2007年11月23日
初雪の話題が巷を賑わすころになるとクリスマスを意識してしまう。なにか心に聞こえてくる・・・敬虔なクリスチャンではないから本来の厳かにして神聖な気持ちとは違うのかも知れないけれど。
ロードスターで出かけた森で拾ったあれこれを使って玄関のドア飾るリースを手作りするのだ。
こじゃれた” 気分を味わうのもまたいい。
リースの材料も山で調達すれば良いのだろうけれど、リースを作るのはなかなか大変なのである。軍手で挑んでも思うようには到底出来ない・・・。
ましてや売ってる物の様には、煮ても、蒸しても、ペンチを使って針金を駆使しても成形するのは至難の業である。
なんでこんな手の掛かるものが100円で売ってるんだろう。
緩やかなながら確実に進行する日本経済のデフレスパイラル。
ワンコインショップは花盛りだ。
喜んで此処で調達していていいのだろうか・・・?
手作り”の利益は守られているのだろうか?
公平な利益配分は成されているのだろうか?
生産効率の追求は多くの人々の幸せに繋がってるの?
買う時は安くて良いものがいい・・・ソレは虫の目。
労働対価と生活レベルは高いほうがいい・・・鳥の目。
世界の1次産業(林業・農業・漁業)従事者に適正報酬を
与えたなら、多くの戦争、紛争、テロ、災害、新たな病気
さえ激減するという高名な方々の見識がある。
悪名高き、あのヒットラーは現代も世界に冠たる交通網
であるアウトバーンを敢えて重機を使わず疲弊したドイツ
国民に職を与えながら建設し、経済と治安の回復に勤めた
ことは知られていない。勧善懲悪劇では物事は語れない。
話をリースに戻そう。
見事な100円の作品”に思いを馳せる。
こんなに大量に・・・きっとどこかの裕福でない国の人達が
自然災害の誘発も、地球の温暖化も考える余裕もないまま
もしかしたら小さな子供たちが学校にも行けず、ただ澄んだ目”で
家族のために、僅かなトウモロコシやコメや小麦粉と引き換えに
慢性的な空腹や手足の傷にさえ気も掛けず・・・。
驚いたことに100円ショップには食品も豊富だ。
朝食は完全にコメ”と味噌汁なのだが食後のコーヒーは
いつしか欠かすことの出来ない習慣となった。
インスタントではない焙煎コーヒーはその昔はそれなり
の値段がしたものだが・・・。
安くなったと喜んで買っているコーヒー豆。
各国の大手企業は売価に対して生産者の手に渡す対価は
40分の1”でしかないのだという。
2次産業企業はサブプライム問題で断末魔の金融企業ほかの
株価下落を横目に好調な利益をたたき出している・・・。
運よく、戦後の経済大国に生まれ飽くなき欲望が生み出した
総利己主義と、行き過ぎた個人主義を信奉して特権を感受し
感謝も忘れて、わがままに暮らした結果、月耀日から週末まで
言い知れぬ苦悩に苛まれながら皮肉にも殺伐とした現代社会
の現象事象に悩み、嘆き、苦しんでいる。
ロードスターに癒された街角で『フェアトレード』を知った。
Fairness・・・幸せのキーワードのように感じる。
明日からのコーヒーは『フェアトレードの豆』で入れよう。
きっと僅かに深い味わいを楽しめるに違いない。
ロードスターを愛する皆さん、深い味わいのコーヒーはいかが・・・。
Posted at 2007/11/23 10:07:15 | |
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