CORSAのブログ一覧

　NISMOからRacing Competitionを略したRCなるGT-Rが約2,100万で発売になりました。


　S耐にも出場したモデルですが、380RS-Competitionが約2,600万ですから、エンジン分が安くなっているのかも知れません。




　↓はリアブレーキですが、実際に走っている車輌のようで、ヒートクラックの入り方などが自身のブレーキのコンディションを判断する際の参考になります。

　「ABS警告灯」が点灯し、FISCOの1コーナーではプチロックしてバックミラーには微かな白煙・・・。

　それだけでなく、「ブレーキ警告灯」まで点灯し、サーボが動作せずにF40状態・・・。


　

　「ABS警告灯」の点滅回数による初期診断では、アキュームレーターとABSセンサーの異常が診断されましたが、スーパーメカニックのジャッキゐ氏が点検を進めると・・・。

　何と''ABS系の配線異常''で「ABS challenge配線」が原因でした。

　ドライバッテリーを装備しているため、小まめな充電を行う際にバッテリーの脱着を繰り返しますが、バッテリー端子が緩み易いようになっていた為に、challenge配線も緩んで起きた''接点不良''が原因でした・・・。
　これが原因で、ABS系統に電源が供給されずに起きたトラブルだったようです。



　後は、念のためテスト走行して完了の予定です。

　もうレース前だっていうのに疲れまくり～！！！

　4月に装着した「PFC」ですが、半年後の経過報告を・・・。


　計5回・100LAP前後のFISCO走行でも、ほとんど減らないその耐久性には驚きました。

　↓の画像は、FISCO走行2周後のカーボン皮膜が再形成されていない状態で、かつ洗車直後なのでローター表面が少し汚く判り難い状態ですが、ローターの減りが極めて少なく、表面も均等に減っており非常に攻撃性が低い印象です。

　ただし、このローターへの攻撃性に対する印象は、パッドの適正温度で極力使用しているように心掛けているためで、パッド温度が極端に低い街乗りレベルではこの限りでは無いようなので、冬場などは導風口へのテープ処理を含めて対策が必要になりそうです。


　また、パッドを「PFC」へ変更した際にキャリパーサーモシールも貼り替えましたが、夏場の全開走行を含めてこの程度のキャリパー温度なので、どんなに酷使してもこちらでご紹介したキャリパーの使用限界温度内で一安心です。

　「PFC」の減りに関しては、これまでに使用したパッドの中でも減りが極端に少ない印象です。

　装着したPFCの''当たり付け''を行いました。

　この''当たり付け''は、今後のローター・パッドの摩耗具合を左右するので、1枠を使って丁寧かつ慎重に正しい方法で行うようにしています・・・。




　ちなみに、↓の画像は360challengeの''当たり付け''に関するマニュアルです。
　純正パッドの「DS3000」での方法ですが、少しばかり参考になります。



　''当たり付け''に際して適度なブレーキングで走行し、同じ踏力でも制動力が上がってきた時点でピットに帰りローター温度を計るとまずまず・・・。
　ローター表面も''サバ色''に変化し、カーボン被膜の形成も成功です。

　この状態で流して走ったPFCの印象は、「DS3000」同等もしくは以上の効きと、「RS4-2」のようなコントロール性の良さ・・・。
　あくまでも、いつもの踏力の80%ぐらいでの印象ですが、ブレーキパッドに関する不満を一蹴するかのようなフィーリングを実感しました。
　トップカテゴリーでの使用率は、伊達ではない印象です。

　具体的には、踏んだ時の効きは予想通りで、カーボンパッド特有のフィーリングなのか、ペダルタッチもゴリゴリした感がなく極めてスムーズに減速します。
　
　また、抜いた時のフィーリングは予想外に秀逸で、今までより楽に曲げるためのブレーキングを行えます。
　ペダル踏力に対して、極端に減速が起こったり起こらなかったりするのではなく、リニアに反応してくれるおかげで容易にブレーキングが行えるようになり、姿勢作りが楽に・・・。
　特に、速度が比較的遅い第3セクターでは、このようなブレーキングを試し易いので、好印象ゆえに楽しくなり遊んでおりました。


　ただし、このパッドに関する私の印象は、スプリングレートや車高・減衰設定とも密接にリンクする部分なので、全てのクルマに該当するとは言えない点があることをお含み置きください・・・。
　

　ホイールを外したら必ずチェックする部分・・・。



　ブレーキダクトホースのことですが、交換時期がやって来ました。


　ロードユースによりホースの一部分が切れて潰れ、冷却風が入らないという症状が起こりますが、ローターを冷却する重要なパーツの一つなので、サーキット走行に際してメンテを怠れないパーツの一つです。
　
　よく切れるので何度換えたか分からないこのホースですが、この部品があるが故に安定制動という性能を有していますので、切れるデメリットより効くメリットの方が大きいパーツ・・・。



　ジャッキゐさんにダクトホースの在庫を聞くと、「ストックしてありますよ～」とのことなので、Ariaさんに向い交換しました。
　
　地味なメンテですが、走るうえで疎かに出来ないので、重要な整備の一つです。