POTENZA RE-05D TYPE-AやADVAN A052は
路温が上昇すると この2銘柄のアドバンテージは薄れてしまいます。
先日のCOME 1DAY RACEでは 気温で20度以上 路温は40度以上でしたが
このような条件だと有効に使うのは厳しかったですね!
しかしA052に関しては、連続周回せずに 3周を目安にクーリングをしてやると
復活してくれるので そのあたりを理解したうえで使用して頂ければ
この時期でも それなりにいいタイムが出ると思います。
ライトウェイト車やローパワー車なら連続周回できるじゃないでしょうか。。。たぶん
S2000は連続周回はかなり厳しいですね!
RE-05Dは冬季でも 1周のみタイムが出るタイヤなので
それ以上走ったところで タイムは出ないし ただタイヤにダメージを与えるだけ!
こんなピンポイントでしか使えないタイヤ 正直1ミリもオススメできるタイヤではないです!
使い方は難しいし 値段は高いし 一度使うと削らないといいタイムは出ないし
私の知っている限りでは、ショップデモカーや名のあるタイムアタッカーが
RE-05Dを使用して アタックするのですが7、8割がA052と同等レベルのタイムか
それ以下のタイムしか出ていないようです。
世に情報が少ないのもタイムが出ていないので なかった事にされているんですかね!
それこそA052の方があらゆるユーザーに使いやすく 周回してもトレッド面は崩れない
肩べりも少ないし 手間の掛からない優等生であることは間違いないですね!
私が一番最初にA052を使い出したころは、10月上旬 で
気温も24度と高い時期に新品を下ろしました。
グリップは高いが タイムがついてこない状態でした。
今考えると もう少し気温が下がってから 使えばよかったなと思っていますがw
おそらく気温20度以上で使用したA052のインプレはあまり出ていないと思いますので
この時期からA052をご購入を検討されているのでしたら 予定をずらされてもいいかなと
思います。夏場に掛けてA052には厳しい時期ですからね!
これからだと71RやZⅢの方が優位に立てると思います。
A052なら早くても 11月ごろからの使用でいいと思いますよ!
あとA052って 残り溝2ミリぐらいになってから 結構長持ちします。
使い始めは暑い時期と言うのもあり 磨耗が気になりましたが
磨耗末期まで使って気づいたんですが A052持ちいいですよ!
これだけライフが長くて 偏摩耗しなければ少々高くてもオススメですね!
長い目で見ればコスト意外と安いかも!
さて今まであまり情報を出していなかったRE-05D TYPE-Aについても
情報を公開しようと思います。
冷間1,5から1,6にセット
走るサーキットやタイヤの残り溝 気温 路温などで設定は変えている。
温間1,7から1,8
おそらく一番タイムが出る走行距離は3キロぐらい
たとえばセントラルだと2,8キロなので その距離の中で
どのように温間をミートさせていくか コースインラップの
走らせ方も考えなければなりません。
過剰に熱入れをすることは避けてください。
ウォーマーもセントラルだと必要ないです。
鈴鹿も必要ないです。
筑波はRE-05Dでもウォーマーが必要だと思います。
温度設定も30度から40度までで それも急いで装着しなくてもOKです。
あと新品時とユーズドだとコースイン時のフィーリングはまったく違います。
これはウォーマーを使用しない事が前提ですが
このフィーリングの違いで惑わされる事があります。
新品は表面の硬さとブロックのヨレが重なり 発進時一瞬滑ります。
しかしすぐグリップ感は回復しますので ここで熱を入れようと
ウェービングなどを過剰にしてしまうと1周持たなくなってしまいます。
少しだけブレーキを温めるぐらいの熱入れで十分です。
もちろん残り溝によっても 熱の入り方が違います。
それを利用して 鈴鹿などで走行する場合は 1周の距離が長いので
熱入りの遅い 出来るだけ磨耗したRE-05Dを使用します。
上のセントラルでのデーターを見ると
アタック2周目のセクター1のタイムを1周目セクター1にもってこないと
このタイヤの最大ポテンシャルを出せたとは言えないのです。
実際に2周目のセクター1を境に タイムが落ちていくのがわかりますね!
この症状はこの時だけでなく 2周アタックすると毎回このようなタイム割りになります。
ですので1周目で すべてのセクターベストを出さないと最大ポテンシャルを発揮したとは
言えないのです。
セントラルの距離でこれですから 鈴鹿になるともっと難しくなるってことです。
あと走らせ方ですが、初期応答のいいタイヤですので
それを利用して 蛇角を少なく 進入速度を上げ 出来るだけ綺麗に走らせてください。
グリップが高いからといって 無理に曲げようとしたり
アクセルオンを急ぎすぎると必ずロスします。
タイヤを潰しすぎてもダメです。
スキール音も出るか出ないかのギリギリ 出来れば出ない方のギリギリで
走って頂くと上手く前に進んで 好タイムに繋がります。
プリの変更や車高の変更も若干微調整してます。
大井さんがCLEIB BRZで岡国をアタックされた動画がありますが
流石大井さん! RE-05Dの走らせ方をご理解されている走りをされています。
https://www.youtube.com/watch?v=o8gVZ7LOAi4
もしよければご参考に!
これからの時期は
この2銘柄の選択かな あと使わないですがZⅢもいいじゃないでしょうか!