最初の愛車はコレだ！

以前にブログアップした事も有りますが、ワタシが免許を取得して初めて所有した愛車は、「後期型AE92カローラレビン GT APEX」です。
タイトル画像は、姉妹車の「スプリンタートレノ」のカタログ表紙ですが、基本的には同じクルマです。
（実車の写真が見つからなかったので、代わりにこちらのカタログを載せておきます。）
AE92は、レビンは「ミニソアラ」、トレノは「ミニスープラ」と呼ばれ、更に当時流行りの直線を基調としたデザインのクーペで、そのカッコいい外観に惹かれ、免許を取得したらどちらかに乗りたいと言う憧れを持っていました。


通勤で使用すると言う事も有り、免許取得と同時に手に入れる事が出来たので、当時は非常に喜んだ記憶が有ります。

搭載されていたエンジンは、名機「4A-GE」で、1.6Lながら、140PS/15.0kg-mを発揮する、中々にパワフルなモノでした。


メーターは、当時流行していた「デジタルメーター」で、近未来的なモノでした。

今から思えば、視認性（特にタコメーター）は余り良いモノでは有りませんでしたが、とにかくカッコ良かったと言う思い出は有ります。

サスペンションは、当時の小型FF車としてはスタンダードな、四輪ストラットでしたが、電子制御ショックアブソーバー「TEMS」が搭載されていた事も有り、乗り心地とハンドリング性能が両立していました。

そんな「宝物」を持っていたワタシですが、ある日、突然悲劇が訪れました。

当時は未だ若かったので、好きなクルマに乗れる嬉しさと楽しさから、無茶な運転をしていました。
しかも、まともなタイヤメンテナンスもせずに…。
そして、とあるカーブにオーバースピードで突っ込んだ際、突然テールスライドが発生。（そう言えばタイヤもかなり減っていたな…）
慌ててカウンターを当てるも、今度はカウンターを当てた方向にクルマが飛んで行きました。
結果、ガードレールに衝突し、それでワタシの最初の愛車である「AE92カローラレビン」はお亡くなりになりました…(;_;)

幸い、ドライバーのワタシは、かすり傷程度で済みましたが、これはきっと、AE92が、その身を呈してワタシの身を守ってくれたからでしょう。
そして同時に、「もう無茶な運転はするな！」と警告を発してくれたのでしょう。

事故直後、変わり果てたAE92を見て、只々呆然としましたが、後になって少し落ち着いたら、自分の無茶な運転の為、一番の宝物のAE92を亡くしてしまった事への後悔と自責の念、そして、まともなタイヤメンテナンスをしていなかった事に対する自分への怒り等、様々な思いが駆け巡りました。

世間では、「レビン・トレノ」と言ったら、真っ先に「AE86」を連想される方が多いでしょうが、ワタシにとっての「レビン・トレノ」は、紛れもなく「AE92」です。

このカタログを拝見する度に、「もうこの様な形で愛車を亡くすまい」と思って来ましたが、今、改めてブログアップして、当時の想いを振り返ってみました。

ま、この出来事は、一種の「若気の至り」と言う事になるのでしょうが、もう二度と好きなクルマでこんな悲惨な思いはしたく有りません…。

ちょっと感傷にふけっちゃいましたが、この機会に改めて「運転」と「タイヤメンテナンス」に付いて考え、今の愛車の「FN2」やこの先に乗るクルマに、この様な悲劇の道を歩ませぬ様、無茶な事は絶対にするまいと改めて誓った今日この日です…。