続いて、選択式です。
○労基・安衛
労基は判例と通達。
判例は八千代交通年次有給休暇請求権訴訟(平成26年6月6日最高裁判決)
http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/306/083306_hanrei.pdf
これ、50年以上正しいとされてきた行政解釈が覆されたものです。
Aはよく読まないと迷うかもしれません。
通達は名ばかり管理職、自分はマクドナルド事件を思い出しました。
こちらは見たことがなくてもよく読めば入れられたと思います。
○労災
去年のような爆弾問題ではありませんでした。
基本的な部分からの出題で比較的簡単だったと思いますが、数字をきちんと覚えていないと苦戦するかも・・・
ただ、択一でも問われる論点なので、見たことないということはなかったはずです。
○雇用
こちらも比較的基本的な部分からの出題でしたが、やはり数字をきちんと覚えていないと厳しいかも。特に、C、D、Eは入れ間違う可能性が大きく、ここで1箇所間違うとバタバタと間違って、C、D、E全滅というパターンになりかねません。
○労一
労一はやっぱり難しいですね。A、Bは比較的入れやすかったので、できれば両方正答しておきたいところ。
C、D、Eは難しかったですね。なんとかCを当てて3点キープできればいいのではないでしょうか。
○社一
児童手当法のAは比較的簡単だったと思います。
介護保険制度のBは、「日常生活圏内」という言葉から「地域」を、「医療、介護、予防、住まい、生活支援サービス」という文章から「包括ケアシステム」が思い浮かべば正解を導けたと思います。
Dも比較的簡単な方になので、これで3点キープできればいいかな。
C、Eは完全に予想でいれるしかないかな。
数字関係はいろいろなテクニックを使っても、正解を導き出しにくいので結構きつかったと思います。
○健保
健保はやっぱり数字が問われますね。
特にEは「0」を選びにくいところです。
数字を中心に問われるということは、テクニックではどうにもならず、きちんと覚えておかないと対処できないので、できるかできないかの両極端、3点キープしようとかではなく、ある意味5点か0点になってしまうのが恐いところです。
○厚年
比較的簡単。5点取るのも難しくなかったと思います。
択一対策だけで十分対応できた問題だと思います。
○国年
こちらも比較的簡単で、択一対策だけで十分対応できた問題だと思います。
とりあえず、奇問がなくてよかったと思います。
どんな奇問が出るかヒヤヒヤしてい方もいらっしゃると思いますが、近年にないくらい素直な問題だったと思います。その中でも労一、社一は比較的難しめ、雇用、健保は数字を曖昧にしていた人にとっては厳しかったと思います。
選択式に限った話ではありませんが、数字関係はきっちり押さえておく必要があるでしょう。
根拠のない個人的予想ですが、今回の選択式は基準点補正はないような気がします。
Posted at 2014/09/07 21:19:56 | |
社会保険労務士 | 日記