2008年01月13日
九州男児の不思議君の朝は5:30起床。布団をそっと、そ~と抜け出し借上社宅の6畳のリビングの清掃だ。次に音をたてぬ様に細心の注意をしながら食器洗い。スリッパ嫌いで洗剤アレルギーの奥様に叱られないようにキッチンの床は、熱いお湯で洗った雑巾で拭いた後、クルマのワックス取りと兼用の乾いた雑巾で吹き上げる。これだけでは終わらない・・・次に風呂とトイレの掃除、勿論奥様の惰眠を妨げないよう細心の注意をしながら手早く済ます。出社の身支度を整え、靴も磨き、クリーニングに出すもの、分別したゴミも、小さな玄関に磨いた靴とともにセットアップする。
am6:15やっと至福の山崎パン徳用レーズンパン3ヶをトースターに放り込みながらコーヒーを入れる。テレビは見ない。ポケットラジオが必須アイテムだ。
am6:30、お手製のタイマーで奥様の為に7:00にトーストとコーヒーが出来る様にセットして出勤する。
彼はひょんな偶然から、一年半だけ、とある会社の日本最大湖にほど近いデポの所長代理になった。
その時に新人事務員だったのが10歳年下の奥様である。早口で上昇志向の旺盛な才女?だ。奥様の仕事はもっぱら外出、旅行、買い物、ランチバイキング奇行!Macで音楽ダウンロード。最近は昼も営業するリーズナブルなホストクラブがお気に入りらしい。見た感じは目の細いベティーちゃんと言う感じだろうか!
不思議君が「子供が欲しい」と言うと「あんたの子供は生みたくない」
「今度転勤になったら・・・」と話すと「余生短い、病気の母の面倒を今の内にみてやりたいから実家で待ってる・・・」
呼び方は「あんたぁ」「じじいぃ」でエアコンは嫌い、石油ストーブは嫌い、床暖は肌が痒くなるからダメ、故に不思議君はメタボの心配もなく、気温差には極めて強い。酒好きな不思議君はその購入資金を捻出する為に、頻繁に体を絞る”と称して昼食をぬくが営業職の彼はスパーの食品売り場を徘徊する。
飲み放題の機会に恵まれるといつもは何も入ってないカバンが数本のペットボトルで膨らんでいる。帰りのカバンは重そうに肩掛けにしてニコニコ顔で帰る。
会社の仕事は見事に出来ないが、デポ所長代理経験者としてプライドは高く苦言もお持ちだ。「くらいおりてぃ~」と言う言葉がお気に入りの様で最初は判らなかったが、「プライオリティー」だった??それとも「悲劇の優劣」と言う意味の不思議君用語なのか・・・今となっては迷宮入りである!
買い物は高島屋・三越・伊勢丹が主なのだそうである。何故か不思議君の着るものはGAPなのだがユニクロは嫌いだと言う・・・が、しかしダイソー好き。スーツはシュールなブランドスーツを高級百貨店の最上階催事場でボーナスの度に買ってもらうのだと誇らしげに言う。
時々飲みに誘われた。ボキが滅入っている時は不思議君から飛び出す日常”は特効薬だ!不思議君は会社を出ると速攻で愛妻へ連絡。夕食はPM6:00までに連絡しないと一週間程は無くなるのだと言う。連絡せず帰宅がpm11:00過ぎるとセキュリティロックが架かり、ガチャガチャするとセコムから警備員が駆けつけ、身分証明書提示後に事情説明と対応報告書にサインをして、やっとドアを開けて貰い玄関に入ると・・・続き間のキッチンに掛布団が一枚あるのだそうで、用意周到に、リビングにも寝室にもトイレにまでドアに「立ち入り禁止」の紙が・・・。だから不思議君は帰宅途中のコンビに寄って350mの一番絞りの缶ビールを買って、必ず用を足すのを習慣にしている。
ボキは不思議君の日常物語に癒されていた頃は民放で、ガレッジセールのゴリさんと観月ありささんのドラマをやっていたが、何故かインパクトに欠けている気がした!
これで不思議君の巻きは「完」♪
Posted at 2008/01/13 07:05:10 | |
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徒然人 | 日記