朝の通勤時間、黄色やピンク色のナンバーを付けたバイクをよく見かけませんか?
黄色やピンクのナンバーのバイクは50~124ccの排気量のものです。

ここ10年くらいで急速に人気が出たこのカテゴリー、実は物価やガソリン代が高騰する現代にピッタリな乗り物なんです。
・なぜ50cc(49cc)ではないのか
原付といえばみんな思い浮かべるのは50ccのバイクでしょう。
でも昔みたいにかっ飛びの速さを誇る50ccモデルはラインナップに存在せず、仮に加速が良い50ccバイクを手に入れたところで法律上の速度規律は30km/hまでですから、国道を流れに乗って走っているだけで速度違反でキップを切られてしまいます。
それに50ccでは二段階右折という面倒な規律もありますし、二人乗りも出来ません。
・じゃあなぜ50~124ccなのか
上記のような「30km/h規制」や「二段階右折」の法規が無いのが大きなメリットです。
高速道路や自動車専用道路に乗ることが出来ない以外はクルマと同じように走ることが出来ます。
しかも124ccともなれば49ccとは比べ物にならないくらいパワフルですから、大柄な方や荷物の多い方でもスイスイ加速できます。
実際に公道に出れば、ある程度加速が良くないと右折や合流で怖い思いをしますからね。
・125~249ccの「オートバイ」にしないの?
ここが125ccクラスの「ミソ」なんです。
排気量が124cc以内であればあくまでも「原付」の区分なので税金が安い!
うちの地域では年間2000円です。
しかも「ファミリーバイク特約」という任意保険の制度があり、家族がクルマを所有していればその保険に付随する形で任意保険を掛けることが出来ます。これも年間で数千円です。
自分はスイフトスポーツを所有しているので、それにバイクの保証をくっつけてあります。
・どんなバイクがあるの?
専門雑誌があるくらい人気のあるカテゴリーなので国内メーカーでも種類を選べるようになっていて、価格や特性も様々です。
まずは
ホンダから。

郵便配達のバイクのベースにもなっていうカブ110や、高い安定性と高級感が魅力のPCXなどがあります。
ヤマハ

爆発的ヒットを記録したシグナスシリーズや、フロント2輪の異色バイク・トリシティなど個性の強いラインナップですね。
スズキ

49cc並みのコンパクト&軽量なアドレスVシリーズや、国産50cc~クラス最安値のアドレス110をラインナップ。バリエーションは少ないですがどれもかなり売れています。
・・どうでしょう。そろそろ1台欲しくなってきたんじゃないですか?(笑)
実は私もずっと欲しかったんですよ。125クラスのスクーターが。
でも、どれも人気ゆえに中古でも10万円以下で満足な車両には出会えず諦めていました。
ところがバイク屋に勤める親友から横流れ品を譲ってもらうことになりました。
購入したバイクが
スズキ・アドレスV125G!
2007年式の通称「K7」と呼ばれる排ガス規制前モデルで、11.4psのパワフルなモデル!
大型のキャリアやシガーソケット電源などが装備されたGタイプです。

安かったのは外装のボロさ、故障によるメーター交換車のため中古として売りに出せない、走行距離が多め(4万km)などの理由でした。
エンジン自体は絶好調だし、バイクの整備が趣味の私には好条件だったので即決でした。
2ストロークのキャブエンジン車ばかり乗ってきた私なので、4ストロークでインジェクションのバイクを所有するのは初めてです。
エンジンオイルとエレメント、ブレーキフルードを交換してから乗ってみることにします。

うーん、速い!40~60km/hの加速はそれなりですが、そこから100km/hまでビーンと加速していきます!これは公道であればここまで速い必要はない!と思うことでしょう。

ナンバーを取得してスパークプラグ、エアクリーナーを新品に交換して公道へ。
やはり加速が気持ち良い!バタタタターという音でトルクフルなエンジンが、90kg程度しかない車体をグングン走らせます。あまりの軽快感に「買ってよかった!」とヘルメットの中で叫んでしまいました(笑)
しかも燃費は、実燃費でリッター31kmをマーク。速い、安い、低燃費!
スズキのバイクを毛嫌いする人は多いですがアドレスV125は間違いなくオススメ出来るバイクです!
あまりに気に入ったのでこのアドレスで通勤することにしました。
購入から1ヶ月が経ち、かなり通勤もツーリングも楽な仕様になってきました。
車体は傷だらけだったのでウレタン塗料を使って白く塗り直しました。
フロントにはデイトナ製のエアロスクリーンを装着して風防&雨よけ効果で快適!!

リアには台湾製スポイラーとクリアウインカーを導入してオシャレに!

後はコンディション管理に役立つ電圧計を装着。

これからもなるべくお金をかけずに、快適かつ安心して走れるアドレスを目指していきますよ~!
普段からアドレスにばかり乗っているので、スイスポさんは週末くらいしか乗らなくなってしまいました。