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2019年10月09日

あのクルマの系譜・その13 ~トヨタスープラ編~

あのクルマの系譜・その13 ~トヨタスープラ編~ あのクルマの系譜”…その13は今年、17年ぶりに蘇ったスープラに焦点を当てます!

80年代になってから繰り広げられた第二次ハイパワー競争、それに対するトヨタの代表がスープラ、復活の現行型を入れ都合4代を数えますが常にその時代に於いてトヨタが誇るハイパフォーマンスなパワーユニットと”走り”に徹した思想を詰め込むサマは多くのスポーツカーマニアを魅了しましたよね…。

”失われた20年”同様にスポーツモデルも約20年の冬の時代、HVやEVが時代の寵児になりあの頃とはすっかり様変わりした現代に蘇ったスープラ、復活記念って感じで振り返ります、それではあのクルマの系譜・トヨタスープラ やってみましょう!


3代目(現行)GRスープラ
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(2019~)

・2019年に17年ぶりの復活、但し歴代スープラのトヨタ単独開発とは異なりBMWとの共同開発でありパワーユニット、シャーシ、パワートレーンに従来型からの関連はなく型式も従来のA(初代セリカ/カリーナ→2代目スープラまで割り振られた社内記号)は継続されず。
・初代~2代目までスープラがモチーフ、リスペクトしていた「トヨタ2000GT」、その思想はそのまま受け継ぎ典型的ロングノーズ・ショートデッキのスタイリングを堅持する。
・製造は豪州のBMWマグナシュタイアで行いBMW Z4とシャシ共有、但しZ4とスープラではそれぞれのメーカー(BMW/トヨタ)別開発。
・歴代が4シーターだったのに対し2シーター化、これにより理想の重量配分(50:50)を実現、低重心、カーボンファイバーの使用等で先代より大型化しながら先代並み1.5t(3L)の車重に抑え更にW/Bは短縮されスポーツ度は高まっている。
・搭載エンジンはガソリンエンジン 直4 2L 直6L 3L、駆動はFR、ミッションは8AT。
・ボディタイプは3ドアHBクーペのみ。
・ミリ波レーダー、単眼カメラによるプリクラッシュセーフティ、追従クルーズコントロール等の安全/快適装備完備。


2代目スープラ
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(1993~2002)

・Z30系ソアラとの共用シャシで剛性を上げ先代(A70型)から飛躍的にスポーツ度が高められる。
・セリカXX~先代スープラの顔だったリトラクタブルライトは輸出先のアメリカ法規改正により廃止され固定ライトとなる。
・アメリカ映画「ワイルドスピード」に劇用車として採用され日本、アメリカでも大きな人気で現在プレミア化
・搭載エンジンはガソリンエンジン 直6 3LのみでNAとターボ、駆動はFR、ミッションは5MT/6MT/4AT。
・97年以降、エンジンが可変バルタイ(VVT-i)に変更。
・ボディタイプは3ドアHBクーペのみ、当初はノーマル(クローズドルーフ)とデタッチャブルトップ(エアロトップ)をラインナップするも96年以降はノーマルのみに統一。
・2002年、折からのスポーツモデル不況が大きな要因になり新排ガス規制対応させてもそれにかかる経費が回収できないと判断され生廃となる。


初代スープラ
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(1986~1993)

・従来は国内では「セリカXX」、海外で「スープラ」のネーミングだったモノを国内もスープラに統一された国内初のスープラを名乗ったモデル、従って国内では初代スープラとなるが海外版を考慮するとこの代は3代目(これに併せると現行型は5代目)となる。
・デビュー時は”トヨタ3000GT”をコピーにしトヨタ2000GTのオマージュが最大限に取り入れられた。
・先代(2代目セリカXX A60型)から継承するリトラクタブルライト採用。
・搭載エンジンはガソリンエンジン 直6 2L 同2.5L 同3L、駆動はFR、ミッションは5MT/4AT。
・ボディタイプは3ドアHBクーペのみ。
・モデルライフ途中にて税制改正があり標準ボディ(5ナンバー)に加えワイドボディを追加、以後ワイドがメインとなる。
・レースホモロゲモデル「ターボA」(7M-GTEエンジンに大型Aタービン装着)が500台限定で88年に発売、標準240ps→270psとされ専用装備も施され幻的存在感を示す。
・2.5Lの1JZ-GTEエンジン(DOHC24バルブ I/Cツインターボ 90y以降)で初の当時の自主規制馬力(280ps)モデルを設定。


2代目セリカXX(海外名セリカスープラ2代目)
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(1981~1986)

・セリカの6気筒版としてデビューした先代XXを継承、4気筒のセリカLBのボディを使いロングノーズ化し直6エンジンを搭載。
・先代がセリカのスポーツ性に対する高級パーソナルカー的性格にて訴求したのに対しその部分を同じ81年にデビューした初代Z10型ソアラに継承、XXはスポーツ性を追求する方向に舵を切られた。
・流行のリトラクタブルライト採用。
・トヨタとしては市販初の24バルブDOHC(1G-GEU)をソアラ、クラウン、マークⅡ、クレスタ、チェイサーと共に搭載するがそのイメージ(スポーツ)を一番表現していたのがXX TC24。
・搭載エンジンはガソリンエンジン 直6 2L 同2.8L、駆動はFR、ミッションは5MT/4AT。
・ボディタイプは3ドアHBクーペのみ。


初代セリカXX(海外名セリカスープラ初代)
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(1978~1981)

・スープラの前身であるセリカXXの初代モデル、国内に於いてはスープラの祖先がこの初代XXに充る。
・主要販売であるアメリカでは「XX」が卑猥な意味となるので国内と海外で名称を分けていた。
・海外でも人気高く知名度も高いセリカ(初代A10/30系)だったがライバルとなる日産フェアレディZ(海外=DATSUN 240Z/280Z等)と較べ4気筒であった事がZ人気を上回れずアメリカでは絶対的に最低6気筒でないと厳しいと判断、この為セリカのFMCで2世代目となったA40系のセリカLBのボディを使いW/Bを延長、ロングノーズ化しクラウンやマークⅡに搭載していたM型直列6気筒エンジンを搭載、大陸横断などロングツーリングにも耐えうる内容、装備を施したのがセリカXX。
・外装はトヨタ2000GT以来のT字グリルを採用、流行の角目4灯ライトをベースのセリカに先駆けて採用しイメージを大幅に異にする、4気筒版セリカがイメージ(スポーティ)先代を継承するのに対しXXは内外装を高級化、クラウンロイヤルサルーン/スーパーサルーン、マークⅡグランデに準じる贅沢装備、内装が施され富裕層向け高級パーソナルクーペとして訴求。
・搭載エンジンはガソリンエンジン 直6 2L 同2.6L→2.8L、駆動はFR、ミッションは5MT/4AT。
・ボディタイプは3ドアHBクーペのみ。
・80年以降は4輪独立懸架の足回りを採用(以前は後輪リジット)
・TTCによる昭和53年規制適合。


あのクルマの系譜~トヨタスープラ編~…
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Posted at 2019/10/09 19:41:07

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