を提供する様になって来た。



最近では、AZ-1と同じ年式のKATANA250不動車をレストアして乗り回してみたり
17年落ちのリトルカブをリフレッシュ&チューニングしたりと
自分の考えるカッコイイ大人を目指し実践し続けています。




そしてこれからも。
　そう、いつかエンスーと呼ばれるその日まで・・・
　（次回の振り返りは70才頃かな）