• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

元Gureのブログ一覧

2016年03月05日 イイね!

保存版・珍車PART590

保存版・珍車PART590 おぉ、これもまだ生き残っていました!

2年半ぶりに見つけました、これの後続のプリメーラですら廃盤になって久しいですしね、それ以前になるこのモデルも皆さん脳内HDDからそろそろ消えているんではないですか?

ナシヤマベースの変態ミーティングでは大概1度は話題に上がるクルマながら巷では現役時も地味なクルマでしたからね〜(-_-;)

⇒『昭和63年(1988)3代目T12型スタンザ1800SGLサルーン』!!

スタンザというクルマ、兄弟のオースターと共に常にBigネームであるブルーバードの影に怯えながら販売されていたクルマ、元はブルが510→610になった際に1.6L級から2Lに格上げになったのを受け旧510に代わる710型バイオレットが原点でありこの710誕生からそもそもブルに怯えたモデルでした。

不評で終わった710がFMC、この時バイオレット(A10)の豪華バージョンとして加わったのがスタンザ、スポーティバージョンがオースター…

3つ子となったバイレット一族、しかしどのモデルもブルーバードに頭を抑えられていた印象で2代目も商業的には芳しくない、いや、2代目どころかオースター/スタンザがプリメーラ(P10)に代わる1990年まで遂に1度たりとも芳しい事などなかった悲運のモデル、3代目になった直後には大元であるバイオレットがあまりの売れ行き不振から廃盤となるなど涙なくしては語れない生涯www

バイオレットは販売店までブルーバードと同一、少し足せばBigネームが買える、しかも車格は大差なし、これではよほどの変態以外はブルーバードを選ぶのが当たり前でしたからね、この辺はライバルのトヨタはさすがでコロナとカリーナの棲み分けは見事でした…。

スタンザ、2代目はFXと言うサブネーム付けて頑張りましたがこれは稀代の不人気者、金融商品じゃねーっつうの(爆)

しかしこのFX(とオースターJX/バイオレットリベルタ)は当時世がFF化に向かうのをいち早く捉え日産とてはチェリー→パルサーに次ぐFFカー、まだFFが異端児扱いされていた81年にクラス先駆けの先進的クルマで欧州車を見習う設計思想は専門家には大層褒められながらも人気/販売はメタクソ、確かにカッコ悪かったですがこれを下敷きにサニー、ブルーバードもFF化され言わばFFファミリーカーのパイロット的なクルマでした。

3さて、出品車ですがそんなスタンザの3代目モデルであり同時に最終モデル、基本は既にFF化されたU11ブルーバードと同一でシャシ、駆動は勿論、搭載エンジンもほぼブルと同じ、これじゃブル買うってとくどい程言われながらも最後はカリーナに対する日産の意地が見えてましたね(笑)

しかし!個人的にはこのT12は決して嫌いじゃない、同時期のブルが先代の大成功した910の呪縛が解けず未練たらしく過去の栄光にすがるのに対しスタンザ/オースターはなかなかスタイリッシュで好み、三菱真っ青の逆スラントが冴える?スタンザよりはヨーロッパ風味を内外に纏いシャレたスポーツセダンになったオースターの方が好みでしたが大人気になったP10プリメーラの基礎になったのもこのT12オースターでした!!

↓T12型オースター


出品モデルは上級となるSGLサルーン、スタンザの場合最上級には『スプレモ』なるこれまたイタリア風味のグレードがありましたがそれに次ぐ日産お馴染みのSGLを冠した中の上グレードですね。

↓1オーナーで実走4万?台、27年落ちで4点評価は凄い!!


不人気車ですし前回のレオーネや80カローラ同様にこれも真っ先に潰される運命しかなかったクルマ、プリメーラへの代替えも相当でしたでしょうし元がそれほど売れていないので現生に存在しうるだけでアッパレ!しかも少走行ワンオーナー、口癖ですがある所にはあるんですよねー…

↓この時期特有のワインカラーの内装も非常に手入れが良く年式的になかなか付かないB評価をもらってます!


しかし舐めれそうな位内装は綺麗ですねー、日産はこの年代車は樹脂部品の色褪せがお約束なのですがそうした劣化も見られない、車庫保管は確実って感じ。

バブル期特有のワインカラーはケバくて嫌いでしたがこの時期の日産は外観は勿論、内装のセンスやデザインも格段に向上、ひと時代前とは見違える質感と高級感はリアルで見ていた時代、とても好感を持ちトヨタのレベルに追いついたなぁと感じましたっけ、デザインもやたらカクカクぺキぺキとした衝立時代と較べると見違えるようでした!

↓残念、左ドアが大きく凹んでますねorz…


この凹さえなければ外装評価もB間違いないでしょう、しかしこの凹なら鈑金でイケそう、もうさすがにT12にドアなんてどこの解体屋さんにもないでしょうからここは直して乗りたいですね、スタンザマニアに方々(いればですが…笑)

↓このFrビューを見るとホリデーオートのOh!My街道レーサーのロングノーズを思い出すのはワタシだけ!?!?


Frビュー、右側面は問題なしですからつくづく左が惜しい、機関的にはEgの吹けとP/Wの不調程度ですのでまだ修復は充分可能、これ乗ってイベント行ったら結構ウケると思いますよ、日産マニアの皆さん、如何ですか(^^ゞ

出品地は西、落札は無事なされもうひと踏ん張りで二桁ってレベル、そんなんでも加修かけて車検整備で40〜50で売らないとペイできませんしね、当然重課税年式ですし売れんのかななぁ…と。

しかし過去もそうですが現役時代はこれよりは見かけたT12オースターは皆無、それより時代を反映したバブリーなスタンザの方が売れてたって事か?今後はオースター探しに勤しみたいと思います( `ー´)ノ
Posted at 2017/11/30 16:10:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日産 | クルマ

プロフィール

「珍車PART991 http://cvw.jp/b/2682511/47670310/
何シテル?   04/21 19:22
元GureのHNで活動、新規ネタ&過去ネタをUP中、過去記事はかつてほぼ移住していた山梨や本拠でのクルマ弄り記録や過去シリーズ的に上げていた独自の企画モノを再U...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2016/3 >>

  123 4 5
678 91011 12
13 14 1516 171819
2021 22 23242526
2728 29 3031  

リンク・クリップ

あのクルマの系譜・その21~三菱GTO編~  
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/04/16 22:31:38
《新企画》あのクルマの系譜・その1~三菱ギャラン編~ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/02/12 17:16:21
あのクルマの系譜・その2~三菱ランサー編~ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/02/12 17:16:05

愛車一覧

三菱 ランサーエボリューションIV 三菱 ランサーエボリューションIV
2015年導入、当時凝っていた菱旧車集めの1台で一時息子に乗らせながら共同所有、2022 ...
三菱 eKスポーツ 三菱 eKスポーツ
2023年11月より愛用、常に2~3周遅れで三菱軽を愉しむワタクシ、パジェロミニVR-Ⅱ ...
ヤマハ XJR1300 ヤマハ XJR1300
単車らしいオーソドックスな80年代風ネイキッドスタイルはやはりワタシの年代には刺さる!! ...
スズキ ジムニーシエラ スズキ ジムニーシエラ
次男坊が初購入の新車!我が家として平成9年のエボⅣ以来24年ぶりの新車迎い入れで真にめで ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation