前回の記事で、「高圧側が規定より高い。低圧側も適正範囲の一番上」ということで、どこかが悪いんだろうと。一番条件にあうのは「エキスパンジョンバルブ」だろうと結論づけました。
その後、エキスパンジョンバルブ とその周辺の交換用Oリング、さらにはエアコン用マニホールドゲージや真空ポンプ、エアコンガスを買い揃えました。
予定では、本日作業をするつもりでしたが、まだ着手していません。
というのも、エアコンガスの圧力測定の基準環境を確実に確認をしていなかったからです。冒頭の高圧側が高いという圧力値は「2.5MPa」だったのですが、この圧力を示す際のエンジン回転数が適切であったか?ということです。
ネットで調べると、1500~2000回転で...なんて記載も見受けられますが、確実なのは、JB43Wのサービスマニュアルに記載の方法でチェックが必要です。

これで見ますと、エンジン回転数は「アイドリング」とあります。
たしか、2.5MPaの測定をした際に、少しアクセルを踏みエンジン回転を上げていたな...
では、アイドリングの回転数は、具体的にいくつ?ということですが、

900rpm当りということを確認しました。
よって、2.5MPaで高圧側が規定より高いと思った時の条件を間違えていることに気付きました。
では今一度確認(せっかくマニホールドゲージがあるので)

高圧側 19.5bar=1.95MPa
低圧側 3.60bar=0.36MPa
これならば、冷房性能表に当てはめてみても、問題ない圧力です。
エンジン回転を少し上げた時の圧力を見てみますと、

前回の 高圧側2.5MPaを再現しています。
再びアイドリングにすると、

規定圧力に近づいていきます。
よって、いまのところエアコンの冷媒ガス圧力は「適正」と判断しました。そのため エキスパンジョンバルブの交換に着手していません。
高圧側が高い ということは、エアコンコンプレッサーの寿命を縮めてしまうかなと思って、部品他の確保に走ってしまったのですが、冷静になって条件を確認してみたという所です。
エアコンの効きが悪いと思うのは、どうやら、そもそもの能力のようです。
7月に少々長距離を走る予定がありまして、当然エアコンを効かせて走らせるわけで、ちょっとこの暑さで神経質になっていたようです。頭のクールダウンが必要です...
Posted at 2022/07/03 10:58:44 |
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