
またまた紅葉ドライブに出かけました。
今回は秩父の三峯神社に再びとなります。
前回、奥多摩周遊道路にて九頭龍神社の話を出しましたが、
神社自体嫌いではないのですが、正月や旅先などそういう事情がない限り、よく行く神社以外に立ち入ることはありません。
一種の自分の中での信仰といえばそうなのかもしれませんが、
まず近所の神社。
これはその土地を守る氏神様ということなので、お参り致します。
仕事場の近くの神社。
これも一種の氏神様ということでお参りするようにしています。
次に神奈川にある寒川神社。
実はここは今は亡き祖父が信仰していた神社のようで幼い頃から何故か寒川神社から大祓の際に紙人形が送られて来ていた縁のある神社でした。
祖父がどのような理由でこの寒川神社を信仰していたのかは今となってはわかりませんが、行ったことがなかったので、そのルーツを辿る意味もあり、2年前に初めて行きました。
もちろんルーツなどわかるわけもありませんが、亡き祖父の代わって、今後もお参りしていこうと思っております。
そして、今回の三峯神社。
正直、何故ここに行くのかという明確な理由があるわけではないのですが、しいて言うのであれば三峯神社という神社を知ってからどうしても行きたいと思っていました。もちろん、三峯神社へ行くまでの道のりが楽しいというのもあるのですが。
またここには龍神もいるとのことで、定期的にお参りしている手前、他の龍神がいる神社に行くというのがどうしても抵抗感があり、九頭龍神社へ入れなかったというのが正しいかもしれません。
三峯神社は基本的に車以外で行くことは行く手段がありません。
もちろん、西武秩父駅などからバスも出ているので公共交通を使って行くことは可能ですが、道のりはかなり長いです。
ただドライブとして行くには以前も申し上げた通り、楽しい道ではあります。
まず三峯神社へ行くためにはこの二瀬ダムの上を走って行きます。
ダムの上を車が走るなんて面白いと思いませんか?

上空から見るとこんな感じみたいですね。
片側一車線となっており、この両端に信号機があります。片側一車線なので信号での待ち時間はかなり長いです。
なお、ここを越えてもまだまだ先は長く、本格的な山道を走ります。
そして、その山道を越えた先に三峯神社があります。
近年、パワースポットと言われているため、土日はそのパワーにあやかりたい人たちが押し寄せますのでそれなりの交通量があったりします。
なお、神社には有料ですが100台程度は停められる駐車場があります。車でしか行くことができないのがその理由ともいえますね。
なお、1日には特別なお守りが販売されるためとてつもない渋滞が発生致します。
駐車場から5分程度、急な参道を登ると三峯神社の鳥居が現れます。
なお、三峯神社の鳥居は三ツ鳥居(もしくは三輪鳥居)と呼ばれる非常に特殊な形をしており、この鳥居は日本では7つしかなく、関東でいえばココ、三峯神社しかありません。

なお、この鳥居の正しい通り方はこうらしいです。
まずこのように通られる方を見たことはありませんけど。
さらに鳥居の両端に鎮座する眷属ですが、狛犬や狐なのがほとんどですが、三峯神社は狼です。
この地域は昔、日本狼が生息しており、
農作物の荒らす猪など退治してくれるとして、昔から狼信仰がなされてきた歴史があります。
三峯神社を創建したのは日本武尊なのですが、そもそも日本武尊がこの地に案内したのも白い狼だと言われております。
そのため、三峯神社では眷属なだけでなく、大口真神(おおくちのまかみ)として祀られております。
※拝殿ではなく、拝殿から少し離れた御仮屋という場所に祀られております。
確かではありませんが、ジブリ映画「もののけ姫」の山犬たちのモデルとなったとも言われております。
さて、話は鳥居に戻りまして、
鳥居とは神域と人間が住む俗界と隔てるいわば玄関です。
この鳥居の前で一礼をし、鳥居をくぐると空気が変わります。
一緒に来た連れは二日酔いでこの鳥居をくぐる前まで気持ち悪い状態のバットコンディションだったのですが、この鳥居をくぐった瞬間、それが治りました。
三峯神社に関しては数々の奇跡の報告がネットで書かれておりますが、今まで聞いた奇跡の話の中で最も切ない奇跡がここに誕生しました。
ちなみに、何度も来ている俺ですが、いまだにそのような奇跡はありません。
三峯神社はよく言われるのですが、
明確な目標・意思を持つ人に強い運気をもたらすそうで、非常に強いパワーがある神社なのだそうで、早い話が大願成就ってやつですね、多分、そこまで大願成就で訪れているわけではないので何も起きないのかもしれません。
なお、大願成就したいという方は毎月1日に配られる白いお守りを手に入れてるといいでしょう。
入手は困難ですが、他のお守りとは別格の効果があるのだそうです。

ま、俺はこういうユルいお守りで充分です。
長靴の中に狼が入っているというデザインの木のお守りですが、このユルさとテキトーさがたまらない。
ってか、お守りなのにどうしてそうなった⁉︎という感じです。
あまりのテキトーさに本当にお守りなの⁉︎と思われますが、

ガチです。
お守りついでですが、
1日のお守り以外にも三峯神社には大口真神の拝借するお札というものも存在します。
このお札はお札やお守りなどが並んでいるところには置かれていない特別なお札です。またそのお札にはルールがあるようですのできちんと守れる方に限るのでしょうね。
さて拝殿でお参りを済まし、去年のお守りをお返しし、今年のお守り(もう今年は終わりそうですけどね)に取り替え、御仮屋へもお参りを済ませます。

山で見る夕焼けはやはり絶景であり、幻想的かつ神秘的です。
なお、三峯神社の拝殿からおおよそ1時間登山した妙法ケ岳の山頂に奥宮があります。
こちらは5月3日〜10月9日までしか行くことが出来ませんが、山頂の岩山に鎮座する奥宮もまたすごいところですが、奥宮はまた別の回で書きたいと思います。
先程、大願成就の神社と言われる所以ですが、最近は芸人さんがここで修行したことで優勝したとよく言われております。その話を聞いてさらにパワースポットとして有名になって人が絶えませんが、
倒産寸前の会社の社長がココにお参りしたところ、会社が立ち直ったという噂があり、会社の社長さん方が熱心にお参りされているとも言われております。
よくある都市伝説チックな逸話ですね。
と言いたいのですが、これは本当の話です。
キャノンの子会社のキャノン電子株式会社をご存じでしょうか。
こちらのキャノン電子株式会社は秩父市に本社を置く会社ですが、このキャノン電子の社長、酒巻久さんという方がその伝説の人です
酒巻さんが社長を引き継いだ当時は赤字に近い企業でした。
その酒巻さんは三峯神社に参拝し、会社を立て直したいので協力を頂きたいと祈願し、もしご利益が出たら、この神社で壊れているところを全部立て直すと約束したところ、それから業績がどんどんと上がっていったそうです。あのリーマンショックの時ですら大きな痛手を受けずに済んだそうです。
創建1900年の際に5000万の寄付をキャノン電子株式会社は行なっており
さらに三峯千年の森の整備もキャノン電子株式会社が行なっております。
一つ言っておきますが、神様にお願いしたから願いが叶ったわけではなく、願いを叶えるための努力を酒巻さんが行なって来た。その努力を支えてくれたのが三峯神社であったということです。
さて下山をしたあとは、
今年オープンした西武秩父駅の祭りの湯へ。
以前は寂れた仲見世通りですが、そこがリニューアルされて祭りの湯に。
言葉の通り、温泉施設ではありますが、
フードコートがあったり、お土産売り場があります。
西武秩父駅の前の施設であり、日本酒のバーのようなところもあります。
秩父は酒蔵もあるということで日本酒、ワイン、ウィスキーなどいろんな地酒があるのでお酒好きは是非とも電車で来て欲しいところです。

お土産売り場は秩父の名産が所狭しと並んでいます。
これは秩父を舞台にしたアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」のグッズです。
2011年に放送されたアニメですが、今もなお置かれています。
ちなみにそこまでアニメは見ませんが、このアニメはヤバいくらい大好きです。最終回は大号泣でした。今でもオススメのアニメですね。
なお、DVDはいつでも観れるように今でも車に置いてあります。
今回は温泉には入りませんでしたが、
もし機会があれば入りたいですね♫
紅葉ドライブと言っているわりにほとんど紅葉ドライブっぽくないリポートになりましたが、三峯神社に行くまでの道できちんと紅葉ドライブをしております♫