Rockford T2652-S 取り付け その２

ドア部分のゴムの中へケーブルを通します。

ちょっと判り難い構図ですが…
インプレッサの場合、下側より上にケーブルを通すようにすると比較的ケーブルが通りやすいようです。(硬い単線のケーブルだから、という可能性は否定しません。)又、ドア側の処理はドア部分に2～3cm入った所の下側に切れ目を入れ、そこからドア内へケーブルを引き込む手段を取りました。

手順としては
・ドアと車体側それぞれよりゴムを外す
・ドア側に嵌まる部分の下側へ切り込みを入れる(中の配線に注意)
・車体内側より配線を入れて、一旦外側へ出す
・車体側の開口部がなるべく真下を向くようにしながら、ケーブルを送り込む
・ゴムの上側を触っているとケーブルの手応えを感じるので、切り込みに向かって誘導する
・切り込みからケーブルが出てきたら、ある程度スピーカーの位置になるように引き出しておく
・ドア側のゴムを戻す(比較的戻し易いと思います)
・車体側に白いリング状のプラスチックが残っている(はず)なので、爪を起こして車体より取り外す(内張り剥がし等で爪を外すと傷が付かないと思います)
・車体側のゴムをリングへ嵌める
・車体側のゴムをリングと一緒に車体に嵌める

と、なります。一度やった事がある方ならある程度想像が付くとは思いますが、文章のみだと判り難いかと思います……

車種は違いますが、インプレッサに比べたらスペース・ゴムの角度等、ノアは楽勝だと思いました。

ウーファーの比較です。
DDL-R16Sは16cm、T2652-Sは16.5cmになります。が、数字以上にRockfordの方が大きく見えます。又、マグネットの大きさはRockfordの方が大きく、重たいです。

Rockfordはスピーカーサイズが違うのは元より、USA規格なのかスピーカーのバッフルへの取り付けピッチが違い、アルパインのインナーバッフルには取り付けが出来ません。

そこで、バッフルとスピーカーの間に下駄を入れてピッチ変更を行う事としました。

今回は

・加工のしやすさ
・入手難易度
・価格

の点より、厚さ10mmのゴム板を用意して加工しました。

本来なら合板とかMDFとか用意する所でしょうが、ハイブリッドインナーだってメタルとゴムの組み合わせだし、ゴムを一枚増やしてもそんなに変わらないかな、と。
更に言うなれば、デッドニングや制震すらしていないのに、スピーカーだの音質だの言える立場では無いのですけどね。

インナーバッフルの内側を型どり、コンパスカッターで切り抜きます。合わせて外周も型どりますが、若干大きめに型どっておきます。

切り抜きをしたゴム板にスピーカーを当て、取り付け部分の位置決めの為にタッピングビスで仮固定します。
尚、バッフルの内径のままでは若干スピーカーと干渉したので、スピーカー側の角を落として干渉しないように加工してあります。

スピーカーの固定は自作のゴム下駄へ爪付きナットを取り付けてネジ止めとしました。
本来は木材等に打ち込んで使用する物の為、ゴムは弾力の為に爪が食い込まないので、バイスに挟んで圧入します。

ツイーターはこんな感じになります。
本来はRockfordのロゴが入ったリングがあるのですが、中古なのでリングは欠品でした。
まぁ、カバーを取り付けたら一切見えませんが。

ウーファー部分は、

バッフルをドアに固定
↓
自作ゴム下駄をバッフルへ固定
↓
ゴム下駄へスピーカーを固定

という形になっています。ゴムが10mmありますが、内張りとの隙間は余裕があったので干渉はありませんでした。
こちらもほぼ見えませんが、よく見るとRockfordのロゴを確認する事が出来ます。

74513km