10月9日に鈴鹿サーキットで開催された『
Honda Sports & Eco Program 』Basic3に参加してきました。
今回はダンナと中とろのWエントリーです。
8月に行なわれた同プログラムのアドバンススクール(もちろんブログには上げてない)にはダンナのみ参加で私は単なる同伴だったのですが、おもしろそうなイベントだったので「次回はぜひ私も~♪」と主張して無事参加枠を確保しました。
エントリー費×2なので出費は痛いが仕方がない。
プログラムの詳細はリンク先を見ていただくとして。
簡単に説明しますと
・N1規定でレース用に改良したレンタルCR-Zで
・国際サーキット(鈴鹿ともてぎ)をたっぷり走って練習した
・その後希望者はレースにもぜひどうぞ
というプログラムで、参加者はスーツやヘルメットなどのギアを持ち込むだけで、身体ひとつで参加出来る仕組みになっています。
ハイブリッド車でサーキットなんて楽しくないんじゃないの?などと侮ることなかれ!
なんとこのCR-Zはハイブリットシステムを改造してあって、専用パドルを操作するとその間だけIMAが作動するようになっているんです。
まさしくオーバーテイクボタン!
通常はエンジンのみで走って、ここぞというときにはハイブリットONでぐんぐん加速していきます。
(まあそこはベースがCR-Zなので加速感もそれなりですがw)
専用モニターではラップタイムの他に燃費、IMAの状態やバッテリー残量、アクセル開度、ブレーキ踏力なども表示され、自分の走りが丸裸にされます。
今回参加したBasic3では先導走行や同乗走行も含め3ヒートの練習の後、最後にEcoチャレンジ形式で走行します。
Ecoチャレンジとは基準ラップタイム内に走行した1ラップあたりの燃費を競うというものです。
Hondaが用意している晴れ舞台はこの『Ecoチャレンジ』の他に『10リッターチャレンジ』という競技があり、こちらは使用出来るガソリン量が決められた状態で8周を速く走りきるというスプリントレースです。
8月の『アドバンススクール』ではこちらの模擬プログラムを行ないました。
さて肝心の走りの方はと言いますと……
もう不甲斐ないの一言です。
天候はあいにくのウェットだったの少々がっかりはしたものの、「まあライトウェイトだし、ローパワーだし、何かあってもレンタル車両だしw」と気持ちを切り替えてコースイン。
2009年10月に1回走っただけの5年ぶりの鈴鹿。(このときはZ)
まずはコースとラインを思い出して…と懸命に先導車について周回を重ねました。
1ヒート目はひたすら先導車を追いかけて終了。
2ヒート目はインアウト合わせて3周走ったら同乗走行なので戻って来てねと念を押されてコースイン。
1周だけダンナが先導してくれてラインの再確認。
ダンナが同乗のためピットインするのを見届けて、さあフリーで走りますよ~!と意気込んだら2コーナーでいきなりスピン。
ほぼコース内に留まれたので、後続車を確認して再びコースへ。(来なくて良かった~)
その後もアウトラップの周にデグ2でスピンとなんだか上手く走れません。
タイヤのグリップが全然感じられず、「えっ?!こんな速度でもうダメ?」というくらいどのコーナーでもズルズルした感じで、自分がイメージしているウェットグリップからすごく遠いところにある感じです。
同乗走行で講師の小林崇志さんの助手席に乗せてもらって、自分の車両だけでなくどの車も同じようなウェットグリップなんだと確認は出来ました。
その後自分の車両に乗り込んで残り時間を気にしながら自分のウェットイメージを修正しようとしたのですが、充分に修正しきれず再びデグ2でスピン。
しかも今回は結構派手にグラベルに入ってしまったため、コースに復帰出来ず車両を降りてスポンジバリアの外側で救援待ちとなりました。
雨の中の救援待ちは情けないやら悔しいやら。
マーシャルの方が来てくださり牽引しなくても動きそうとのことで、指示に従い車を移動しゆっくりとコースに戻り、逆走してピットに戻りました。
コース内に留まれなかったスピンは初めてで、とりあえずスポンジバリアやガードレールに突っ込まなくてよかったなと思う反面、ステアリングを真っ直ぐに戻せなかったので横転しなかったのは運が良かっただけなんだと反省しきりです。
ぶつけはしなかったもののタイヤはかなり砂をかんだので、3ヒート目は車両点検と清掃が間に合わなくて出走見合わせ。
自分の責任ながら丸々1本走れなかったのは残念でした。
無限のスタッフさんが頑張って間に合わせてくれたので4ヒート目はなんとか出走できました。
しかし、このヒートは上で書いたようなEcoチャレンジ形式なので、基準タイムをクリアしないと結果も残せません。
ドライの場合は3分10秒が基準タイムらしいのですが、本日はウェットなので+10秒。
更に私は3ヒート目を走れなかったということで、+5秒いただきました。
今度こそコースアウトせずにしっかり走ろうと最初はグリップを確かめながらゆっくりと。
慣れてきたのでオーバーテイクボタンを使ってみたりと少しずつタイムアップしていき、さあここでアタックを!と意気込んで最終コーナーを回ったら、無情にもチェッカーフラッグが振られていました。
…基準タイムに達してないよ……。ε-(;ーωーA フゥ…
ということで。
Ecoチャレンジの結果はNoTimeならぬNoLiterに終わった私でしたが、ダンナはこっそり講師の山野哲也さんに続く2番手燃費をたたき出してました。
w( ̄△ ̄;)wおおっ!
Zでもユーロでもヴィッツでもウェットは走ったことがあったし今日より土砂降りの日に走ったこともあったけど、こんなにグリップが伝わってこない感じは初めてでした。
それならそれでもっと早くアジャスト出来ればこんな不甲斐ない結果にはならなかったのではないかと、自分の適応力の低さを改めて思い知らされた一日でした。
今回初めて自分のクルマ以外でサーキットを走ったわけですが、Zやユーロでは問題なかったブレーキングやコーナーリングでCR-Zは不安定になるということは、それだけ私の操作が粗いということです。
私のクルマはダンナが作ってくれているので、多分すごく私に乗りやすいセッティングがしてあるんだと思います。
雑な操作でも破綻しにくい、良く言えば安定した、悪くいえば反応の鈍い仕上がりになっているんでしょうね。
またタイヤもグリップの高い扱いやすいものをチョイスしてくれていたんだな~と改めて感謝です。
今回のCR-ZはADVAN NEOVA AD08Rでしたが本当にビックリするほどウェットグリップがありませんでした。
これはタイヤの特性もあるのかもしれませんが、過去の使用状況や保管状況などにも因るのかもしれませんね。
なんにせよ私に適応力と繊細な操作がまったく足りていないのだけははっきりしましたので、今シーズンはこの辺りをしっかりとトレーニングしていこうと思います。
まあ他人の車に乗る機会はそうないですけどね。
そういう意味ではウェット大歓迎。
雨の日も晴れの日も好き嫌いせずに走りましょう!
まだまだ修行を積まなくちゃな。(この台詞に覚えがある方はかなりのSNKマニア&同年代のはずww)
Posted at 2014/10/13 21:30:37 | |
イベント | クルマ