
さてさて、長くなってしまいましたのでプチオフ会とGW諸々①の続きになります

試乗の前に再度スペックの確認を。
マイレヴォーグ

C型 1.6GT-S
STI Performanceパッケージ
STI 19インチホイール (タイヤはPI P1)
STI フランジボルト
STI ラテラルリンク
STI コイルスプリング (F/R)
STI エキゾーストキット…
要はSTIから出ているレヴォーグ専用パーツのブレーキ系とステアリング、アンダースポイラー「以外」のパーツとフランジボルトが装着された状態。
Levo-Gさんの銀虎

A型 2.0GT-S
STI Performanceパッケージ
STI 18インチホイール (タイヤは純正のSports Maxx)
STI sport 純正スプリング
STI sport 純正ダンプマチックⅡ
STI ラテラルリンク
STI ドリルドディスクローター
STI ブレーキパッド
STI スポーツマフラー等々…
これまたマイレヴォーグ同様エアロ、ボディーのフレキシブル系のパーツは装着済。
ただ大きく違う点が1点…なんと、STI sport 純正ダンプマチックⅡを装着しているんです!
正直、同じレヴォーグでもここまで色んなパーツが装着してあると比較等が難しいかと思いますが、この2台は一貫してSTIのパーツで統一されている為、元のグレードの違いやパーツ単体の違い、足回りの違い等も比較しやすいかと思います。
大きな違いを比較すると
グレード:1.6 or 2.0
ブレーキ:純正 or STI
ホイール:STI 19インチホイール or STI 18インチホイール
サスペンション:GT-SにSTIコイルスプリング装着 or STI sport 純正ダンプマチックⅡ
マフラー:STI エキゾーストキット or STI スポーツマフラー
個人的に今回重点をおいて比較したのが、エンジン(駆動方式)の違いと足回りの違いです。
早速、Levo-Gさんの銀虎に試乗しました!
まず初めのカーブで感じたのは、1.6GT-Sとは明らかにハンドルを切った際のフロントの入り方が違う点。
1.6がハンドルを切ると軽やかにフロントタイヤから前に進んで方向を変えていくような挙動に対して、2.0はハンドルを切った後に後輪から前に進むように後押しされ、1.6がキレのある曲がり方ならば2.0は自然で滑らかに曲がります。
1.6はFFベースのリニアトロニック、2.0はFRベースのスポーツリニアトロニックという大きな違いがありますが、カーブ1つでここまで違いを感じるとは思ってもいませんでした!
正直、1.6ではキレはありますがカーブの「ブレーキ→アクセル」の一連の動作がどうもギクシャクすると言いますか、どうにもブレーキ後にエンブレと言いますか、アクセルを踏んでからのラグがあります。
ただ、2.0ではそのラグがなく「ブレーキ→アクセル」の一連の動作が一貫して自然でカーブ後の加速がとても気持ちの良い位スーッと伸びるような感覚が上質に感じました。
また、そのカーブで一番驚いたのはブレーキの効き始めと踏み足した際の効きがとても自然だったということでした。
確かにブレーキの効き始めって足から伝わってくるかと思いますが、その効き初めが絶妙でガツンとした初期制動とは真逆と言いますか純正の気になるところが全部改善されてる感じでした…(^^;;
正直一番想像と違ったのと、ブレーキのオンオフがはっきりしているのかと思っていましたがもっと自然に制動力が効くような使いやすいブレーキでした。
エンジンに関しては1.6が回転数を多く回したり、ローギア気味で元気で軽い印象に比べ、2.0は落ち着きのあるパワーにも余裕がある雰囲気は運転手の心にも余裕が生まれる感じがしました。
それでも1.6と同じ感覚でカーブを曲がると、フロントはスッっと入らないし、いつもと同じ感覚でアクセルを踏めば直ぐに50km/hに加速するわで2.0も「暴れ馬」的な片鱗も…
さてさて、最後は足回りです。
個人的な主観になりますが「STI sport 純正ダンプマチックⅡ」はSTIのボディーのフレキシブル系のパーツ装着があってこその設計だなと思っています。
前にドラレコが壊れた際にSTI sportの試乗車を2日間借りたのですが、ボディーがフニャっとしていて足がよく動いていないような印象だったのと足が硬いのか、柔らかいのか曖昧な雰囲気だったからです。
ただ、今回Levo-Gさんの銀虎はフレキシブル系のパーツが全部盛り!ということで純粋にマイレヴォとのサスペンションの比較が出来ます。
まず、走り出して感じたことはサスペンションが路面の細かな凹凸をうまく往なしてステアリングやシートに余分な情報を与えずとてもストレスのない走行が出来るなと感じました。
文字で表現するのはとても難しいですが、「柔軟」という言葉が当てはまるような感覚で柔らかい脚、硬い脚というカテゴリーどちらにも属さない上質な脚でした。
高速道路などを走った際には上記に感じたような凹凸をうまく往なす感覚が顕著になりオンザレール感が増す感じがありありと想像出来ます…
タイヤは純正のスポーツ系タイヤでしたが、マイレヴォーグより乗り心地がコンフォート寄りに感じられ、バネ下重量が軽くなっているにも関わらず突き上げの角も丸く、そもそもタイヤのバタつきが感じられなかったです。
またLevo-Gさんの1.6GT-Sのインプレはこちらになります!
https://minkara.carview.co.jp/userid/2692227/blog/39721643/
こんな感じに長々としたインプレとなりましたが、、、正直同じレヴォーグでも1.6と2.0のキャラクターが良い意味で全く違いました!!!
どちらのグレードが優れているとかそういうのは抜きで1.6は圧倒的なトルクなどはなくても元気に回るエンジンで駆動方式的にもハンドリングも軽い。
2.0は圧倒的なパワーがありながらも、それを日常域では使い切ることのない余裕感とまた重厚感があるエンジン音など…
どちらのモデルもスポーティですがその感じる部分が大きく異なる点がレヴォーグのまた面白い一面だなと感じた貴重な体験でした。
GW後半については「プチオフ会とGW諸々③」へ続きます!!!
※このレビューはあくまでも個人的な感想です。