たまには定番旧車やりましょか(^^;)
みんな大好きスカイライン!ですがオクに出てくる、或いは各イベントでもハコスカ、ケンメリ、R30/31は飽きる程?見れますがジャパンは往年のスカイラインでも少ない気がします、業オクで出品も滅多にないですからねー、これも貴重な存在に感じます!
⇒『昭和55年(1980)GC211型5代目スカイラインHT2000GT-EL』!!
”夢のスカGターボ”の出で立ちながら残念ながらNA、ジャパンは外見でのターボかNAかの違いはRrのトランクリッドにある「TURBO」の文字のみ、従ってこれ外されたら判断できんですがいつの世もエンブレムデ・チューンするのはそうはおらずNAにコレ付けた紛い物ターボも往時はかなり存在してました、前期のターボ設定がない丸4のジャパンにこれ貼る笑えるダサいのもそれなり当時はいたりしましたがジャパンなだけまだいい、ブームにのっかりハナからターボがないケンメリに貼るヤツはマジ大ウケでしたよね、ご同輩w
V35以降の高級車になってしまったスカイラインしか知らない若い世代からしたら信じられないかもしれませんがワタシらかつてのスカイライン(S50~R34)をリアルに見てきた世代としてはハコ、ケンメリに次ぐインパクトがジャパンターボにはありました、後年のR30のRSやR32のGT-R以前の時代ですしね、スカイラインを嫌いというクルマ好き、殆どいなかったしFMCの度に大きなニュースになっていたのはこのクルマだけでした。
77~81年のジャパン、ターボが設定されたのは後期の79~81年(ターボは80/4~)のみ、前期時代にトヨタから「名ばかりのGTは道を空ける」とCMで揶揄されたスカイラインのトヨタに対する逆襲の第一弾がジャパンターボ!
ケンメリ後期~ジャパンの前期は例の排ガス規制で残念ながらスカイいライン史上最もヘタレなモデル、NAPS(酸化触媒/三元触媒)で51/53年規制に対応したL20型エンジンですが排ガス浄化の為の後付け装置にパワーを取られその動力性能は目を覆うばかり、未対策時代のL20ツインが125ps、排ガス規制でEGI化されたL20Eは130psと数値の上では未対策を上回るも重量増も相まって走りは最悪、ワタシもケンメリのNAPSで箱根の坂を上った事ありますがマジで息が上がってしまい登りでは空荷の4tや大型に煽られる始末(*_*; 「これがスカイラインか(泣)」って思いが若き日にあります…。
ただ、スカイラインの名誉の為に言っておけば何もこのような惨状はスカイラインに限った事ではなく他の日産車、いや、マツダのRE以外は当時どこも似たり寄ったりの状況で揶揄するトヨタはDOHCの看板でそのパワフルなイメージを維持しましたが乗ってみれば当時2L最強の18R-GEU DOHC-EFI 130psにしたって未対策時代を知っていると何ともジレったく排気量にして500cc位落ちてんじゃね?と思えるドライバビリティでしたんで「名ばかりのGT」なんてエラそうに言えるモノではなかった ってのが素直な感想です。
430セドグロで日本初のターボエンジンを発売した日産、これにより世はターボブームが到来、日産も各モデルに矢継ぎ早にターボモデルを設定しますが中でも最も注目されたのがスカイランとZ(S130)のターボだったでしょう。
Zはそのイメージから当時省燃費(2.8Lのパワーを2Lで実現する為、2.8Lに較べ低燃費という苦しい言い訳?)を謳い時の運輸省から許可を取っていた関係上、スポーツカーの出で立ちであるZはターボが浸透する82年、実に430から3年後にドンジリでデビュー、その頃にはターボブームも沈静化、各社ハイパワーエンジンもデビューしておりあまり話題にはならなかった印象ですがスカイラインの場合はブーム全盛の80年登場、トヨタの揶揄で地団駄踏んで悔しがった日産ファン、スカイラインファンはこれで溜飲を下げたって訳ですネ。
“夢のスカGターボ登場”のCMは見るものに大きな感動と期待感を持たせまた、当時人気のTVアクションドラマ『西部警察』では特車第1号にこのジャパンターボをベースとした『マシンX』が劇用車として登場、当時のクルマ好きを毎週日曜夜8時にTVの前で釘付けにしましたっけ。。。
西部警察のマシンX、40年経った今でもマニアは多くジャパンをこの見てくれにして愛する猛者も少なからず存在する模様
マシンX効果もあり当時は大人気のジャパンターボ、その後前述の通りDR30(R30の2000RSや同ターボ)、R31GT-S・R、R32以降のGT-R等より過激に、よりトキメク素敵なスカイラインのデビューにより今では色褪せてる感じも若干ありますがこれもスカイランの歴史を語る中では絶対に外せないモデル、多分今乗るとそんな大騒ぎするレベルではないでいょう、3000rpm以下では鈍重なL20、出足は最悪だし直線番長でターボに乗った頃にはブレーキ踏まないとならん、コーナーで不用意にアクセル踏めばターボのタイムラグが大きすぎて下手すればコントロールに支障きたす、パワステ非装備のGT-ESなんて腕折れるか?って位回らないステアリングでスポーツ走行しようにもハンドリングがままならない程でしたしとても今の水準では語れないながらも当時はそれこそ“夢”が叶ったような存在だったジャパンターボ、その後は新生スカイラインの人気や排ガス対策初期ってのもありNAやショートノーズに較べると2~3回は再販されましたが90年代半ば以降にはもう見かけなくなっていた気がします、こうした背景からハコやケンメリ、R30以降に較べると残存はかなり少なくなっていると思います。
出品車、珍しいGT-ELというグレード、ジャパンには上からGT-EX(豪華仕様)>GT-ES(ハード版)>GT-EL(普及版)>GT-E(廉価版 尚、GT-ELとGT-Eには非EGI=1キャブのGT-L/GTも存在、ターボはGT-E~GT-EX全てにラインナップしますがターボ追加以降NAのGT-EとSは廃止)という内容でしたが数多く出たのはクルマの性格上GT-EXとGT-ES、この頃でももうこのクラスでは各パワー装置を望むユーザーが多くP/S、P/W完備のGT-EXとハードサスやバケット風シート、GT-Rの赤バッジを付けるGT-ESが圧倒的人気!セダンはX、HTはSが多かったかなぁ…
80/1なのでまだターボ追加前のモデルですね、R点で内外Eは年式なりの評価ですが画像ではかなりイイ状態に見えます!
GT-ELと言えばマシンXもそう、ただメインはGT-ELながらマシンXには影武者が数台おりその中にはESやGTも存在しており上の画像のようにGT-ESのマシンXもかなり見ます、どこで何が使われたかまでは西部マニアに任せます、ワタシ、西部はあんまし好きじゃなかったんで(*_*;
今となってはどうでもいいですがNAのL20Eはしつこいですがどうしようもなくて友人にもケンメリやサメブル、330やローレル含め数多く乗ってるのがいましたが走りはドンガメでも腐ってもスカイライン、乗ってるヤツは鼻高々でしたが一度乗るとこれ、いらねーわなんて…冗談抜きに当時は見かけがスカGと較べあまりにもブサイク?で不人気だった4気筒版の1600や1800の方が軽く鼻が短い分まだ軽快だった、1800のEGI付き(L18E)なんかのTI-ESなんてそこそこ走ったもんなぁ、見た目はダサかったながら…
E評価の室内ですが40年レベルとは思えない質感、屋根下保管で大事に慈しまれてきたのでしょう!
『奈55』ナンバーってのもいいですねー、恐らくワンオナでしょう、関東在住の元Gureとしては『奈良』なら大阪出張などで何度も見てますが『奈』は見た事ナシ、横浜ナンバーもかつては『神』(神奈川)でしたがこれは太古の昔(多分昭和40年前後)に『横浜』に替わってますんで一文字ってってのが萌えますわw
外装も画像の限り問題ない様子、ターボでは多かったopのストライプ、あまりに綺麗なんで後貼りか!?新車時NAでコレ貼るってオーナーはなかなかいなかったでしょうし!?!?純正AWでほぼオリジナルってのも評価高いです!
気になる落札額、予想通りの3桁超えは勿論ですが整備入れて店頭並べば優に200は超えてくるでしょう、NAのGT-ELなんて最安値期は一桁って頃も知っている身としては驚きですがスカイラインというクルマは他車に較べある一定の期間を過ぎれば値上がりは確実、昔の日本(80年代位まで)で今は失われた土地は絶対買う時より売る時の方が値が上がる、年功序列で一生安泰という神話?も今やあり得ないながらスカイランは相変わらずで非GT-RでもMTモデルならプレミアム化、酷評されていたR31も今や手の届かない存在になってますし他にこんな国産車はやはり見当たらない、いや、どんなクルマも相当の年数経てば値は上がりますがスカイラインの場合はプレミア値が付くのが早いし一度付いたら上昇の一途ですからねぇ、いやはや、やはり偉大なクルマですナ(^^)/
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2019/01/30 01:16:12