前回は中途半端に終わったので、Zed Bullを使ったトランスポンダーの生成について書いてみます。
Zed Bull MINIとは何か?
Zed Bullは盗難防止装置であるイモビライザーで使用するトランスポンダ(電子チップ)の読み込みや書き込みをする機械です。同様の商品としてGambitというのがありますが、Zed Bullはディスプレイと簡易的な入力が装備されており、PCを介さなくてもトランスポンダの読み込みや書き込み(クローン)ができてしまう優れものです。
またPCを介しても操作可能で、専用ソフトから読み込みや書き込みの指示をだしたり、そのほかいろいろ出来るっぽい(やってないから分かりません。。。)
GambitはヤフオクとかAliExpressとかAmazonにいたりしますが、クソなので絶対買ってはイケマセン。(Windows XPでしか動かない、苦労してインストールしてもソフトもエラーが出まくり)
ちなみにZed Bullは、Zed Fullという本職の鍵屋さんが使うツール(40万円くらいする)をオマージュして作られた私みたいな貧乏人へのプレゼントです。知らんけど
前回までのあらすじ
1.テスト用に購入したイモビユニットからチップを外しキーデータを取得した
2.Zed Bullで自分のキーをコピーした(「1.」関係ないですやん)
今日は、「1.」でゲットしたデータをトランスポンダに書き込んでみます。
とは言いたいところですが、1はテスト用に購入したイモビ+ECUユニットのデータなので、現時点では机上で動作検証が出来ません。なので私自身の車のトランスポンダーのキーコードをマニュアル入力しトランスポンダを生成。エンジンが始動可能か確認してみますw
※Zed Bullのインストールについて
Zed Bullのインストールについて、いくつかハマったので箇条書きですが記述しておきます。
・Zed Bullでは、.Net Framework 3.5 が必須。Windows10で .NetFW3.5を使おうとすると、設定で有効化する必要がある。(『.NET Framework 3.5 有効化 Windows10』でググって)
・Zed Bullのソフトウェアをインストールしても、インストールフォルダ内のファイルが読み取り専用、隠しファイルとなっているので解除しておく(v506 → v508のアップデート手順に問題あるかも)
・Zed Bullの実行ファイルを「管理者として実行」しないとエラーがでる(たぶん)ショートカットからではなくexeを右クリックして「管理者として実行」して起動してください
・Zed BullをPCにUSB接続し、電源を入れてからZed Bullのアプリケーションを立ち上げる。立ち上げたらシリアルポート(COM1とかCOM3とか書いてるところ)がUSBで接続している正しいポートであることを確認して「Connect」ボタンを押す。うまくいかない場合は、デバイスマネージャでシリアルポートを確認してみる。認識されていなければ、付属CDからドライバーをインストールするとうまくいくかも。
Zed Bullでトランスポンダを書き込んでみる
で、前置きが長かったですが、キーを手動で入力しトランスポンダを焼いてみます。
データを打ち込み...
トラポンをこんな感じで置き、「WRITE」。
Verify含め10秒くらいで焼いてくれます。
トラポンを寝かせて置くと、認識してくれなかったりしますw
なんてセンシティブなの!!!

(↑むかしキーレス作るときに切り刻まれた純正キーにトラポンをはめるの図)
で実車にてテストしましたが、あっけないくらい普通にアルファコードを解除することができました。
スムーズにいきすぎて、ぽっかり胸に穴が開いたようですが楽しいです。
ZedBullが欲しいと思ったら
もしZedBullが欲しいと思ったらAliExpressがおすすめです。
相場は送料込みでMINIだと3000円ちょっとくらい。大きいZedBullは9000円くらい。違いは分かりません!
理由は以下の通り
・日本国内でヤフオクとかで売っているのもおそらく中国の業者。海外発送となっており到着まで1ヵ月くらいかかる、びっくりするくらい高い送料(5000円~8000円)を設定している場合がある
・日本人が転売している場合もありますが、おそらくサポートはまともにしてくれません
・日本業者でしっかりサポートしてくれそうなところがあれば、そこから買ってもよいとは思いますが、商品が商品なのでたぶんそんな業者は存在しないと思います
じゃあの
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Posted at
2019/09/15 07:40:25