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ぎんがめのブログ一覧

2010年05月28日 イイね!

週末雑記 岩手青森秋田編

週末雑記 岩手青森秋田編


GW直後の週末は旅の記録を書いたりしていたのですが、それ以外のことも少ししておりました。




5月8日(土)






マフラーの太鼓の付け根のところにヒビがはいってしまい(白い線で写ってます)、エンジンの特定の回転数にあわせてビビリはじめたので溶接して治してもらいました。

(以前福島の安ホテルに泊まった時、裏口から地下駐車場に入れる坂で亀の子になり、排気管が持ち上がってここに負荷がかかったようです)





5月15日(土)







渋滞の首都高を抜け









NC、NB、NAで仲良くランチ。










その後Fさんの後について栃木へ。(そのまま、福島まで行こうと思っていたのですが、日曜の天気が思わしくなかったので、やめておきました)










Iさんも合流して三台で少し走りました。






5月22日(土)





南の島旅行記もあらかた書き終わったので、週末はドライブに行くことにします。



金曜日の夜に天気予報を確認すると、 西日本は全然ダメで、北日本が全体的に晴れの予報になっていたので、そちら方面にドライブに行くことに決定。



もちろん、ポチさん白神爺。さんがまるで私を誘うかのようなブログをアップしていたことも無関係ではありません。






 
金曜日の夜、帰宅後すぐに自宅を出発。







東北道をひた走り、夜中の2時頃岩手県に入ったところで仮眠。







翌朝、太陽光を感じて4時に目が覚めたのですが眠さに勝てず5時に起床。(北日本は4時なんですね。5時頃だと思ってました)







SAで朝食を購入して手早く食事を済ませ、すぐに走り始めます。



さて、せっかく晴天の岩手県に来たのですから、まずはいつものところを楽しみますか。







岩手山です。







大分雪が融けてます。

この分だと、もう東北2000m級の登山も大丈夫そうですね。







いやぁ、早朝は道が空いていて気持ちが良いです!







ポチさんが紹介してくれた一本桜。この場所は何度も通過しているのですが、この木が桜だとは知りませんでした。 咲いているところを見たかったのですが、一歩遅かったみたいで残念。








コンデジのパノラマ機能で撮影

ちなみに我が愛車も写っております。







エンジンを止めると鳥のさえずりぐらいしか音が聞こえません。

長閑だなぁ。







八幡平に上がる2本の道はいずれも夜間通行止めで、ゲートが開くのは朝8時半。

ゲートが開くまで南の島で覚えた「まったり」ドライブです。







いやぁ、春はいいですね~。

たくさんの色が溢れています。









まったり走ってきたつもりでしたが、それでもゲートオープンの1時間近く前に来てしまったので、少し暇つぶしをすることにします。(奥の方に閉じられたゲートが写ってます)







地熱発電所を見学。(って、敷地の外から眺めただけですが)







さらに、発電所横の松川温泉に入浴。この辺りで温泉に入るときは、どうしても藤七温泉に行ってしまうのでここは初体験でしたが、そりゃぁ、八幡平エリアですからすばらしい温泉でしたよ。







ゲートが開いたので樹海ラインを上っていきます。







やっほ~!!


なんせ、ゲートが開いてすぐに入ったので、ペースカーが道をふさいだり、山菜採りの車がカーブを抜けたら道の脇に居たなんてことが無いので、気分良く走れます。あと、新品のタイヤに自分が慣れてきたのか、ようやく車の挙動予測と実際の動きが綺麗にマッチするようになってきました。







この季節ならではの景色ですね~。







藤七温泉の上にある、ここ(写真左)の野湯が大好きなのですが、さすがに温泉ハシゴはやめておきました。







雪の回廊、まだまだ楽しめます。







空気も澄んでいて、遠くまで綺麗に見渡せます。







八幡平の頂上(県境)を越えて、秋田方面へと進みます。







秋田側を十分堪能してから岩手側に戻ります。







たくさん雪が残っていますが、梅雨になれば一気に溶けるのでしょう。







今度はアスピーテラインを岩手県八幡平市に向かって下ります。







ところどころで工事をやっていました。(信号待ち中)







走りの気持ち良さは樹海ライン、景色の良さはアスピーテラインと個人的には思っております。







私にとっての定点観測ポイントです。(後ろが八幡平)







新緑の白樺並木の中を中を気分良く下って来ました。







次は本日のメインイベント、八戸に向かって高速ワープです。







途中、高速を降りてコンビニで買ったおにぎりと「からあげクン」で仮の昼食としつつ、八戸を目指します。

なぜ、途中で高速を降りたかと言うと、白神爺。さんからのお勧め情報に七戸エリアが入っていて、それを勘違いして二戸付近で降りたからです。








八戸の街を抜け(本当の中心街はもっと普通の地方都市です)







やって来ました太平洋。




写真にも写っていますが、なんか、すごい霧が発生して海へと流れ込んでいます。







山間部からものすごく冷たい風が吹き付けてきていて、街全体に霧がかかったようになっています。 霧もものすごいスピードでかっ飛んでます。



上半身半袖1枚で走ってきたのですが、急に寒くなってきました。







さて、やって来ました蕪島です。


今回のドライブの一番の目的地はここです。

写真でおわかりの通り、ウミネコのコロニーになってます。日本のウミネココロニーで陸続きで足を踏み入れられるのはここだけだとか。(昔、陸軍がつないじゃったとか何とか)


「群れ」好きの私としては是非行きたかった場所なのです。

ロードスターは地面に無数についている爆弾を食らわないよう出来る限り蕪島から離れた場所に停め、神社へと歩いていきます。







さすがコロニー、強烈な獣臭がします。(動物園ぐらい)







自分たちのテリトリーだからか、地元の方々が(魚の居場所を教えてくれるありがたい動物として)保護してきたからか、都会の鳩ぐらい逃げません。







階段の脇からしてすでにコロニーエリアのようです。







寝ている個体は、カメラを近づけても起きようともしません。







神社に到着しました。

鳴き声の大合唱状態です。







境内を一周回れるようになっているのですが、ここを歩くのは勇気が必用です。(三周回って参拝すると御利益があるって話は後から知りました)







では、行きますか。







ずかずかとは歩けないので、慎重に進みます。







私には普通の道にしか見えないのですが、彼らなりに縄張りがあるらしく、つつき返してくる個体も居ます。(ウミネコ同士もしょっちゅう争ってます)







蕪島自体は奥へと続いていますが、柵があって神社より先には行けません。







強風が吹いているのですが、柵に停まっているウミネコがたまに爆弾を放出して、それが風に乗って横に飛ぶので、おっかないったらありゃしないです。

服に着くこと自体は運が付くって有り難られるらしいのです。(証明書ももらえるみたいです)

他にいらしてた方は皆傘を持っていたので、準備がいいなぁって思っていたら、どうやら階段のところに傘がたくさん置いてあったみたいです。







そこかしこで、生命の営みを間近に拝むことが出来ます。







島全体が見渡せるところまで来ました。

ヒッチコックの鳥じゃないですが、鳥が苦手な方にはたまらない光景でしょうね。


私はもちろん大喜びですが。







調査員の方が何か調べているようです。(すごい数のウミネコが頭上を飛んでいるのがわかりますでしょうか?)








いままでこういう写真はウミネコに警戒されてなかなか撮れなかったのですが、ここでは撮り放題です。








偶然どいてくれていた親が居て、暖めていた卵を見ることが出来ました。








いやぁ、楽しかったです! 鳥のコロニー訪問(中に入る)という長年の夢が叶いました。












蕪嶋の様子はたぶん動画のほうが雰囲気が伝わりやすいと思いますので、興味のある方はこちらをどうぞ。











やはり無傷というわけにはいかなかったです。。。(他にも数カ所。衣服は大丈夫でした)





と、いうわけで、ガソリンを入れがてら軽く洗車。








続いて八戸キャニオン。ここも前々から行ってみたかった場所です。







これこれ、これを見たかったんですよ。







底からベルトコンベアがカラカラと回る音が聞こえてきます。

(地下のベルトコンベアが八戸港まで続いているとか)







残念ながら大型ダンプが走る様子を見ることは出来ませんでした。








コンデジのパノラマ機能で撮影







喜んで走ってきたら、せっかく洗車したのに車が石灰だらけに・・・











ミニストップのアイスを食べつつ、白神爺。さんお勧めのポイントへ移動開始。







こんなの奥入瀬じゃ無いって言いたくなる奥入瀬村の奥入瀬川を渡り、、、







七戸、天王神社のツツジを見にやってきました。







これは見事!

白神爺。さんに紹介してもらわなければ見逃すところでした。







お参りに行きます。







天王神社です。







景色を眺めながら蕎麦餅を頂きます。(お参りに来たのですが、花とお餅ですっかり忘れてしまいました)







いやぁ、これは綺麗ですね~







すっかり堪能させてもらいました!




さらに次のお勧めポイントへ移動開始。



頂いたメールには横浜町って書いてありましたが、どこでしょう?  、、って、下北半島!!








去年に引き続き再びやってきました下北半島です。







こりゃすごい!!



横浜町の菜の花畑です。








いやぁ、5月下旬に菜の花を楽しめるとは思いませんでした。







恐るべし青森、こんな景色がまだまだあるんですね~。







花畑と風車の組み合わせが、オランダのようだと感じます。







どう切り取っても絵になります。







「ヨコ」







「ハマ」

って書いてあります。



4500円ぐらいでヘリの遊覧飛行をしてくれるので、上空から見ることも出来ます。








さて、日が暮れてきたので宿泊場所を探すとしますか。



明日の天気を考えると、今日のうちに秋田側に移動しておいたほうが良さそうです。







すごい数の風車を眺めているときにふと思い出しました。




宿題を忘れていたことを。









と、言うわけで、再び八戸、三沢方面へと走り始めます。








うぉ~、日が沈む~。


宿題があるんだから沈むの待ってくれ~。







これが宿題です。


焦って撮影しますが、なんか「お題」と車の角度が違うような。。。


しかも、後ろに木が写ってるし。。。







ここで、こうだっけ・・・


(携帯で正解を確認中)




いや、違いますね。








散々迷って一方通行のところを2週して、「たぶんこれであっているはず」というショットを頑張って撮影しました。



結果はこちら







近くに日本一の大イチョウの木があったので見学。


日本一と言うだけのことはある、かなり立派な木です。





さて、寝る場所を確保せねば。。。



というわけで、八戸市内にホテルを予約。








再び八戸です。新幹線の終着駅だけあって、立派な街ですね~。

青森まで延びたら過疎化が進んでしまうのでしょうか?




ネットで調べて狙っていた温泉銭湯は今年の2月に廃業とのことで入れませんでした。


さらに、同じように調べていた美味しそうな食堂も閉店した後でした。。。








空腹のままホテルに到着。


一泊2400円ですが立派なホテルです。







うん、これは値段を考えたら十分すぎる設備です。
(2階に部屋があるという「訳あり」で2400円でした。これに駐車代500円を足して2900円でした)

テレビもハイビジョン、ネットも使えました。








ホテルのフロントで教えてもらった郷土料理の居酒屋でホヤの刺身に銀鯖の〆サバ、そして鯛茶漬けを頂きました。


ホヤ、予想よりも食べやすかったです。



板前さんに、どこから来たのか訪ねられたので東京ですよと答えたら、仕事?と聞かれたので、「土日のドライブです」って答えたところ、


「ドライブって距離じゃないでしょ」


と、笑いながら言われました。


たしかに、土日で下北半島はいくらなんでも遠い気がします。(to 勧めてくれた白神爺。さん)



そして、板前さんに八戸周辺の観光ポイントをいろいろ教えてもらいました。





5月23日(日)








5時に起きて早速出発。(日の出は4時過ぎですから、全然間に合ってないのですが)



今日も朝からおにぎり(三陸のネタらしい)、からあげ君、牛乳で済ませます。



そう言えば、天気予報では晴れでしたけど、曇ってますね。。。




というわけで、再び蕪嶋に舞い戻ってきたわけですが、昨晩板前さんから三周回ってお願いすると「金持ちになるよ」と言われたので真に受けてやって来たのでした。






蕪嶋で本日の作品を丹念に撮影






題名 「ビップな車と私とウミネコ」















本日の作品  その2










題名 「続 ビップな車と私とウミネコと赤い車と屋台と糞」





さて、お参りしますか!








三周回りましたよ~。 (ウミネコからすると、また来たのかって感じでしょうか)


「二礼 二拍手 一礼」と、ちゃんと書いてあるのに、勢いあまって拍手からはじめてしまったり、蕪と瓢箪の像を三回撫でてからと書いてあるのに忘れてしまったので、後から慌てて撫でたりしましたが、たぶん私は願い適ってお金持ちになっちゃうのでしょう。









昨日は気が付きませんでしたが、巣があるところをちゃんと保護してあげているんですね。







こちらは種差海岸。


板さんがデートで彼女と寝転んでよく夜を明かした場所だと遠い目をしながら語ってくれたのを、同じくホヤを食べつつ遠い目をしながら聞いておりました。




ここ、晴れていたら綺麗なんだろうなぁ。


るるる~。






と、思っていたら、白神爺。さんもおんなじような事を書いていて、読み返して思わずニヤついてしまいました。










一瞬空が晴れたので期待したのですが、、、







朝はずーっとガスの中でした。


天気予報(アメダス)でリアルタイムの日照状況を確認すると、晴れているのはやはり秋田側でした。




なので、秋田県を目指してひたすら走ります。








お~、りんごの木が咲いてますね。

(白神爺。さんから紹介してもらったアップルロード、行きたかったのですが、今回はあきらめました)








いつもとちょっと違う道を使って十和田方面に向かいます。







そして、十和田に着いた所で空が晴れ上がってきました。

ラッキー!









いやぁ、何度走ってもすばらしいです。


こういう道だと不思議とロードスターが生き生きと走り始め、自分とのシンクロ率が上がるような気がします。









奥入瀬も最初は曇っていたのですが、それでも素敵なので気にせず楽しみます。







コンデジのパノラマ機能で撮影








次第に晴れてきました。







コンデジのパノラマ機能で撮影

いやぁ、このパノラマ機能、すっごく便利です。









白糸の滝、写真ではこんなんですが、実物は大きくて綺麗ですよ~。







さて、さらに秋田側に進むとしますか。







お、桜が咲いてますね!







絶景の十和田湖を半周してから、








樹海ラインを西へ進みます。




さて、秋田側は快晴かと思って居たのですが、どうやら高曇りのようです。
(アメダスだとそこまではわかりません、いわんや気象衛星画像です)




仕方が無いので、空を見上げながら、比較的空の明るい南方向へ向かいます。







写真にピンボケで写っている軽のおばあさん、私が写真を撮っている横を笑顔で追い越して行き、再び私が追いつくと気持ちよく道を譲ってくれ、手をあげて挨拶するとバックミラーの中でかわいらしく手を振っている姿が見えました。


いやぁ、癒されました。









玉川温泉のあたりで一瞬晴れて来ました。







景色が良いところで空が明るくなるとうれしいです。







玉川ダムです。

玉川温泉のお湯が流れ込んでいるからか、綺麗なエメラルドグリーンです。







放水を行っていました。







右側が発電所ですね。







資料館でRCD工法や流れ込む温泉水(PH1.2)を中和して、農業用水として使用できるようにしたことを学びました。








ダムを下から見上げたところです。

あれは通常放水ですね。

その上の赤いゲートがオープンするのは100年に1度級の大雨で決壊寸前のときだそうな。






さて、それでは本日の目的地に向かいますか。

秋田から岩手へ県をまたぐのに八幡平を通らないというチョイスはあり得ないのですが、今回は目的地に立ち寄るために国道46号線を使用します。








立派なトンネルで県境を越えます。









国道から外れて整備の行き届いた山道を登ること15分。







国見温泉にやって来ました。

ここは有名な温泉ですが、初入浴です。


というか、駐車場から車が溢れていて、芋洗いな予感が・・・








石油臭のきつい(硫化水素の匂いだそうです)、珍しい緑色のお湯です。


予想通り芋洗いになったり、湯温が高めで湯船が複数あるからか激空きになったりを繰り返していました。



そして、これまた嬉しいことに、入浴中だけ空が晴れてくれました。

(今度は宿泊して空いている時に入りたいですね~)

温泉の情報はこちら






まだ時間は早いのですが、天気もこんな感じですし東京に向かうことにします。


(下ってくるときに、左に曲がるヘアピンでセンターラインを大きくまたいで曲がってきた車を避けるためにインコースに逃げすぎ、左後輪のホイールを盛大に削ってしまいました。まぁ、ホイールはあちらこちら傷だらけですし、人生そんなこともあります)








道の駅で稲庭うどんに雫石牛串を頂きます。

(牛串、2本で800円もするのに「嚙み応え十分」というキャッチコピーになんか違うんじゃないかと思いつつ、一生懸命噛みました・・・)






あ~、岩手山と八幡平も見納めです。




カーナビ検索でここ(盛岡)から自宅までの距離を調べると、残り600km弱。



500kmぐらいかなぁと思っていたので、軽くショックを受けます。(トータル走行距離1850km)







高速で南下していると、途中から雲行きがかなり怪しくなります。







カーナビに登録されていない新しく整備された高速を確認するために携帯ナビで現在地を確認してみたら、自車位置が「オクラインカ」と表示されてます。



どこだろうと思ったら、ロシアのウラジオストクの右上でした。(東北とそれほど遠く離れてはいないので惜しい!)








うわ~、バケツをひっくり返したような雨です!!







雨は酷かったですが、渋滞に巻き込まれることも無く、栃木で餃子を食べてから22時頃無事に家に帰宅しました。




以上です。




Posted at 2010/05/28 00:20:58 | コメント(14) | トラックバック(0) | 日記
2010年05月27日 イイね!

GW南の島旅行記 (8) 鹿児島へ エピローグ

GW南の島旅行記 (8) 鹿児島へ エピローグ

5月5日(水)




本日もいつもと変わらず日の出前に起きます。



タオルを持って、民宿から徒歩3分の「マショの湯」に向かいます。







ちょうど小島の向こうから太陽が昇って来ました。


今回の旅で一番綺麗な朝日だと思います。(たぶんこの日は黄砂が収まったのだと思います)









そして、その朝日を浴びながらマショの湯に体を浮かべます。(はじめてK7のHDR撮影機能を使いました)

※HDR---ハイダイナミックレンジ、露出を変えた写真を3枚(複数枚)撮って合成し、暗いところから明るいところまで写しこむ機能。この場合は太陽光を入れつつ、温泉を黒つぶれさせないようにしています。どうでも良い話ですね(笑)







湯上がりサイクリングを少し楽しんだ後、、、








Nさんグループと一緒に朝食タイム。









こんな豪勢な朝食も今日が最後です。




さて、いよいよフェリーがやってくる時間が近づいてきました。(南から2番目にある島なので、かなり朝早く、8時前には到着します)









港まで車で送ってもらうのも味気ないので、荷物だけ車で運んでもらい、Nさんグループと「まったり」歩いて港に向かいます。








港に到着すると、島のおじさんが風速を計っていました。
これ、欲しいなぁ~、きっと2回ぐらいしか人生で使わないけど。

(ちなみに、私が人生で2回ぐらいしか使わなかったシリーズとして、鳥撮影用のスコープとか巨大なビデオカメラと水中ハウジングなどが未だに家に転がってます)







汽笛を2回鳴らしつつ「フェリーとしま」がやって来ました。







ところでこの写真、見覚え無いですか?












そうなのです、この景色をイメージして掲載していたのです!! 


完全に後付ですが。


(でも、合成した船はちゃんと「フェリーとしま」を使ってたんですよ。 ヌーディスト写真も温泉シーンでちゃんと掲載しましたし)










それはともかく、さすがに条件付きだけあって、接岸した船がロープで縛られた後も豪快に動きます。(港が外海に面しているからでしょう)


写真は「船が沈みこむので、乗り込むとき頭注意」の図です。



かなり荒れているときは沖方向にアンカー打って、それを引っ張りながら一気に離岸するとか。




見送りに来ていた民宿のおじさんにお礼を言って船に乗り込みます。




仲良くなったNさんグループも一緒に乗船したので、これまでに感じたような寂しさは今回はそこまで感じていないです。(宿のおじさん、女将さんともほとんどお話してませんし)

とは言え、鹿児島島巡りの旅が終わってしまった寂しさは大いに有ります。







そんな気持ちを知ってか知らずか、「ボー」っという汽笛を一回鳴らした「フェリーとしま」は、島民の方々の手慣れた作業のおかげで定刻より幾分早く出港します。











いつもの曲にのせて、今回の旅を振り返ってみます。











さようなら~、小宝島!








今日は天気も良く温かいので、上部甲板でまったりと時間を過ごします。(Nさんグループは皆さん船に弱いとのことで、乗船前に薬を飲んで、早々に横になられていました)









なんとなく食堂へ行き(まだ昼飯時ではありませんが)、今日の昼は何を食べようか考えつつ、、、







船内で売っていたお土産を会社用に購入します。

そもそもトカラの土産があるとは思いませんでした。


小宝名産の塩飴と塩黒糖なのですが、なかなか渋い一品です。










私の寝る場所は軽自動車の助手席に座った男性が半分占拠していたので使えません。(もちろん、本気で必要だったら声をかけましたが、甲板の方が気持ちよかったので、そのまま使っていただきました)








程なく悪石島に到着です。









Nさんが乗り込んできたので、悪石島での話を聞かせてもらい、小宝島がどんな島だったか報告しました。(Nさんは船に弱いらしく、次の諏訪之瀬島に到着するなり雑魚寝スペースに移動しました)








諏訪之瀬島ではYさんとT君、そして釣りの方やYさんの親戚の方々が乗り込んできました。
まっすぐ走って来たT君に手を握られたまま、一緒に船内巡りをします。(T君はしょっちゅう乗っているのでクルーとも仲が良く、私も気がつかなかったようなショートカットルートを知っていたりします)







例の軽自動車助手席の男性は甲板に移動されたようだったのですが、今度はT君が私のスペースで船内貸出の「くれ○んしんちゃん」を読み始めたので、再び私は甲板に移動します。









続いて平島が見えてきました。








島で発生し横に長く続く雲をTX7のパノラマ写真で撮れないかとチャレンジしてみたのですが、さすがに足下が動くのでこんな感じになっちゃいましたが、それでもなかなか頑張っていると思います。




平島は小宝島と同じ「条件付き」の島なわけですが、








そりゃぁ、「条件付き」になるわけです。









平島では小中学生ぐらいの子が横断幕を持って横一列に並び



「平島に来てくれて、どうもありがとうございました! 一同礼!」



なんてことを、やってくれます。(実際はもうちょっと長い演説です)





T君の様子を見に行くと、ちょうどYさんも様子を見に来ていて



「一緒に昼飯食べますか?」



と、お誘いを受けたので、Yさんグループと一緒にお昼を頂くことに。










思いがけずカップラーメンと奄美大島風おにぎり、さらにジンガサガイをごちそうになってしまいます。(カップラーメンはT君が「どん兵衛は嫌だ。」と言ったため、船内の自販機で新たに買うことになり、T君用のどん兵衛が私のところに回ってきました)

奄美大島スタイルのおにぎり(スパム巻おにぎりで、海苔の外側が薄い卵焼きです)、かなりイケてました。アウトドア食としていいなぁ、これ。(Yさんもお気に入りなんだとか)


そしてYさん一家にとって、カップラーメンはフェリーに乗る時ぐらいしか食べないので、ある意味貴重な食べ物なんだそうです。
(ちなみに、我々が余した残りは、甲板をうろついていたNさんに渡されたそうです)






続いて中之島に到着です。


ここで横浜から来たライダーの方が乗り込んできました。
顔をあわせるなり



「焼けましたね~!」



と、言われたので、多少自覚はあるのですが諏訪之瀬島と宝島で一気に焼けたみたいです。









そして、これまでと同じように、お互いの旅情報を交換します。(中之島も見所がいろいろあって、かなり面白そうです)









うわぁ、すごい雲。かっちょいい~!








この山は御岳と書いて「おんたけ」と読みます。標高は1000m弱あり、トカラで一番高い山です。



これまで何回も登場した「御岳」について整理すると


桜島、御岳(おんたけ)
中之島、御岳(おんたけ)
諏訪之瀬島、御岳(おたけ)
悪石島、御岳(みたけ)


です。


ぜひ、飲み屋で隣の女性に語ってみてください。
感心されること間違い無しです。








行きは墓参り用の花で埋め尽くされていたトイレのスペース、帰りは島で頂いたであろうテッポウユリで埋め尽くされていました。


トイレの手洗い所で「人の縁」に思いを馳せます。



デッキではNさんを横浜のライダーの男性に紹介したり、Nさんグループの女性とNさんと3人でお話したりと、これまでの旅で出会った人との繋がりがさらに広がって行きます。








南から北上すると、トカラ最後の島となる口之島に到着。船はいよいよ定員オーバー状態になり、食堂スペースが雑魚寝スペースに切り替えられます。(食堂の営業も終わってしまいました)









口之島を出港すると、あとは鹿児島まで6時間の船旅となります。予定より30分以上早く、20時頃到着するペースです。(小宝島から約12時間の船旅です)









T君は完全に寝てしまいました。(私の場所で)



今回の旅では「まったり」する用に雑誌3冊、本を12冊(堅いの柔らかいの含めて)持って来ていたのですが、まだ本1冊目の数ページしか読んでいなかったりします。


T君の横が空いていたので、そこに座って持ってきた雑誌の消化を開始します。



ふと、思い出して甲板に出てみると、








左手に口之永良部島、








右手には巨大な屋久島がちょうど見えていました。
(いつか行きたいですね~)








双眼鏡やら望遠レンズ付きのカメラを持った方々がデッキにたくさん居らっしゃたので、何を見ているのか尋ねてみたら、「バードウォッチング」とのこと。










その後も雑誌を読んだり、起きてきたT君とお話ししたり、外の景色を眺めたりしながら「まったり」と時間を過ごします。







お~、あれは竹島に薩摩硫黄島です!








そして、いよいよ鹿児島湾に入ってきました。








すっかり日が沈んだ後、暗闇の中に桜島が浮かび上がり、、、









いよいよ鹿児島の夜景が目の前に迫ってきました。

はやたかさんと鹿児島で会う約束をしていたので、到着の連絡を入れます。









T君と一緒にデッキに出て、船員さんが船のサイド(真下は後方に走り去る海)で作業をする様子を見物します。




そして、船はいよいよ鹿児島港に入港しました。
今まで知り合った方々とお別れの挨拶をします。(入港前は船内がごった返すので、顔を合わせた方のみですが)








YさんとT君に続いて船を降ります。


T君と再会を約束したのですが、そのときT君は何歳になっているのでしょう。

ぜひ、大きく成長したT君と島の生活について話してみたいものです。









そして、二人に挨拶してから鹿児島に予約したホテルを目指します。



するとNさんが鹿児島中央駅までの行き方がわからないらしく、港付近でうろうろしていたので途中まで一緒に歩き、天文館通のところでお別れしました。





エピローグ







まずはホテルまで行き、荷物を下ろしてから一旦外に出ます。










というのも、諏訪之瀬島の瀬渡しの出費もあって、思いの外お金が心細くなってきていたのでコンビニのATMで下ろさなければならなかったのです。




しかし、そもそもATMを置いているコンビニが見あたりません。鹿児島港のコンビニにはATMがあったのですが、はやたかさんとの約束の時間もあるので、そう遠くまでは行けません。


コンビニで教えてもらったアーケードのATMコーナーはシャッターが降りているし、とあるコンビニでは(ATMは付いていなかったのですが)「たしか今日の営業時間は19時までだったような・・・」と不吉なことを言われます。



いろいろ探してようやく発見したのですが、なんとATMは絶讃営業終了中。。。



恐る恐る財布の中を確認し、本日のホテル代を差し引くと残り1430円。鹿児島空港までのバスは1000円強ぐらいだったような気がするので、ギリギリ足りるとは思うのですが、それだとほとんど文無しではやたかさんと会うことになってしまいます。



とは言え、もう待ち会わせの時間になってしまったので、一旦ホテルのロビーに戻ります。



ちょうど(たぶん私宛に)電話をかけている「はやたかさん」を発見しはにかんだ笑顔で会釈したのですが、髭面で真っ黒に日焼けした私を一瞥するなり、電話を耳にあてたままホテルを出て行ってしまいました。




ん? はやたかさんのそっくりさんだったのでしょうか? 



いや、あの男前な顔は、はやたかさんにしか見えなかったし・・・。




と、思っていると、すぐにはやたかさんがホテルに戻ってきて、



「もしかして、ぎんがめさん?」



と、恐る恐る聞いてきたので、やっぱり色黒髭面が原因かと思いつつ



「そうです、今日は(お金持ってないですけど)ありがとうございます」



と、挨拶します。



ホテルを出てからすぐに一番気になっていたバスの料金を確認すると空港まで1200円とのこと。



やった~ギリギリセーフ! 

(これが1500円とかだったら、この時点で有無を言わさずはやたかさんから70円借りることになるところでした)




隠してもしょうがないので、はやたかさんに事情を話すと



「いいですよ、今日は私の奢りで!」



という、期待通りの男前な返事を頂き、ほっと一安心。(すみません、いつか東京で。。。)



そう言えば、直前の連絡で、はやたかさんから「友達を連れて行ってもいいですか?」と質問を受けていたので、今日は鹿児島男児に囲まれて芋焼酎大会になるんだろうなぁと思いつつ、はやたかさんの後ろをついて歩きます。








こちらは有名なシロクマさん。(一応知ってますが、カキ氷は未体験です)





GW期間中は知人の店を手伝うと聞いていたのですが、なぜか脳内で「知人のそば屋を手伝う」と記憶がすり替わっていて、「今日は黒豚トンカツの店ですが良いですか?」と尋ねられたとき、



(そっか、知人さんは蕎麦屋と一緒にトンカツ屋も経営してるんだ)





と、思いながらのれんをくぐります。




しかし、店内では店員さんとはやたかさんはそんなに親しい感じでもなく、GW期間中系列店を手伝ったのによそよそしいもんだなぁと思いつつ席に座ります。



しばらくして、若い女性3名と男性1名が「こんにちわぁ」と元気に座敷に入ってきて、いよいよ頭が混乱します。







ここでようやく、私が一人で勘違いしていたことが判明しました。



こちらのお店の立ち上げで、はやたかさんは手伝われていたとのこと。








スタッフの皆さん、飲み会の席でもマジメに接客の話をしており、良い店であろう事が容易に想像できます。そして、皆さんがしている腕時計が皆お洒落。
(時計に興味のある方は是非お店を覗いてみてください)
「mutaSUD」ムータスッド








男臭い飲み会ではなく、すこぶる健全で若々しい黒豚料理のお食事会に混ぜていただき、恐縮至極な夜でございました。

はやたかさんは、スタッフ皆さんの頼れるしんがり役という感じで、光り輝いて見えました。
(奢ってもらったからお世辞を書いているわけでは無いですよ)


はやたかさん、そして参加された皆さん、本当にありがとうございました。



最後のお勘定の時に、スタッフの皆さんが「私、払います!」と言ってる声に混ざって、小さい声で「20円払います!」(200円じゃないところがセコイ)と申し出たのですが、さわやかな笑顔で流されました。



解散した後ホテルに戻り、最終パッキングを済ませてからベッドに潜り込みました。



今日も本当に楽しい一日でした。


お休みなさい。






5月6日(木)







さて、本日は鹿児島から直接東京の職場に出社する日です。
昨日まで天気が持ってくれたことに感謝感謝です。


朝6時半のバスに間に合うように、6時過ぎにホテルをチェックアウトします。


財布の中身は残り1430円。


バス停付近に小宝島で助手席に座った男性が歩いていたので、声をかけてバスの料金を確認してみたところ、1200円で間違いないようです。(これはかなり重要な話なので、念には念を押して)

この男性とまともに会話したのはこれが最初で最後でした。


バス停の近くにあるコンビニに立ち寄り、真剣な面持ちで朝食を吟味します。(230円ってかなり中途半端な金額)


朝食を購入して残り10円を切る予定だったのですが、レジでSUICAが使えることに気がつき、なんとか230円は温存できました。さらにSUICAが使えるのをいいことにグレードアップしてファミチキを足しました。
(というか、今思ったんですが、このときすでにATM使えたかもしれませんね)







バス停に向かい、すでに到着していた空港行きのバスに乗り込みます。








過ぎ去る街並みを眺めながら、朝食用に買ったおにぎりとファミチキをパクつきます。








出発40分前ぐらいに空港に到着したのですが、私はチケット購入からスタートせねばならず、えらい行列に並ばされます。(自動チェックインとか出来ないチケットだったので)



その後のチェックインも手荷物検査もかなり待たされ、結局トイレに立ち寄る暇さえ無くそのまま飛行機に乗り込みました。








西日本を時速800kmで東へ横断しながら最後に手元に残っていた雑誌を読み切ります。


旅に出る前は「本を全て読み切っちゃうかも」なんて思っていましたが、すばらしい自然と、何より島の住民の方々や同じ旅行者の方との暖かい交流のおかげで本を読む暇なんかまったく無いぐらい充実した旅になりました。(リピーター化する気持ちはよくわかりました)

ダイビングをする関係で国内外の島にはいろいろ行っている方だとは思いますが、今回みたいにダイビング抜きで行ったのは初めてですし、ロードスターもレンタカーも無かったので、いつもとは全然違うスタイルの旅になり、自分でも非常に貴重な体験が出来たと思っております。

旅のスタイルの幅が広がりました。


温泉は期待通り、いや、期待を遙かに上回るすばらしい温泉がゴロゴロありました。



日本って、まだまだ奥が深い!



そんな事を考えている内に飛行機は徐々に高度を下げて行き、東京湾の向こうに京浜工業地帯が見えています。



羽田空港に到着するとすぐにATMに立ち寄り、何食わぬ顔(と言っても色黒の髭面)で出社したのでした。




(すさまじい長文にお付き合いいただきまして、誠にありがとうございました)



おしまい。




Posted at 2010/05/27 02:02:28 | コメント(11) | トラックバック(0) | 日記
2010年05月26日 イイね!

GW南の島旅行記 (7) 諏訪之瀬島から小宝島編

GW南の島旅行記 (7) 諏訪之瀬島から小宝島編


5月4日(火)




例によって日の出前、5時に起床。


カメラ片手に散歩に出かけます。




港の方から軽トラが走ってきて、私の横で停まります。またもや例の釣りの方でした。










釣りの話や温泉の話で大いに盛り上がりつつ、自分がいかに貴重な体験をしたかということを、改めて第三者の方から言われ続けて再認識しました。
それほどまでに行くには運が必用なようです。



民宿に戻ると、セスナチームの方から、「もしよろしければ・・・」と、遊覧飛行のお誘いを受けました。よろしければも何も喜んで承諾し、、、







朝ご飯をいただいてからすぐに出発の準備に取りかかります。



フライトから戻ってきてすぐに船が到着する時間になるので、そのまま出発できるようパッキングを済ませ、宿代も精算します。








セスナチームの方々の計らいでT君も一緒に乗ることになり、皆でYさん運転するバンに乗り込みます。









場外飛行場に到着すると、セスナが停まっていました。








まずは飛行前の点検が完了するのを待ちます。(当然自らやるんですね)









さらに乗り込んでからも各種計器のチェックを2人で順次行っています。知り合い同士だからという馴れ合いは一切無いようです。(4人乗りの飛行機ですから、4人のうち2人が操縦士、副操縦士として乗り込み、我々二人がゲストとして後ろの席に座っています)
我々も機内で会話する用のヘッドフォンとインカムを付けています。








さて、いよいよ出発です。








滑走路の端まで移動すると、「マックスパワー!」のかけ声とともにエンジンから発する音の周波数が一気に上がり、セスナが(意外に)ゆっくりと加速を始めます。









そして、想像していたよりも早く飛行機は浮き上がり、

「ちょっと落ちますよ」

と、声が聞こえた瞬間飛行機は滑走路端の断崖絶壁の上を通過すると同時にスーっと高度を下げた後、







緩やかに旋回しながら徐々に高度を上げて行きます。









これはT君が撮影した滑走路。








まずは住居エリアと牧場の上を通過し、、、









島を左手に見ながら飛んで行きます。








羽が上についている飛行機なので、眼下の景色がよく見えるのが嬉しいです。

御岳は上空から眺めると、また違った趣があります。







一昨日歩いたあたりです。









噴煙を上げる御岳の火口です。
こうやって見られるとは思いませんでした。


ここでハッっと気づき、T君の体を少し持ち上げて、外の景色が見られるようにしてあげます。(右サイドに座っているT君の座高だと、島がまったく見えないことに途中まで気がつきませんでした)







島の北部まで来ました。









こんな景色になっていたんですね~。








島に沿って旋回して行きます。








溶岩流の跡が目に飛び込んできました。








去年見た雲仙岳を思い出します。

(旧火口からの溶岩流です)







本当にあっという間に1周フライトが終わってしまいました。









ここから着陸態勢に入ります。(内心、もうちょっと滑走路から離れなくて大丈夫なのかな~って思ってます)









ん~、ランディングアプローチするには高度が少し高いような・・・・


と、思っていたら、オーナーの副操縦士の方が


「少し高いですね」


と、コメント。


「高いですかね?」


と、言いつつセスナは機首を下に向けてぐんぐん高度を下げて行きます。








まぁ、小型機の着陸はこんなもんだろうと思いつつも降下する角度が急だったので、少し緊張しつつ着陸の瞬間を待ちます。



高度計か何かの警告音が鳴り響く中、セスナは無事に着陸。








「ナイスランディング!」

と、心の底から言いました。


しっかし、いいなぁ、セスナ。



飛行機から降りると、飛行機の音を聞いたFさんが空港までやって来ていました。(他にもYさんの親戚の方も)
飛行機から降りてきたT君は親戚の皆さんから羨ましがられるわけですが、本人はケロっとしたものです。





Fさんと話しているときに、Fさんは私が次に行く島の小宝島に行ったことがあるということで、小宝島観光について話を聞いていたら、T君が


「おじさんはどうして小宝島に行くの?」


と、質問されたので


「おじさんじゃなくて、お兄さん」


と、私が答える前に



「おじさんは、温泉に入りに行くんだよ」


と、FさんとYさんがほぼ同時に答えてくれて、思わず笑ってしまいました。

(いや、実際正解なのですが)




さて、セスナチームは鹿児島空港に向けて出発です。








最初と同じようなチェックを済ませた後、4人は我々に丁寧に挨拶をしてから飛行機に乗り込みます。









写真の撮影をお願いされていたので、滑走路の脇まで歩いて、セスナの出発を待ちかまえます。





いよいよ、出発というタイミングで、付いてきたT君に「カメラを貸して」とお願いされたので、1枚ぐらいならいいかと余裕を見せてカメラを貸しところ、飛行機が加速を開始したのに1枚もシャッターを切らずに真剣な表情で狙い続けています。



どんどん近づいてくるセスナを見て、さすがにマズイと思い、「T君、ごめん!」と言いながら問答無用でカメラを奪い返し、あわててカメラを向けたのですが時すでに遅し。。。



ブレてピンぼけの写真が1枚。






そして、この写真が1枚。


さらに豆粒のようにセスナが写っている写真が数枚・・・・

これはヤバイ。




横で同じように撮影していたFさんに



「Fさん、写真撮れました!?」


と、祈るような気持ちで質問すると


「はい、なんとか」(微笑)


と、うれしい返事。



「じゃぁ、それ、是非是非送ってください!!」


というわけで、何とかなりました(笑)

私もFさんも同じK7だからバレないとは思いますが、もしかしたら、4人が離陸寸前に見かけた私の姿は「T君からカメラを奪い返すシーン」だった可能性も否定できません・・・。




その後、T君と私を乗せたYさんは滑走路をセスナの真似をして車でフル加速で走らせてから(島内で唯一まともに走れる場所なんだとか)一旦民宿に戻りました。



民宿に一旦立ち寄って他に港に行く親戚の方々をピックアップした後、、、







T君のリクエストでYさん所有の船を少し見せてもらい(右側)









フェリーが到着する切石港へとやってきました。


実はYさんとT君は明日私と同じ便で鹿児島に向かうので、再び再会できるのですが、諏訪之瀬島を離れるのはなんとも寂しい気分です。


港にはFさん親子とNさんも来ていました。

Fさん親子はこれから奄美大島まで移動して、そこから飛行機に乗って明日中には東京に戻るのだとか。(5月6日木曜日の朝からちゃんと仕事をするため)

Nさんはこれから悪石島に行くと言うので、悪石島の海中温泉の情報を伝えておきました。
(Nさんは木金も休みを取っていて鹿児島(霧島)観光をするとか(11連休))






いよいよ出航です。









さようなら~、諏訪之瀬島! また来ます!








というわけで、再び悪石島です。









ビロウ樹の林と海中温泉、硫黄噴出す地獄地帯を懐かしく思い出します。








Nさんが元気に降りて行きました。(ここではテント泊ではなく、民宿泊だそうです)


さて、次はいよいよ今回の旅の最終目的地、小宝島です。






Fさんがこんな本を見せてくれました。

あるんですね~、ガイドブックが。


ちょうど中間地点あたりでトカラギャップ(生態系の境界ライン)を超えます。







海の色が目に見えて明るい色に変わり、奄美諸島エリアに入ったのだとわかります。(行政的には十島村なので奄美大島とは別区域ですが)











見えてきました、小宝島です。

妊婦さんが寝ている姿と言われています。









港がエメラルドグリーンです。









当然のことながら底が透けて見えています。









海の色を見ているだけでテンションがあがります。


Fさん親子とお別れの挨拶してから小宝島に降り立ちます。


しばらく船の前で立っていると、50歳ぐらいのおじさんが


「ぎんがめさんですか?」


と、声をかけてきました。


「はい、そうです」


と、はじめて名前をまともに呼ばれたと思いつつ答えると、


「向こうに紺色の軽が停まってますから、そこで待っててください」



と、丁寧な口調で案内されます。
言われたとおり、ひとまず軽自動車のところまで移動します。








いやぁ、これですよ、これ!
南の島のイメージですよね。








先ほど声をかけてくれたおじさんと一緒に、もう一人私と同い年ぐらいの男性がやって来ました。

宿のおじさんが


「あなたはどちらの宿ですか?」


と、その方に質問すると


「○○荘・・・」


と、小声で答えていました。どうやら我々の宿のお客さんではないようです。


「それでしたら、向こうの銀色の車に乗ってください」


と、おじさんが声をかけたのですが、なぜか返事もせずに移動もしない様子。
すると、宿のおじさんが


「まぁ、いいや、うちの車に乗って」


と、言ったので、結局先に降りることになるその方が助手席に座って、私は軽貨物車の狭い後部シートに座ることに。
(席が狭いのは良いのですが、後部席だと景色が眺めにくいのが残念)
他の宿の方は、このタイミングになってようやく事態を理解したらしく、「すみません」と一言頭を下げてから助手席に乗り込みます。


そのまま車は走り始め、ほどなくその男性の方の宿に到着したようで、男性は降りて行きました。



面倒くさいので私はそのまま後部座席に座ったまま宿まで連れて行ってもらいます。







宿に到着すると、まずは通された部屋に荷物を置いた後、すぐに昼食タイムとなりました。









食堂に家族連れらしきグループが入ってきて一緒に食べることになったので、いろいろ情報交換をさせてもらいます。(彼らはすでに小宝島滞在4日目だったので)



食べ終わるとすぐに準備を整え、島内一周開始です。






さて、小宝島なんですが、実はこの島は他の島と比べて格段に小さかったりします。一周歩いて30分で回れてしまいます。







今まで訪問した島と比較するとこんな感じです。

面積は1平方キロメートル


人口はこれまでで最少の49人です。







トカラギャップを超えたことはこの景色を見れば一目瞭然です。
(火山島ではなく、珊瑚が隆起して出来たという成り立ちの違いもあるでしょうが)








黒潮がぶち当たるらしく、シュノーケリング時に安易に外洋に出てはいけないと宿のおじさんに釘を刺されました。









島内一周を楽しみます。








南国らしい、綺麗な花が咲いています。(テンニンギク)








これこれ、パンフに載っていたこの景色を見たかったのです。(ばんや)

島にある、これらの大きな岩はすべて「神様」として名前がつけられています。(「ばんや」も名前です)








昆虫も本州では見たことがない種類がたくさん居ます。








お~、なんか外国に来たみたい。(これまでの竹や溶岩の島も独特の景観でしたが)









珊瑚礁が隆起して削られたのでしょうか? なんとも不思議な景色です。









これはTX7を縦に持ってそのまま横(カメラ的には下)スライドで撮ったパノラマ写真です。









リュウキュウアサギマダラです。飛ぶ様がなんとも優雅です。








そして、ついつい撮影してしまうハイビスカス。








いやぁ、「まったり」散歩も楽しいですね~。








ヘリポートの先の海もシュノーケリングポイントです。
(島のどこでもシュノーケリングポイントという噂もありますが)







シュノーケリングセットは持ってきているのですが、こんな海を見ていると、できればダイビングがしたくなります。








島の中央には山があります。(妊婦のお腹のあたりです)










そして、こちらが妊婦の顔。 うね神です。









さきほど宿のおじさん運転の軽自動車に乗せてもらって走った道まで来ました。








この「竹ん山」、先ほど家族連れの方に聞いた話によると登れるらしいのですが、とりあえず後回しにします。








住居エリアにやってきました。








小中学校です。隣の宝島の分校扱いで、児童7人 生徒4人 教職員9人だそうです。
(宝島の横の小っちゃい島で小宝島。「子どもを授かる子宝」では無いです)







お~、ちゃんとした公園もあるじゃないですか。



公園はありましたが、島内唯一の自販機はなんとびっくり故障中。

こんなことなら、フェリーで買っておけば良かったです。。。
(これまでちゃんとフェリーで買ってから降りていたのですが、どの島にもあったので初めて買わないで降りたらこの仕打ちです)

そう言えば家族連れの面々が私が到着した時に港に来ていたのですが、それは途中立ち寄ったフェリーに乗り込んで「アイス」をまとめ買いするためだったと後で聞きました。小宝島に4日滞在している彼らにとって「フェリー」イコール「アイス」だったそうな(笑)








役場の出張所があったので、明日の船のチケットを購入しておきます。








寄り道しながらまったり歩いて1周1時間でした。









では、早速泳いでみるとしますか!
(写真に写っているのは温泉ですが、ここは熱すぎて入れません)









ちょうど家族連れの面々がシュノーケリングを楽しんでいたので海の状態を聞くと



「今日は波が強すぎて・・・」


とのこと。

波やうねりが強い時は全然楽しくないことは百も承知なのですが、せっかくなので入ってみることにします。
海パンに水中めがね、シュノーケルにサンダルでいざ出陣。(本当は足ひれ持って来ればよかったのでしょうが、軽量化のため置いてきました。サンゴや貝類で足の裏を怪我しないようにサンダル履いたままチャレンジです)

う~ん、波でいろいろ巻き上がっちゃって、やはり透明度もいまひとつ、さらに強烈なうねりと引き潮で、あっという間に体が外洋の方へ引っ張られます。
その勢いがあまりに強かったので、あわてて浅いところまで戻ってきました。
そして、海に入って10分、あっという間に勇気ある撤退です(笑)
(せめて足ひれぐらいあれば・・・)



まぁ、でも、海の中をじっくり見るのならダイビングに限ります。
(ダイバーの意見です)






では、早速温泉に入りますか。(木の蓋で覆われていますが、乳白色の大きな湯船です)
シャワーとか付いていますが、脱衣所は無く、無料のお風呂です。


家族連れの方々に混じって入らせてもらいます。



って、イタタタタタ!!!



強烈な塩分濃度、そして熱さ、ここ数日の日焼けが重なって、特に両腕あたりに激痛が走ります。
実は南の島に行くと言うのに、日焼け止めを忘れてきていて、焼かれたい放題になっていたのです。
ついでに虫除けも忘れてきていたので、刺され放題でもありました。


家族連れの方も痛かったのは同じだったようで、笑いながら子どもが水のホースをまわしてくれました。

家族連れの方々はそのまま民宿の方に戻ってしまったのですが、私はもうひとつの温泉の方へと移動します。







マショの湯です。

源泉が注ぎ込まれる左の湯はこれまた熱すぎて入れないので、そこからあふれ出てくるお湯を引いた2番目の湯船に浸かります。



って、イテテテテテ!!!!




こちらも塩分濃度が濃く、日焼けした肌には刺激の強いお湯です。
温泉独特の臭いも強く、「濃い湯」を五感で感じることが出来ます。

惜しむらくは湯船に浸かってしまうと海が見えないことぐらい。

それでも、島で発生した低い雲が流れていく様を眺めながらの入浴はこの上なく気持ちが良いものです。
(大学生時代、北海道で改修前の二俣ラジウム温泉で目の前を流れる雲を湯船から眺めた印象が強烈だったというのが温泉にハマルきっかけの一つでした)

そう言えばFさんがマショの湯は体が汚れるぐらい沈殿物やコケが多いって言っていたのですが、ちゃんと掃除された後だったのか、まったくそんなことはありませんでした。

それより、塩分濃度が濃すぎるのか、息を普通に吸い込んで肺に空気を入れると体が浮かび上がってしまうので、両腕で体を支えていないと、すぐにおしりが浮かび上がって体が横回転するのを抑えていなければならないのが、なかなか楽しかったです。(うまくバランスを取れば、首だけ岩で支えて、体は完全に浮いた状態で空を眺めながら入浴可能です)

周囲には誰も居なかったので、思う存分空を眺めて水中浮遊を楽しませてもらいました。



さて、「島一周」に「シュノーケリング」に「温泉」というイベントが完了してしまいました。



あとは、「まったり」するしかありません。



と、いうわけで島二周目「まったり」散歩のスタートです。



一周目では見逃したポイントを拾いながら歩いて行きます。








これは艀(はしけ)です。

以前は小宝島(トカラの島)に大型の船を着岸できる港が無かったので、この艀に乗って鹿児島を結ぶ船との乗り降りをしていたのだとか。(海が荒れている日は相当危険だったそうです) 小宝島が日本で最後まで艀作業をしていた場所だそうで、その記念にこうやって残してあります。




ところで、民宿のおじさんによると、小宝島は島のあちらこちらから温泉が沸きだしているそうです。

実際、先ほどシュノーケリングしたときも海底から温泉が沸きだしている様子を見ることが出来ましたし。

民宿のおじさんが「諏訪之瀬の作地温泉を越える温泉があった!  今はどうかわからないけど・・・・」と言っていた場所をちょいと散策してみることにします。






珊瑚礁が隆起して出来た島だけあって、珊瑚礁がそのまま海岸になっていて歩きにくいことこの上なしです。









探してもまったく見つからないので、釣りをしていたおじさん(写真左)に声をかけて、温泉の在処を尋ねてみたものの、「見たこと無いなぁ」という返事。


「全然釣れないし、今日は帰るわ」


と、言い残しておじさんが去ってしまったので、








休憩がてらパンを食べて景色を眺めます。




そして、再び島内散策開始です。








こちらは「ばんや」「外ばんや」「そうとうじ」などの神々を別の角度から見ています。








いやはや、見ているだけでワクワクする景色ですね~。









マダン。昔は子どものおやつだったとか。
どんな味がするんでしょう?









神社跡だそうです。








島の人々の食料源となる畑です。(麦畑でしょうか)








よく見るといろいろな作物の小さな畑が島のあちらこちらにあります。









島での生活に思いを馳せつつ、ブラブラと歩いて行きます。









平家の残党が隠れていたという岩穴。
写っている艀は、さきほどの艀の前に使われていたものが、なぜかここに展示してありました。(ちょうど良い屋内展示場?)








子牛の横をアマサギがついて回っています。

アマサギが寄生虫を食べているという話は、ちょうどここを自転車で通りかかった地元のおばあちゃんに聞きました。








というわけで、寄生虫を食べる瞬間を撮影。









さて、先ほどはスルーした島の中央にそびえる「竹ん山」に登ってみるとしますか。


途中までは津波時の避難路を兼ねているので道がちゃんと整備されていますが、、






避難場所の先は、この柵の脇が登山道入り口という、とてもわかりにくい状態になっています。









鬱蒼と生い茂る竹藪の中に作られたトンネル道を登って行きます。


足下は竹の落ち葉がぎっしりと敷き詰められていて、えらい滑ります。まともに登れないぐらい足が滑るので、帰りのことが少し心配になるぐらいです。






標高差100mということで軽く考えていましたが、家族連れの方々が言っていた通り、けっこうしんどい登りではあります。(しかも彼らは日中の暑いときに登ったらしいので、さぞや大変だったことでしょう)









貯水池です。島の方々の生活の要でしょうか。









頂上付近(妊婦のお腹のあたり)は多少見通しが効く場所もあって、ちょっとした稜線散歩気分を一瞬だけ味わえます。








この、周囲がまったく見えない三角点を発見したときは、さすがに絶句しました。


三角点のさらに奥に展望ポイントへと続く道があって一安心。







展望ポイントと言っても、柵も何も無いので、どちらかというと身○げポイントのような場所です。

ちょうど住居エリアが見渡せるような方向に展望が開けています。








小宝島の脇にある小島(そういう名前)です。

情報によると、こちらにも温泉があるのだとか。(船で渡してもらう必要があります)



下りはかなり慎重に足を運び、なんとか転ばずに下山完了。(転んで尻餅ついたところに竹の子があったら嫌だなぁとかそんなことを考えていました)



山なら居るかもと言われたトカラハブ(宝島と小宝島にしか居ない弱毒性のハブ)を探していたのですが、最後まで見つかりませんでした。トカゲの仲間は何回か視界に入ったのですが、あっという間に逃げられるので捕まえたり撮影したりどころじゃ無かったです。


住居エリアを歩いていると、島内放送がかかります。

「明日のフェリーとしまは定刻通りに運行いたします。小宝島、平島は条件付きの入港となりますので・・・・」


条件付き? 何の事でしょう?

もし、フェリーが小宝島に来なかった、私はいつ東京に戻れるのでしょうか?

まぁ、死ぬ訳じゃないですし、大丈夫でしょう!


故障中の自販機を念のため確認しつつ、一旦民宿に戻ります。






民宿のおじさん曰く、まったく番犬として役に立たないワンコが待ってました。(老齢だそうです)


というか、この島の生活で番犬が必要とも思えないのですが。







さて、今度こそ民宿で「まったり」しますかね。(今までの民宿と違って、大分現代的な趣です)








部屋で民宿手製のパンフを眺めていると、「自転車無料でお貸しします」の文字を発見。







と、言うわけで自転車を借りて3週目レッツゴー!!
(島内では四輪バギーをよく見かけました)








水平線に沈む綺麗な夕日が見られるんじゃないかと思っていたのですが、残念ながら今日も太陽は雲の中へ。


そして、一周歩いて30分の島ですから、自転車だと10分で回れてしまうのでした。
(坂も無い島ですし、夕方の風を全身に浴びて、かなり気持ちよかったですよ)








夕飯の時間になったので、家族連れの皆さん(正確には全員がご家族というわけではないので、以下Nさんグループ)と一緒に夕飯を頂きます。

ここは客間が3つしか無いので、このNさんグループが2つ部屋を使い、私が一つ部屋を使っているので、これで満室だったりします。









本日の夕飯です。手製の豆腐が絶品でした。あと、味噌汁に入っている亀の手、はじめて食べました。良い出汁が出るんですね~。味は甲殻類特有の淡泊な味です。そして、最後の日なので、発泡酒なんぞを頼んでいます。(私にしては珍しいことですが、自販機で冷たい飲み物を買えなかったので、その反動です)
今日の午後だけで島3周に登山にシュノーケリング、温泉入浴をしたと報告したら、Nさん達にえらい驚かれました。

気になっていた「条件付き」の件は、船の後部からの自動車積み降ろしをしない条件でという話でした。(私には関係の無い話なので、これで無事に(?)東京に帰れることが決定)
子どもたちは素直な気持ちで「船が欠航になればいいのに!」と言っていましたが、Nさんは「宿泊するための金はどうするんだよ(笑)」と現実的な返事をしていました。

ちなみに、それに対する子ども達の回答は


「トカラハブを捕まえて売る」(一匹500円)


でした。



その後もNさんグループの方々からお酒を頂きつつ、楽しい夜は更けていきました。


では、明日はいよいよ鹿児島に戻る日です。

では、お休みなさい。




つづく


Posted at 2010/05/26 02:58:52 | コメント(9) | トラックバック(0) | 日記
2010年05月25日 イイね!

GW南の島旅行記 (6) 諏訪之瀬島編

GW南の島旅行記 (6) 諏訪之瀬島編


5月3日(月)






5時過ぎに起きて、日の出を見るために島の東側の海岸へ歩いてみます。









残念ながら本日も日の出は雲の中です。




一旦民宿に戻り、そう言えば今日から天気が曇りがちになるんだっけ? と、思いながら携帯で天気予報を確認してみると、








いつの間にか5月4日まで晴天の予報に変わっていました。なんとまぁ、ツイているのでしょう。









朝食を頂きながら、おじさんたちに夜釣りの釣果を尋ねてみると、「もう釣れすぎちゃって腕が疲れちゃったよ」と言いながら嬉しそうに笑っていました。





Yさんに「今日は御岳に登る予定」と告げたところ、それなら登山口まで送ってあげようという話になりました。


ネットであれこれ調べてみたのですが御岳登山に関する情報は少なく、正規ルートは火山活動レベルが上がって2km以内立ち入り禁止(すなわち、ほぼ登山禁止)になったときに荒れ放題となってしまい、今は気象庁の方の観測機器点検用のルートが歩きやすいという情報がある以外、詳しいことがよくわかっていなかったのでした。(今は火山活動レベル2、火口から1km以内立ち入り禁止ですので旧火口ぐらいまで登れるらしいです)









ガソリンを入れるYさん。手回しポンプは初めて見ました。
ちなみに車検を通すときはフェリーで鹿児島まで車を運ばなければならないので、トータルするとすごい値段になるのだとか。


最初に役場(出張所)に顔を出し、登山届け名簿に名前を書きます。








登山口まではけっこうな距離があり、送ってもらえて助かりました。(実際3~4kmぐらいあるのではないでしょうか)








では、行ってみるとしますか!









最初、少しだけ森林帯を歩いた後、、、








すぐに森林限界を突破します。かなり標高が低いところで森林限界に達するのは海風が強いからか、溶岩台地で植物が生えにくいからでしょうか。









登山道に蜘蛛の巣がたくさん残っているので、同じく今日登ると言っていたFさんもNさんもまだ来ていないのだと思います。








稜線のトップを歩くので迷うはずは無いのですが、下山時に悩みそうなところではペンキの印(写真中央)を確認しながら登っていきます。









火山活動の観測装置でしょうか?








登るにつれ風が強くなります。

そして、一つ一つの溶岩の固まりが大きくなってくるので、それらを迂回するように道が続いています。脇に続く道を見落として正面突破すると、とんでもない悪路を進むことになるので注意が必要です。








登山道入り口から1時間弱で立ち入り禁止ポイント(火口から1km手前の地点)までやって来ました。午前10時前に登ってみたのですが、そんなの関係なく空はガスっています。(朝からガスってました)

もしかしたら、小さな島にある山は午後(夕方近く)の方が安定するのかもしれません。
(ここ数日の硫黄島や悪石島含めての経験から得た推測です)








こちらが旧火口です。(1813年噴火。この噴火で諏訪之瀬島は一時無人島化しています)









尾根の溶岩壁を風避けにして行動食をパクつきつつ晴れるのを「まったり」待ちます。
(できれば小噴火ぐらいしてくれないかと期待しております)


とにかく風が強く冷たく、ユニクロの安物ヤッケ1枚で長時間粘り続けるのはけっこうきついです。









山頂以外は晴れてるみたいなんですけどね~









お、なんか空が明るくなってきたような・・・・








待つこと1時間ちょい、ようやく空が明るくなり、山頂向こうの火口から煙が上がっているのが確認出来たので、満足して下山することにしました。









下りは果てしなく広がる下界を見渡しながら歩きます。









水平線まで視界を遮るモノが何も無いので、まるで空中散歩しているかのような気分になります。








見落としては駄目なポイントはすべて記憶していたので、道をロストすることなく快調に下って行きます








振り返った景色も絶景です。やはり山は晴れてなんぼです。









溶岩地帯の向こうに緑の稜線が見えています。



もう、1ヶ月もすればこの辺りに生えているマルバサツキが一斉に咲き出し、山がピンク色に染まるのだそうです。(ちょうど梅雨時期と重なってなかなか気分良く楽しめないのは北岳の「キタダケソウ」に似てます)







TX7のパノラマ撮影にもチャレンジ。これ、すごい便利です。









たびたび振り返っては小噴火が始まっていないか確認します。









このあたりから稜線を外れて、谷筋へと降りて行きます。







灌木帯まで降りてきました。









下からFさんが上がってきました。(12時前)


午前中に登ると言っていたのにどうしたのか訪ねてみたら、民宿から歩いて来たら道に登山道入り口見落として海まで行ちゃったそうな。(たぶん、私より2時間近く余分に歩いたんじゃないでしょうか)


後で聞いた話によるとNさんは(ちゃんと教えてあげたにもかかわらず)荒れ放題の正規登山道に突っ込み、藪漕ぎしながら稜線まで出て(その頃私は目の前を通過したみたいです)、下山するときに下から登ってきたFさんとすれ違ったそうです。
さらに、Fさんから教えてもらったこのルートも途中でロストし、下りも結局藪漕ぎルートで下ったと言ってました。(登りでマーカー見ておかないとさすがに見失うと思います)





だいぶん気温も上がってきて、頂上付近で強風に凍えながら晴れるのを待っていたのが嘘みたいです。






下の方まで降りてくるとマルバサツキが綺麗に咲いていました。









振り返ると稜線を行くFさんが小さく見えました。(望遠で撮影)









登山口まで戻ってくると、カラスではない大きな黒い鳥を発見し望遠レンズに付け替えてカメラを向けたところで逃げられました。。。(気配を殺さないとダメですね)










Fさんが迷い込んだ海の方まで行ってみようかと思ったのですが、それだと民宿の女将さんに伝えておいたお昼時間までに戻れなさそうだったので、やめておくことにします。









この砂防ダムは新しいタイプで、大きな石はブロックするけど、小さな石は素通しさせるので生態系に与える影響が少ないとYさんが言ってました。

こういう公共事業が発生しないと島の人々の生活も成り立たないという側面もあるみたいです。
(悪石島で会った若い役所の職員さんの事を思い出しました)









一度車で送ってもらった道なので迷うことなく民宿に向かって歩いて行きます。








島の共同牧場です。(島民が共同で管理使用する牧場)
Yさんの牛もここに居るのでしょうか?









これが入ってはいけない登山道。この先、荒れ放題だそうです。(禁止されているわけではないです)









住居地域まで戻ってきました。(なんだかんだで登山道入り口から45分かかりました)








役場の出張所に顔を出したところ、職員さんがいらっしゃらなかったので、下山したことをメモで書き記しておきました。








山頂付近はまだガスの中ですね。(FさんもNさんも快晴の山頂は拝めなかったとか)









お昼ご飯は美味しい具沢山なうどんでした。(関西風味)


さて、午後はどうしましょうかね?



温泉も入ったし、山も登ったし、、、、




ついに民宿でまったり!?




地図を見ると、まだ行っていない観光ポイントがいくつか残っていたので、「まったり」散策してみることにします。








では、行ってみますか!









ナハ浜へと続く道です。








最後はロープの張られた急な斜面を下ります。








ナハ浜です。

広大な浅い潮だまりが無数に広がっています。


パンフに「星砂が見つかる」と書いてあったので、Yさんの奥さんに「干潮の時に潮だまりで拾うんだよ」と教えてもらい、そのタイミングを見計らってやってきたのでした。

試しに適当な潮だまりで砂を拾って探してみますが、まったく見あたりません。








クモヒトデはたくさん居るんですけどね。(捕まえようとすると、すごい勢いで手を切られてしまうので無理でした)









星砂求めてあちらこちらの潮だまりに手を突っ込みます。
(ちなみにこの広大な海岸には私しか居ません)










海の縁まで来たのですが、やはり見つかりません。



こりゃぁ、何か間違えたかなぁと思いつつ、とある潮だまりの砂を丁寧にさらってみると、ようやくそれらしき粒を一つ発見!


一度見つけると脳内に認識パターンが作られるからか、次々と発見できるようになりました。(一掬いで5粒ぐらい)


分かったことはどの潮だまりにでもあるというわけではなく、ある場所は徹底的にあるし、無い場所はまったく無いようです。








にしても、なんと地味な作業(笑)


しかし、案外これが楽しく、1時間以上霧中になってホシスナを集めておりました。
(あまり手のひらに載せたままにして乾かせておくと、たまに風で飛んでいってしまったりして、声にならない悲鳴を諏訪之瀬島の片隅で上げておりました)




で、こんなにムキになって集めた後、これをどうするんでしたっけ?(笑)






まぁ、いいやと言うことでウェストポーチに集めたホシスナを入れて、次なる観光ポイントを目指します。
(結局東京まで持ち帰りました)










その前にジュースで乾杯。(ホシスナを一生懸命集めた自分に)









まだ行ったことがない元浦港方面に向かって歩いていると、後ろから軽トラが走ってきます。

そのまま抜かしていくかと思ったら、助手席から昨日お話しした釣りで来ていた方が顔を出し


「面白いモノ見せてあげるから乗りなよ」


と、声をかけられます。







と、言うことで、荷台に荷物監視員として乗せてもらいました。









オープンエアがなんとも気持ち良いです。









トビウオ(を追いかけてやってくるGT)が今年はまだ入ってこないので、今日はトローリングにチャレンジして、手巻きリールでカマスサワラやスマガツオを上げたのだとか。(取り急ぎ民宿に氷を取りに行った帰りに私を見つけたそうです)









この港が巨大なトビウオで埋まるのだとか。

諏訪之瀬島はトビウオ掬いで有名です。この港はフェリーが着岸する切石港とは別の港です。









ふと港の先を見ると人影が3つ。
おじさんたちはここで釣りをしていたようです。








バンバン釣れるのかと思いきや、日中の魚は結構擦れている様子。

蒔餌には反応するものの、針のついた本物の餌にはまったく食らいつきません。(水が綺麗なのでその様子が見えます)









釣れる瞬間を・・・、と思ってカメラ持って待っていたのですが、あまりに「浮き」にすら反応が無いので、諦めて次のポイントに向かうことにしました。









小中学校の方へ向かって登って行きます。空の方で「ブーン」とエンジン音が聞こえたので、例のチャーター機が飛んできたんだろうと空を見上げたのですが見あたりませんでした。









沈みゆく太陽がなんとも良い感じ。
(おじさん三人も写っています)


民宿にかけてあったトカラカレンダーの諏訪之瀬島編(4月)の撮影ポイントを探していたのですが、どうもそれらしき場所が見つかりません。
(正解は場外飛行場の端っこだったそうな)


諦めて一旦宿に戻ると、男性4人組が宿の前に居て、私を見るなり一斉に


「温泉、入ったんですか!?」


と、声をかけられます。

どうやら彼らが飛行機で温泉に入りに来た方々のようです。

私と同じで温泉に入るのがそこまで大変だとは知らなかったらしく、夕方に飛んできて「今日は無理」宣告を受けたところだそうな。
(ちなみに、早い時間に来たとしても今日は風が強かったので上陸できたかどうかは微妙だったらしいです)

聞けば飛行機はチャーターではなく自家用で、4人中3人がライセンス保有者、皆でお金を出し合って貧乏フライト(本人たち曰く)をしながら、日本各地の温泉に入っているのだとか。

驚いたことに中古の安いセスナはロードスターの新車と値段が変わらず、維持するのも共同オーナーにすればゴルフが趣味なのとそんなに変わらないということだったので、こりゃぁまた知らない世界を一つ覗いた気分になりました。(一昨年東京クルーズを誘ってくれたSさんの自家用クルーザーの話を思い出しました)


以前沖縄にフライトしたときに偶然諏訪之瀬島に空港があることを上空から発見し(閉鎖中なのでリストに載っていないのだとか)、役所に問い合わせたら着陸可能とのことだったので、奄美大島とセットで旅行プランを組んで岡山から飛んできたそうです。






諏訪之瀬島の温泉はもう無理(明日の朝出発)なので、どこかお勧めの温泉は無いか訪ねられたので、鹿児島の山の城温泉を勧めておきました。



ロビーの書棚で「火山は生きている」という、小学生向けの科学書が置かれて居たのですが、そのメインが諏訪之瀬島の御岳の写真による解説。
これ、読んでから山に登ればよかったです。









本日はバーベキューということで、Yさんがてきぱきと準備を始めます。

大名竹の子の炭火焼き、ジンガサガイの炭火焼き、なんとも幸せな味がします。


釣りのおじさんたちにセスナの4人チームが加わり、なんとも賑やかな夕食となりました。

そして我々が食べ終わった頃、Yさんファミリーが別のテーブルでバーベキューを開始しました。









後で集合写真を撮っているところを横から撮影させてもらったのですが、ぎんがめ家ではあり得ない光景で、ちょっとうらやましかったです。


あと、Yさんが三線を弾いてくれたのが何とも良い雰囲気。




その後、セスナチームの方々と旅の話で盛り上がりつつ、夜は更けていきました。



では、そろそろ寝ますか!




つづく




Posted at 2010/05/25 02:19:53 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記
2010年05月24日 イイね!

GW南の島旅行記 (5) 悪石島から諏訪之瀬島編

GW南の島旅行記 (5) 悪石島から諏訪之瀬島編

5月2日(月)




トローリングは6時に出発と聞いていたので、朝5時過ぎに起きて準備を整えます。








そう言えば、島で唯一かもしれない自販機は民宿の前にありました。


民宿の前をうろうろしていたら、民宿の主のおじさんから声をかけられ、早速出発することになりました。








港でAさんも合流です。








早速出航し、船を走らせながら漁の準備に取り掛かります。
(私は邪魔にならないように見てるだけ)


左手前のでかい太鼓が電動リールです。








船の両サイドに1本ずつ、上に1本合計3本トローリング用の竿が出ていて、糸の先にはイカを模したと思われる疑似餌が付いています。



そのまま、リモコン操作(操舵とエンジン出力を手元でコントロールできる有線リモコン)で船を走らせていると、急に竿がしなりだします。
民宿のおじさんが「カマスだな」と言いながらリール巻き上げを開始します。







指差された方向を見ると、カマスサワラが水面でジャンプしています。








立派なカマスサワラです。


私は見ているだけですが、なぜか興奮します。









6時を回り、太陽が昇ってきました。








ちょっとわかりにくいですが、カツオドリか何かが水面を飛び回っています。


すると、明らかにデカイのが掛かりました。


カマスサワラと違って、今度の獲物は水中深くに潜り込むようで、なかなか姿が見えません。




そして、引き上げられたのは、、、








20kgサイズのキハダマグロ。

こりゃすごい!









他にもカツオや、スマガツオ(これはキハダやカマスサワラよりも高級魚だとか)が上がります。


いやぁ、漁って楽しいですね~。








港に戻ると、早速他の民宿の主が買い付けに来ていました。

その場で値段交渉して商談成立。








宿に一旦戻って朝食を頂いた後、主のおじさんが勧めてくれたので、9時過ぎのフェリーの出発時間までスクーターで少し走ることにします。








主のおじさんに教えてもらったらガジュマルの巨木です。



そこへ、横浜のライダーの男性もやって来たので、少しお話をします。

早朝ツーリングで島を一周してきたとのことでした。








二人で話していると、島民のおじさんが家から出ていらしたので、



「観光させてもらってます」



と、挨拶すると



「あ~、観光かい。   お~い、観光だってよ~」



と、奥さんらしき人に報告をしておりました。










バイクの男性は早めにフェリーに積み込む準備をしなければならないとのことで、先に港に向かうようでした。


島民のおじさんとも少しお話ししてから(皆さん気さくに話してくれます)、スクーターを少しだけ走らせ、次にどこに行くか確認するために地図を取り出します。







すると、今度はとなりの家のおじさんが話しかけてくれたので、少しお話していると、



「花、持って行くか~い?」



と、言われたのですが、さすがにこの後の行程で花(テッポウユリでしょうか)を持ち歩くわけにはいかないので、丁重にお断りいたしました。(皆さん気さくな上に旅人に優しい!)









昨日走って気に入ったコースを再び走ってみます。








海沿いの道や、








山を見渡す道、








海に向かって降りていく道なんかを悪石島の総仕上げとして再び堪能させてもらいました。





宿に戻ってお会計を済ませ(1泊3食7000円+バイクレンタル3000円)、








女将さんの写真を撮らせてもらってから港に向かうことにします。


(横においてあるのは祭りで使うボゼ神のお面のレプリカで本物はもう一回り大きいのだとか)


出発のときに「うちで取れたものだけどどうぞ」と、島バナナを3本頂きました。



バイクに乗って港まで行って、そのまま乗り捨てて良いとのことだったので、女将さんに挨拶してから大きなカバンを足元に置いて、港へと下っていきます。








ちょうど「フェリーとしま」がやって来るところでした。








さて、そろそろ悪石島を離れなければならない時間がやって来ました。








言われたとおり港の隅にバイクを乗り捨て(鍵はもちろんつけっぱなしですよ、持って行く人なんて居ませんから)、フェリーに乗り込みます。



デッキから港を見下ろすと、民宿の主のおじさんが昨日と同じように荷降ろし作業を手伝いに来ていました。

一通り作業が終わったところで、民宿のお客さんをピックアップするタイミングでこちらを見上げたので頭を下げて挨拶すると、軽く手を上げて挨拶してくれた後、宿泊客を車に乗せて走り去って行きました。





悪石島、島の人々が暖かくて良い島だったなぁ~。









では、さようなら~。

(バナナは3本あったのですが、ちょうどベンチで顔を合わせたFさん親子に1本ずつ差し上げました)









断崖絶壁に囲まれた悪石島が視界の中でどんどん小さくなっていきます。









そして、昨日の朝通過した諏訪之瀬島が近づいてきました。









ちょっとわかりにくいかもしれませんが、水中に茶色く見えているのが横ゆれ減少装置(フィン・スタビライザ)です。

左右についているこの羽を動かして(動かさないのかもしれませんが)、横揺れを軽減しているのだとか。

港に近づくと船底に折りたたまれます。









悪石島から1時間弱、10時過ぎに諏訪之瀬島に到着しました。








ここのヘルメットは「諏」ではなかったのがちょっと残念。

(あくまでも私が欲しいのは「悪」のヘルメットですが)








「フェリーとしま」の出航を見送った後、おじさんが「ぎんがまさん?」と声をかけてきました。

これまたよくある苗字間違いなので、



「はい、私です」



と、答えると、








「じゃぁ、車に乗ってくれる?」

と、島の車にしては立派なバンを指差します。


ちなみに、お客さん満載状態に見えるかと思いますが、例によってお客さんは私一人。

他の方はすべて、民宿の主、Yさんの親戚の方々です。

(これは予約のときになんとなく聞いていたのと、他に観光客が来たら相室になるかもと言われていましたが、相部屋にならなかったので私一人だったようです)







と、言うわけでゴールデンウィーク親戚大集合チームに混じって私も民宿に到着です。(車3台ぐらい使ってたような勢いです)

諏訪之瀬島最大の目的である作地温泉はパンフによると満潮の時(下手したら大潮の満潮限定)に行けるらしいのですが、今日は満潮時刻も過ぎ去ってしまったので、「まったりデー」の予定です。


とはいえ、一緒に行く約束をしていたFさんと打ち合わせをしておきたかったので、Fさんが予約を入れていた民宿(これまた民宿のご主人がYさんの親戚で渡船サービスはこの民宿の主にお願いするのだとか)に行くことにします。




すると、その民宿まで送ってあげるよとYさんが言うので、







Yさんのジープに乗せてもらいます。

バンにジープ、Yさんは車好きなのでしょうか?
(後で聞いたらジープは牧場作業で必要なそうです)



民宿に行くとFさんは散歩に出かけているようで見あたりませんでした。


民宿の主のおじさんに作地温泉のことを聞くと、なんと満潮ではなく干潮の前後でしか行くことが出来ず、今日は数少ない行ける可能性のある海の状態が良い日だとか。

私がパンフに載っている温泉だけでなく、別の方にも行きたいと申し出ると、それならガイドが必要で、私が泊まっている民宿の主のYさんに頼まないとと言う話になりました。しかも2つ回る時間を考えると出来る限り早く出発しなければならないとのこと。

釣りをされている方ならわかると思いますが、渡船とガイド料金をあわせると、けっこうな出費になります。深く考えていなかった私は一瞬怯みましたが、それを目的にここに来たようなものなので、すぐに行く決心を固めました。

ちょうど民宿に戻ってきたFさんに、もうひとつ行きたい所があって出費がこのぐらいになるんだけど割り勘で良いかと尋ねると、「一生に一度でしょうし、いいですよ」とのうれしい返事。(Fさんも一瞬考えるような顔をしたので予想していなかった金額だと思います)


いやぁ、もし断られたら、予想外の大出費で諦めなければならないところでした。
(島にはATMなんて無いですから手持ち現金余裕で足りないですからね~)
思わずFさんに握手してしまいました。


ちなみに、2人割り勘でも残りの行程で使う金額を考えるとギリギリになりそうな勢いなのですが、このときは深く考えていませんでした。



さて、問題はガイドを頼むYさんです。

民宿のおじさんがすぐにYさんに電話をかけてくれたのですが、つながらない様子。



「あんたちょっとあれで港に行って、Yさんに確認とって来てくれる?」



と、言いながら軽トラを指差します。








と、言うわけで軽トラを運転して港へ行くことに。








5速マニュアルが気持ち良いです!

(普段からマニュアル車に乗っていて良かったです)




港に行くと、クレーンの脇にジープを発見。クレーンは漁船を海に下ろす作業をしていて、Yさんがクレーンを操作していました。


作業が一段落した頃あいを見計らって声をかけ、これまでの経緯を説明すると



「いやぁ、今日は用事があるからなぁ」



と、最も恐れていた返事が・・・




「なんとかなりませんかね?」




と、すがる様な気持ち(表情)で頼んでみると




「う~ん、ちょっと調整しなきゃわからないけど。。。。それにガイド料が必要だけど、いいの?」




「それは聞いてます。ガイド料は大丈夫です!」




「じゃぁ、ちょっと待っててくれる?」




「わかりました!」 (やった~)










と、いうことで、無事に行ける事になりました!

喜び勇んでFさんの民宿に戻り、民宿の主にその旨を伝えます。



さらに自分の民宿に戻り、昨日と同じように昼飯を弁当に切り替えてもらいます。


作ってもらった弁当と事前に買っておいた地下足袋と最低限の荷物を持って、再びFさんの民宿に向かいます。


Fさんの民宿に着くと、女将さんらしきおばさんに「何時に出発か聞いた?」と尋ねられ、「そう言えば聞いてませんでした。。。」と答えると、「じゃぁ、こちらも準備が必要だから、ちゃんと確認してくれる?」と、考えてみれば当たり前のことを確認していなかったので、女将さんにYさんの携帯の番号を聞いて、かけてみます。

出てくれなかったら、また軽トラで探すのかなぁと思いつつコールに応えてくれるのを待っているとYさんが電話に出てくれたので、早速出発時間を確認すると、「1時半に出発」との返事。

女将さんにFさんにもそのことを伝えてもらえるようにお願いしておきます。
すぐに出発ではなかったので、私もその辺の景色のよいところで弁当を食べることにします。


地図によると民宿のすぐ近くにキャンプサイトがあったので、景色が良いんじゃないかと想像し、そこに向かいます。



テントが一張あったのですが、人の気配はありませんでした。
(島内観光に行っているのでしょう)








予想通りのすばらしい眺め。諏訪之瀬の御岳(おたけ)を眺めながら弁当を頂きます。


う~ん、これも美味しい!








牧場に火山の組み合わせです。



弁当を食べ終わってから来た道を戻り始めると、キャンプサイトの東屋のところに20代後半ぐらいの女性がコッヘルで昼飯を準備しているのを発見しました。
先ほどは人の気配がしなかったのですが、どうやらテントの主はこの女性のようです。

女性一人でテントかついで島巡りとは相当の変わり○ンだと思いつつ(私も人のことは言えませんが)、声をかけて少し話をしてから、本題の割り勘要因として温泉の件を切り出して見ます。

ただ、テント生活をしていることから容易に想像が付くのですが、すごく行きたいけどお金に余裕は無いとの返事。

まぁ、若い人だからいいかと言うことで、もしFさんが断らなければ料金は払わなくてもいいよということで、誘ってあげることにしました。



「ただし、私は素っ裸で入りますよ」



と、重要な条件を付け加えると、笑顔で



「全然大丈夫ですよ。私は水着で入りますけど、大丈夫ですか?」



と、切り替えされたので



「問題ないよ、じゃぁ、1時半ね」



と、答えてキャンプサイトを後にしました。



Fさんに相談しようと民宿に顔を出すと、Fさんはそこに居らず、私より少し若いぐらいの男性が釣竿の点検をしていました。

何が釣れるのか聞いてみると、なんとロウニンアジだとか。(ギンガメアジの数倍でかいアジ(別名GT)、ゲームフィッシングの対象として世界中で人気があります)

春から夏にかけてボラサイズのトビウオが諏訪之瀬の港に入ってくるのですが、それを求めてロウニンアジがやってくるのだそうな。それを電動リールを使わずに、手で巻いて上げるのが醍醐味だとか。
で、今まで釣ったGTはどのぐらいのサイズか聞いてみると、笑いながら「まだ一匹も釣ってないよ」との返事。
なんでも、諏訪之瀬のGTはサイズが半端じゃなくでかく、上げるのも至難の技なんだとか。驚いたことに、GTのワールドレコードは、ここ諏訪之瀬で上がった160cm代のもので、トローリングではなく陸から上げたものだそうです。
民宿に魚拓が貼ってあるのを窓の外から覗いてみたのですが、ダイビングで見るそれが赤ちゃんに思えるほど化け物サイズのロウニンアジでした。

GT釣りは夜釣りになるので、昼間は寝ている人がほとんどなのですが、この方は昼も少し遊ぶために今起きてきたところとのこと。


GT釣りのことをあまりにも楽しそうに話してくれるので、ちょっとチャレンジしてみたいなぁと思いました。



ちょうどFさんが戻って来たので、先ほどの女性(Nさん)の件を伝え了承をもらいました。


まだ時間があるので、私も少し散歩に出かけることにします。






トカラ列島の中で2番目に大きな島なのですが、今なお活発に活動中の御岳の溶岩が島の大半を占めており、生活圏や道路は南の方に少しあるだけです。
人口は悪石島よりさらに少なく63人。

目的地の作地温泉は島の東側にあり、そこまで陸路で行くことは出来ません。


(チャレンジした方のブログを読みましたが、普通に遭難しかかってました)



とりあえず、空港の方へ歩いてみることにします。

硫黄島にもかつてヤマハがリゾート開発の時に開設した空港がありましたが、ここにも同じようにヤマハが開設した空港があります。正確には場外飛行場と言って空港としての運用はしていないのだとか。(空港だと管制設備などが必要で村の財源ではとても無理とのこと。パンフでも「閉鎖中」になっています)



歩いていると突然島内放送がかかり



「え~、本日の変電所の作業は、1時から行います。各自、レンチと・・・・・」



と、朴訥とした口調で島民参加の作業の説明が行われます。




たぶん、Yさんが言っていた用事とはこのことでしょう。








ハイビスカスです。(目立つのでついつい写してしまいます)








こちらはトカラヤギの親子。(親が白黒の斑です)

親はとっとと逃げてしまったのですが(写真中央)、取り残された子ヤギ二匹が顔を見合わせて「メーメー」泣いています。(写真右上)




親を追いかけるためには私の正面の草むらを駆け下りなければならないのですが、なかなか決心が出来ないようです。


しばらく見守っていると、意を決した一匹が恐る恐る降りて来ました。









こちらの様子を伺いながら、目の前を通り過ぎ親の方へと少し走ってから、もう一匹が降りてくるのを待っています。


もう一匹は私が気になって降りられない様子だったので、一旦来た道を戻り、降りやすいように道を明けてあげたら、ようやく降りてきました。









そして、2匹仲良く親元へと走って行きました。

(と言うか、親はいずこへ?)



すると、私の携帯が突然鳴ります。

Yさんからです。


「ぎんがまさん、今どこに居るの?」


と、聞かれたので


「今、空港のあたりをうろついています」


と、答えたら


「今すぐ出発するよ、そこで待ってて」


と、言われて電話を切られます。


あれ、まだ1時前なんだけどな。

(後で聞いたら、Yさんの担当はジープで物を運ぶ係だったので、先に運ぶ作業を終わらせて来てくれたのでした)










迎えに来たYさんのジープに飛び乗り、Yさんに事情を話してキャンプ場でNさんをピックアップして(1時前だったので居てくれて良かったです)、すぐに港に向かいます。








港ではFさんの民宿の主のおじさんが船の準備をして待っていました。








船に乗り込むとすぐに出航です。








どこにあるのでしょう?









15分ぐらい走ったところで、Yさんが船の穂先に立ちました。



え~っと、どこに上陸するんでしょう?



Yさんは軽やかに船から岩に飛び移り、よじ登るようにして取り付きます。








これはけっこう難易度高いです。


今日は凪と言っても、それなりに波はありますしね。




船の先端が岩に押し付けられたところで、予想以上に飛び移るところの高さが高いことに驚いたのですが、なんとかよじ登ります。
(フェルト底の地下足袋が無かったら滑って無理です)








地下足袋を履いていないFさんとNさんは、Yさんが手を貸して岩に引っ張り上げます。


今回、別の場所に行くためのガイドとしてYさんに来てもらったのですが、もしYさん抜きでここに来ていたら、FさんとNさんは間違いなくここに上がれなかったと思います。
(私も二人を引っ張り上げる自信がありません)

ですので、パンフを見て行こうと思った人は絶対にフェルト底の地下足袋や草鞋などで「コケの付いた岩」対策をして来てください。







ここから温泉は目と鼻の先なのですが、普通のサンダルとかだと四つんばいで歩くことになります。
(私は問題なく歩けましたけど)








ご覧の通りです。




さて、渡船までお願いしてやってきた作地温泉ですが、、、









これ、全部適温の巨大な温泉なんです。

直径20mぐらいあるんじゃないでしょうか?








背後は硫黄成分の含まれた色合いの岩肌になっていて、そちらから気持ち熱めのお湯が流れ込んできています。








お湯の色は硫黄島の東温泉とよく似た緑色の透明泉。

パンフに書いてある満潮時はここまでのルートが水没するか濡れるかでたどり着けなくなるのだとか。(もしかしたら、この温泉自体が水没するのかもしれません。なんせ情報が少ない温泉で、今年訪れた第一号が我々だというぐらい人の行かない場所なのです)


早速、服を脱ぎ捨て温泉に浸かることにします。




皆さんがこのシチェーションで当然期待すであろう写真はこちら








なんと、深さは私の肩ぐらいまであります。(Fさん撮影)

当然、普通に泳げます。(たまに石に足がぶつかりますが)









左のところが源泉が流れ込んでくる小さな滝になっていて、景色を楽しむのでなければ、ここが極楽です。(わかりにくいですが、Nさんが写ってます)



まぁ、なんにせよ、何もかもが規格外な温泉です。

(Yさんは、我々が温泉を楽しんでいる間、一生懸命夕食用の貝を集めていました。なんせ島民すら来ない場所なので、美味しい貝が取り放題なんだとか)

温泉に入っている間に、生の貝をYさんからもらって食べましたが、甘くて美味しかったです。(たぶんツタノハガイだったと思います)



1時間でも2時間でも楽しんでいたい場所なのですが、もう一箇所行きたい場所があるので、後ろ髪を引かれる思いで温泉を出ます。






海、綺麗ですね~。

落ちたらただじゃ済まないでしょうけど。









まずはYさんが船に乗り込みます。(飛び降ります)









とっとと乗らないと、写真のように船が左右に動くので危ないです。

磯釣りを普段からされている人なら慣れっこなんでしょうけど。






中略








船に戻って御岳を見上げると、まさに噴煙を上げ始めた直後でした。






まぁ、とにかくスゴイ場所でした。


情報が無い、行きにくい(天候と海次第)、多少(慣れてない人にとってはかなり)歩く、景観などなど、これぞ秘湯中の秘湯だと思います。



行けない人は一週間粘っても行けないそうで、道中Yさんが突然振り返り



「島に来ていきなり2箇所行ける人なんて居ないんだからね」



と、笑いながら言われました。









民宿に戻ると自販機でジュースを買って一息入れます。








厨房に顔を出すと、女性衆がヨモギまんじゅうを作っているところでした。

「お一ついかが?」と誘われたのですが、この後すぐに夕飯の時間だったのでお断りしてしまいました。(もらっておけばよかったです。。。)
あの温泉に行けたのは相当ラッキーだったらしく、ここに居る女性の方々ですら行ったことがないとのことでした。そして、明日飛行機でここにやって来て、温泉に行きたいと言っているグループが居るんだとか。飛行機チャーターなんてえらい金持ちですね~。


悪石島の砂蒸し風呂で会社に着ていく用の衣服を汗で汚してしまったので、洗剤を少しわけてもらいたいというのもあって、ジュースを1本買ってキャンプサイトに向かいます。






ちょうどテントサイトの東屋でFさんのお母さんがNさんとお話をしているところでした。(私が紹介するまでNさんはおばさんがFさんのお母さんだとは知らなかったようです)

話は自然とFさんの話になり、今まであちらこちらの旅行を二人でしてきたけど、旅行代金はすべてFさんが支払っていると聞き、すごい親孝行だなぁと感心しました。(旅費は息子持ち、ただし現地では別行動、なんかわかる気がします)


洗剤の話をNさんに切り出したら、Fさんのお母さんが分けてくれるということになったので、二人で民宿に移動します。









Fさんのお母さんに洗剤を分けてもらい、夕日を少し眺めながら散歩してから(今日も黄砂の中なので途中で諦めました)、宿に戻ります。



部屋で本日見てきた景色をデジカメの生成モードで反芻しながら楽しんでいると、







子ども達が次々に部屋の中を駆け抜けて行きます。(笑)


しばらくすると、奥の方から「お客さんの部屋に行っちゃダメでしょう!」というしかり声が聞こえてきますが、子ども達はまったく意に介さない様子。

それでも年長の子たちは私に、「すみません」という表情をしつつ部屋を通過していくのがなんとも微笑ましかったです。

Fさんのお母さんから分けてもらった洗剤で、洗濯を済ませます。










さて、本日の夕飯です。
全部美味しかったのですが、特に温泉でYさんが採ってきたムラサキレイシガイ(と聞きましたが、調べたところテツボラかホソスジテツボラだと思います、現地での呼び名でしょうか)、これ、本当に美味しかったです。










一緒に食べたおじさんたちも皆さんYさんの親戚にあたる方々。現在奄美大島(こちらで大島といえば奄美大島のことだそうです)や神戸に在住で、今年はここに集合して釣り三昧の日々を送っているのだとか。(瀬渡しやトローリング、GT狙いなどの「本気の釣り」ではなく、あくまでも堤防からの五目釣りを楽しんでいるとのこと)
食後は夜釣りをするとのことで、いそいそと準備に出かけていきました。


部屋に戻ると、再びちびっ子軍団がやって来て、部屋に置いてあったデジイチを取り上げられ









こんなことや








あんなことになっておりました(笑)



やはり女の子(6歳)の方がマセてますね。
デジイチの再生モードで温泉に写っているNさんの写真を見るなり、


「つきあってるの?」


とストレートな質問をぶつけてきます。



男の子はYさんの息子さんでT君(10歳)です。


T君はお父さんが大好きみたいで(誰でも子ども時代はそうでしょうが)、T君がK7で撮影した写真はYさんの写真が多かったです。(所有者の私もしないような高速連写をしてました)
その後、Yさんが一緒に飲みましょうと誘ってくれたので食堂で飲んでいたのですが、T君は我々の横で遊びながら会話に加わって来たり、最後には私の膝の上で寝ておりました。(子どもが居ない私にとっては何とも癒される時間でした)



ガイド中は必要最低限のことしか話さなかったYさんも、お酒が入ると饒舌になり、島での生活のことやメインの仕事の牛の生産のこと(宮崎がとんでもないことになっていることはここで初めて知りました。遠く離れた鹿児島の離島といえども無関係というわけにはいかないようです)、船の話(T君のリクエスト、たぶん島の子どもたちの間では自分の親が持っている船のスピードが速いかどうかが重要らしいのです)など、いろいろ話を聞かせてもらいました。



23時頃お開きとなり、起こされたT君が「3人で一緒に寝よう!」と言い出したのにYさんと顔を見合わせて苦笑いしつつ、Yさんに美味しい焼酎を飲ませていただいたお礼を言ってから部屋に戻りました。




さて、明日は御岳に登ってみるとしますかね。




では、お休みなさい!




つづく

Posted at 2010/05/24 00:19:04 | コメント(11) | トラックバック(0) | 日記

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