今週の捕獲!
相変わらずテレテレやっており街角収穫はほぼナシ、何度か珍車旧車の天然街角は見かけるもタイミング悪かったり遠目過ぎたりで…
なので今週はほぼ業者オークション会場での捕獲となりますネ、毎週行く横浜大会場と久々の東京大会場からの仕入れネタでーす(^_^)v
まずは水曜日(6/6)に行った横浜から!
そんな凄いのはいませんが台数はそこそこ確保、まずはコレから。
見た瞬間に西部警察の♪テーマが流れましたわw
そう、西部署捜査車輛(黒パト)でお馴染みの430セドリック黒セダン、但し西部は200GLで現車は200SGL-Eというグレード違い、現車はターボ追加前の2000TOPグレードなのでGLとは装備は格段に豪華ながら見てくれはホイールキャップやモール程度の違い…
出品票撮り忘れましたが79~81年の前期モデル、メーター読みで12万㎞、見た目は非常に綺麗で推測ですが機関や事故歴勘案しなければ総評3.5、内外CCはラクショーで付くレベルでしょう!
ショーファー、ハイヤーに用いられる事が多かったセダンSGL、ハーフカバーがかかりとても綺麗に維持されてます。
外装も僅かな経年劣化のみながら35年以上経過車とは思えないレベル、しかも恐らくこれは未再生な感じなので屋根付きガレージ保管で慈しまれてきたのでしょうネ~
しかし横浜会場のセドリック捕獲率は何気に凄い、330、430、Y30~31と往年のセドリックが必ずいますから感心します(^^)
お次!!
430に続きL20E搭載車(笑)
80年のS130Z-T2by2ですねー、130もS30に次いで比較的残ってますが一時は新車時の評価のまままS30に劣る運動性能や肥満化したスタイルが災いし中古車価格もS30では見られなかった桁、つまりは捨て値まで落ちた時期もあり廃車体、草ヒロなども多く見られました。しかし現在では程度に関わらず旧車としてプレミアム化、ワタシも一時期乗っており手放した時(約25年前)は二束三文でしたんで何か感慨深いっす。。。
R点ですが実走97000㎞、内装Cが付いておりこれも年式勘案したら立派!マンハッタンではない単色でノーマルルーフといのも今となっては珍しい、大概残るのはマンハッタン、Tバーですもんねぇ。
不具合はちょこちょこあるようですが致命的記載はなく立派な現役130Z、これも相当の高額になる事でしょう、Zマニアにはタマらん1台だと思います!
ドアミラーや一部エアロ、インパネもオーディオ部が弄られるもオリジナリティをかなり残す美車、塗装は何度かやり替えてるかな?ガンメタのボディはツヤツヤしてました。
変なマフラーカッター?が余計ですが懐かしのルーバー付き、コレ、後方視界を妨げず後席の日差しを緩和する優れモノでした。
次は時折マニアがカスタマイズして乗ってるのを見かけるんでそこまで珍しくもないかもですが…
ランクルマニア、クロカンマニアには依然人気高いHJ60ランクル!
出品票がピンボケで殆ど見えませんので割愛しますが平成元年(89年)の60最終モデル、総合3.5内装Bが付いてました。
80年~90年のモデルライフだった60系、この頃はさすがのトヨタさんでもオシャレさ皆無の男臭いSUVと言うより“クロカン”の言い方が似合う感じ(私感)ですよね、60系は内外問わず人気があり往時、相当数輸出もされ程度のいい個体が国内でも少なくなり価格もいい値段を維持、同時期のパジェロやサファリが消えつつあるのに対し根強い支持を集めていますよねー。
B評価の内装はマニアが過保護に維持してきた様子が伺えます。
6気筒4Lの2H型Deモデル、上に4.2L(2F)、下に広く普及した3.2L(3B)とラインナップしてましたが3Bだとこのウェイト(グレードにより2t前後)は少々キツいながらHと2Fは速いレベルのパワフルさが魅力、排ガス規制やら何やらで維持は大変になってきていますがこのトルクの塊のようなDeがランクルの魅力でもありますしこれもマニア→マニアに渡りまだまだ慈しまれる事でしょう…
そしてまだ出品検査前で出品票が揃っていない太古OLDボントラをハケーン!
うわっ、実車見るの何十年ぶりだろ!?2代目最終型67年~81年のトヨタスタウトですけんねー、まだ実働現存がいたとは驚きです(*_*)
スタウトについては
ココ にて前に語ってますんでそこからコピペで手抜き(汗)
~スタウトは戦後から続くトヨタライトラックであったAB/SG/RK型の流れを含む1.5t~2t級のボントラ、日産ジュニアやプリンスマイラーのライバルでした。
これの2代目が一番記憶に残りやはりジュニア同様にレッカーや消防の印象ですかねー…
トヨエースやダイナなどのキャブオーバーが主流になる中、3代目を最終とし86年まで生存、但し3代目は3代目ハイラックスとボディ共用していましたし特に印象にはなくまた、2代目以前のモデルは古過ぎてやはり印象にはないので2代目のみの限定!
2代目は初代D30型セドリックのように逆反りした=Frラップアラウンドゥのスタイルが最大の特徴、このウィンドウに合わせて三角窓(後期型のみ)も逆三角の個性的出で立ちはかなりの印象を残してくれています。
50年代のアメ車の雰囲気?エアインテーク調のターンシグナルなど今見れば非常にユニークな顔立ち。
これも3度ほどのMCを受け初期は丸目2灯、中期から4灯になり後期ではそれまで強面グリルだったデザインをスマートに変更、67y~がこのモデルで2代目最終の81年までありましたから一番多く見かけたモノでした~
ボントラとしては大型の1.75t積、当時の廉価版クラウンのR型4気筒2Lを搭載するRK100型スタウト、さすがにワタクシもこれの乗車経験はなかとですがアクの強いスタイル、逆ゾリしたアラウンドウィンドウ…うーん乗ってみたい!
時折ネットや雑誌でムーンアイズ系のアメリカかぶれに弄られた個体は見かけますがド天然で商用然とした本来の姿?なスタウト、恐らく30年は見ていないw
現車、状態は悪く草の手前まで行ってる感じですが係員に聞くと実働との事、荷台なんか腐って落ちそうだしレストア前提は当然ですがベースとしてはいいかもしれんですね、ボディは幾らでも修復できる、実働というのが希少ですよ、えぇ。
降雨の水滴と汚れで殆ど解りませんがキャビン内は外観に較べ綺麗でシート破れすらナシ
このスタウトは確かあの名作「北の国から」の連ドラ時代に黒板五郎の愛車だったな、とかどうでもいい事思いながら他のどれよりも食い入るように観察、ボディはキツながらもフレームや下回りはまだまだイケそうでサビなども少なくもしかしたらボディの鈑金やパテ→ALLペンだけでかなり立派になると思います、これ乗ってイベント行けば間違いなくスターでしょうね!
ここまでが横浜、お次は金曜日(6/8)に行った東京会場からの捕獲!
最初は専門外の外車ですがコレは今も昔もササりますw
ルノー5(サンク)ターボ2、これも実物目撃は数える程でド変態なクルマですよねぇ。。。
ベースとなる日本で言うFFコンパクト2BOX、それをベースとし室内(後席を犠牲)にエンジンを移設、ミッドシップとし当然後輪駆動、WRCのホモロゲモデルでしたが現車はその普及版ターボ2!!
いやいや、シティターボⅡなんてのもありましたがルノーはただガワだけ大袈裟に”ブルドック”にしただけではなくエンジン搭載、駆動方式まで変更した勝つための?究極モンスター、1400ccにギャレットターボで160ps、最大トルク21.4kgm、5速MTを介して後輪を駆動し最高速度210km/hという内容には当時もブッタマゲ、これで車重920㎏との事ですからマジお化けw
大柄なブリスターの出で立ちも改めてここまで真近に見ると物凄いインパクト、更に後部ラゲッジに無造作に木箱でも積んでるような日本人にはこういう発想はないであろうその中身が実はエンジンという!!!
現車、ターボ2最終の85年モデル(ターボ80~83年、ターボ2 83~85年)、走行不明ながら評価4が付く美車、一体幾らで落ちるのか見当もつきませんがレア中のレア車、3000台程の生産との事なんでかなりの金額なんでしょうね、この辺はルノー識者にお任せですわwww
一言で表せば「クセが凄いんじゃ」byノブって感じですがこれぞモノホンブルドック!
そしてお次ですがルノーを見つけ近寄る際、やたらレーシーなのがいるなぁと。
見た目のカスタマイズから遠目ではS54AorBかと思いきやショートノーズのS50スカイライン!
少し前に横浜会場にも別のS50がいましたが最近はショートノーズでこんな風に弄るのが流行り?
昔はスカイラインと言えばロングノーズのGTこそ!ショートノーズが存在したS50→ハコスカ→ケンメリ→ジャパン、4気筒版なんて多少古くなれば問答無用で解体でしたから特に太古のS50が現存するのはスゲェ事と思いまする…
昭和42年(1967)年型=プリンスが日産に吸収された時代のモノ
吸収合併直後の旧プリンスモデル、スカイラインにグロリア他商用含め「日産プリンス〇〇〇〇」とされました、長ったらしいという理由から2~3年で「プリンス」は消え去りますが合併条件の一つにプリンス・石橋社長から「プリンス名の存続」があったため当時プリンスファンからは軽く日産に非難があったそう、その対策として日産は日産プリンス店を設立し販社に名を遺した!と言い訳したそうですがどうなんですすかね~w
合併のゴタゴタがクルマにも表れている?67~のS50系は『NISSAN』と『PRINCE」エンブレムが混在
この個体も半世紀チャン、走行12万㎞台と少走行で内外もレストア済、GTではないのが今も昔も個人的にはササリませんが一頃のポンコツ扱いだったショートノーズがこんなにも脚光を浴びる日が来るとは思いませんでした(笑)
〇、逆台形に続く最終型のテール、丸目の次にイメージあるかも。
次はここのところ何かと見かける和製カウンタック?なSS20初代セルボ!
内外ともかなりくたびれたセルボ、この1年以内にスズキ資料館、同業のヤード、外人のレストアヤードと現車で4台捕獲してますが現役として資料館は別としてその中でも一番状態は悪く“草”で紹介した外人ヤードのモノより外装は酷いかも。
R点、内装Dの記載、外装もD~Eながら距離15000㎞台?5桁なんで恐らく一周以上はしてるでしょうが。
昭和57年(1982)ですから初代セルボの最終モデル、77年に豪華版CX-G、ベースのCXでフロンテクーペの新規格550版でデビュー後、当時俄かに増えだした女性オーナー向け中間グレードで追加されたCX-Lになりますね。
旧フロンテクーペが360㏄2st3気筒のピーキーなエンジンで男臭いスポ根系だったのに対しセルボは排気量拡大で格段に扱いやすくなり牙は抜かれながらも当時個性派の軽クーペとして唯一無二の存在、女性向けといってもMTしかなく時代を伺わせますが奇才Jアローの美しいデザインは40年を経てくたびれた個体でも色褪せませんナ!
も一つスズキの名車!!
マカロニ型(太陽にほえろ!初代新人刑事の“マカロニ”が愛用)していた初代ジムニー、その最終版の79年型SJ10型ですねー!
ホープスターのアイディアを継承してスズキが発売した軽ジープ、現在に至るまで不動の評価と人気を誇るジムニーの希少初代モデル、大きく分けて前・中・後期の3タイプが存在し1970~81年までの11年のモデルライフでした。
最終SJ30は顔付を大幅に変更、前期~中期のSJ10~20とはイメージを大幅に異にしモデル後半という事もあり前・中期に較べると生息は少なかったような気がします。
ジムニー定番の弄りがなされており程度は中の中?って感じですが機関に問題はなくワイルドなあの2stサウンド健在の様子!
外見はALLペンでそこそこ綺麗ですが下回りはジムニー特有のフレームサビが多くこれもならではのOFF走りをかなり愉しんだ個体でしょう。
ジムニーも新型がそろそろデビュー、新型と言ってもようやく4代目ですもんねー、息の長いスズキの、いや、日本の名車の一つの原点である初代SJ、現行や新型はよりファッショナブルで都会的になるんでしょうがジムニーの原点ここにアリ!!ですねw
そしてオク会場最後はコレ
TE51カローラクーペ1600GSL!!
残念なのはコレはほぼ草状態、オク会場のキャリア荷捌きスペースの片隅に何ヶ月も放置されている個体で恐らくもう動かないでしょう…。
実働不動に限らず専門店や旧車屋が落札したはいいがあまりの状態の悪さとかキャンセル喰らったとかなんでしょう、希少車が海外でも今人気あるし外人が落札したはいいがこれも先方よりキャンセルって可能性もあるしで。
いずれにせよ勿体ない話、オク会場にはこうした放置車両が少なからずありこのカローラのように希少車このような状態にされていると心痛みます、ヤフオクなんかでもそうですが責任ある落札ができない輩、今も昔もいるんですよね~…
出品時からそうなのか放置が長くそうなったのかは不明ですが外装の状態は日に日に劣化している様子、締めきってあるんで内装の荒れは少なく外装E、内装Dレベルっとこかな!?
77~78年モデルと推測できるTE51、2T-U型1.6LはTTCの51年規制という最悪期のパワーユニット、74年~の所謂サンマル期の後半にスプリンタークーペのマスクを変えて発売されたサンマル期初のクーペは75年に途絶えた2T-G型DOHCのレビンの復活がこのクーペによりなされ当時大きな話題を集めましたね。
レビンを除いてTOPグレードだった1600GSL、Rrビューはテールランプの違いのみのまんまスプリンターでした。
オマケwww
ここはよく通る道筋にある少し偏屈?な中古屋の光景、プチレアな個体が入庫していて今や絶滅しかけるE24キャラバンのV6とかパジェロイオの初期3ドア、最終プレリュードやクロノスなんてのが置いてありいつも横目で見て通り過ぎますがそこに新顔が入庫、スバルヲタが泣いて喜ぶ初代KJ型ドミンゴですよドミンゴ!! “アミーゴドミンゴ”とセンスのセの字もないシュールなCMがやたら印象深いドミンゴ、健在に感動ですw
当時のサンバーを拡大して角4月ツ目とし今をトキメク3列7人乗りとしたドミンゴ、時代が早過ぎて一部を除いてこれも鳴かず飛ばずでししたがまだ生き残りがいましたね(笑)
94年まで生産、その後サンバーに合わせFMC、98年で幕引きされますがこれもワタクシ経験ナシ、一度でいいんでこれに7人フル乗車して運転してみたいっすわwww
♪アミーゴドミンゴ
今週はここまでー(^^)/