こんにちは。
先日お送りしたレギュレーター交換!の整備記録で合わせて掲載しました「闇電流」ですが、きちんと計測ができておりませんでした。
申し訳ございません。
なぜ、間違いに気がついたかというと、またバッテリーが上がってしまったのです!(2晩置いただけで)
これは大変な問題ですので、大調査!を実施しました。
まず、下記が正しく測定できた闇電流です。
よく値を見てください。3.22Aも流れています。待機状態でこの消費では2日も持たない計算です。明らかにおかしい…
このような場合の電装計トラブルの切り分け方法です。
最初は最近交換した部品(特に怪しい物)のコネクター抜き差しで消費が下がるかを見ることが早いでしょう。私の場合、写真にチラッと写っていますが中華製の冷却ファンスイッチが原因でした。
コネクタを抜いて見ると0.159Aと約20分の1まで下がりました。安物に手を出して痛い目に会うのは2回目です…(一回目はイグニッションコイル)
ほぼこれが原因で間違いないですが、一応きちんとした調査もしておきました。
手順はヒューズボックスのヒューズを1つずつ外して消費の変化を見ます。
16番のヒューズのみ変化がありました。
この回路は冷却ファンスイッチに電源供給していることを確認しましたので、問題箇所は特定できました。
今回は部品から先に特定できたので簡単でしたが、思い当たる部品がない場合はこの回路に接続される機器を整備書から読み解かなければならないので、結構大変な作業になります。
結局、元々付けていた純正品(16年物)に戻すこととなりました。捨てなくてよかった…このスイッチも故障していたわけではなく、その時の原因は温度センサーでした。
交換後にバッテリーを1時間以上つないで、闇電流を安定させたあとの値です。
0.066~0.100A位です。
この中華製はゴミ箱行きですね。人柱の役割は果たせたでしょう。
みなさまもお気をつけください。
おまけ!
ヴォクシーの闇電流です。再計測しました。
おおむね0.018~0.060Aです。さすが国産車!かなりの省電力ですね!
Posted at 2018/04/24 17:03:12 | |
トラックバック(0)