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2017年04月07日

気になるニュータイヤ特別編 輸入タイヤ三大ブランドのアジアンメイドが熱い! ~NEWチントゥラートP6発売に際して~


クルマのインプレは書くのが疲れます。。。慣れ親しんだタイヤの話題に戻りましょう(笑)

先日、ピレリより、NEWチントゥラートP6!の発表がありました。全く情報を掴んでいなかったのでびっくりした訳ですが、私のブログの旧チントゥラートP6編ページへのアクセスが急増していましたので、みなさん注目していると思います。そしてこのNEWチンP6、どうもアジアパシフィック専売品ということで、ミシュラン、コンチと合わせ、ヨーロピアンブランドのアジアンタイヤという、?なジャンルが確立してきた感がありますので、ここでちょっとまとめてみます。先にNEWチンP6の紹介から。

PIRELLI Cinturato P6 ピレリ チントゥラートP6

生産国 中国
サイズ 175/65R14から215/50R17までの全21サイズ
国内ラべリング 転がり抵抗A ウェットb



この見た目にうーん?と思った人、タイヤ通です。これは無印P1の2ndジェネレーションでしょうね。プレスリリースが見当たらないので、各自動車情報サイトの情報を、私なりに噛み砕いて(笑)以下にまとめますね。

どういう位置づけのタイヤ?
●アジア・パシフィック専用のスタンダードタイヤ
●中国生産だった無印P1(ヴェルデでは無いヤツ)の後継品
●新車装着OE品というよりは、リプレイス用タイヤ

P1と比べて大きく改善されたところ
●転がり抵抗の軽減
●コーナリング時の耐アクアプレーニング性能
●耐インパクトブレーク性能→サイドウォールを2プライ(2枚重ね)化

簡単にまとめるとこんなところでしょうか。これじゃ私がつまらないので(笑)、もう少しうんちくを書いてみます。

ピレリとしては、欧州用のスタンダードはP1ヴェルデを続投。アジア用はP1をモデルチェンジしてNEWチンP6に置き換えたということです。

欧州:PZero←CinP7←CinP1Verde 
アジア:PZero←CinP7←CinP6/Dragon Sport


ここからが複雑になるのですが、P1ヴェルデは日本でも続投するわけです。ドラゴンスポーツと合わせ、ピレリはこう位置付けているようです。

スポーツ性:Dragon Sport>CinP6>CinP1Verde 
コンフォート性:CinP1Verde>CinP6>Dragon Sport


上記3銘柄はグレードの上下はほぼ無く、性格の違いで選んでねというわけですね。チンP6、日本では特に国産の小型車~ミニバンの所謂ファミリーカーをターゲットにしており、用意されているサイズも穏やかなものが中心です。ちなみに残念ながら今回も、207、208、C3、ルーテシアの主要サイズ195/55R16サイズは選から漏れています。

今度のチンP6は本気のアジア仕様化

今回チンP6に投入された技術ですが

●フルシリカコンパウンドに機能性ポリマーを適用
●軽量で高剛性なポリアミド・ジョイントレスベルトの採用
●グルーブの深さを多少浅くして、トレッド自体の厚さを薄くする軽量化
●グルーブとラグを繋げることによる排水性の強化
●断面形状を従来のカマボコ型から、多少サイドの立った、フラットでスクエアな形状に変更
●サイドウォールを2プライ化して耐衝撃性と耐過重性をUP
●ブロックのピッチ配列を最適化しノイズを抑制

まとめると、こんなところでして、メーカーとしてはこれらの技術により、P1に比べてさらなる転がり抵抗の軽減と、ウェット性能のUP、耐久性のUPを狙ったよという説明です。

私個人的な見方はちょっと違いまして、そんな狙いなら、わざわざモデルチェンジしなくても、P1ヴェルデを中国でも生産すればよいと思うわけです。実際はこうだったのではないでしょうか。

■欧州設計のヴェルデでは、アジアで重視される中低速域の乗り心地と、サイドの耐衝撃性と耐過重性を確保できない→  ■中低速域の乗り心地確保のために、トレッドを柔らかくしてショックを吸収したい→  ■柔軟性のあるポリアミドベルトをスムーズに曲がるよう継ぎ目なく配し、トレッドゴム自体も薄くしてトレッドを柔らかくしよう→  ■でもサイドも柔らかいままだと、ケース剛性が確保できず、グニャグニャなタイヤになってしまうので、サイドウォールを厚く、硬くして剛性を確保→  ■サイドを厚くするなら2プライ化すれば、耐衝撃性もUPし一石二鳥→  ■しかしサイドが硬くなるとコーナリングに粘りが無くなり、唐突に限界が訪れる。さらにトレッドを薄くして、溝も浅くなってしまったのでこのままではコーナリング時の耐アクアプレーニング性能が低下する→  ■だったら形状をスクエア化し、接地面積を増やしてグリップを担保しよう。さらにグルーブとラグをつなげて排水性もUP、これでどうだ!→  ■やれやれ、辻褄あったかな、、、ふーぅ

長いっ。読みにくい。全くもって私の妄想ですが、結果として、今回のNEWチンP6、柔らかいトレッド、硬いサイドという、国産タイヤのコンセプトに似てきた感があります。BSとかヨコハマとか。結局アジア用はこれが正解でしょか。とにかく早く現物を触ってみなくては。

欧州三大ブランド 三つ巴の戦い  

というわけで、今回のNEWチントゥラートP6の発売を受けて、すでにアジア専売品を多く投入しているミシュラン、コンチネンタルとの間で、欧州ブランドによるアジアンメイドタイヤ全方位戦争が勃発しました!(笑)

結局、欧州とアジア太平洋で、一つの銘柄にまとめられないのは、それぞれの地域の要求には埋めがたい溝があるということだと思います。

第一に速度。本気で時速200キロくらいまでを考えないといけない欧州。郊外の一般道でも90~100キロで運用されているという事実。一方アジアは日本が一番遅いほうだとは思いますが、欧州の6割くらいの運用速度です。私の経験からですが、正直欧州生産タイヤで、日本の時速40キロとかいう世界的に劇遅ともいえる速度域にしっくりくるタイヤには出会った事がありません。

次は路面状況。アジアは舗装状態が劣悪なところも多く、耐衝撃性能やコンフォート性も欧州よりシビアです。

そしてコスト。アジアは絶対的な限界性能が欧州より求められないことから、アジアンメイドで性能はそこそこの安価なタイヤが溢れています。欧州ブランドといえども、これらとも対抗していかなくてはなりません。

欧州用とアジア用で別製品を用意するといったことは、今に始まったことではありません。これ迄もミシュランのプレセダやXM1など多数ありました。しかし現在の盛況はタダゴトではありません(笑)以下に、ミシュラン、コンチネンタル、ピレリの3社が、アジアで今何を展開しているのかまとめました。

プレミアムセグメント
M プライマシー3ST 
C ウルトラコンタクトUC6
P チントゥラートP7

スポーティセグメント
M パイロットスポーツ3 
C マックスコンタクトMC5
P ドラゴンスポーツ

スタンダードセグメント
M エナジーセイバー+
C コンフォートコンタクトCC6
P チントゥラートP6


上記のように、3社ともアジア専用設計、専売品を多くラインナップするようになりました。特にコンチネンタルはアジア専売品については後発組ですが、あっという間にフルライン体制を構築しました。また、各社欧州生産の同セグメント品も併売していますので、大変に複雑で、相当な事情通でないと体系的に把握するのは困難です。ユーザーとしては選択肢が増えたことは歓迎したいところですが、アジア専売品の多くがリプレイス用に特化したものが多く、新車装着が少ないため、試乗で感覚を掴むことができないという新たな問題も生じます。市場としては非常に熱い状況なので、なんとか実際に乗ってみたいと思います。欧州産欧州タイヤ、国産タイヤ、そしてアジア産欧州タイヤという3つの軸の中から、正解までたどり着けるのか自信ありません。さらにハンコックやクムホも相当実力は上がっておりますので、、、タイヤ選びはおもつらいですね。
ブログ一覧 | タイヤ | 日記
Posted at 2017/04/07 20:32:06

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この記事へのコメント

2017/04/17 19:04:17
あらぁ〜〜!
この間、P1頼んだところ〜〜
P6出たのね〜〜
コメントへの返答
2017/04/17 19:08:12
あら〜
4月から発売ですよ〜
まあ、ブログ読んで貰えばわかりますが、アジア専売なので、146にはp1の方が合っていると思いますよ。因みにp1はヴェルデですか?
2017/04/17 19:14:31
いいえ…
コメントへの返答
2017/04/17 19:17:38
p6でも良かったかもね。。。
まあ、大差ないですよ。キニシナイ、キニシナイ
コーヒー屋でもやるんですか〜
2017/06/03 14:42:11
初めまして。
ゴールデンウィーク中にP1からP6に履き替えました。
P1の後継なのでどう変わったか楽しみでした。
今のところの印象ですが、P1の方が乗り心地は良いですね。
総じて乗り心地は良いのですが、入力が強めだといなしきれないです。
サイドを厚くしているのが効いているのかなぁと思います。
運動性とユニフォーミティは良いです!
キレイに回るタイヤです。
コメントへの返答
2017/06/03 17:00:00
初めまして。貴重なコメントありがとうございます!

p1からの交換、一番進化、変化の度合いが分かりやすい条件ですね〜

そうですか、p1の方が乗り心地良いですか! 私はp1をしっかり把握出来ていないので、少し予想外でした。

運動性、ユニフォーミティが良いは朗報ですね^_^

早速のレポートで、newP6の雰囲気がつかめました。

改めまして、ありがとうございましたm(._.)m
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「@U&1 色々難しいんですね。映像を見ても確かに厳しい。私としてはちょっと予想外で残念に思えました。」
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