タミヤIC カウンタックLP500Sを再生させていて、最近はオクの常連になってしまいました(汗)。懐かしいものが未だに買えるというのは信じられません。あまり高いものには手を出しませんので、ほとんどは中古やジャンクですが・・・カウンタックのことは後ほど触れることにしまして・・・
今回はついにホットショットを比較的安くポチってしまいました。最初は2007年版の復刻版でもいいかと思ったのですが(走りを重視するのであれば、むしろそのほうがいいでしょう)、衝撃を受けた当時のモデルが欲しく、ジャンクとなりました。
見た目が悪かったのか、あまり激しいバトルにもならず、すんなり手に入れることができました。フタバのAttack FP-T2NLプロポ付きのフルセットでした(一応)。比較的でかいダンボール箱で届きました。
その中からできてのは、ラップに包まれたホットショット。そしてプロポでした。7.2V 1200mAhレーシングパック付きという当時にそのまんまタイムスリップしたような車体です。少しチェックするとボディやシャーシは問題なさそうです。ただ、このモデルにはよくあるモーターの問題があり、それが見た目をかなり悪くしています。売りに出すときにはここはなんとかしたほうが、より高く売れるでしょう(売りには出しませんが)。
当時は、標準仕様モーターがマブチSR-540Sで、バッテリーも7.2V 1200mAhという仕様でしたので、走行可能時間も短く、あまりモーターの熱対策を考えなくとも良かったようで、それよりも防塵対策が重視され、モーターにタミヤのラバーバック(ゴム風船のようなカバー)を被せるようになっていました。そのように取説にも書かれています。ただ、そうした場合にモーターが熱くなったら、どうなるのでしょうか?ゴムが溶けて、モーターカンに付着するのです。これがひどくこびりつくと、モーターがひどい状態になります。今ではこうしたことはしないようですし、よくやったなぁ、と思います。今はモーターの熱対策はヒートシンクかファンによる強制冷却ですね・・・時代を感じさせます。少し強力なモーターをつけたらヒートシンクでもつけようかしら。モーターにもよりますが、特にいりませんか(笑)

ラバーバックが溶けてめちゃくちゃに見えるRS-540Sモーター。でもこの装着は取説にも書かれているんですね。その結果。このモーターはさすがに再生不可能でしょう・・・
ホットショットのスピードコントローラーと繋がっているヒートシンク、こちらの人気は極めて高く、ホットショットの顔の一つと言っていいでしょう。2007年の再販版でもダミーで取り付けられているくらいですが、本当にかっこいいですね。サスペンション機構と合わせてタミヤの滝博士の思いが込められていますね。

電装系の写真の下に見えるヒートシンク。これが付くとかっこよくなります。造形もよくできているようです。たしかに凝っています。
この初代ホットショット、防塵対策がかなり徹底的に施されていて、複雑なサスペンション機構、四駆機構とともにホットショットの特徴となっております(笑)。この防塵性、かなり徹底していて、かえってメンテナンス性が最悪になっていて、当時のユーザーも苦しめられていたようです。たしかに集中配置されたメカ機構に到達するのにネジを数本外し、運転席のガードもネジで外さねばならないのは大変な手間で、クリスタルを変えないといけなかった時などは大変だったでしょう。大電流を流した時など、スピコンが熱くなりますので、一緒にメカボックスも溶けてしまいそうで怖いです。その代わり、この部分にはあまりホコリはゴミは入っていません。ためしに手持ちのフタバのプロポFP-T2Lにクリスタルと電池を入れ、ホットショットのメカの方に充電しておいたタミヤ7.2V 1200mAhラクダバッテリーを接続してスイッチを入れみましたら、きちんと受信して、サーボも問題なく動きます。感動です。

当時物のプロポを使って動かしてみます。プロポはなぜか電池室のフタがやたら硬くてきちんとはめると開けられなくなるので、途中まではめて止めてあります。なぜでしょう?

昔懐かしいラクダバッテリーも一応使えます。使用可能時間は短いですが・・・(笑)まだ使えるのがすごいですね。

7.2 1200mAh 6Nレーシングパックが入っています。使えるかどうかはわかりませんが・・・すごい年代ものでしょう。ラジコンをやっていた当時出た電池で当時は高嶺の花でした。今こんな形でお目にかかるとは・・・
ボディやシャーシの外側から見た状態はいいのですが、さすがRCバギー、昔は泥んこになって走っていたのでしょうか、各部に土汚れや埃がついています。これらは全てバラして綺麗にして、組み直します。一部はサンディングして、再塗装します。ホットショットはどんなボディ色でもさまになるクルマで、手に入れた車体はグリーンメタリックなのですが、余裕ができたらスペアボディを手に入れて、別に色に塗ってもいいかなぁ、と思っています。この色も嫌いではないのですが。あと、ホットショットの特徴でもある赤いプラパーツを黒に染色している方もいるようですね。この辺りはおいおい考えていきたいと思います。まずは綺麗にしないと。庭があれば簡単に掃除できるのですがねぇ・・・・電装系が生きているのは良かったです。RCの機器は結構タフですね。もう何年使われていなかったか知りませんが、まだ使えるとは・・・

シャーシの下にぶら下がるように付けられているメカボックス。中には所狭しとスピコンやサーボ、受信機が詰め込まれています。なお、よく知られているようにタミヤ車ではホットショットから、BECシステムを採用し、バッテリーから受信機用の電源を取るようになりました。それまでは受信機用に単三電池が必要で、レースに参加する方などは、自分でBECシステムを作り、電池の重量分を浮かせていたようです。
昔、「タミヤRCカーグランプリ」でホットショットの四駆レースが放送されていたりもしましたが、タミヤサーキットのオフロードコースを走った後に清掃するのは大変だったのではないでしょうか?まだYoutubeで、「RCカーグランプリ」が見られるのはすごいことだと思います。懐かしすぎです。毎回食い入るように見ていました(当時、私は、どちらかといえばスケールモデルの方により関心がありまして、プラモコーナーとか楽しみにしていました)。毎月、『タミヤニュース』も買っていました。一時期ですが、本当にタミヤっ子でした(汗)。さすがに静岡のタミヤサーキットには行けませんでしたが、一度行ってみたいですね。当時の映像は本当に時代を感じさせます。同じ国なのか、と思うくらい今とは違いますね。
シャーシなど完璧に見えるのですが、購入時には気づかなかった大きな欠陥がこの車体にはありました。それは前後の駆動部をつなぐプロペラシャフトがないのです(!?)。前のオーナーはわざと外して二駆状態にしていたらしく、ごっそりありませんでした。オクの写真ではそこまで気づかないよなぁ。まぁ、ホットショットは再販もされていますし、オクででも手に入れることはできるようですので、それほど心配はしていないのですが、ホットショットといえばやっぱり四駆ですので、なんだかなぁ(走行性能からすれば二駆にするのも面白いとは思いますが、だとすれば全部の駆動系もいらなくなるわけで・・・・)。ホットショットはフロントステアに多くの欠点を持っているようですので、それを解決しようとしたのかもしれません。推測ですが。
私は差しあたり元に戻して、それから走行性能を向上する改造などは考えていきたいと思います。曲がり辛そうですね。この車体。みなさん、ご苦労されていたのではないでしょうか。

問題は山積しているようですが、ホットショットの個性でもあるホットショットのフロント部分
とりあえず、電装系が生きていたのを確認しましたので、これからぼちぼちシャーシをバラして清掃していくつもりです。故障箇所もこれから発見するかしれませんが、ピカピカにして復活させたいですね。このホットショット、本当にかっこいいです。好みによると思いますが、私は今の最新バギーよりもこちらの方が見た目はかっこいいと思います。走行性能は比べ物にならないと思いますが・・・
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2016/12/17 10:42:05