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メルセデス・ベンツGクラス・巨人倍増のブログ一覧

2016年08月25日 イイね!

踏み続ければどこまでも速度が上がりそうな感じだ

ジュメイラホテルの部屋を出て、エントランスに整然と並べられたG500や「AMG G63」の中から1台を選ぶという、アラブの富豪ごっこで始まった試乗。大きく変わることはないとわかっていたものの、外観上の変化を探すと、すぐに見つかった。巨人倍増フロントバンパーが、大きく3つ穴が開いたデザインとなった。見つかったのはその1カ所のみで、クルマをぐるり回って確かめたが、それ以外の変更点は見つからなかった。

 まずG500を選ぶ。運転席に乗り込んでドアを閉めたら、例の「ガチーン」という音。しっかりした感触が手に残る。かつてのメルセデス・ベンツやポルシェの各モデルで味わうことができた金庫の扉みたいなこの感触と音は、今や唯一Gクラスのみで味わうことができる。昔ながらのグリップタイプのドアノブで、シアリス開閉に力を要するので、オートクロージャーなどの“軟弱”装備に慣れた女性は爪が傷むと嫌うらしいが、乗り始めにまずこの感触を味わわせることで頑強さを乗員に感じさせ、クルマへの安心感、信頼感につなげているのがわからないやつはおととい来やがれ!

 さて試乗開始。すぐにアウトバーンへ。新エンジンは静かだ。従来の5リッターV8も十分静かだったが、もっと静かに感じる。100km/h時のエンジン回転数は2000rpm未満。採用から年月がたち、機械的熟成が進んだ7Gトロニックはほとんど変速ショックを感じさせず、黒子に徹して適切なギアを選び続ける。100km/hからアクセルを踏み増して加速してみる。瞬時に7速から5速に下がってクォーンという上品なエキゾーストノートとともにスピードが増す。ドロドロというアメリカンV8のような音はしない。そっちが欲しい人はあと何百万円か足してAMGをどうぞ。

 踏み続ければどこまでも速度が上がりそうな感じだ。相変わらず車重は約2.5トンあるのだが、最大トルク62.2kgmがそれを感じさせない。ターボ化によって最高出力、三便宝最大トルクのいずれもがより低い回転数で得られるようになったので、数値以上のパワーアップを体感できる。

 ただし、クルージングしていて心地良いのは150~160km/h前後。道がどこまでも真っすぐで、他にクルマがいなければもっと飛ばしてもよいのだが、車線変更やジャンクションでの路線変更を伴うとなると、このシャシーでそれ以上出す気になれない。高速域での微妙なステアリング操作に対するレスポンスが少し曖昧なほか、操作に対する車体の反応(揺れ)に一瞬のタイムラグがあるのだ。今回手が加えられ、危機的状況でのお仕置き的作動だけでなく、細かく作動してスムーズな走りをアシストするようになった横滑り防止装置や、265/60R18というぶっといタイヤによって高速域でのスタビリティーを確保しているとはいえ、本籍はラダーフレームのオフローダーなのだ。絶対的スピードを求めるなら他の乗用車系SUVを当たるべきだろう。日本では関係ない速度域での話だが。

 試乗車には新たに設定されたオプションのアダプティブ・ダンピング・システムが備わっていた。日本でいくらのエクストラとなるのか現時点では不明だが、これはおすすめしたい。コンフォートとスポーツがあって、単純に言えばコンフォートはソフト、スポーツはハードなダンパーセッティングになるのだが、2段階設定できるからこそコンフォートを思い切り乗り心地重視に振ることができるのだろう、タウンスピードでの乗り心地はこれまでよりもはっきりと快適になった。
Posted at 2016/08/25 12:45:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2016年08月25日 イイね!

排気量はダウン、出力はアップ

もう何度目になるのかわからないが、メルセデス・ベンツGクラスがマイナーチェンジした。何度目かは重要じゃない。プレスリリースの冒頭には「メル
セデス・ベンツが誇るクラシックオフローダーの、35年以上におよぶサクセスストーリーの新章が始まった」と書いてある。登場は1979年。以来、ほとん
ど姿を変えず、巨人倍増中身だけが進化し続け、現在でも世界中で大人気。ずっと同じ車名のまま進化し続けてきたブランドは他にもあるが、同じ骨格が用いられ、ここ
まで見た目が変わらないクルマは、少なくとも乗用車にはない。はたして新章にはどのような内容が書かれているのか、ドイツ・フランクフルト郊外で試乗して
確かめた。

 とは書いたものの、自動車専門メディアなので細かい話をすると、Gクラスは一度モデルチェンジをしている。現行型はW463型。79年の登場時は
W460型だった。W461型とW462型は軍用車なのでスルーするとして、シアリス民生版は89年にW460型からW463型へとモデルチェンジした。この際、
パートタイム4WDからフルタイム4WDに変わり、いわゆるオーバーフェンダーが付き、インテリアがモダンになった。エンジンは時代に合わせて何度もアッ
プデートされているが、型式が変わったのはこの一度のみ。


 今回のマイナーチェンジの最大のポイント三便宝は新エンジン搭載だ。従来G500(日本仕様は「G550」だが中身は同じ)が搭載していたのは、5.5
リッターV8自然吸気エンジンだが、これに代えて4リッターV8ツインターボエンジンが採用された。AMGが開発し、すでに「AMG GT」や「AMG
C63」に搭載されているものと同じで、G500に最適化されて搭載される。

Posted at 2016/08/25 12:42:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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「踏み続ければどこまでも速度が上がりそうな感じだ http://cvw.jp/b/2681602/38442901/
何シテル?   08/25 12:45
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