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2020年02月01日

あのクルマの系譜・その17~三菱ミラージュ編~

あのクルマの系譜・その17~三菱ミラージュ編~ “あのクルマの系譜”その17、一度は途絶えた三菱の登録車入門編を長く務めたミラージュを振り返ります!

1970年の三菱自工設立以後(それ以前は三菱重工の一部門)ギャラン、ギャランGTO/FTO、ランサー、そして最大のヒット作ギャランΣ/Λで70年代に急成長した三菱は78年、遂に第二販売チャンネルを構えるまで発展、この新たな販売店『三菱カープラザ」向けにデビューしたのが初代ミラージュでした。

三菱らしい革新的な技術を盛り込んだミラージュは大人気を獲得、エントリーカーとしてトヨタスターレット、日産パルサー、マツダファミリア、ホンダシビック等の強豪と切磋琢磨しながら成長しましたが三菱の不祥事の煽りを受け2002年にカープラザ消滅と時を合わせて最後まで残った派生モデルのミラージュディンゴが廃盤、従来のミラージュは一旦後続コルトに道を譲りましたが2012年、セグメント変更にて10年ぶりに復活、相変わらずの激戦区であるコンパクトカー市場でイマイチ精彩を欠いている現状で菱ファンとしては今後が気になるモデルです。

そんなミラージュの系譜やってみます!


【現行ミラージュ】
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(ミラージュ 2012~現行)

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(海外専売アトラージュ 2013~現行)

・歴代ミラージュとは脈略はなくミラージュとしては6代目(先代コルトを含めると7代目)に充るも開発経緯含め全くの新車種として理解した方が容易、生産も三菱モータータイランドであり元来は新興国向けコンパクトとして開発されたものに国内で「ミラージュ」を名づけた。
・立ち位置的には三菱の登録車でのエントリーとしては過去のミラージュ、コルトを踏襲するが車格はCセグ→Aセグにダウン。
・ボディは5ドアHBのみ、タイ生産でフィリピンではセダン版の「アトラージュ」が2013年よりラインナップされるも国内未発売。
・搭載エンジンは直3 1L/1.2Lにてデビューするも2015以降は1.2Lのみに整理。
・衝突軽減ブレーキ、アイドリングストップ機構等環境安全装備も施される。
・駆動はFF、ミッションはCVTのみ。


【コルト】
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(コルト 2002~2012)

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(コルトプラス 2004~2012)

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(ラリーアートバージョンR 2006~2012)

・2002年のカープラザ店消滅に伴い専売車種でカープラザのイメージだあったミラージュ(ディンゴ)は廃盤、三菱コンパクトの立ち位置を継ぐエントリーカーとしてデビューしたのが新車種である「コルト」。
・1960年代に展開していた小型モデルに名付けられたネーミングである「コルト」、海外版ギャランや後の海外ミラージュも名乗っており三菱にとっては歴史的に重要なネーミングの復活ながらこれら歴史的なコルトとは脈略はナシ。
・ボディは国内では5ドアHB、5ドアワゴン(コルトプラス)、海外版ではカブリオレや3HBも存在。
・搭載エンジンは直4 1.3/1.5Lの可変バルタイ機構のMIVECにて構成、スポーツモデルのラリーアート、同バージョンRには1.5Lターボエンジンを搭載しバージョンRは特別な意匠から通称「コルト・エボリューション」とスポ車マニアからは人気を得る。
・駆動はFF/4WD、ミッションは5MT/CVT。


【5代目ミラージュ/ミラージュアスティ/ミラージュディンゴ】
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(サルーン 1995~2000)

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(HB 1995~2000)

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(ディンゴ 1999~2002)

・先代から引き続きランサー(5代目)との兄弟モデル。
・ディンゴはコンパクトトールワゴンモデルながら車台はミラージュとは別設計でミニバンのディオンと共通、カープラザ店モデルの為別車種ながらミラージュ名がファーストネームに入る。
・ボディは4ドアセダン、2ドアクーペ(アスティ)、3ドアHBに5ドアワゴン(ディンゴ)、ステーションワゴン/商用バンとして2003年までリベロを用意、2003年以後はリベロは6代目ランサー(セディア)に統一されセディアワゴン、ランサーカーゴに継承。
・搭載エンジンは直4 1.3L 同1.5L 同1.6L 同1.8L V6 1.8L 直4 2LDe、リーンバーンMVV(1.5L)やI/Cターボ(1.8L)もラインナップ。
・駆動はFF/4WD、ミッションは5MT/4ATでATには三菱独自のMTモード付INVECS-II搭載モデルもラインナップ。
・HBとアスティには競技ベースのRSを設定。


【4代目ミラージュ/ミラージュ6/ミラージュアスティ/リベロ】
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(サルーン 1991~1995)

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(リベロ 1992~2003)

・先代から引き続きランサー(4代目)との兄弟モデルながらバブル期でもあり外観はランサーと大幅に異なる。
・ボディは4ドアセダン、2ドアクーペ(アスティ)、(ディンゴ)、ステーションワゴン/商用バンとして92年までは先々代のワゴン/バンをキャリーオーバー、92年以後は4代目ランサー/ミラージュベースのリベロ(ワゴン/バン)をラインナップ(リベロはランサーの派生モデルともなり当時のギャラン店とカープラザ店で併売)
・搭載エンジンは直4 1.3L 同1.5L 同1.6L V6 1.6L 直4 1.8LDe、リーンバーンMVV(1.5L)は省燃費、世界最小排気量V6(車名ミラージュ6)は当時注目を集め1.6LはホンダV-TEC同様に可変バルタイ175psというパワーでスポ車マニアに人気となる。
・駆動はFF/4WD、ミッションは5MT/34AT/4AT。
・93年追加のアスティV(廉価版)は普通車で100万円を切るリーズナブルさでヒットする。

【3代目ミラージュ】
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(HB 1987~1991)

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(サルーン 1988~1991)

・変則的FMCで87年にHB、88年にサルーン(セダン)を発売。
・先代まで兄弟モデルのランサーフィオーレがランサー単独名義になるがミラージュが吸収した格好となりランサーは5ドアHBモデルのみの存在となりミラージュの1シリーズ化。
・6代目ギャランから始まるオーガニックフォルムを採用。
・ボディはサルーン、3HBに先代からワゴン/バンをキャリーオーバーしてラインナップ。
・搭載エンジンは直4 1.3L 同1.5L 同1.6L 同1.8LDe、1.6Lはミラージュ初の16バルブDOHCエンジン(4G61型NA125ps I/Cターボ145→160ps)を搭載。
・ 個性的グレード名、VIE(ヴィー)SWIFT(スイフト)fabio(ファビオ)、CYBORG(サイボーグ)XYVYX(ザイビクス)にて展開。
・駆動はFF/4WD、ミッションは5MT/3AT/4AT。


【2代目ミラージュ】
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(HB 1983~1987)

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(サルーン 1983~1987)

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(ワゴン 1985~1992)

・初代(先代)後期で「ミラージュⅡ」のネーミングになるも再び「ミラージュ」となる。
・初代に較べ大幅にボディ拡大し居住性をUP。
・エリマキトカゲをCMに使いクルマそのもは低迷ながらこのCMからエリマキトカゲブームが訪れた。
・先代から引き続きランサーフィオーレと兄弟モデル、尚、同一車台を使った1クラス上級であるトレディア/コルディアも同族。
・~84年までは先代の特徴であった4×2スーパーシフトを採用するが84年以降は一般的な4MT/5MT/3ATとなる。
・ボディは3HB、4ドアセダン、85年追加のバン/ワゴン。
・駆動はFF/4WD 搭載エンジンは直4 1.3L 同1.5L 同1.6L 同1.8LDe。
・85年~ワンメイクレース「ミラージュカップ」が開催され競技ベース車としてHBは認知度を高めた。


【初代ミラージュ】
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(HB 1978~1983)

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(サルーン 1982~1983)

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(ミラージュⅡ 1982~1983)

・新設された三菱カープラザ店のメインモデルとして発売、三菱初のFFモデルでありこのジャンルのパイオニアであるホンダシビックや日産パルサーが強豪として存在するがこのジャンルで1、2を争う人気/販売を得た。
・横置きFFであるがこれを採る為にミッションが工夫され副変速機を持ち4速×2で事実上8速となるのが最大限の売りだった。
・当初3HBのみでデビュー、順次5HBと82年のMCで4ドアセダン(サルーン)が設定される。
・駆動はFF、搭載エンジンは直4 1.2L 同1.4L 同1.6L、1.4Lには気筒休止MDエンジンも設定された。
・82年の大幅MC時に車名を「ミラージュⅡ」に改める、この時1.4ターボを追加、ターボブームの中、軽自動車(ミニカアミ)~大型(ふそうグレート)迄のフルラインターボを完成させる。
・82年のサルーン追加時にFF版ランサーとしてランサーフィオーレが双子車で設定、ミラージュサルーン→カープラザ店 フィオーレ→ギャラン店と棲み分け。
・83年に同一車台を用いるミニバン「シャリオ」もファミリー。



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Posted at 2020/02/01 13:56:24

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