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2013年12月07日 イイね!

保存版・ 珍車PART352

保存版・ 珍車PART352今回の国内流通珍はコレ

⇒『昭和54年(1979)2代目TA49型カリーナバン1600スーパーDX』!!

4ナンバー商用貨物の太古車の登場です(*^^)v

いやー、単なるライトバンもここまでの境地に来ると非常にカッカイイ!!ワタクシのランカゴも将来こんな風に捉えられたらいいんですがメジャーなトヨタさんの作品でないから無理かな(汗)

2代目40系カリーナのバン、70年に発売された初代カリーナ(A10系)が御承知の通り当初スペシャリティーカー、セリカのセダン版としてデビューした経緯もあり当時トヨタの売り方としてはセリカをメインとし車格の被るコロナ(T80系)やカローラ(E20系)の存在もありあまり積極的なセールスは行いませんでした。
しかしメーカーさんの思惑とは裏腹に派手な出で立ちを嫌う少なくないユーザーからセリカよりもカリーナを選ぶ層が多かったのでしょう、まだまだファミリーカー全盛時代の当時ですからね、この現象も納得ででこのためカリーナは追加ラインアップも多く当初はカリーナやコロナに較べバリェーションはボディも含めて少なかったのですが高性能DOHCエンジンやEFI搭載モデル、そしてHT追加もありいつしか若者限定人気のセリカ、そして年齢層が当時でも高くなり始めたコロナを上回る人気を獲得、トヨタの重要量販車へとステップアップしたのでした。

このため最後にはカローラバンとコロナバンの間を埋めるモデルとして商用バンも追加、カローラ30系バンのパーツ流用が多いながらも後年~現代のように顔付をチョイと変えただけというお茶濁しではなくカリーナらしい独自のデザインで登場、追加は1975年とモデル末期(初代は77年まで)でありながらも一定の支持を得ており幼少時代はワタクシも平凡極まりないカローラバンやコロナバンよりもお洒落さ、遊び心を伺わせたスタイル=クオーターウィンドウがオペラ風味でバンにしてはケンメリバンに次いで非凡なイメージが子供心に響いたモノです(^^)

↓バンにしては実用一辺倒ではなくスタイリングにお洒落心を加味しいかにもカリーナらしい都会的な商用モデルに注目しました。


って初代バンの解説に熱入ってしまいましたが出品車は2代目、77年に7年の長寿を全うしデビューした2代目T40系カリーナのコマーシャルカーでした。
これにより初代バンは僅か2年でFMCした形になりますねー…

2代目バンは初代のような遊び心は消え実用度合いを高めたモノにチェンジ、この型はワタシも数多く乗り実用にも使いましたが初代バンの特徴だったオペラウィンドウは通常の広いガラスエリアに変更、お洒落さは消えながら後方視界は格段にアップ、サイズ拡大ももちろんながらスクエアなスタイルは積載能力、効率も高まりビジネスパートナーとしては格段に向上したと思います。

現車はT40系の後期(79~81y)モデル、セダン/HTが丸目4灯→スラントノーズの角目4灯になったモデルですがバンは廉価グレード扱いでスラントにはそのままMCしていますが丸目4灯は継承、T40系は個人的には先代の面影を感じる丸目4灯非スラントの前期型が好みでどうも角目モデルは好きでなかったのですがバンに関しても角目を収めるためにスラント化したにも関わらず相変わらず丸目にするなどいささか中途半端、まっ、この頃はトヨタに限らずバンは廉価扱いでこうしたケースは多く見受けられましたので当時としては違和感なく受け入れましたがね、この顔ならばあえてMCせず前期顔のままバンは残せばいいのに!とコストダウン他大人の事情を知らない世代でしたから強く思ったものでした(^^ゞ

現車、実走が驚く事に9万弱!働くクルマで34年経過ながらこの距離は奇跡ですね~
大事にされてきた個体のようで致命的不具合もなく軽くカスタマイズされたボディも綺麗!!

メジャーなトヨタの車ですから時々商用ながらも太古車が出てきますね、当時乗用が箸にも棒にもかからないド初期のTTC(50~53年規制)で青色吐息の中、商用は規制値も緩く12T-Jの1.6Lエンジンも未対策時代の乗用(2T系)からのパワーダウンをそれほど感じさせないドライバビリティでしたしエアコン使用時を除けば現代でも距離的、後は昔の頑強なT型エンジンですからまだまだ現役続行に問題はなく感じます。

↓総合評価3、内装B、商用なので外装評価はなしですがC~Bは確定ですね!


珍しいのはこの時代、特にバンとしては希少なATという点!
もちろん年代的に3速ATですし決して燃費が良かったという訳ではないエンジンとの組み合わせですから燃費は覚悟しなければなりません、経年の不具合も心配されます。
扱い方によってですがこの時期のトヨタATは8万㎞台でもパーッていうのを数多く見ていますのでやや不安ありますが逆にATだからこそ現代まで生きながらえたって気もします、エアコン装備も最初からの装備だとしたら驚きと一抹の不安要素ですが…

乗用、高級車ですらまだ普通にMT設定がありユーザー選択も8割位がMTだったと思います、80年前後は。エアコンなんてよほどの高級車でなければOP設定でしたし。

この頃はATなんて選ぶと口の悪い人間言わせると「身○○害者のクルマ」なんて揶揄される位まだ浸透していないATをしかも積載でトルクフルが命!のライトバンでチョイスした最初のオーナーさん、珍しい存在の“変態”だったかもしれません(笑)

↓内装Bと言う年式からすると奇跡の状態!ナビ?TV?にオーディオにATですので現代車感覚でドライブできますね。


現車は当時のバン最高グレードのスーパーDX、セダン系でも初代はGTやSTのスポーツグレードを除く最高峰でして2代目になりこの上にSEという高級版がラインナップされましたが2代目バンでは初代の名残ですね、元々実用が大事なバントラでカスタムとか乗用に準じたグレードって不要に思われますが後年~現代で人気のハイエーススーパーGLなどを見てもわかるようにこの分野でも“高級”を求める層は必ず存在、いまでこそボンバンにそれほどいいグレードは存在しませんがこの時代ではこのカリーナバンのスーパーDXやコロナバンで言えばGL、カローラバンのHiDX、日産でも三菱でも高グレードバンは存在、中でも三菱Σバンのスーパーエステートなどはこれまでの全ライトバンを見てもこれほそ高級さのあるバンはいない!と断定できるある意味実用一辺倒になった現代の商用車事情とは違うまだ余裕があるイイ時代でした。

↓未再生でしたら驚きの艶々した外装、日本一大事に管理されたカリーナバンかもしれません…


軽くローダウン、ナルディと思われるステアリングに深リムAHPアメリカンディッシュにカローラ系のSLやセリカST以上の砲弾型フェンダーミラーへと変更された程度のカスタマイズは充分オリジナリティを残し“海外生き残り”とは違い日本らしいセンスで非常に好感を持って見れます!

↓現役時は角目設計に丸目がどうにも貧乏臭かったですが今見るとこれはこれでまとまってます!


出品地はここの変態度合いが高い様子の岐阜県!! 落札は驚く事に40を少し切る程度という高額落札!
セダンやHTなら分かりますがね、バンでもここまで状態よければ立派な値段に化けてきていますが変なセレブマニアにコテコテにカスタムされないかが心配…

ここまでイイ状態で高額ですと今後の生存も確実で心配はいらんでしょうがこの素敵な姿での存続を期待せずにいられない、そんなカリーナバンでした(^.^)/
Posted at 2018/08/16 18:06:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | トヨタ | クルマ
2013年12月07日 イイね!

保存版・ 珍車PART353

保存版・ 珍車PART353業オク流通珍353弾はこのクルマ!

⇒『昭和62年(1987)7代目Y31型セドリックセダン2000ターボブロアム』!!

御存じの通りY31セダンは今でも現役、営業用専用車にはなりながらもかつてFMCをせず時代遅れだのシーラカンスだの揶揄された我が三菱の初代デボネアや最後はタクシー/教習車専用となったいすゞフローリアンなんて目じゃない26年の継続生産、同じく営業用のライバルコンフォートや格下のクルーを抑え堂々乗用車としては国産No1の長寿を誇っています!


↓26年の国産乗用最長寿記録更新中の現行Y31セダン


余談ですが10~20年前の所謂”トレンディドラマ”を観ていてもお洒落なギロッポン(笑…六本木)、渋谷に原宿などが映ると主人公の男女がバブリー丸出しのDCブランドやソバージュで武装する中、普通に街中にはY31タクシーが映っていたりしてその部分の光景は現在の都内と少しも変りなく変なところで風俗とクルマの歴史を感じたりします、いかにも前時代的なファッションながらタクシーはそのまま、おもろいです^^

さて、現車はその”シーラカンス”Y31ながらまだまだオーナー向けとして立派に日産の高級車ラインを一線で支えていた時期のモノですね、87年に7代目としてセダン/HTともそれまでの430→Y30とは違い現代のフーガやトヨタ高級車群にも影響を与えた若々しく70年代とは違った走りにも注力しスポーティ路線(グランツーリスモグレード)にも目を向けアメリカン的高級車から欧州車的高級車に舵を切り90年代の新たな高級車象を作るエポックメーキング的なモデル、これがY31でした!

Y31の成功が後のシーマやトヨタセルシオやアリストに繋がるモノと個人的には思います、技術と時代の流れもありますがY31の功績は大きかった!!

出品車はそんなY31のド初期、現行のそれとは外観で言えばFr/Rrドア以外は全て新たなカタを起こされておりパッと見は別のクルマにもなりかけている、そんな印象すらある出で立ちで特に初期はクォーターピラー部のオペラウィンドウが最大の特徴、91年のHT、FMC時にこれは廃されていますのでセダンもメインバリバリ時代の象徴ですね!

↓奇跡の総合3.5、実走3万㎞は驚愕!これほどの初期Y31セダンはそうはいないでしょう…


出品車、クリア剥げ、ダッシュ浮きというどうにでもなるような不具合のみでふんだんなパワー装備がこの年式の日産車ですから不安無いと言えば嘘になりますがマニアならば揃えたい逸品に思います…。

Y31の2L最高となるターボブロアム、まだまだこの頃のVG20ETは80年代のようなドッカンターボでしたし現代目線からすると速いとはお世辞にも言えないですがこの距離、程度ならば現役時の“ヒュイーン”とこれ見よがしで尻を思い切り下げて加速する姿、充分拝めますね(笑

↓現Y31セダンには全く面影ない初期モノのインパネ、懐かしいですねー。内装C評価ですが充分な綺麗さです!


Y31はセダン/HTともに従来のこの類のクルマとは違い着座位置が低くY30やクラウンのイメージで乗り込むとまずそれに驚いた経験があります。
シートやサスもブロアムなど高級グレードにしてもかつてのフワフワの頼りなささはなくしっかりと走りも見つめた設計に驚嘆、当時それまでは疲れる、柄じゃないとの理由からなるべく高級車には乗りたくなかったワタクシでも本気にY31は所有したい!と思えるモノでした。

初期Y31はHTならば未だ人気もあり生息車を首都圏でも見かけますが初期セダンはもう何年見てないだろうか?オーナー使用はやはり人気度からHTがメインでセダンはハイタク公用が多かったですが現車のようなオーナー向けも少なからず見かけましたがね、地味なのは間違いないですがセダンでもそれなりに人気は高く後年HTで一世を風靡したグランツも設定された位でしたが…

↓確かに艶は剥げ気味ですがボデイの状態やシャシも問題なさそうなのでALLペン一つで新車の出で立ち間違いないですね!


出品は東京、落札は片手をやっとオーバーというリーズナブルさ!仮にこれと同程度のHTでしたら3~40はもう付くY31、セダン好きにはたまらん価格(笑)

『エッ、そんな安いなら欲しかった!』とファンの多いセドリックですから多くの声が聴こえてきそうですがこれも検整備に一通り加修すれば店頭プライスは30や40万、簡単に掲示される筈で26年前のセダン、燃費極悪VG20DETでシロートさんは手出ししない方が無難ですが変態は見逃さんでしょうね!(^^)!

↓顔は現行にも面影ありますね!てか同じクルマだっちゅーの(笑)


現代の高級サルーンの元祖とも言えるY31セダン、多分現代のフーガやシーマ、レクサスLSやクラウンと乗り較べてもそうテイストは違わないと思いますよ、パーツ供給も一部を除けば何せ現行ですから心配ないさー!って感じでしょうし久しぶりに菱以外にグラッときた、そんな初期Y31セダンでした(^.^)/
Posted at 2018/08/16 17:59:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日産 | クルマ

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「珍車PART990 http://cvw.jp/b/2682511/47660073/
何シテル?   04/17 00:03
元GureのHNで活動、新規ネタ&過去ネタをUP中、過去記事はかつてほぼ移住していた山梨や本拠でのクルマ弄り記録や過去シリーズ的に上げていた独自の企画モノを再U...

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