
何年前だろう・・・
目が覚める。
平日ならば気が狂わんばかりに焦燥感にかられ
5分でも無理に眠りに付こうとするのだが・・・。
土曜の早朝・・・深夜に近い・・・3:40
非日常的な時間に見るTVは、何故かかすかなドキドキ感がある。
当時は深夜番組がまだ試験的で少なかったし
深夜族も学生やネオン街の宴ターティナーなど限定された
階級階層の幸せ者に限られていた時代ではなかっただろうか。
『AURI』の・・・アレである。
真っ赤なマスタングのボンネットに火はつけるわ・・・
ガラスにもグラスファイバーにも・・・万能!?
妙に小柄な英国人が軽妙にデモンストレーション。
メカメンテは出来ないけれど車好き。
厳寒の冬も洗車とワックスをしたくて仕方が無い洗車フェチ。
結構な値段だが欲しくてたまらない。
送料込みで7,000円以上支払ったような記憶がある。
使ってみるとデモンストレーターと担当プロデューサーの『 巧みの演出 』に脱帽。
巧みの演出に反して臭いも使い勝手も???大したことはない!
番組でしか購入できない奇跡の万能ワックス『AURI』も
今日ではあちらこちらの店頭に安価で並ぶが・・・。
使わないまま少なくとも5年以上捨てきれずに持っていた。
さて、いつも気になりながら手付かずにいたボンネットの内側。
ちょっとやそっとでは汚れは落ちない。
様々なあれこれを試すのだが・・・
汚れが落ちない・液がたれる・ふき取りが厳しいetc。
中途半端に手をつけた愚行を後悔してタバコをふかし、ため息。
その時だった!!あの『妙に小柄な英国人』がAURI片手に
手を振るではないか!!
確かに彼はいた・・・。
使い古しのタオルに『AURI』を、痛みだした腰を気にせずTRY!
「Why did not you use AURI?」と奴が胸を突き出して話しかける。
簡単に落ちる・輝く・・・クリーナー&ワックスだったんだ。
エンジンルーム・・・やっと使い道が・・・。
皆さん、あの英国人に会いたくありませんか?
あなたのあの辺にまだAURIが眠っていませんか?
奴はきっと現れて胸を突き出しながらこう言います。
「This is right a miracle」
Posted at 2007/05/09 18:25:07 | |
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ロド☆ライフ | 日記