2019年06月24日
椅子に座るとゆっくり倒され水平に近い状態で止まりました。
左腕には血圧計が付けられ、右手は点滴を入れるための針が刺されました。
『手術は二時間位かかると思うけど、私も頑張るから一緒に頑張りましょう!』そう主治医の先生が言うと、ニッコリと微笑まれました。
(こんな感じで微笑むんだ。)何だか安心しました。
その後は流れ作業のように、右目部分だけ穴が開いている布が顔にかけられます。
そして、右目の瞼の上下に幅の広い透明テープが貼られ、点眼タイプの麻酔薬が射たれます。
その後は丸い大きな照明が目の前に来て『はい、では○○○○さんの手術を始めます、病名は網膜剥離と白内障。硝子体手術で行います。宜しくお願いします。』と言われると照明が一気に点いて目の前真っ白で何も見えなくなりました。
『これ、感じる?』そう言うと何かが触れている感覚があります。
「はい、何か触ってます?」『そう、じゃあ麻酔薬射ちますね』そう言うと目の奥の方がチクッとしました。
少しすると、また同じ台詞が聞こえてきますが何も感じません。
感じない事を言うと、右目の辺りでカチャカチャ音が聞こえます。
『んー、結構いってるなぁ』とか、『もう少し奥を照らして』とか、『もう少し吸っちゃっていいよ』とか(何を吸ってんだよ)、局部麻酔はお喋りが聞こえるので嫌ですね(/o\)。
左の方からは機械が英語で何か喋ってるし、自分の脈拍の音が『ピッピッピッ』って聞こえるし、動けないし。
長くなったので一旦切ります。
今日、ここまで書けて良かったです。
術後ちょうど1ヶ月だったので。
Posted at 2019/06/24 17:09:57 | |
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2019年06月23日
その3です。
そして、手術方法を聞きました。
硝子体手術という方法でした。
剥がれている範囲が広い事が理由だそうです。
聞いた後に部屋に戻って調べてみると、中々に大変そうなというか、目の中に器具が3本入るそうで、3本!
どうなちゃうんだろって今更ながらに怖くなりました。
そうこうしているうちに看護師さんがいつもの様子見、体温と血圧と酸素濃度を計って手術着が一緒に渡されました。
もう行くのかな?と聞くと、今日手術するのはほぼ間違いがないけれど時間は不明と言われました。
手術着をまじまじと見てみると、長めの浴衣のような形で両袖がベルクロ、マジックテープで固定してあり引っ張ると外れる形になっていました。
結局何でこの形なのかはわかりませんでした。
その後も呼ばれることはなく11時半頃、そろそろ昼御飯だなぁなんて思っていたときに看護師さんが登場。
『さぁ、呼ばれました!行きますよ!』と。
呼ばれてから着替えるように言われていた手術着に着替えて部屋を出ると、車椅子が。
「歩いていけますけど?」の返事に『帰りは歩いてなんかいられませんよ』と。
そこまで言われたらと言うことで、人生初めての車椅子乗車。
視界が低いのと段差で揺れるのは何とも違和感を感じました。
手術中というドラマなんかでよく見る赤いランプの付いた部屋に到着、なかに入ると大きな肘掛けの付いた椅子がありました。
椅子の横には主治医の先生ともう一人いました。
車椅子から手術台の椅子に乗り替えて周りを見ると、色々な機械とハサミやら何やらが置いてあるテーブルがありました。
この段になっても「手術するんだぁ」位の感覚で他人事みたいに思ってました。
ここからが本番なんですけど、長くなったので一旦切ります。
Posted at 2019/06/23 18:03:58 | |
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2019年06月21日
その3を書こうとおもったのですが、私の至らなさから大事なことを書いていませんでした。
実は、二週間程前に退院しています。
すみません、これは大事なことをでした。
これは、リアルタイムでの話しではなく、備忘録というか私のような状況になってしまう方が少なくなってくれたらなと思って書いています。
で、手術辺は後にして手術前の事を。
入院当日は何事もなく過ぎて行きました。
そして二日目、私よりも緊急な患者さんがいるのでタイミング次第で手術と言われました。
何もすることもなく、朝御飯昼御飯を食べて夕方。
主治医の先生がベットに来たので、これからかぁと思っていると。
『予想以上に患者さんが多いから、今日は無し!』それだけ言うと去っていきました。
のんびりしてられないって言ってたじゃない、と思いながらも夕御飯食べて寝ました。
そして三日目、朝の検診の際に主治医の先生からどんな手術をするか説明を受けました。
症状は網膜剥離、これは変わらず。
半分近く剥がれている、これも変わらず。
余り例のない下側が剥がれてる。
多いのは上からベロンと剥がれていくんだそうです。
本人も気付かなかったのですが、過去に剥がれそうになっていた、そうです。
で、軽い白内障も発症してるから一緒にやっちゃいましょう!と。
なんだその「今ですと、こちらとセットがお得ですよ!」みたいな軽いノリは!
「今回は無しの方向だとどうなりますか?」と聞いてみると、『また、同じ手術するようになるけど、二回やる?』と。
あぁ、これは二回やらない方がいいんだろうなって察して、セットでやってもらうことになりました。
後で知ったのですが、白内障のレンズって種類が幾つかあるんですね。
私は保険適用の単焦点レンズ一択でした。
左目の焦点距離が1メートルだから、同じ距離のモノになってます。
そして、といきたいのですが、長くなったので一旦切ります。
Posted at 2019/06/21 22:26:24 | |
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2019年06月18日
前回の続きです。
そして次の日、朝一番から大学病院に診察に行きました。
流石は大きな大学病院です、老若男女、比較的年配の方が多かったのですが患者さんが多かったです。
紹介状を渡して、昨日と同じように眼圧やら視力検査やらをして、仰々しい機械で目の前にとんでもない明るさのフラッシュ焚かれて目の前がチカチカしてました(/o\)。
何人かの医師に見てもらい、男の医師に「入院の準備はしてきてますよね?」と聞かれましたが、緊迫感ゼロの私は準備してませんでした。
男の医師は「んー、のんびりしてられませんよ?」と少し呆れた感じて言われました。
(あれ?マジでやばいのかな?)この時になってようやく深刻に考えるようになりました。
緩いですね、私ったら。
で、主治医の先生と対面かと思ったら、尿検査と採血と心電図を取りに行かされました。
入院してからやるんじゃないのかぁと思いつつ粛々と進みます。
そして、今回の担当医、こちらも女医さんでした。
先程のとんでもない明るさのフラッシュ写真を見せられました。
今の医学というか検査機器って凄いですね私の目の奥、網膜がどうなってるのか見ることが出来るんですね。
左目も写真を撮っていたので比較するように見せてくれました。
右目は明らかに半分近く剥がれてます。
目の中でもとても大切な黄斑と呼ばれる部分も剥がれていました。
「何時から見えなかった?何日前?」何度も聞かれました、今は記憶がはっきりしてますが、当時は曖昧に土曜日辺りですかね?と答えてました。
この質問の意味を聞くと、何日間でここまで剥がれたのか、剥がれるスピードを確認したかったようです。
「取り敢えず明日から入院、状況によって即手術するから。」
有無も言わさずでした。
最後に冗談で、このままにしてたらどうなりますか?と聞いてみると。
「自然治癒は絶対しない、放っておくと確実に失明するよ。」と。
覚悟を決めつつ帰宅、入院の準備をしました。
また長くなったので一旦切ります。
次回辺りは手術の話をしようかと。
Posted at 2019/06/21 00:06:34 | |
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2019年06月18日
今日はちょっと重い話です。
車の話ではないです。
車の話じゃないなら結構です! という方はここで閉じてください。
ちょうど一ヶ月前、土曜日、現場でのこと。
普段は利き目が左なので気にしていなかったのですが、何の気なしに右目のみで現場屋上から周りを見ると。
視界の真ん中辺りが真っ黒の丸いモノに隠されて景色が見えませんでした。
「ん? ん??」
その時は、んー?なんだろ?位に思いながら仕事してました。
そして次の日は仕事上やむを得ない状況のまま、完全徹夜作業してました。
夜勤明けの月曜日、違和感を感じながら近くの評判の良い眼科へ。
初診なので、眼圧やら視力検査やらをしたのですが、視力検査の時に愕然としました。
普段は0.3位の視力なのに、0.1のCマークが見えないのです。
その後、眼底写真やらを撮ってもらいその写真を見た女医さんの表情が明らかに曇っています。
出た言葉は、「明日から仕事休める?というか、休みなさい」でした。
病名は、網膜剥離。
病気の内容はGoogle先生に聞くと沢山出てきます。
私の場合は、半分位剥がれているらしくそれも珍しい剥がれ方、下から半分という状況でした。
その場で紹介状を書いてもらい(紹介状の値段高い!)、明日必ず病院に行くよう釘を刺されました。
正直なところ、痛みは全くありませんでした。
ただ見えないなぁ、って感じです。
冗談でしょ、とかるーく考えてました。
病院出てすぐ会社に電話、上司も何それ?って感じでしたが、事が事なので明日から休めと言われました。
こっから先は長くなるので一旦切ります。
Posted at 2019/06/18 19:44:11 | |
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