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ひつジマのブログ一覧

2024年03月23日 イイね!

ECMデータの書き換え動画を観察してたら...

 ECM書換えを施し、その後かなり調子が良いことを実感しています。今のところ、「おや?」っと思うような所も1つも無いのが寧ろ不思議な感じさえします。

 開発に際し、3日間をラノーズ内で過ごしていたわけなので、その間実車持ち込みのECM書換えくるお客さんが数人いました。
書換え作業時間は30分程度なので、作業が終わると直ぐに帰ってしまうのを見ていると、昔のチューニングとの違いを感じます。
 ECM書換えって、目に見えるところは、何一つ変わらないが、そこそこ高価なチューンだと思うです(費用対効果でみたら、かなり安いか)自分だったら、どこをどう変えるのか、凄く気になります。ラノーズでは書換え作業そのものが開けっぴろげだし、質問すればかなりシッカリと説明してくれるのに...例えば、アクセル開度と電スロの制御がどう変えているのか、また電スロとやっていることとの違いは何かとか、ブーストを掛ける制御をどう変えるとか、スピードリミットの設定の方法とか...
 私も、お客さんのクルマの書換え作業をやっている際には、完全に離れて作業の邪魔をしない且つ、お客さんとアニキのコミュニケーションを邪魔しないようにしていたのですが。やはり書き変わったら、直ぐに走らせてみたいわけでしょうか。せっかく現地まで来て勿体ないなと思ったものです。

 書換え作業が開けっぴろげ という話ですが、このところECM書換え関連のYOUTUBEを隈なく見てて思ったのが、
・書換え作業を見せているようなショップは、他に見当たらない
・書換えMAPを平気で表示させてしまっているショップは、見当たらない。
・他店の場合、書換え作業とか、マップを見ながら何を変えているのかとか、お客さんが普通に聞ける環境なのか...?
とちょっと余計なことが気になったりします。

 某YOUTUBERの方が、ラノーズでECM書換えをしている動画では、書換え作業がまさに動画に映りこんでて、4~5枚のMAPが表示され、コピーされていく所が画面に映し出されています。
それをよく観察していると、かなりの違和感があるんです...

書換え元のMAPとはこんな感じのものです。(なんのMAPかは不明)

例えばですが、縦軸がエンジン回転、横軸がアクセル開度で、表(セル)にある数値が、出力信号(例えば、燃料噴出量とか)だとします。
MAPは、1枚1枚コピーをしていくので、画面を見てると 元のMAPがどんな(3D)で、書き換えるMAPがどんな(3D)かが見えます。

映りこんでいる手順で、図のMAPをコピーする際の画面の流れを想像すると、
①図のようなチューニングマップのデータ元を表示させ、データセルを選択する
 (図は左上のセルが選択され青ですが、全セル青になる)
②多分、「コピー」的なボタンを押す。
③コピー先のMAPを表示させる。
④コピー先のMAPに、②でコピーしたデータを貼り付けることで書き変わり、①と同じデータ表示(3D)となる。

この動作を何枚かやっている所が動画に映っていますが、③のMAPが明らかに変なんです。①の図柄とは似ても似つかない。いくらなんでも、元MAPと明らかに違うようなチューニングMAPに書き換えるのは考えにくい...
そもそも③はとてもじゃないが3DMAPとは呼べない。縦軸の途中から下は、すべて同じ数値データMAPです(3D表示で数値が同じであることがわかります)。純正があんなバカなデータであるはずない...と。

何なんだ?と思って色々と考えてみると、なんとなくわかったのは、どうやら純正データからの書換え作業ではないということ。書換え前は、ドッカンターボ、書換え後はスムーズなフィール的な解説もあることから、つまりそういうことかと。

MAP構成として、ある縦軸(回転数)から、横軸がどうであろうと、全開出力をするようなMAPをだったとしたら、ドッカンターボにもなりますよね...という仮定を建てています。(この方法なら確実に速くなりますので、必ずしも間違ったデータではないです。レース用ならアリ? 壊れないか心配ですが)

私自身、制御系の業務を行っていることから、非常に気になります。今度答え合わせをしてきたいと思っています。想像が多過ぎなので、書かない方が良いでしょうか...個人ブログなのでいいかな。
Posted at 2024/04/08 20:05:17 | トラックバック(0) | 日記
2024年03月17日 イイね!

ECM書換えでは何が変えられるのか

 これから書くことは、数字等明確な根拠を示した上での説明でなく、人間の感覚を含むことなのでプラシーボは無しとは言い来ません。と思いつつも、ここはブログなので自由に書かせてもらいます。
 ただし、その中には前回のブログでシャシ台の結果で示している所も当然あるはず。逆に、読む側のどなたも「どこ」を「どのように」
解釈したり疑問/反論を持ったりするのも自由です。

ECMの書換えによって、「向上した」と思われる挙動(動力性能)ですが、
 ① 発進時の粘り(ストールしにくい)
 ② 常用域(2000弱~3500rpmのトルク感
 ③ 4000rpm以上の高回転域の伸び
が感じられます。全部じゃんねーか!? という言い方をすれば全部なんです。

今回、ECMデータが作成されている様子をつぶさに観察し、色々と話を聞いた中で、全体的に大きく貢献しているのが、ドエルタイムセッティングなんじゃないかと思う。それがあってこそ、点火やトルク制御あたりの効果に繋がるのでは?
と思っています。


①②③を個別にみていくと、①は発進というシチュエーションにおいて、点火時期を遅らせることにより、粘りを出しています。JB43はギア比が高いので、ちょっとタイヤを大径化にすると、発進時の操作が地味に気を使いますが、それを「粘り」が助けてくれます。これは坂道発進でも効果的です。
 ここのセッティングは「クロカンの時に、君はゆっくりタイヤを回し始め ~ ゆっくりを一定にさせるのが下手だからw」と言って作成されたものですが、実走行テストにおいて、想像以上に効果が高く万人向けとしても良いということなりリリース版に適用されました。

点火コイルで、ドエルタイムを測定・調整



②については、VVTの設定調整が効いているものと推測。シャシ台のグラフには現れにくいですが常用域が軽々と走れるようになります。
 今回のJB43書換えデータ作成の理由でもあり、一番改善を目標とした部分。この領域のモッサリ感がJB43の評判を悪くしていると言っても過言ではないかと。数種類且つ複数のデータマップのバランスを見ながら、アレコレ試行錯誤して苦労
で作り上げられました。フラットでツキも良い領域になりました。

今回の実走行テスト



③については、燃料関係でしょうか。元々、シエラのM13Aは5000回転以上は惰性で回っている感じで、伸びを感じられない仕様でしたが、7000rpm近くまでキレイに回り且つ、パワフルになっています。
 ②から繋がる部分で、元のセッティングでは、そこまで回してもパワーが感じらない領域だったが、低中回転域からマップバランスを段階的に見直した結果、延長線上となる高回転域で、パワーを体感しながら「リミット」まで回ることから、
レブリミットを 6750 → 7200rpmに変更しより長く伸びるようにしています。
 関連して、ある意味「シャレ」でありますが、スピードリミッタを250km/hに変更もしました。
(ECM設定の内容を人に言うときには、スピードリミッター250km/h設定と言いましょう。嘘ではないので。出る出ないは別としてw)

 何より、走らせていて「いい感覚」を感じるのは、シャシ台のグラフを見ての通り、グラフが凸凹してない点が大きいです。人間の感覚は結構優れており、今回のセッティングの中でも「調整」→「実走」し感じたことを言葉にして「シャシ台」で見ると、言葉にしていた事の答え合わせがキチンと出来ていました。
 グラフが凸凹したトルク特性、パワー特性だと、グラフの谷となる部分をシッカリ人間は感知して、悪い所ばかりが印象に残り気になります。そういった、トルクやパワーの谷が無く仕上げる所が、セッティングバランスであり、チューナーの腕の見せ所なんだと思います。他メーカーのシャシ台グラフでは、ピークばかりが強調されておりますが、そのグラフの凸凹が激しいのをみると「多分、残念な出来...」と思ってしまいます。

 もちろんそういう部分は、他メーカーでも何とかしようとはするんでしょうが、調整のためのマップを見つけられないとかマップを調整するための定義ファイルを作れないから、手出しが出来ない → そのままリリースするしかないわけです。

 ここまで書くと、よくもまぁ、自分のクルマを褒めちぎりますね、って感じかもしれませんので、冒頭の自由に書かせて貰いますとしたのは、こういった事を書きたかったからです。



 もしも、JB43のECM書換えを真面目に検討するならば、以下あらかじめ確認しておいた方がよいと思うこと書いておきます。
・燃料はハイオクに入れ替え。ギリギリまで使いきってハイオクを給油
・ プラグは純正の6番から7番にアップしたほうがよいです(ウチはIRIWAY7)
・点火コイルは純正(赤とか青のコイルに変えているなら、ラノーズに確認した方がいいと思います。ドエルタイムセッティングに影響あります)
・ECM発送の場合は、まさか基板のみではなく、ケース毎発送。ケースにガッチリついた金属ステーは外しにくいのでそのままでも良いかと
・運が悪いと、基板と書き換え用のPCの通信が確立できず、書き換えできない場合もあるかも(ウチの基板もなかなか通信が確立できず、結構な作業の足かせになりました)

Posted at 2024/03/17 15:27:15 | トラックバック(0) | 日記
2024年03月16日 イイね!

【完成】JB43 ECMチューン リリース版

【完成】JB43 ECMチューン リリース版
JB43の純正ECM書き換えですが、リリースの方向で進んでいます。

本日、そのリリース仕様が完成しました。ちなみにどの位ECMに手を入れているかと言うと、

・燃料関連MAP:12
・トルク関連MAP:8
・点火関連MAP:11
・VVT関連MAP:3
・エアフロ関連MAP:1

だそうです。そもそも年式が古いので、現行ジムニーと比較すると、弄っているMAPは少ないですが、妥協はしてないとのこと。

もちろんですが、ターボ車のような劇的なパワーアップは望めないものの、すごくキレイにエンジンが回ります。 当初、体感が難しいと思っていましたが、まず間違いなく体感できるレベルに仕上がっています。

書きたいことはもっと沢山あるのですが、まずは事実的な所を書きました。
リリースされましたら、本当に今回のチューンを適用してみて欲しいです。M13A結構、回りますよ。

必要要件は、JB43 7、8、9型です。MTもATも対応できるようです。
燃料はハイオク。レギュラーだと多分ノッキングします。

ECM書換え前(e-manage アルティメット適用)2024年3月2日
89.4馬力、トルク11.1 この記録も、かなりいいと思っていました。逆にECM書き換えしてもあまり変化は無いのでは?と思う位に。


ECM書換え後 2024年3月16日 リリース版完成
96.3馬力、トルク13.1 


ここのHPにリリースされるはず!と思ったら、既に上がってましたw
(さすがに、商品ページへ直リンはやめときます)



Posted at 2024/03/16 18:59:40 | トラックバック(0) | 日記
2024年03月10日 イイね!

テスト走行


 JB64,JB74のECM書き換えを行った後は「学習」させることを目的に、最初は色々な走り方をする という事を言われるかと思う。これはそんなに頑張らなくても、長く乗っていれば、おのずと色々な走り方をすることになるので、慌てて無茶苦茶な運転をしなくても大丈夫だと思う。 そもそも、不具合を発見するための「色々な走り方」ではなく、早めにECMのパフォーマンスを発揮させることが目的としているのだから。(学習が遅かったとしても、パフォーマンスが劣るわけではないし)

 JB43の場合、別に学習はしない。よって、書き換え直後には目的のパフォーマンスとなっている。が、今は「色々な走り方」でテスト走行ということを意識している。
 この場合、ただ漫然と走るだけでは、人間が不具合に気づくのが遅れるので、普段とちがう変化させた運転を行う。例えば
①1500rmpから5速でスロットル全開で加速
②急坂の坂道発進
③長い下りを、ずっとスロットル全閉で下り続ける(エンブレのままレッドゾーンには入れてはいけないが、それなりの回転となるよう)
等を実施する。①はノッキングの具合とか、徐々にでも加速できるか ②は発進時にストールしないか ③はカブらないか
こういった問題が発生してないか、なるべく早期のうちに発見することが肝心なので、結構頑張ってます。

実は、これらはe-manageでの経験があってのこと。②はスタート時、ガバッと開けるとエンストしてしまい、坂道発進で苦労したし、③はカブってエンストを経験してからは、適当にスロットルを煽りながら対処するなどを経験した。②は調整ですぐに対応してもらったが、③は説明が難しく、しばらく言い出せずに我慢して乗っていた。(最終的にはこれも調整した) ただ、想像ではあるが、「調整」で事象を目立たせなくしたのであって、根本的な解決はなかったのではないかと思う。

その点、やはり純正ECUは出来が良い。②や③はまず心配無用と思っている。でも①みたいなことや、ゼロヨンのような叩き込むようなシフト操作にキチンと違和感なく反応するかどうかはシッカリ行っておきたい。

 今回、JB43のECM書き換えを行って、満足のいくパフォーマンスが得られたとしても販売対象になるのかは、正直難しいんじゃないかと思う。基板に直接電極を当てて、データ通信するという方法は、なかなか安定した作業ではないし、万が一、基板上に何か落として短絡~ECUパンクというリスクも負い難い。
 発送のために JB43のECUをケースごと外すのは結構面倒だし、クルマごとファクトリーに来てもカーステ配線等ユーザー後付け配線が邪魔で基板を抜くことが出来なければ、元もこもなし。そんなことを容認してでも、フィールアップを望むのであれば、問い合わせしてみると喜ばれると思う。(うちのはM13だが、M15,16,18だったら現車セッティングしたい!とか言い出しそう)


全然関係ないが、かなり久しぶりに「STiKA」を引っ張りだしてみた。
Windows11にもドライバアップデートで対応できたので良かった。
リアクオーターガラスのステッカーを張り替えようと思って、お試し作成してみた。

店舗で運が良いともらえるステッカーには無いデザインなので「却下」されたら、このままお蔵入りです...
Posted at 2024/03/10 22:33:46 | トラックバック(0) | 日記
2024年03月09日 イイね!

e-manage Ultimate取り外し ~ ECMセッティング

ECMの解析が更に進んだとの事で、今週も RA-NO'S へ来ました。


本日は、e-manage Ultimateの取り外しからスタート
ECMの書き換えが可能とわかっているので、もう要らんのです。データを全消ししても、余計なものが繋がっていることで、むしろ邪魔というわけです。


結構な本数の配線を復旧。分岐している線は切り飛ばし終わりでも問題ないですが「真面目にやろうか」とすべてを繋ぎ直しです


取り外し完了後、何事もなかったように、エンジン始動OK。
つづいて、現車合わせセッティングのための補器類を付けます。


今日も、コイツのお世話になります。


書き換えたら、ECMをクルマに戻して、走行試験


私は、日向で読書...


今日は、4回も「書き込み」~「走行テスト」~「修正書き込み」~「走行テスト」...を繰り返しました。

4回もやったということは、それなりの手ごたえを感じているんだと思います。弄っても変わらんとなれば、そうそうに見切りを付けますよね。

もう1回、日を改めて「シャシ台」セッティングをする予定となりました。

帰り道、当然乗って帰るわけですが、やはり確実に体感できるんです。
2000~3500rpmのモッサリ感がかなり解消されて、4000以上の伸びがいい。感覚としては、ほぼ完成しているんじゃないかと。

来週か、再来週か...クルマ関連でこんなに楽しいのは久しぶりです。

Posted at 2024/03/09 18:13:43 | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「本屋に立ち寄りたいのに、今はホントに無いな」
何シテル?   06/13 07:37
JB43Wに乗っています。 今は、機能向上より機能維持のためのクルマ弄りが主体で、細々と活動しています。
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