水中のしだれ桜（高山村）

北信州・高山村は近年になって「しだれ桜の里」として知れ渡るようになってきました。高山村が作成する観光パンフレットには、“ここ数年、桜マニアの間で秘かなブームを呼んでいる”と実に妙な表現をしています。
村内には樹齢200年を超えるしだれ桜が約20本ほどあり、その内、水中のしだれ桜を筆頭に、坪井、黒部、赤和観音、中塩の桜が「高山五大桜」と呼ばれています。
いずれも開花時期はほぼ同時期で、夜にはライトアップが行われています。
静かな山間にこうこうと照らされるライトアップです。日中は大勢の観桜客がきても、夜は来る人が少なく、独占的な撮影が可能です。

水中のしだれ桜は、樹齢約205年。幹周り約4ｍ、樹高22ｍ。背丈のある樹高から垂れる桜花はさながら滝のごとく幻想的です。