いつまでも三菱と日産の件、グチグチ言ってても仕方ない、そこらのオッサンがブリブリしててもなるようにしかならんですしね(ーー;)
なんで月も改まりましたし通常営業に戻りますわ。。。
しかしやっぱ何だかんだ言ってもクルマはトヨタ!ですよねー(大汗)
三菱?日産?話にならんでしょ、何かあってもソツなく収めるトヨタさんには敵いませんって(*_*;
て訳で今回ご紹介するのはコレ!
⇒『昭和51年(1976)初代RA28型セリカLB2000GT』!!
アラフィフ世代には涙モノのエルビーですよLB!
実際にはアラフィフ世代が免許取得時はもう型遅れ、次期型2代目TA/RA40系になっていましたが子供時代に憧れたご同輩、多かったでしょう。
初代セリカは70年発売、排ガス対策のゴタゴタもありましたがあまりの人気で当時のトヨタとしては珍しく7年という長寿、勿論幾度とない改良で陳腐化を避け最後まで人気モデルとしての地位を保ち続けたのはさすが!
LBは73年に追加、ベースのダルマと言われた標準型セリカ(この頃はセリカクーペとは言いません)を上回る大人気を誇り我々が免許取った80年代初頭はまだまだタマもあり中古市場では王者ケンメリやブタケツにトヨタ勢で唯一渡り合う人気度を示していました。
LBはダルマがHTのセミファストバックモデルだったものをフルファストバック化、そこにテールゲート(バックドア)を設けRrシートを可倒式にしラゲッジを広々使えるスタイリッシュクーペというのが大ウケ、当時この形態のモデルはまだまだ少なくLB以前はホンダS6/S8、フェアレディZ(S30)やトヨタ2000GTという“特殊”なマニアっくモデルしかなく広く普及しているセリカへの追加は非常に注目されました。
相前後して日産サニークーペ(B210)、そして75年には三菱ランサーセレステもHBクーペを採用、この辺りから一気に市民権を得た車型になりました。
↓ベースモデルのセリカ(TA20系)はHTボディのセミファストバッククーペ
個人的には敬愛する我がギャランGTO(70年発売)の特徴であった“Hip up cope”(ダックテール)をまんまパクったようなスタイルに反感持ちましたがそこがトヨタと三菱の支持の差、LBデビュー後は完全にGTOはセリカシリーズの軍門に下りました。(詳細はこちら にて)
まぁ、GTOもマスタングのパクリなんであまりエラそうには言えませんがw
セリカの強みは何と言ってもシリーズ頂点に当時はトヨタが量産していたDOHCエンジンを持っていた事が大きい、同時期いすゞがベレット、117クーペに搭載していましたがこれも非常にマニアックでトヨタ勢は多くの車種にDOHCを載せる『GT』を設定し価格も抑えたのが何よりもDOHCの普及を即しトヨタ/いすゞ以前はホンダ、三菱、日産もラインナップしていたもののコスト高のため諦めた経緯がありこれらが絶版になって以降、暫くはDOHC、トヨタの天下でしたからねー…
さて、出品車はそんなGTの最高峰である泣く子も黙る?2000GT!!
型式RA28ですから規制初期のTTC=50年対策モデル、これ以後の51年対策は型式がRA35になりますし53年適合は次期型になってからでした。
73〜75年の未対策18R-G ソレックス×2 145psという当時の市販車最高スペックを失った規制モデル、TTC型は18R-GU型となり出力は130psに低下、それでも51年規制まではソレックスを採用しましたがその出来上がりはハッキリ言って最悪、キレ、吹けはなくなり加速時に息継ぎはするわトルクはない(補器装置に奪われている)わで未対策と較べると雲泥の差、この事で私世代が若い頃は未対策のLBは(ケンメリ他スポーツモデルはほぼ)価格が高騰し年式の新しいTTCモデルよりも高額、プレミアで取引されていました。
こんな事から当時、これが走っていても「何だ、規制車か」とバカにされていたものでしたし私も営業時代、古い未対策車は再販に廻してもTTCは廃車というケースも多かったですね〜、ですので現存する規制モデルがあるのは大変希少です。
↓事故落ちながら内装B、外装Cは驚きの高評価!
外装には40年経過の痛みはさすがに隠し切れませんしE/gも不調、不具合も少なくない様子ですが元来、排ガス対策過渡期モデルはとっくの昔に解体されているのが当たり前だの何とやらw
これが現存している事にまずは感動です。
このレベルでしたらまだまだ手直し程度で乗れる?と言っても完調に乗り出すには相応の出費は覚悟でしょうね。
↓40年でB評価なんて初めてかも!確かにダッシュ、シートも奇跡的状態!
この後期型(75〜77)モデルはMCも施されこの時から輸出用5マイルバンパーがop設定されています.。
opとは言え後期のGTは8割方は5マイル付だった印象で逆に標準のボディ一体タイプは扱いディーラーにいながらもGTV(ハードモデル)では多くもGTでは印象にないですねー。
このMCでテールの意匠もLBは大幅に変わり前期の如何にも悪っぽかった5本バナナテールが3本になり大人しい印象に変化、5マイルバンパー付きはナンプレもセンターガーニッシュに移され(標準はバンパー下)高級感は上がるもスポーティさは低下、この事もLB人気をやや落としました。
ただ、兄弟カリーナと共にインパネデザインを変更、この時に現代にも通じるマルチレバーを他社に先駆けて採用、それまでノブ式でワイパー、ライト、ウォッシャーがズラリ並んでいたものをハンドルコラムの左右、2本のレバーにまとめ利便性を高めたのは先進的、トヨタでは73年の安全コロナは初めての採用かな?これをセリカ・カリーナ以降カローラ他にも普及させやがては他社もこれに倣い当たり前の装備になってゆきました。
まだまだ私が初心者時代はノブ式のクルマも多くあった時代でしたんで今では当たり前に動かすワイパー/ライトレバーもいちいち感動していた思いがあります(^^ゞ
↓5マイルバンパーはアメ車風で豪華で厳つかったですが素のスタイルの方が好みでしたねー
LBは後期型になって2年、通算4年、ベースのダルマは7年のモデルライフをまっとうし77年2代目になりますがこの2代目セリカが不人気で…
78年に6気筒のXXを投入し幾分盛り返すも初代の爆発的人気には遠く及ばず初代の中古価格も初代、暫く高値安定でしたっけ。
↓フェンダーミラーレスと定番ワタナベアルミ以外はオリジナルを保っていますね、最低1回は塗ってるかな!?
出品地は東、落札はヒェー!!3桁にあと十数万円(*_*)
結構これも不具合あるので加修やら車検やらとやると原価ですら3桁は当たり前、店頭プライスは100後半?ガメツイ所なら200を上回るかもしれません…
若い頃「規制車じゃん!」とハナで笑って頃が懐かしい、もちろん未対策モデルでしたら300万400万でもおかしくないながらバカにして解体送りにしていた私としてはTTCセリカのこの高額取引は複雑な思いですわ(^^)/
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Posted at 2017/12/01 22:17:03 | |
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