• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2013年12月05日

保存版・ 珍車PART350

保存版・ 珍車PART350 珍車350弾はこんなクルマを取り上げました!

⇒『1993年(平成6年)4代目N14型パルサーGTI-R』!!

これもすっかり見なくなりましたよねー、比較的近年のモデルながらクルマがクルマだけにラリーにダートに遣い潰されて息絶えたか!?って感じですかね…

御承知のように日産が並々ならぬ熱意でWRC参戦目的に開発したラリーウェポンでありこの頃でも既に珍しい小さなボディにデカい排気量+I/CターボDOHC16バルブ(SR20DET)、そして日産御自慢のアテーサ(4駆)で武装、今で言うコンパクトカーに2L 230psを搭載した正にモンスター!

60~70年代ではこうした“即席ハイパワーマシン”の存在は数多くスカイラインGT-B、RにファミリアRE、マークⅡGSSやTE27レビン/トレノ等ぱっと思い付くだけでもどれも「名車」の名を欲しいままにしていますよね。

ただ、この手法は安直にスゲェ車が造れる反面、基本設計が大衆車だったりハイオーナーカーだったりでよほど綿密にハイパワー化に伴うリスクも見つめなければならず様々な問題も発生、結局は80年代になると第二次ハイパワーブーム~スポーツカーブームにより専用設計が主軸になっていきこのような手法は廃れ気味になるのですが80年代末~90年代初頭にかけて起きたWRCブームの影響からホモロゲ取得の兼ね合いもあり再び各社、ベースの市販車を大幅にテコ入れしてWRCマシンを造り上げる、と言った方法を採りマツダファミリアや三菱ギャラン、スバルレガシィやU12ブルなんかがそういった類の代表でした…

そんな中、日産がU12以上に戦闘能力を高めさせてデビューさせたのがGTI-R!!

エクステリアからして一般のパルサーとは印象が異なりハチの巣のような?独特な形状のボンネットのパワーバルジ、巨大な(当時としては)Rrスポがいかにも“ワル”の印象(笑)
U12ブルより格段に軽くpsはそれを上回る230ps、ベースモデルではとにかく競技に必要なモノは全て装備されLSD、クロスレシオミッションにボディスポット増しなどラリーストにはたまらにモデルでしたし限定販売のGTI-R NISMOとなると更にロールバー、強化サスなども奢られていました。

ただこれはワタシも何度かハンドル握りましたが速いのは間違いなく速いのです、しかしFrヘビーの印象は拭えずアテーサ4駆の制御も個人的にはイマイチで回答性が悪く似たようなモンスターのファミリアGT-A等と較べ取り回しに難がある感じ、E38/39ギャランも曲がらないですがこいつもスピードが乗ると“曲がらない止まらない”の印象が大きく早く言えば大パワーにシャーシが負け制御系も追い付いていない感じでこいつを乗りこなし競技で速く走らせるには相当のGTI-R慣れ?が必要に感じました。

昔のGT-Rのようにその“乗りこなし”が楽しくなるようなドライブフィールならまだいいのですが下手に近年でコンピユータ制御もかかるせいかどうしてもその操縦性は個人的生理的には合わずでしたね~。

案の定WRCでも日産によくある小さいボディ+大きなエンジン=冷却不足、長時間ドライブでのヤレや走破性の限界低さなどが露呈、目立った成績は数えるほどで早々と撤退しファンをガッカリさせたものです(*_*;

そんなGTI-Rですがそのクセモノ?のパフォーマンスは峠の走り屋さんやプライベートラリーストには好まれ現役時代は結構見かけたモノですがやはり扱い方がそうしたマニアは手荒いですからね、早々と死滅し現代ではマトモな個体はそう残っていないだろうと推察します。

さて、現車ですが先記のような荒い使われ方をするこの手のモデルとしては比較的マシ?な状態に感じます。
R点内外Cという評価で走行も14万㎞オーバーですから無理はもうそうはさせれませんしエンジンや駆動系に関しては何らかの不具合も予見しなければならない状況に思えますがまだ致命的な不具合は出ていないようで今後の愛情のかけ方によりまだまだ延命はできる感じです。

↓カマ掘られたのが逆カマかは知りませんがRrの修正がどこまできちんと直ってるかですね、E/g関係には不具合記載ないので取りあえずはまだ大丈夫かな…


↓室内の状態は画像の限り悪くないですね!


出品車は一番出た普及型GTI-Rのようでエアコン以外の快適装備=各パワー装備標準装備のモノ、ワタシがかつて何度か乗ったのもこれですが当時コンパクト扱いのパルサーであっても幅は5ナンバー枠一杯の1690mmでしたから全長が短いHBモデルの分差し引いてもU12やE38/39と取り回しは大差なかった気がします、明らかにファミリアや後の第一世代のエボインプより軽快感は薄かったですね、その分室内は“コンパクト”としてはかなり当時の水準でも広かったですが競技に居住性はさほど関係ないですからもう少し小さく軽ければこのクルマの活躍も違ったのでは?と感じます。

↓Rrビュー、今見ればさほどですが当時のHBモデルでこのRrスポは衝撃的でした!


外装C評価の事ながら黒のボディはクリア剥げもなく大きな凹や傷も画像の限り見受けられませんしね、しつこいですがこの類のクルマとしては外観の状態はイイと思います。

出品は雪国長野から、落札は意外と低く20万に届いていません…

やはり現役~その後の評価が例えばR32のGT-R等のような伝説的な部分がなく“名車”になり損なった感がありますがこれも店頭プライスでは検整備と利益で多分4~50万は付くかな?マニアならその額出しても買うでしょうし…

ただ、これも絶対的生息が絶望的になってきているようですし数年後には化ける可能性は大だと思います!

↓Frまわりも往年の迫力と“ワル顔”は失っていませんね!当時でも没個性が謳われていた時代にこれは個性的でした。


気合の割に競技では華開かず草ラリーや走り屋の格好の餌食となったGTI-R、イメージ的にはかつてのスカイラインGT-Bのような“羊の皮を”を目指した?のかもしれませんがやはりTE27レビン/トレノのようにアッと言わせる競技での好成績も残せずいささか“ゲテモノ”的に見られがちの部分もありましたが今やこれも貴重品、できれば余生は大事にメンテされ間違ってももう競技で酷使される事なく平穏に長生きして欲しいと願わずにはいられませんですぅ(^.^)/
ブログ一覧 | 日産 | クルマ
Posted at 2018/08/16 18:17:57

イイね!0件



タグ

今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

創業50周年!! 30%OFF!! ...
倉地塗装さん

今日のランチです
tatuchi(タッチです)さん

こんばんは。
138タワー観光さん

4月4日・京都出張(新横浜→京都) ...
どんみみさん

✨使ってみたいな🎵『モンスター ...
ひでごん123さん

🚶‍♂️大船観音からの切通し散歩
ババロンさん

この記事へのコメント

コメントはありません。

プロフィール

「売却ステラの修理請け! http://cvw.jp/b/2682511/47663775/
何シテル?   04/19 02:11
元GureのHNで活動、新規ネタ&過去ネタをUP中、過去記事はかつてほぼ移住していた山梨や本拠でのクルマ弄り記録や過去シリーズ的に上げていた独自の企画モノを再U...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2024/4 >>

  1 23 4 5 6
789101112 13
1415 16 17 18 1920
21222324252627
282930    

リンク・クリップ

あのクルマの系譜・その21~三菱GTO編~  
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/04/16 22:31:38
《新企画》あのクルマの系譜・その1~三菱ギャラン編~ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/02/12 17:16:21
あのクルマの系譜・その2~三菱ランサー編~ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/02/12 17:16:05

愛車一覧

三菱 ランサーエボリューションIV 三菱 ランサーエボリューションIV
2015年導入、当時凝っていた菱旧車集めの1台で一時息子に乗らせながら共同所有、2022 ...
三菱 eKスポーツ 三菱 eKスポーツ
2023年11月より愛用、常に2~3周遅れで三菱軽を愉しむワタクシ、パジェロミニVR-Ⅱ ...
ヤマハ XJR1300 ヤマハ XJR1300
単車らしいオーソドックスな80年代風ネイキッドスタイルはやはりワタシの年代には刺さる!! ...
スズキ ジムニーシエラ スズキ ジムニーシエラ
次男坊が初購入の新車!我が家として平成9年のエボⅣ以来24年ぶりの新車迎い入れで真にめで ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation