• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

ぎんがめのブログ一覧

2011年02月28日 イイね!

南アフリカ&ナミビアドライブ (06) ナミビアFRキャニオン → ナビブ砂漠

南アフリカ&ナミビアドライブ (06) ナミビアFRキャニオン → ナビブ砂漠


(1月1日 その2)







帰りに公園管理事務所に立ち寄り、大人1名、車1台で90ドル(1200円ぐらい)支払い、ついでにジュースも購入しました。

このジュース、ナミビアのあちこちで売っているのですが、すっごく美味しくてハマリました。(ここでは13ドル、160円ぐらい、場所によって値段がすごい上下します)











さて、本日のコースです。ゴール地点はナビブ砂漠手前のセスリウムになります。今、右下のフィッシュリバーキャニオン国立公園を出発し、D601号線を東に向かっているところです。(赤い星のあたり)

総走行距離は600km弱と比較的短いのですが、問題は緑で線を引いたB4号線以外は全部ダートロードなんじゃないかということです。

あと、後半になればなるほど地図上でも道がクネっているので、「楽勝」とは感じておりません。


あと、もうひとつ、この先C12号線を北へ50kmほど行ったところで大きな涸れ川を渡るのですが、昨日雨が降ったのでどうなっているか心配です。

(川を渡れない場合は右にあるダムの方へエスケープするルートがあるみたいなので、それを使用することになると思います)








では、行きますよ~!







多肉植物の世界ともそろそろお別れでしょうか。(Aloepillansii










踏み切り注意の看板ですが、なかなか恐ろしい面構えの列車が走ってくるんですね。










踏み切りです。一応一時停止しておきました。










右側の大地と前方の晴天域が気になって撮影。



気になったと言えば、途中で若い白人カップルが乗るトヨタRAV4とすれ違ったのですが、運転していた男性がこちらを見ながら明らかに笑っていました。
それが、この先の川を渡れなさそうだから笑っていたのか、ただ単に二人の会話が弾んですれ違うタイミングで笑っていただけなのか、妙に気になってしまいました。









そうそう、ナミビアの列車ってこんなイメージですよ。











綿雲の浮かぶC12号線。



昨日、雨の中を走ったので、車の後ろがドロだらけです。











お、向こうからワンボックスが走ってきた!


って、ことはこの先の川は大丈夫そうですね。(ワンボックスですら通過できるぐらいという意味で。もしかしたらダム側から来たかもしれませんが)










そして問題の川に到着。(LOWEN川、ドイツ語読みでレーベンって読むんですかね?)










余裕で渡れたので、猿に見守られつつ、車に川の水をかけて少しだけ綺麗にしました。

(ドアやトランクを開け閉めするたびに、手がドロだらけになるので)









しかし、車を洗った後になって水溜りが登場し始めます。

まぁ、このぐらいならゆっくり進入して避ければ良いだけなのですが。











ぬわ~、せっかく洗ったんだから勘弁して~!!







というわけで、すっかり元通りに汚れたところで、B4号線との交差点にあるゼーハイムの街に到着しました。









食べ物でも売ってるかなと街中に入って行ったのですが、思いのほか悪路でびっくりしました。










ゼーハイムの街は家が数件と、あとはガススタンド付きのホテルがポツンとあるというレベルでとてつもなく小さな街なのでした。











すごすごとUターンし、B4号線に乗ります。









いやぁ~、舗装路は快適ですね~。

気温は29度。

窓を開けて走ればまだまだ暑さも問題無い感じです。









フィッシュリバー(涸れ川)を橋で渡ります。

あんな渓谷を作り出すだけあって、さすがにでかい川底です。











道端にはヤギ、、、













牛や馬、、、









それにダチョウなんかが居ました。










あと、地層のむき出し具合がすごいです。















いかにも時間をかけて積み重ねました! って感じのわかりやすい地層がマニアじゃない私にも素敵に感じます。













う~ん、気分爽快!

(後部ドアの中途半端な汚れ具合を気にしなければ、、ですが)










とにかくナミビアは車の交通量が少ないです。


なんせ、この広い国土(日本の倍以上の面積で世界33位)に人口210万人ですから。


そう言えば、南アフリカもそうだったのですが、道路脇には延々と柵が設けてあって、あらゆる中・大型動物が飛び出しこないようになっています。

どおりでオーストラリアみたいに動物の死体が落ちていないわけです。










楽しかったB4号線舗装路ドライブも終わりを告げ、ここからC14号線を北上します。












ありゃ、ここも舗装路ですね! こりゃ快適。

そして、ついに牛の死体を発見しました。肋骨の内側が綺麗さっぱり無くなっているのを見て、動物の死体をまったく見かけないのは、アフリカにはオーストラリアやニュージーランドと違って肉食動物がやたらと居るからだと認識を改めました。










あんなところを人が歩いてますが、あの人はどうやってここにたどり着いたのでしょう?

(前後数十キロは街が無いのと、移動手段となる車などは見当たらなかったのですが・・・)










ベサニーの街に到着しました。

ガソリンスタンドが目に入った時、車の残り走行可能距離(i20の時計のところに表示されています)が160kmになっていたのでどうしようかと一瞬悩んだのですが、日本で調べたGooglemapの情報によると、この先のヘイマジンハウーゼン(Helmeringhausen)の街にガソリンスタンドがあって、そこで入れるのが給油ポイントとしてはベストなので、そこまで給油しないで行くことにします。










ベサニーの街を出たとたんダートロードに切り替わったので嫌な予感がしたのですが、万が一ヘイマジンハウーゼンにガススタンドが無かったとしても、片道80km、往復160kmならi20が表示している走行可能距離上ギリギリ行って帰ってこれることになっているので、そのまま走り続けます。









これ、牧場の門のようです。

広大な大地に突然門だけ登場するので、最初は廃墟か何かかと思いました。










ダートロードにはなりましたが、道の状態はすこぶる良く、舗装路と変わらない感覚で走ることが出来ます。












これはかなり気持ちが良いです!












ん? あの看板は舗装路になるってことですかね?











あ~、なるほど、ヘイマジンハウーゼンの街中は舗装されてるんですね。



舗装されていることで喜んだのですが、やはり街の規模は先ほどのベサニーと比べるまでも無く小さいです。

というか、家が全部で数軒ってレベルじゃないでしょうか?



それでもちゃんとガソリンスタンドがあったので、車を給油機の前に停めて、フルサービスが基本なのに従業員が見当たらないことに不安を覚えつつ事務所の方に歩いていくと、ドアになにやら張り紙が・・・・




「1月1日はお休みします。用事がある人は電話してね。○○-○○○・・・・」





げげげ、正月早々やっちまったぁ!





携帯電話でローカルコールってどうやってかけるんだっけ?

いや、そんなことでモタモタするぐらいならベサニーに戻るほうが早いか・。。


と、張り紙を見つめながら考えていたら、突然ドアの上半分だけ開き、中から黒人男性が顔を出します。



「あ! ガソリン入れたいんですけど!」


「いいよ、ちょっと待っててね」



と、言うなり彼は事務所(と、思ってましが中は倉庫みたいな感じでした)の奥に歩いていき、発電機のエンジンをかけて準備を始めました。

いやぁ、助かりました。



彼はガソリンを入れつつ、



「ナミビアははじめて?」



と、笑顔で質問してきます。



「アフリカが初めてですよ。」



「そうなんだ! どう? アフリカは?」



「とてもすばらしいです!」



「そりゃぁ、良かった。」



「今日は暑いですね。いつもこんなに暑いのですか?」



「そうだね~。でも昨日は雨が降ったし涼しかったかな」



「なるほど。ところで、写真撮らせてもらってもいいですか?」



「いいよ」



「では、、、ハイチーズ、、、」








カシャ!



(別に「ガソリン入れたぜ!」という決めポーズをお願いしたわけではないです)









ちなみに、向かいのショップもドアがしっかりと閉じています。











なんと、これがスタンダードバンク! (※南アフリカ随一の銀行、日本で言えば三菱東京UFJとか、みずほクラスの銀行です)

まぁ、ATMだけ設置してあるとかそういう感じだと思うのですが。




ガソリンを入れてもらっているときに黒人女学生三人組が歩いているのを見かけた以外は、ひと気すら感じない街でした。




いやぁ、こんな小さな街で1月1日にガソリン入れられて良かったです。(34リットル280ドル 3500円)



500kmほど走って34リットルですから、i20の燃費はリッター15km弱ってところですね。(時速120kmで走ったり、4速に入れっぱなしのまま気づかず走っていたりしたので、80km巡行で低燃費運転を心がければもう少し伸びるとは思いますが)









さて、ガソリンも満タンになりましたし、あとはC27号線を北上するだけです。



本日の目的地、セスリウムまで残り約250km。この先街はありません。








当然のことながら昼食は手に入らなかったので、本日も食パンとポテチ、あとはクランキー(日本から持っていったザックにいくつか取り残されていたのを発見しました)で耐えしのぐしかありません。。。











しかし、道は相変わらずグッドコンディション。快適そのものです。










ん? 電信柱になんかついてますね。











あ! 鳥の巣だ。








しかも、すごい数の鳥が下の穴(ちょっとこの角度だとわからないと思いますが)から頻繁に出入りしてます。










シャカイハタオリというナミブ砂漠とカラハリ砂漠のみに生息するハタオリドリの仲間です。
英名が「Sociable Weaver」 学名が「Philetairussocius」と、とにかく「社会的」であることを名前で示されている鳥です。


なんで、社会的なのか説明すると話が長くなってしまうので、興味がある方はこちらからどうぞ。


簡単に説明すると、共同営巣で血縁関係なんかがある場合だと子育てを協力しあったり、寒い冬はお互い身を寄せ合って温めあったりするのだそうです。



そして、この鳥達を撮影するために、ようやくトランクから超望遠レンズを引っ張り出しました。









ん? こちらは巣が小さいのか、上に乗ってる鳥がでかいのか?










両方正解でした。

コシジロウタオオタカ(Melieraxcanorus)が、まだ大きくなる前のシャカイハタオリの巣を停まり場として占拠していました。
(他でもこんな光景を数箇所みかけました)













お、なんか山岳地帯っぽいところに入ってきましたよ。












こうやって写すとちょっとわかりにくいかもしれませんが、カーブにはバンクがついてるんですね。


どおりで安心してカーブに飛び込めるわけです。











気温は28度ぐらいなのですが、日差しが強いからか、気温以上に暑いので、日焼け止めを(今更)塗りました。












この道(C27号線)は走りやすい上に景色が良いのですっかり気に入ってしまいました。










景色も眺めながらボーっと走っていると、たまに牧場や国立公園の境界ゲートがあったりするので、ちょっと焦ります。












チャイパッドの取り付けもようやく正しい形に落ち着きました。

電源ボタンへの干渉も無くなりましたし、ダッシュボードに軽く乗せているので、ダートの振動で床に転げ落ちることも無くなりました。

ただ、液晶のバックライトが暗いので、真っ昼間は見えにくいんですよね~。
(それでも、チャイパッド(現在地確認手段)があるのと無いのとでは安心感が全然違うのですが)







先ほどと同じ地図ですが、今ゴールの「A」地点から150kmほど南の右に逆「く」の字に膨らんだ場所のあたりに来ています。








この地点、何で右に遠回りするのか不思議だったのですが、実は北東のマルタヘーエから延びてきている道路との交差点がここにあって、そこにはガソリンスタンドと売店があったのでした。


ちゃんと営業していたので、ジュースでも買いに売店に行くとなぜかドアに鍵がかかっていて中に入れません。すると、ガソリンを入れていた若い男性白人スタッフが、


「こっちが終わったら、お店開けるからちょっと待っててね!」


と、声をかけてきます。


なるほど、一人で切り盛りしてるんですね。







その後お店を開けてもらって、例のジュース(本日2本目)を14ドル(さっきよりちょっと安い)で購入します。食べられそうなものは残念ながら売ってませんでした。


ここでついにお釣りがナミビアドルで返ってきました。

南アフリカランドはナミビアでも使えますが、ナミビアドルを南アフリカで使うことは出来ないんです。
なんとしても、このお金は出国までに使い切らねばなりません。

(余談ですが、ガススタンドのスタッフで白人の方が対応にあたってくれたのはここが最初で最後でした)








さて、本日の行程も残りあと少し、張り切って行きますか!











いや~、しっかし、暑い!

外気温が34度になりました。











ここまで、すばらしい状態を続けてきた道路ですが、ついに悪路に変わりました。

洗濯板状態に加えて深い轍になっています。

これは気が抜けません。












悪路に加えて牛まで登場。


柵があっても、たまに柵を越えている牛が居たりするから不思議です。

前方の白煙は対向車が発生させた砂煙です。











お~、端正な形の山ですね! かっこいい~!











左右に山が延々と続いているのも良いですね~。


(対向車も後続車も来ないのをいいことに、道の真ん中に停めているように見えるのは気のせいです)








お!! ついに見えてきました!

ナミブ砂漠です。

(左奥)










ナミブ砂漠が見えてテンションが上がったのですが、坂を下ってきたら、よく見えなくなってしまいました。。。









ん? あれはシマウマ飛び出し注意ってことですかね?

こんな砂漠のところにシマウマなんて居るんでしょうか?











あ! レイヨウだ! (スプリングボック Antidorcasmarsupialis

ようやく、アフリカらしい動物の写真が撮れました。











お、飛行機が停まってますね。遊覧飛行用か、それとも自家用でしょうか?












ふむふむ、レイヨウ飛び出し注意なのですね。たしかに飛び出すかもしれません。












なぬ! キリン飛び出し注意!?




そう言えば、ここ、道路脇に柵が無いですね。









超望遠1000mmで写してこの程度にしか写らなかったヤマシマウマ。(Equuszebra 数百メートル先)


我ながらよく発見したと思いますし、本当に居ました。



この写真を写した時は温められた空気の揺らぎでこんな写りになっているんだと思っていたのですが、実は超望遠レンズの組み付け(自分で組み立てます)が甘くて、焦点ズレを起こしていたのでした。


なので、それに気が付くまで超望遠写真はこの先もすべてピンボケ状態になってます。。。










お~、またもやレイヨウ!











スプリングボックでした。

このエリア、道路脇の柵も無いし、今まで見かけなかった野生動物が突然登場したので不思議に思っていたのですが、後に登場した看板により、プライベートネイチャーリザーブ、すなわち私設の自然保護区なのだとわかりました。











左のミニ富士山を撮影。











これまた不思議な山肌です。

黒い岩の斜面に草が生えているのでしょうか?









一瞬、セスリウムに到着したのかと思ったのですが、まだ先でした。











へ~、こんなところにもスパ(温泉)があるんですね~。











こりゃまた、全部真っ黒な山です。












お! ナビブ砂漠の砂丘が見えた!



しかし、景色もすごいけど、めちゃくちゃ暑い!!

ついに37度になりました。










さすが観光地、けっこういろいろな設備が整っているみたいです。











ついにセスリウムに到着!

ナショナルパーク(ナミブナウクルフト公園(Namib Naukluft Park))の外側ゲートを通過しました。(16時半)


外側ゲートの内側にある唯一の宿泊施設が本日宿泊するキャンプ場らしく、このキャンプ場に泊まった人だけが早朝(日の出前に)内側ゲートを通過してナビブ砂漠に入らることが出来るんだそうです。(外側ゲートは日の出と同時に開きます)


このキャンプ場はとても人気があって、たまに満杯になるらしいので、事前に予約を入れてました。(満杯になっても幕営を断られることは無いらしいという話も聞きましたが、一応念のため)










ますは受付に行き、キャンプ場使用の手続きを済ませます。

料金は事前にネットで現地の代理店経由で支払ってあったのですが、国立公園の入園料として90ドル(1200円ほど)支払いました。

キャンプ場の使い方や私がテントを張る場所(指定されます)、ナビブ砂漠の内側ゲートの開く時間などの説明を受けます。その後、受付の奥に売店があったので、軽く覗いてみました。








ここで夕飯の材料なんかも買えるという事前情報があり、事実置いてある雰囲気はありましたが、すべて売り切れ状態でした。

まぁ、食べ物自体はアルコールストーブさえ使えれば、日本からいろいろ持ち込んでいるので入手できなくても大丈夫です。









さて、日没までまだ少し時間があったので、内側のゲートを通過して(ゲート通過時にちゃんと車のナンバーも控えられました。きちんと出入りを管理しているみたいです)、クイセブキャニオン(別名セスリウム・キャニオン)に向かいます。

本日はキャニオンで始まり、キャニオンで終わる一日になります。










クイセブキャニオンに到着しました。

いや、もちろん、ミニサイズだとは事前に知ってましたが、何もフィッシュリバーキャニオンを見た同じ日に来ることはなかったかと、見た瞬間に思いました。











深さ30~50m。ちょうどフィッシュリバーキャニオンの1/10の規模といったところでしょうか。幅は20m、こちらは1/100ですね。











フィッシュリバーキャニオンと違ってデイハイク大歓迎な感じだったので、降りてみました。











水は完全に涸れています。滝になっていたであろう場所は階段が整備されていて歩きやすいようになってます。











渓谷の底を歩いて行きます。











川底にこんなに青々とした植物が育つんですね~。(アカシアの仲間でしょうか)










こんな場所で青々と育つなんて、植物も不思議な生き物だなぁってつくづく思います。














15分ぐらい歩いたところで、他の人の足跡がほとんど無くなったので、ここで引き返すことにします。


上半身はだけたおじいさんが眺めているのは、どこかの誰かが石を使って残したメッセージです。「観光地」に来たなぁと感じます。

この老夫婦、歩いているうちに二人とも疲れてだんだん不機嫌になってしまったのか、ドイツ語っぽい言葉で軽く夫婦喧嘩していたのですが、なんとかここまで持ちこたえた様子。

(私が写真撮影したり、壁に見入ったりするのと二人が歩くペースがまったく同じだったので、道中ずーっと二人の言い合いを意味がわからないまま聞かされておりました。木を見ていたあたりまでは仲良く会話してたんですけどね~)










左が行きに下った階段。

そして、右に別ルートがあったので、どうせなら全部歩いてみようと決めて、入っていきます。










お、こちらは渓谷が狭くて、なかなか迫力がありますね。











この渓谷の岩壁を利用して鳥が暮らしているらしく、岩に糞がたくさんついてました。









前方を行く黒人ファミリーを追い越し、最後は岩につかまりながら、これ以上は進めないという場所まで来ました。












こんな奥地まで岩をよじ登ってきた理由は、渓谷の上を飛んでいた鳥を間近で見てみたかったからなのですが、渓谷の中には降りてこないのでこの写真を撮るのが精一杯でした。





では、戻りますか!








駐車場まで戻ったら、先ほどのおじいさんと再会して軽く挨拶しました。



おじいさんが乗ってる車、韓国の起亜自動車のスポーテージというミニSUVなのですが、最初ヨーロッパ車かと思いました。実物はコンパクトで車高のわりに背が低くなかなか良いデザインです。(ヨーロッパのデザイン会社に発注したんじゃないでしょうか?)











では、キャンプ場に戻りますか!

(国立公園内で砂丘に続く道は写真のとおり舗装されてますが、クイセブキャニオン方面は未舗装路です)

内側のゲートを通過するとき、再び車のナンバープレイトを確認されました。やはり、ちゃんと出入りを管理してるんですね~。




キャンプ場に戻るとすぐに売店に行き、例のオレンジジュース(本日3本目)を購入。(10ドル、125円、ここが最安だった気がします)

我慢しきれずに、駐車場で飲み始めます。


冷たい! 美味しい!!


駐車場を飛び交う小鳥を眺めながらジュースを飲んでいると、レセプションから出てきた白人の家族連れのお父さんが「どこから来たの?」と、話しかけてきて、少しお話ししました。

ご家族はザルツブルグから来たとのことで、今日は予約をしていなかったらしく、テントを張る場所があまり良い場所じゃなかったのが大いに不満なようでした。

家族の皆さんがドイツ語で話しているので、


「ドイツ語で話されている人が多いのですが、どうしてですか?」


と、質問してみたところ、かつての歴史の話を丁寧にしてくれました。

詳しくはウィキペディアのナミビアの項をどうぞ。


(ちなみに、このとき私はザルツブルグがドイツの都市だと思っていたのですが、オーストリアの都市だったんですね、お恥ずかしい)








お! あれが噂のオーバーランドトラックツアーですね!

Googleなんかで検索すると山ほど出てくるのですが、トラックを改造したバスで100日とかかけてアフリカを縦断するツアーです。(300日アフリカ一周コースとかもありました)

テントはトラックに積んであるのですが、張るのは自分達、料理も当番制で参加者自ら作るのだそうです。(なのでバスは移動をサポートするだけ。100日間で50万円ほどのツアー料金だとか)

セスリウムキャンプ場にも数台のオーバランドツアー用のトラックが停まっていて、どのトラックの脇にもテントがたくさん並んでいます。そして、若い男女(主に白人)が楽しげに談笑しならが夕食の準備をしていました。











で、本日は私も対抗してテントを張って夕食の準備です。



まぁ、なんというか、敷地がでかすぎるのか、私の車とテントが小さすぎるのか、えらいアンバランスです。

(これでもNo.22(入り口右下に表示されてます)は乗用車用の小さいサイズの敷地だったのですが)


敷地には電源(入り口左の箱)も来ており、水も使えるし、電灯もあるしで至れり尽くせりです。


あと、えらい風が強かったので、テントが飛ばされないように、車を風除けにして、しっかりペグダウンして張りました。









さらにそのテントの陰でお湯を沸かしてスパゲティを茹でます。

本日の夕飯は「ミートソーススパゲティ」と「さんまの蒲焼缶詰」です。

(あとはもちろん、錠剤とプロテインドリンクも)







食後に夕日を拝んでからシャワーを浴び、涼しくなった砂漠の風を全身で浴びながら、まったりと時間を過ごします。

明日は朝日に照らされたナビブ砂漠を見に行くわけですが、この夕日を見て期待に胸が膨らみます。


テントの中で残りの現金とこれまで使用したお金を比較してみると、まだ少し足りなくなりそうなことが判明しました。

南アフリカに戻ったら、どこかで下ろすことにします。







陽が落ちた後は、砂漠(の向こうの海)から絶えず吹き続ける涼しい風のおかげで、エアコンの前に座っているような気分です。


バーの方からダンスミュージックが漏れて聞こえてきますが、バーの営業時間は22時までと受付のお姉さんが言っていたので、そのうち静かになるでしょう。
(23時に目が覚めたときにはまだ鳴ってましたが)

暗くなると、夜空には今日も天の川と南十字星と偽南十字が見えていました。(相変わらずどっちが本物かわかってません、というか、帰国するまでわからないまま眺めてました)


そう言えばここは一線級の観光地だし、香港製のプリペイドSIMカードを入れたWiFiルーターが使えるんじゃないかと試してみたら、アンテナは三本立つのですが、ネット回線はなぜか使えませんでした。
まぁ、そのうち使えるようになるでしょう。





いやぁ、今日はパーフェクト(ノートラブル)な一日だったのではないでしょうか?
(せいぜい、ヘイマジンハウーゼンの街でガソリンスタンドが閉まっていて焦ったのと、昼飯が手に入らなかったぐらいで、両方とも何とかなりましたし)

2011年は最高のスタートを切りました!


と、自画自賛の独り言をボイスメモに残してからテントで横になりました。




おやすみなさい。(21時半)





1月2日(日) 6日目



夜中3時ごろに一度目が覚めたので、テントの外にちょっと出てみました。空を見上げると本日も満天の星空でした。


昨晩に引き続きフリースだけで寝ていたのですが、なんか寒いのでシュラフにもぐりこみます。





目覚ましが鳴って、4時半に起床。



初夢は時計を買い物する夢でした。








まだ時間が早いので、静かにテントをパッキングします。北アルプスのテン場と違って、まだ誰も起きている気配がないです。









5時ちょうどにゲートが開くというので、5分前ぐらいに出向いてみると、すでにオーバーランドトラック1台と数台の車が並んでました。起きている人は居るには居たみたいです。









6時ちょうどにゲートが開き、一台ずつ入場チェックをされ、私は6時ちょいすぎにナショナルパークエリアに入りました。


時速60km制限が出ていたので、そのスピードで走っていたところ、セダンと四駆が追い抜いていき、四駆の方はどんどん先に行ってしまったのですが、セダンが抜いた後に時速60kmぴったりで走り始めたので、しばらく後ろをついて走りました。

しかし、そのスピードで走るのならなぜ追い抜いたんでしょうかね?






お、空が少しだけ明るくなってきました。









砂漠の夜明けってのもいいもんですね~。









先を走っていたオーバーランドツアーのバスが停まってたので気がついたのですが、最初の目的地「Dune(砂丘)45」を危うく通り過ぎるところでした。

ちなみに前を走っていたセダンは先に行ってしまったようです。

(もちろん、この先にもビューポイントはあります)







朝日を拝むのに砂丘の下からが良いのか上からが良いのかわからなかったのですが、オーバーランドツアーの方々も皆さん登っているみたいなので、私もひとまず登ることにします。









砂で足を取られてバランスも取りづらいので、見ため以上に疲れると事前に聞いてましたが、たしかに大変です。

登り慣れていない(少し体格の良い系の)若い白人女性を追い抜かしたかったのですが、砂丘の尾根のトップにしか踏み分け跡が無いので、譲ってもらわない限り前に出られません。
彼女は相当余裕が無い様子で、後ろを歩いている私の存在に気づくことなく、ついに足が止まるまでひいこらひいこらと登っておりました。







砂丘の頂上付近まで登った皆さんは朝日の昇る方向を向いて座ってしまっているのですが、私はその先に進みます。








私は朝日そのものではなく、それを浴びた真っ赤に染まるナビブ砂漠が見たかったわけです。


一番頂上奥に座っていたグループを後方斜面に降りつつ慎重にパスしていた時に、、、


「アンニョン」


と、グループの中に居たアジア人風の若い男性に声をかけられました。

振り返りつつ、、、


「私は日本人ですよ。グッドモーニング」


と、答えると、


「グッドモーニング。お一人ですか?」


と、質問されたので、


「そうですよ。あなたは?」


と、そこに座っているアジア人は彼一人しか居なかったので、独り身同士を期待しつつ質問を投げてみたところ、


「あ、僕は友達とツアーに参加しています」


と、彼の背後に座っていた白人女性2名をジェスチャーで紹介してくれました。


何ですか、そのハーレムツアー?
(長いオーバーランドトラックツアーを通して友達になったのかもしれませんけど)



いいんです、私には真っ赤なナビブ砂漠さえあれば。




で、砂漠が真っ赤に染まるためには地平線付近から太陽が顔を出さなければならないわけですが、ちょうど東の空に雲が出ていて、なかなか太陽が顔を出してくれません。

こりゃぁ、昨日夕日を浴びたナビブ砂漠を見ておけばよかったなぁと少しだけ後悔しました。



そして、一人ストイックな感じで待つこと5分後、、、












ついにナビブ砂漠に朝日が降り注がれました。(6:20)


これこれ、これが見たくてナミビアに来たのですよ!


パンフレットなんかに載っているナビブ砂漠の色そのまんまです。

当然のことながら、すべての人はこの景色を撮ろうとすると、私含めて前方に居る人をセットで写すことになってしまうので、(まぁ、みなさんそんなことは気にせずパシャパシャ撮ってたみたいですが)、長居して撮影の邪魔にならないよう、一度Dune45を下ることにします。











頂上に居た方々を再びパスし、尾根のトップについた足跡に沿って下って行きます。










明るいときに見ると、なかなか迫力ある砂丘ですね~。









左奥に見えているのがDune45の駐車場です。









姿は見えませんでしたが、昆虫か何かの足跡でしょうか?










太陽の角度が少し高くなっただけで、だいぶん色合いが変わってきました。








アルペングリューエンというドイツ語に対応するぴったりな日本語が無かったり、去年のパイネにしろフィッツロイにしろ、ヨーロッパ人は朝日や夕日を浴びた山や砂漠が大好きなんですね~。
(もちろん私も大好きですが)




ふと、前方の斜面を見ると、若い白人男性が斜面を駆け下っているではないですか!

UAEのルブアルハリ砂漠の砂がえらい崩れやすかったことから、ここでも斜面に足を突っ込んだらまずいと思いこんでいたのですが、どうやら固さが違うからか大丈夫なようです。







一眼レフ一式抱えているので転ぶわけにはいきませんが、いっちょ下ってみるとしますか!



最初は慎重に、、、

そして、慣れてきたのでだんだんスピードを上げて、、、

楽勝っぽいので撮影もしながら、、、


と、調子に乗って下っていたら、サンダルが脱げました。







自分の足が引き起こすミニ砂雪崩のせいで、いくら追いかけてもサンダルに追いつかないのでした。


途中でピンとひらめき、サンダルの真上からではなく、回り込んで前方に出てようやくキャッチしました。(我ながらあったま良い! と、ナビブ砂漠の斜面で自画自賛)



ちなみに、この砂雪崩のせいで、斜面を駆け下っても、かすかにそれとわかるぐらいしか足跡は残らないのでした。









へぇ~、下るだけじゃなくて、斜面を登る人もいるんですね~。(でも大変だと思います)










車に戻って少し離れたところから改めてDune45を眺めてみます。

私はてっきり45番目の砂丘という意味だと思い込んで居たのですが、実はゲートから45km地点の砂丘というのが正解でした。

高さ80m。この美しくシンプルな形と、道路脇にあると言う好立地が重なって、「世界でもっとも撮影された砂丘」という称号を与えられているそうです。


そして、私もそれに加担したわけです。




では、さらにナビブ砂漠の奥へ進むとしますか!





つづく





Posted at 2011/02/28 22:39:47 | コメント(12) | トラックバック(0) | 日記
2011年02月27日 イイね!

南アフリカ&ナミビアドライブ (05) センデリングスドリフト → ナミビアFRキャニオン

(12月31日 その2)


先に進めないとわかった以上、ここに長く留まるわけにはいかないので、スタッフさんに挨拶してからUターンし、走ってきた道を戻り始めます。


風が強い日にポンツーンが運行休止になるという話はネットで見ていたので警戒はしていたのですが、本日はそれほど風も吹いていなかったので、まったく問題なく渡れると思っておりました。




さて、どうしたもんか・・・・






本来であれば、センデリングスドリフトから本日の目的地のフィッシュリバーキャニオン国立公園までは(ちょっとハードな)ダートロードをあと200kmほど走ればよかったわけです。









そして、代替案がプラス200km走るこのコースですが、左下のアレクサンダーベイからナミビアに入った場合、左側の緑の敷地、デビアス社のダイアモンド採掘場に入ることになってしまうので、まずもって走れるのかどうかわかりません。(帰国後調べたら、同じようにポンツーンの運行休止を食らった方の掲示板への書き込みで、デビアス社のセキュリティチェックは受けるものの通過は可能だという情報を発見しました)

問題なのはセンデリングスドリフトから先の当初計画ルートで、これはオレンジ川と支流の川を遡るように走るルートなので、どう考えても、今まさに雨(というかスコール)が降っているエリアを突っ切って行くことになるわけです。川が増水するぐらいの雨量ですから、リスクが高すぎると考えました。










そして、出した結論がこのコース。(550kmコース)

記憶が正しければアレクサンダーベイからぐるっと回って右上の○の地点まで全て舗装路だったはずです。

雨が激しくて右上の○から先のダートロードが走れない状態なら、基幹線(B4号線)に戻ってレストコーナーなどで車中泊すれば良いわけですし。








そんなことを考えながら、すでに車はアレクサンダーベイに向けて走り始めています。(13時)

雨粒が飛んできていますが、海の方は晴れているみたいで一安心です。





帰国した後に走行距離を調べてわかったことなのですが、アレクサンダーベイで国境を越えるコース(第2案)は、この遠回りコースと比べても150kmほどの短縮にしかなっておらず、舗装路を時速100km前後で走れることを考えれば悪いチョイスではなかったと思います。


しかし、この時点で本人はそんなことは知らなかったので、死ぬほど遠回りをするという認識で走り始めたわけです。







へ~、こんな作業車があるんだ。

小回りの効く給水車みたいな感じですかね? 元々は不整地用ダンプらしいのですが。











右側に樹林帯が出現しました。

増水で渡れなかったオレンジ川に近づいて来たようです。











車を停めて確認してみると、まだ道路からかなり離れていますがオレンジ川が確認できました。

ここから見た感じでは、水位がどのぐらいかはわかりませんでした。











上下左右にクネってはいますが、非常に走りやすい道が続きます。











ちょっとした丘陵地帯ですが、なかなか快調に進んでます。










こりゃまた不思議な色合いの景色です。











奥に広がった高さ100mはあろうかという巨大な台地がナミビア側のダイアモンド採掘エリアです。間近で見ると迫力満点の壁が川向こうに立ち上がっています。











牧場にヤギが現れ、民家もちらほらと見えてきました。









やった~、舗装路!!











舗装路万歳!


アレクサンダーベイの街に立ち寄ってATMでお金を引き落とそうと思っていたのですが、この交差点を右に曲がったところ、前方に国境の検問所が登場し、係員が立ち上がるしぐさが見えたので、Uターンしてしまいました。


再び先ほどの道に戻り、引き続き西に向かいます。






ここが正しいアレキサンダーベイに向かう交差点でした。

しかし、ここで気が変わり、ポートノロスの街でお金を引き落としすことにしました。
(アレクサンダーベイに立ち寄ると、ほんの少しだけ遠回りなりそうだったので)











地図の様子でわかってましたが、そりゃ~もう、果てしなくまっすぐです。











右奥のほうには南大西洋が広がっています。

ベンゲラ海流(寒流)の上を偏西風に乗った冷たい空気が駆け抜けるからか、靄が発生してますね。
低いところを冷たい空気が入り込むから上昇気流が起こらず、結果雲が発生しにくく砂漠化する(西岸砂漠 )のだと、帰国後に学びました。











ご覧の通り、川も干上がっています。











先ほどのメカニズムもあって海沿いはかなり涼しいので、窓全開で流れに乗って走って行きます。


たまにすれ違う車がけっこうな確率で釣竿を積んでいたので、アレクサンダーベイは釣りポイントなのでしょう。








アレクサンダーベイの交差点から約80km、ポートノロスの街に入りました。(14時20分)

とても美しい街並みです。









ビーチで記念撮影。

なんだろう、この明るい雰囲気。


ちょっとした観光地なのでしょうか?









ATMでお金を下ろすために、エンゲン(Engen)のガソリンスタンドに立ち寄りました。

お金は無事に引き落とせたのですが、ついでに腹が減ったので併設の売店で食べ物を探してみると、、、










釣具は充実しているのに、食べるものはスナック類ぐらいしか置いていないのでした。。。

ひとまず水だけ持ってレジに向かいます。

南米系の若い女性店員さんが「セス」と言ったのですが、いくらなのかさっぱりわからなかったので、英語で「いくらですか?」とたずねてみると、「シックスダラー」と辛うじて聞き取れる発音で値段を言いながら、両手の指を使って6ランド(80円ぐらい)と教えてくれました。

財布の中のコインを全部出して2ランドだろうと思うコインを三枚渡したら、そのうち2枚を返され、広げたコインの中から1枚を取り出して、勘定を済ませてくれました。

どうやら5ランドコインを3枚渡したみたいです。







改めてスーパーマーケットを探しつつ街中を移動します。











すぐに見つかりました。




しかし、店内を3週ぐらい回ってめぼしい物を探したのですが、今すぐ食べられそうなものは売って無いようです。


目に付いた中国製のインスタントラーメンをなぜか手に取って歩いていたら、突然若い男性に声をかけられます。
商品棚からそちらに目を移すと、アジア人の男性二人と女性一人が好奇心満点の眼差しで私を見つめながら、なにやらわからない言葉で話しかけてきます。
雰囲気からして中国語のようです。

話をさえぎりつつ


「ごめん、何を言ってるかわからないんだけど」


と、英語で答えると、後ろに立っていた女性が


「あなたはどこから来たの?」


と、英語で尋ねてきたので


「日本ですよ」


と返事をすると、三人は顔を見合わせながら「な~んだ」という顔をし、私には話しかけていないもう一人の男性が「ほら言ったじゃないか」みたいな雰囲気のことを言っています。
どうやら中国人旅行者と思われたみたいです。

結局すぐに食べられそうなものは見つからなかったので、そのインスタントラーメンを持ってレジに向かいます。






先ほど話しかけてきた女性が店員さんでした。


「これ、中国製なのよ」


と、笑顔で話しかけてきます。


「知ってますよ。だから食べてみたくて」


と、答えると、ちょっと嬉しそうな顔をしてました。

ラーメンは6ランドだったのですが、チップ用に細かいお金が欲しかったので、わざと100ランド紙幣で支払うと、


「両替したいの? いいですよ」


と、言いながら出来るだけ細かいお金でお釣りを返してくれました。


最初に中国語で話しかけられたこともあったので、


「この街には中国人がたくさん住んでるんですか?」


と、質問してみたところ


「はい、たくさん住んでますよ」


という返事。事前に南アフリカのことはある程度調べていたので、知らなかったわけではないですが、本人達もそう思うぐらいたくさん移住してきているようです。



気持ちの良い対応ですっかり気分が良くなったわけですが、そう言えば肝心な食料調達が出来ていませんでした。







というわけで、本日の昼飯はパンと水なのです。


パンは朝食に続き本日2食目。しかも、運転しながらなので、何も付けずにそのまま頂きます。

せめて、水じゃなくてジュースぐらい買っておけばよかった。。。










食事をした後は、ひたすらまっすぐ走っていきます。











本当にまっすぐです。



海岸線を離れ内陸に入るにつれ、急激に気温が上昇し、30度を突破しました。

窓を閉めてエアコン体制に切り替えます。









お~、昨日も通過した絶景の峠道!

しかし、厚い雲が広がっていて昨日の様な爽快な景色は楽しめませんでした。




峠を越えて、ステインコフの街に戻って来ました。








時速80kmと言えば、日本でが高速道路の制限速度。

そんな道を子どもを荷台(のさらに液体タンクの上)に乗せて走るわけですから、後ろから見ていてもドキドキします。
(もちろんかなり車間距離を取って走っていて、写真は拡大するためにトリミングしてます)











そしてN7号線に戻ってきました。

ここで左折してナミビアとの国境に向かいます。









お~、ついに雨が降ってきました。


再び気温が急激に下がって26度になりました。








ふと気になってリフタスフェルト方面を見てみると、あちらは晴れてるんですよね~。











なんというか、絵で説明してくれる看板です。マニュアル免許を持っている人なら意味がわかることでしょう。











こりゃまた絶景の峠道でした。


峠を下ったところで、屋根付きのレストコーナーに入り、一度荷物をパッキングしなおします。(国境の手荷物検査に備えて)

国境で一晩しか使ってないウォッカ取り上げられたら笑い話だなぁと思いつつ旅行カバンに詰め込みます。









レストコーナーから少し走ると国境が見えてきました。



高速の料金所のような場所で車を停め、中に居た警察官に挨拶をしながらパスポートと免許証を渡すと、

「いやいや、これは必要ないから、この紙を持ってあそこで手続きをしてね。」


と言いながら、私のレンタカーのナンバーを記入した紙を渡されます。

紙を見てみると、私の車のナンバーの下に「1、2、3」と番号が書かれていて、後は空白になっていました。

指定された建物の前に車を停めて、建物を見てみると、入り口に「1」「2」「3」とそれぞれ看板が出ているので、どうやらその順番に手続きをするようです。


まずは「1」の建物に入り、パスポートを見せると、特に何を質問されるでもなくパスポートと事前に渡された紙の両方にそれぞれスタンプが押され返ってきたので、そのまま「2」の建物に進みます。入るなり「先に進んでいいよ」と「2」の場所にスタンプを押しながら係員に言われたので、そのまま「3」の建物に入ります。

「3」の建物にはカウンターに白人の中年警察官が1名座っていて、ちょうど3人組の旅行者達のパスポートをチェックしているところでした。警察官を挟んで反対側にもカウンターがあって、そこにも順番待ちの人が立ってます。どうやら、この警察官1名で入出国のチェックをしているようです。(建物そのものが入出国両車線の真ん中にあります)

私より前に並んでいた方全員のチェックが終わり、ようやく私の番がまわって来ました。

そのタイミングで別の若い白人警察官がカウンターに戻ってきたので、私だけ2人の警察官がチェックする格好になります。

日本のパスポートを見た若い警察官が突然、


「ジャッキーチェーン、フー!!」


と、言いながらカンフーの真似事をはじめ、自分は日本を知ってるんだということをアピールしてきて面食らったのですが、


「ジャッキーチェーンは香港の俳優ですよ。日本はカンフーじゃなくて空手です。」


と、答えたときにはすでに二人でカンフーの型で擬似対戦モードに入っていて、私の話なんぞ聞いちゃいないって感じでした。


その後も二人で大盛り上がりだったのですが、私は何をしゃべっているのかさっぱりわからないまま置いてけぼりにされ、気が付いたときにはパスポートが手元に返ってきてました。


その後、車に乗って先へ進んでいくと2回ほど検問みたいな場所があって、出国審査なのに厳重だなぁと思いつつ、最後のチェックポイントで「1,2,3」すべてにスタンプが押された紙を渡します。


黒人の若い警官がチャイパッドに興味を示したらしく、「それは何?」と質問してきます。


「ナビゲーションシステムです。」


と、答えて、チャイパッドの画面が現在地を指し示していることを見せると、すごく感心していました。(実際はナビゲーションはしてくれなくて、ただ現在地を表示しているだけなのですが)

その後、行って良いよの合図で親指を立てたので出国手続き完了です。





そう言えば、ガソリンスタンドなんかでも黒人の方は親指を立てるんですよね。「グー!」って感じで。








ここで、問題のオレンジ川を渡ります。


たしかに水位が上がってる雰囲気ですね。(普段の水位を知らないので何とも言えないのですが)











川を渡ってしばらく走ると、今度はナミビア側のゲートが見えてきました。


再び建物の前で車を停め、中に入ります。


タイミングが悪かったらしく、数名並んでます。

皆さん入国申請書類を手に持っていたので、周囲を見渡して紙を探し、適当に記入してから列に並びます。

自分の番が来たのでカウンターに行くと、ショートカットで四角いメガネをかけた30代ぐらいの黒人女性の方が私の挨拶も無視して机に置いたパスポートと申請書類を手元に引き寄せました。


「○×▲■」


と、突然言われたのですが、何を言ってるのかさっぱりわかりません。


「すみません、理解できなかったので、もう一度お願いします。」


「○×▲■」


「すみません、わからないのですが・・・」


「○×▲■」


何度聞き返しても、表情を変えることなく、というよりも、少しずつイラつきつつ、同じ質問を繰り返してきます。4、5回同じやりとりをしたでしょうか・・・、突然机に置いていたAVISから渡されていた自動車の申請書類をバシっと取り上げ、最初に提出した申請書の空欄のまま残していた場所に「ヒュンダイi20」と記入しました。


なるほど、そこは車種を書く欄でしたか。

そう言えば、彼女は英語で「カータイプは?」って言っていたような気がします。(こんな簡単な単語が聞き取れないぐらい、訛りが強い、というか私のヒアリング能力の低い限界を越えていたのです)


次の質問もよく聞き取れなかったのですが、自動車関連の質問だろうと予測をしていたので、車の色を聞かれていると三回目ぐらいで気が付き、


「ブルー」


と、答えると、その通りに記入した後、書類一式が無造作に返され、隣の建物に行きなさいと言われたような気がしたので、そのようにします。


隣の建物のカウンターで入国税200ドル(2500円、南アフリカのお金がそのままナミビアでも使えます)を支払い、黒人の体格の良い感じの女性に同じように書類一式渡すと、


「目的地は?」


と、(聞き取れる英語で)質問されたので、「フィッシュリバーキャニオンに向かいます」と答えると、申請書類にサラサラっと目的地を記入し、パスポートに印鑑がポンと押して返してくれました。
(彼女の対応はいたって普通でした。ナミビアの女性は全員厳しい人だったらどうしようかと思っていたので心底安心しました)


後は手荷物チェックかなぁと思っていたのですが、そんな儀式もなく入国手続きが完了しました。(17時)









入国すると、すぐに雨が降ってきました。


写真には写ってませんが、国境付近の道路脇には露天商の人がけっこう出てきて野菜なんかを売ってました。











さて、ガソリンがすっかり空になっていたので、ここで満タンにして(4000円ぐらい)、ついでにキオスクに立ち寄ります。


そして、ようやくファーストフードコーナーを発見しました。


今日は朝からまともな飯を食べていなかったので、これは助かります。

黒人の若い女性にハンバーガーとホットドッグを注文し、350円ほど支払います。笑顔の対応が大変気持ちよく、入国審査のトラウマもすっかり解消されました。


その女性店員に


「ワーム?」


と、質問されたので、つい勢いで


「イエス!」


って、答えたのですが、ワームってミミズ(のルアー)という意味だったような・・・


と、思っていたら、女性店員はハンバーガーとホットドックを持って奥に歩いていき、電子レンジにポイポイっと放り込んでから温めてくれてました。


なるほど、コンビニで聞かれる「温めますか?」って意味でしたか。


チンチコチンに熱くなったハンバーガーとホットドックを受け取ってから出発です。




いざ行かん、フィッシュリバーキャニオン!








ナミビアのB4号線も、かなりまっすぐな道なのでした。











これから進む方面(左前方)はスコールが降っているようです。











右方向もやはりスコール。

こりゃぁ、完全に雨季真っ只中って感じですね。











B4号線を100kmちょっと走ったところで左折してC10号線に入ります。

ここからダートロードです。











ふむ、これなら問題なく行けそうです。

砂漠の砂は水捌けが良いからか、ぬかるみにならないみたいで助かります。









とは言っても、川底跨ぎは別。(写真で20mぐらい先が道路を横切る川底です)

普段は涸れているのでしょうが、雨が降るとさすがに水溜りの深さが違います。

しかも水溜りの底には見えていない段差もあったりするので質が悪いです。









さらに、このぐらいの深さになるとハンドルを取られまくります。
なんとか水溜りに足を突っ込まないようにしながら走って行きます。


これ以上道路状況が厳しくなったら、引き返すことを考えなければなりません。





かなり緊張しながら走っていたのですが、やがて道の状態が良くなってきました。








道の状態がかなり良くなったので、先ほど購入したハンバーガーを半分ほど頂きます。


しっかり温めてくれていたからか、まだ温かいです。



しかし、とても全部食べきれるような大きさじゃなかったので、残りは夜食か明日の朝食用に残しておくことにします。











スリップ注意の看板が出てます。


看板を越えてから轍が深くなり、気を抜くとスピンしそうな道が続きます。

(ちなみに、出国前にいろいろな人のナミビアドライブ記録を読みましたが、かなりの確率で皆さん車を縦横に回転させてらっしゃいます。原因は時速80km以上出している時に突然道の状態が変わったり、カーブが思いのほかきつくて曲がりきれなかったりするからです)











この交差点でしばし悩みました。

当初の予定ではフィッシュリバーキャニオンに向かうつもりでした。



しかし、アイアイスには「温泉」があるのです。


出国してからどのぐらいの時間が経ったかわからないのですが、まだ一度も体を洗っていないのです。
山を縦走中だったらそんなことは当たり前で気にもしないのですが、目の前に温泉があるのに無視するのに気合が必要だったのです。



そっか! 水着持ってこなかったんだ!




独り言をつぶやき、ハンドルを右に切ってC37号線に入り、後ろ髪を引かれる想いでアクセルを踏んで加速して行きます。




今日は車中泊じゃなくて、なんとしても(シャワー付きの)キャンプ場に泊まろうと決心しました。










ついに、動物飛び出し注意の看板が登場しました。

南アフリカではリフタスフェルトや一部の峠道を除くと、牧場か畑の真ん中ばかりを走っていたので、ようやくこの辺りで野生動物とご対面できそうです。











そして、景色もすばらしい! この荒涼とした感じ、何とも言えない趣があります。











道路脇にはアロエの木が点々と生えています。(Aloepillansii











なんとか日没までにシャワー完備のキャンプ場に到着したくて、気持ちは焦っているのですが、ついつい景色に目を奪われて撮影してしまいます。











すごい所だなぁ~











雲が千切れて晴れ間が少しずつ見えてきました。











アイアイスナショナルパークの敷地に入りました。(敷地を少しまたいだだけで、今向かっているのはその先にあるフィッシュリバーキャニオンナショナルパークです)





そこからしばらく走ると、左前方にフィッシュリバーキャニオンが見えてきました。


あまりの大きさに思わず感嘆の声を上げます。








すっげ~~~!

(って、この写真じゃ何もわからないと思いますが、超巨大な渓谷なんです。後ほど近づきます)











ん? これは何でしょう?

(私以外にも気になった人が多いらしく、タイヤの跡がちらほらありました)









あ~、なるほど、先ほどのオブジェは枯れたアロエの木の幹でしたか。(Aloedichotoma











右側の山の黒い帯は何なのでしょうね?











キャンプ場まであと少しです!











看板を見て曲がったので道を間違えたわけではないでしょうけど、けっこう細い道を走らされます。











大きな水溜りなんかもあります。











ちゃんと看板が出てますね。やはりこの道であってるみたいです。











お~、これはすごい! (石がかなり大きいんですよ)


しかも、岩山の向こうに夕日が落ちようとしてますね。

キャンプの受付すませたら、あとで見に来よ~っと!









ちょっと写真だとわかりにくいですが、岩山の手前に建物が見えてきました。

あそこが看板を出していたCanonLodgeだと思います。


ロッジと名前が付いている通り、メインは普通の宿泊施設。テントは見当たりませんが、施設内のどこかのスペースがキャンプエリアなのでしょう。



駐車場に車を停め、レセプションに顔を出したのですが誰も居なかったので、制服を着て庭を巡回していた黒人男性に声をかけ、レセプション担当の方を呼んでもらいます。



最初対応にあたってくれたのが若い女性だったのですが、キャンプをしたい旨を伝えると、「別の担当者に聞かないとわからないからちょっと待って欲しい」との事。


その女性もえらい愛想が良く、私がケープタウンから車で走ってきたことに驚き、一人で旅していることを伝えると、


「一人旅って、怖くないの?」


と、真顔で質問されます。不安がまったく無いと言ったら嘘になりますが、日本男児代表として「全然怖くないですよ」と笑顔で答えておきました。

さらに、たまたま通りかかった掃除担当の黒人の女の子を引っ張ってきて


「この子も一人よ!」


と、屈託の無い笑顔で紹介してくれましたが、どう答えて良いやら瞬間的に判断できなかったので、笑顔だけでリアクションしつつ、二人のガールズトークに耳を傾けます。

そう言えば、キャンプをするにあたって、どうしても確認しておきたかったことがあったことを思い出し、


「ホットシャワーってありますよね?」


と、質問します。


そして、その答えは、


「あるけど、水しか出ないわよ」


という、大予想外の返事。

一瞬、どうしようかなと迷ったのですが、たとえ水でも浴びられないよりは百倍マシです。

それはそれで納得することにしました。


ついでにフィッシュリバーキャニオンの展望台までの距離とナショナルパークは何時から入れるのか確認すると、公園管理事務所は朝は無人だけど、ゲートなどで閉まってはいないのでいつでも入れるとのこと。距離は「20kmはあるから、ちょっと時間がかかりますよ」と言うので、つい「たったの20kmね」と答えてしまったら、笑ってくれました。


そして、担当の人が登場したわけですが、てっきり四角いメガネでショートカット系のおばさんが登場するのかと思っていたら、これまた若くて利発そうな黒人の女の子です。

この子が流暢で聞き取りやすい英語で話してくれるので、スムーズにキャンプの受付が完了し(1泊1張 100ドル、1250円でした)、わざわざレセプションの外まで一緒に出てきて、キャンプエリアへの行き方とシャワーのある場所を懇切丁寧に教えてくれました。


一通り説明が終わったところで


「あなたの車はどれ?」


と、質問されたので、


「あそこの青い小さい車」


と、答えつつ、このときばかりは、もうちょっと上のランクの車を借りておけばよかったと日本男児代表として思ってしまったのでした。


最後に彼女がひょいっと手を差し出してきたので握手して別れ、車に向かって歩いていくと、黒人の子ども達がすれ違いざまに笑顔で「ハロー!」と挨拶してくれます。









なんとも幸せな気分で車に乗り込み、来た道を戻る方向に走り始めると、前を歩いていた制服の黒人男性二人が振り返りながら親指を立てて挨拶してくれます。



良い気分のまま、キャンプエリアに入る交差点は一旦通り過ぎ、先ほど夕日を見ようと決めていた岩山のところに向かいます。












ちょ~っと、日没には間に合いませんでしたが、ご覧の通り、2010年最後のマジックアワーを楽しみました。


さらに、この辺にはレイヨウ(一見鹿っぽく見える牛の仲間達)が住み着いているらしく、はっきりとは確認できませんでしたが、数匹見かけました。



さて、キャンプエリアに行って冷たいシャワーでも浴びますか。



キャンプエリアに向かって走っていくと、先ほど駐車場のところで追い抜かした制服の黒人男性2名が揃って全身を使いながら、「こっちだ!!」というジェスチャーでキャンプ場の方を指し示します。二人がぴょんぴょん跳ねながら指し示す姿があまりに可笑しく、ニコニコ笑いながらキャンプエリアに向かう交差点を曲がったのですが、二人がなぜこんなところまで歩いてきて一生懸命教えてくれたのか途中で気がつき、車から降りて


「ごめん! 夕日が綺麗だったから見に行ってたんです!」


と、大声で伝えると、これまた全身で「了解!」の合図が返ってきました。

心配かけて申し訳ないです。



ここで、さらに嫌な予感がしたので、キャンプエリアに入らず一旦Uターンして男性2名に挨拶しつつ追い越してロッジの方に向かいます。




あ~、やっぱり、、、



道順を懇切丁寧に教えてくれた担当の女の子が駐車場まで出てきてこちらを見てました。


同じように事情を話すと、綺麗な夕日がみられたことを一緒に喜んでくれました。









ついでに写真も撮らせてもらいました。


左の女性はたまたまそこに居たお掃除係の方です。







再び男性二人とすれ違いつつキャンプエリアに向かいます。


驚いたことに、キャンプエリアを使うのは私一人だけでした。



車を停めると、テントを引っ張り出す前にシャワーに向かいました。シャワーは先ほどの女性が懇切丁寧に教えてくれた通りの場所にあったので、迷うことなく到着しました。


そして、驚いたことにちゃんとお湯が出ます!


そっか、制服組の二人が(担当の女性の指示で)湯沸しをつけてくれたんだ。






いやぁ、シャワー最高!! さっぱりしました!!




その後、テントを張るかどうか悩んだのですが、シャワーを浴びたらあとは寝るだけって気分になったので、すっかり冷えたハンバーガーの残りを少しパクついた後、例の錠剤プロテインセットを腹に押し込んで歯を磨き、椅子を倒して寝る体制に入りました。


虫の音に混じって、少し離れたところにある別の宿泊施設のバーからBGM(ダンスミュージック)が聞こえてきてました。


ときおり、ロッジの方で懐中電灯の光が動いているのが見えます。たぶん、従業員の方が警備のため巡回しているのだと思います。


あまりにも穏やかすぎて、アフリカを旅しているという実感が沸かないのですが、これもまたアフリカの一面なのでしょう。



おやすみなさい





1月1日(土) 5日目



夜中に目が覚めました。

もう1時を回ってますが、外に出るとまだ音楽が聞こえてきています。ニューイヤーパーティーで盛り上がってるんですかね?

ちょっと肌寒くなってきたのでフリースを前後逆さまにして着込みます。

寝るときには雨がぱらついてましたが、空を見上げると雲がちぎれて星がちらちらと見えています。水平線方向にも星が見えているので、明日は晴れる気がします。



2時半に再び目が覚めます。

いつの間にやら満天の星空。

あ、でも、東の方に雲が出てますね。



ルーイバーグ(昨晩)はかなり寒かったので寝袋まで出してましたが、今日はこのままフリース1枚で朝まで過ごせそうです。





5時前に起き、エンジンをかけてキャンプ場を出発します。








まだ真っ暗なのですが、フィッシュリバーキャニオンに日の出前に到着したかったので、早めの行動です。










そうそう、でかい水溜りがあったんでした。








あと13km。

すぐに着きそうですね。











交差点曲がって少し行った所で公園管理事務所に到着しました。

昨日聞いたとおり、まだオフィスは開いてません。



それはともかく、ここではじめて自分が大いなる勘違いをしていたことに気が付きました。

私が当初泊まろうと思っていたキャンプ場はここだったのです。

ちゃんと下調べしてなかったものだから、手前にあったプライベートキャンプ場がそれだと勘違いして100ドルも払って泊まっていたわけです。

(どうでしょう、こちらだったら半額ぐらいでしょうか?)

それが証拠にたくさんのテントが張られておりました。








先に進むと、地平線の雲の隙間がオレンジ色になっていました。

「地平線から昇る初日の出」ってわけにはいきそうもありませんが、これはこれで美しい日の出が拝めそうです。












フィッシュリバーキャニオンの展望台に到着しました。

明るくなってから堪能しようと思ったので、ひとまず近づかずに周囲を探検します。











昨日食べきれなかったハンバーガーをつまみながら日の出を待ちます。













お! フィッシュリバーキャニオンに太陽光線が当たり始めましたね! (6時すぎ)

どうやら太陽が登り始めたみたいです。











数分後、雲の合間から太陽が顔を覗かせました。











2011年の夜明けです。


今年はどんな一年になりますでしょうか。






では、フィッシュリバーキャニオンに近づいてみましょう。










思いっきり近づいてみました。


うお~、おっそろし~!!










深さ500mだそうです。









では、出っ張った岩に足をかけて・・・・












記念撮影!



(もちろん、さきほどの足をかけた写真はフィクションです。ただ乗せてるだけで体重はかけてませんので真似しないでください)











いや~、しっかし、これはすごい!!











幅約2km、北米のグランドキャニオンに次ぐ、世界第二位の規模なんだそうです。









ちなみに、新年早々、早朝にここに来たのは私一人です。

風の音ぐらいしかしません。











渓谷に沿って少し走れるみたいだったので、あちこち散策してみます。

(岩が尖っていたので、パンクしないかヒヤヒヤもんでした)












ハイキングトラックのスタート地点、85km。

ハイキングの概念が日本と違いますね。(笑)

帰国後調べたら、フィッシュリバー(谷底)を85km歩いてアイアイスまで歩けるみたいです。


そして、その奥の看板には「デイハイク、レジャーウォークで谷底に降りるのは禁止」と書かれています。










こんな感じで谷底に降りる道があるんですね~。



渓谷の中をレイヨウが数匹歩いているのが見えたので、カメラのレンズを交換しているうちに見失いました。


双眼鏡を持ってきていたことを思い出し、一度車に戻って取り出し探したのですが見当たりません。


にしても、この双眼鏡、えらいよく見えますね。これは便利です。(今まで安物の単眼鏡しか使ったことがなかったので、半信半疑で買ったのですが、ちょっとびっくりしました)

アフリカに行く方は、何はさておき双眼鏡は持っていったほうが良いと思いますよ。(もちろん動物などを見るなら、ですが)



双眼鏡で覗いてはじめてわかったのですが、水を湛えているように見えたフィッシュリバーですが、実は昨日の雨で水溜りがポツンポツンとあるだけで、川は流れていないのでした。







その辺を1時間近くうろついてお腹も空いたので、昨日買った残りのホットドックも頂きます。











だいぶん太陽が昇ってきて、遠くまで綺麗に見渡せるようになってきました。










アキアカネみたいなトンボが飛んでます。

そう言えば、まだアフリカならではの昆虫を見てないですね。


ハエには大人気でまとわり付かれてましたが。








一度展望台に戻ってガイドポスターに目を通します。


展望台のベンチには白人のご年配の方が数名来て和やかな時を過ごされているようでした。
(話し言葉はドイツ語っぽい感じでした)


駐車場には立派な四駆ばかり。コンパクトカーは私だけです。










最後に展望台からフィッシュリバーキャニオンをしっかりと眺め、そろそろ本日の宿泊地に向けて出発することにします。(8時)





つづく



Posted at 2011/02/27 20:42:08 | コメント(14) | トラックバック(0) | 日記
2011年02月26日 イイね!

南アフリカ&ナミビアドライブ (04) リフタスフェルト → センデリングスドリフト

南アフリカ&ナミビアドライブ (04) リフタスフェルト → センデリングスドリフト




さて、ウォッカでアルコールストーブは使えるのか実験開始です。







お! 問題なく使えるじゃないですか! (そりゃぁ、アルコール度数96%ですからね)




って、いつの間にやら、すんごい風が強くなってるんですけど・・・・
(常に一定以上の風が吹きっぱなしの状態)


このストーブは日本に居るときに家の中で数回試しに使ってみてはいたのですが、風が吹いている状況で使うことをまるっきり想定しておりませんでした。

普段登山で使っているガスストーブだったら、多少風が強くても問題ありませんし、慣れているので車の中で使うという手もあるのですが、今回デビュー戦のアルコールストーブでそれをやるのも不安すぎます。(だから車の外でブレッシーに絡まれ続けていたわけですが)

タイヤの影に持っていったり、付属の風防を使ったりしましたが、炎が横に流れてしまうのと、酸素過多だからか、はたまた燃料がウォッカだからか、アルコールが異様に早く無くなって火が消えてしまうので、その都度ウォッカを足さなければなりません。


まぁ、料理と言っても、ただ単にスーパーで買った食パンに日本から持ち込んだガーリックトーストの元を塗って、スーパーで買ったハムを乗っけて焼いているだけなのですが。
(ロードスター仲間のOさんの影響です)
その程度のことで、こんなに悪戦苦闘するとは思いませんでした。

そして、手慣れた手つきで颯爽と料理していたOさんの真似をして、人生で初めて食パンをコッヘルで焼いたわけですが、こんなにあっという間に真っ黒に焦げになるとは知りませんでした。







周囲の山々も食パンもコッヘルもすべて真っ黒です。



そして、元々黒かったTシャツの胸元だけが、白っぽく変わったのを視界の片隅にとらえつつ、ハム&ブラックガーリックトーストを2枚頂きました。


うまく料理できなかったからか、妙に寒く感じます。



いや、実際に気温が下がってきたみたいです。(砂漠地帯ですしね)



すでに肌寒いぐらいだったのでフリースを着込んでから、寝袋を取り出して運転席に放り込み、焦げたコッヘルを可能な限りティッシュで掃除しました。もちろんそれは無駄な抵抗なのでした。



当初から今回の旅はファーストフードで食いつなぐつもりだったので、予め準備していた食物繊維とビタミンの錠剤をプロテインを水に溶いたもので流し込んで栄養の辻褄をあわせ、少し食べたり無かったのでポテトチップスを軽くつまんでから歯を磨き、運転席を倒して寝袋に潜り込みました。







気合いを入れて撮影しなかったのでこのぐらいしか写っていませんが、天の川を雲と間違えるぐらいの星が空を埋め尽くしていました。


南十字星とニセ南十字も見えています。


で、どっちがどっちだっけ?



ま、いいや。


おやすみなさい。







12月31日(金) 4日目




夜中に目を覚ますと、目の前のフロントウインドウ一杯に星空が広がっています。



ロードスターと違って椅子を思いっきり倒せるので、楽に寝られるし、目を開ければ満天の星空だし、こりゃ快適。


テント張らなくても全部車中泊で良いんじゃないかと思えてきます。










そして、朝5時30分に起床。



パンにガーリックトーストの元とハムを載せたものを焼かないままジュースと一緒に腹に押し込んだ後、軽登山靴に履き替え、成田空港駅で忘れたザックの中身を登山用荷物と入れ替えて準備完了。








だいぶん明るくなってきたので、そろそろ行きますか。(6時)

(写真はルーイバーグと反対側の山)







なんか地面が白いなぁと思ったら、全部石英なのでした。


こりゃすごい。


(と、言うよりも、砂漠の砂の主成分は石英なのだそうな。これは砂になる前の状態のものが転がってるわけですね)








そして、足下には植物がたくさん生えているので、それらを避けながら歩いて行きます。









本当にどれもこれも不思議な形をした植物です。










踏み分け跡らしきものがあったので、それに沿って歩きますが、途中から無くなってしまいました。









歩き始めてから20分、予め目星をつけていた尾根に取り付きました。









この後太陽が顔を出したら急激に気温が上がるのでしょうから、朝の涼しいうちに登っちゃいましょう。









振り返ると、ルーイバーグの影の向こうにある山々に太陽光線が降り注がれています。









すごい棘!

長ズボン履いてて良かったです。

(これに限らず、砂漠のブッシュに生えている植物の多くが棘を持っているのですが)







あの、飛び出しているところが頂上でしょうか?

ケンタローさんのブログでも最後はちょっとスリルがあるって書かれてましたので、頂上直下で岩登りをすることになりそうです。








アロエピランシー。(Aloe pillansii










最初、白黒の砂石かと思ったのですが、どうやら小型のげっ歯目か何かの糞のようです。下山後にベルディさんに聞いたら兎が住んで居るんだとか。(私の英語力なので、勘違いの可能性もあります。南アフリカのナショナルパークガイドなんかではジリスが多いって書かれてましたし)

ちなみにリフタスフェルトにはベルディさん曰くいろいろな動物が住んでいるようで(英語で動物名を言われたのでさっぱりわかりませんでしたが、後で調べたらジリス以外にもスタインボックグーズーなどのレイヨウの仲間、カラカルやヒョウなどの肉食獣まで生息しているようです)









尾根が一旦平らになるところで、こんなバスタブみたいな場所がありました。

こちらも下山後にベルディさんに聞いたら、雨が降ったときに水を溜める場所だとか。(でも、なぜここに設置したのかがよくわかってないので、これまた私の勘違いの可能性が高いです)








少しずつ斜面が急になって来ました。



と、上を気にしながら登っていたら、突然足下の石が転がり、転びそうになりました。








いや、石が転がったのではなく、割れたのでした。


岩が脆いって、登山では一番危険なパターンなんですよね~。










そして、だんだん両手を使うシーンが増えてきました。

大分頂上に近づいてきたようです。



現在時刻を確認して気がついたのですが、まだ出発してから1時間ほどしか経っていません。ケンタローさんのコースタイムが2時間(ブログの内容から推察して若いし登山慣れしてそう)ですから、この先の難所でものすごく時間がかかるのでしょうか?










上を見上げてはコースを探し、脆い岩をつかみながら慎重に登って行きます。


この尾根を下る時に変なルートに入って手詰まりにならないように、振り返って印象となる岩や景色を記憶しながら前進します。






さ~て、最後のひと登りです。



肌が露出していた腕が植物の棘のせいでひっかき傷だらけになって血がにじんでいました。







なんか、さっきから空が晴れないなぁと思って振り返ったら、どうやら北西方向からまっすぐ雲がこちらに流れ続けています。


これでは、なかなか晴れそうにありません。








石英が混じったちょっと珍しい石があったので撮影。







あれ? 奥に、ここより遥か高い稜線が見えたような・・・・









あ! あれは!



真の頂上!!










ってことは、私が立っている場所は「偽ピーク」。









こりゃ、完全にルート取りを間違えました。










というか、この尾根で頂上にたどり着けるのでしょうか?


石が脆くなければなんとも無いのですが、つい先ほども一回崩れたので、おっかないったりゃありゃしない感じです。









撮影し損ねたのですが、ちょうどここに猛禽類の鳥(たぶんアカクロノスリ)が一匹停まってました。









尾根のトップを進むか、山腹を巻くかで悩みつつ、結局尾根に沿って登って行きます。









こんな痩せた尾根を歩くとは、下から見たときは想像すらしてませんでした。

普段から整備された登山道ばかり歩いているので、こういうスタイルの山歩きは慣れないとルート取りが難しいですね~。







と言うわけで、駐車場から1時間半で痩せ尾根を通過して頂上に到着。(7時半)


やれやれです。



当然、頂上は、というよりもルーイバーグそのものが貸し切り状態です。








ここにもプールがありますね。
(ベルディさんに後から聞くまで私はここで水浴びでもするのかと思ってました)








まずは頂上からの眺めです。

世界遺産登録エリア方面です。(北北東)







こちらは登ってきた方向を振り返ったところです。(西)









さて、最初に目に飛び込んできたのが、私の身長より高いこの植物。(Pachypodiumnamaquanum)

英名はハーフメン(Half-men)。そのまま半人半植物という意味で、ここで暮らしていた方々がこの植物を故地のために悲しんでいる先祖に見立て崇拝しているのだとか。








私が見たときは葉っぱが落ちてしまっていたのですが、ついているときはこんな感じで、遠くから見ると、確かに人が立っているように見えます。

 






先端に芽が出てるんですよね。これが葉っぱになるのか花弁になるのか・・・









まずはリフタスフェルトで一番見てみたかった植物が見られて大満足です。







他の植物に目を移してみます。







相変わらず名前はさっぱりわからないのですが、興味をそそられる形態の植物ばかりです。








探せば珍しい植物がいくらでも出てきます。(多肉植物を中心に650種類あるのだとか)








ここに来る前に、もう少し多肉植物について調べておけばよかったなぁと、現地で後悔。
(たぶんLarryleachiaの一種)








転がっている石英もとても綺麗です。





そして、ハーフメンと並んで、もう一つ見てみたかったのが、、、








この火星的と言われる多肉植物が織りなす独特な景観。











個別の植物も不思議ですが、この景色は本当に独特ですね~。










ちなみに世界遺産への登録内容は「リフタスフェルトの文化的・植物的景観」です。

ですから、まさにこの「不思議な植物達による見た目」が世界遺産として登録されたわけです。








予定より30分早く到着したのをいいことに、かれこれ1時間近く頂上付近をウロウロしておりました。(たぶんTylecodonreticulatus









今、自宅PCの壁紙はこの写真になってます。









大変名残惜しいのですが、そろそろ下るとしますか。

(偽ピークの向こうに宿を望む)


左の建物がベルディーさんが寝泊まりしている建物で、そこに私の車も停まってます。

真ん中が宿泊用の建物で、右に見えているのが、、、HPに出ていたハネムーン用のコテージでしょうか?

というわけで、「新婚旅行でルーイバーグ登山」、皆さんいかがですか?

100kmほど北にはデビアス社のダイヤモンド採掘場もありますよ! 入れませんけど。




そう言えばベルディーさんの車が見あたりませんが、どこに置いてあるのでしょう?

まさか、こんな僻地で車も持たずに生活しているとも思えませんし。










そんな事を考えつつ、頂上から見たら、どう見てもこちらがイージーなルートだろうという尾根を発見したので、そちらに下りはじめます。

ケンタローさんが「最後がスリリング」と書いていたのは、たぶんこちらのコースの頂上直下を直登したからで、東側斜面に巻けば、安全に登る(私は下る)ことが出来ると思います。








あのコブが、一生懸命よじ登った偽ピークです。

(ルーイバーグに近づくと、あそこが一番高く見えるんですよ)

ここから見下ろすと、あそこに必死に登ったのがバカみたいで笑ってしまいます。









下りはどうしても駆け足になりがちなのですが、たまには足を止めて植物を眺めながら下って行きます。









途中から尾根を外れて、山腹を谷底に向かって下ります。

写真での見た目よりも斜面は急な上にガレているので、登山道は無いのですが、ジグザグにコースを取りながら慎重に下ります。








あれ? あの黒いマークはコースを示すサインでしょうか?

ベルディさんは登山道は無いって言ってましたし、コースらしい踏み分け跡も無いですし。

でも、偶然出来た模様にしては出来すぎのような・・・







あ、やっぱりそうだ。(先ほどとは別の石)

ケルンよろしく、ちゃんと正解コースが示されてるんですね。


まぁ、そうは言っても、たまにしか登場しないので、コースサインとしての機能はそれほど無い気がします。






偽ピークを見上げる高さまで下ってきました。あの尾根を登って行ったんですね~。




しかし、今下っているこちらのルート、地面に近づけば近づくほど、斜面の角度は急になっていくのでした。










手を使ってバランスを取っていたら、岩が簡単に割れました。

危うく転ぶところでした。








適当に下ってますが、ルート取りはあってるみたいです。









下山途中にも初登場植物が時々出現するので楽しいです。









なんか手がヒリヒリするなぁと思ったら、いつの間にか手の平を少し切ってしまってました。

軍手ぐらい履いておけばよかったです。









日付とか書いてありますが、どこかの誰かの登頂記念でしょうか?

登られる方は川底を辿り、この看板が登り口の目印になるかと思います。








というわけで、涸れ川の川底まで下山してきました。(ルーイバーグを振り返ったところ)



やはり、陽が昇ってからは赤岳というよりは黄岳なのでした。

(私が勘違いしたのは仕方がないと言いたいだけです)







川底は宿に向かって続いているので、それに沿って歩いて行きます。









ちょっと、わかりにくいかもしれませんが、写真中央に鳥が写ってます。

久しぶりに見た動物だったので、ついメモ撮影。









川底は固い砂状になっているので、非常に歩きやすかったです。









植物って本当にたくましいですね~。
こんなところで立派に生えて、実までなってます。(瑞々しいのかと思って触ったら固かったのですが)









川底コースは山を下りてからが長いのでした。









ルーイバーグを振り返ります。









宿のHPでも紹介されていましたが、テント積んで四駆で原野に乗り込んだりするみたいですね。









そうそう、偽ピークも下からアップで写しておきましょう。









1時間ちょいで宿に到着。(9時15分。コース的には遠回りなのと、ガレガレの急斜面で思っていたほど早くは到着しませんでした)








これがGPSロガーから取り出した本日歩いたコースデータです。

上のコースが偽ピークコース。(スリリングなコースが好きな人はどうぞ。岩が脆い以外は問題無いですし見晴らしは良いです)

下がお勧めコース。涸れ沢沿いに歩いていき、どん詰まりで看板を目印に横に伸びる尾根に登ります。頂上直下は斜度が急なので東に巻く感じになると思います。







宿に到着するとベルディさんが出迎えてくれました。


「すばらしい山でしたよ!」


と、いの一番に感想を伝えると、


「そりゃぁ良かった。ところで、君は次にどこへ行くんだっけ?」


「センデリングスドリフト(Sendelingsdrift)から国境越えてナミビアに向かう予定ですよ」


「そうか。もしよかったら、エクスティンフォンティーンまで送ってくれないかな?」



ベルディさんの車が置いてないように見えた理由は、こちらから質問するまでもなく解決したのでした。



「もちろんいいですよ」
(エクスティんフォンティーンはこれから向かう道中にあり、10kmちょい先です)



と、答えるや否やベルディさんが出発の準備を始めたので、私もとりあえず登山靴だけ履き替えてから、助手席の荷物を後部座席に移してベルディさんに乗ってもらいます。


ベルディさんは洗濯物が入った袋とポテトが入った袋を手に持っていたので、それも後部座席に置いてもらいます。







汗臭かったら申し訳ないと思い、窓全開で走りはじめます。


下山直後で窓を開けて走ってもかなり暑かったので、、、



「何か飲み物を買いたいのですが、エクスティーンフォンティーンで買うことって出来ますか?」


と、手で飲むしぐさをしながら尋ねてみると


「ウイスキー? ビール? それともワイン?」


という、予想外の返事が返ってきたので


「いえいえ、運転しているので、コーラとかジュースとか・・・」


「あぁ、売店はあるよ。大丈夫だよ」


とのこと。






例の深い轍のところを勢いで越えて行きます。




「ところでベルディさんは、いつもはエクスティーンフォンティーンまで歩いて行くのですか?」


と、尋ねてみると、


「そうだよ。でも、この道は使わないでまっすぐ行くけどね」


と、言いながら右斜め前方を指さします。


なるほど、たしかに街まで障害になるような山とか川はありませんし、道路に沿って行くと10km以上の距離になりますし。


その後もベルディさんとお話ししながら走っていたら、突然ベルディさんが身構えるような仕草をしたので、何かと思った次の瞬間、車が段差に突入し、「ガツーン」という衝撃に襲われ、ついでにチャイパッドが落ちそうになったので、左手でキャッチしました。
(車には何の影響もありませんでしたが、あれはびっくりしました)


ベルディさんはチャイパッドをキャッチしたことを褒めてくれつつ壊れていないか心配してくれたのですが、「問題ないですよ」と答えて、後部座席に放り込みます。






宿に向かう道では誰ともすれ違わないだろうと思っていたのですが、向こうから四駆が一台走ってきます。
他の宿泊客かなぁと思いながら走っていると、ベルディさんが


「妻かもしれない。ちょっと停まってくれないか?」


と言うので、すれ違うタイミングで車を停めます。

四駆には体格の良い黒人男性が二人乗っていて、奥様は乗ってらっしゃらないようです。

ベルディさんの知り合いの方だったようで、私を間に挟んだ状態で会話が弾み、しばらくしたところでベルディさんが私のことを「彼は日本から来たんだ」と紹介してくれました。

南アフリカなのに、なぜかライバル国ニュージーランド・オールブラックスの帽子を被った黒人男性が、ものすごく大きな声で


「よぉ~こそ、南アフリカへ! 君、楽しんでる?」


と、話しかけてきたので、


「はい、とても!」


と、こちらも負けじと大声で返事をしました。



「グーッド!」


と、答えた後、再びベルディさんと彼らとの会話が続き、「バイバイ」という雰囲気の言葉が出たので、私も挨拶してから車を発進させます。


走り出した後すぐにベルディさんが、ぼそっと、


「あいつら昼間っから、かなり飲んでるんだよ」


と、言いながら苦笑いしていました。









昨日曲がった交差点まで戻ってきました。
今日はここで右折します。
(昨日は左側から走ってきました)









しばらく走るとエクスティーンフォンティーンの街に入りました。
街と言っても、たぶん総人口数十名という規模です。



ベルディさんは車の中から街を歩いている人全員に声をかけて挨拶していました。


「この街はたくさん人が住んで居てねぇ、、、」


と、仰いますが、東京を見たらさぞかしびっくりすることでしょう。


2回ほど交差点を曲がった後、ベルディさんが売店を指さし、「あそこで飲み物を買えるよ」と教えてくれた直後に、「そこが私の家なんだよ」と指さしたので、その前で車を停めます。







最後にベルディさんの写真を撮らせてもらい、「次回来るときは必ず宿に泊まります」と約束して握手をしてから車に乗り込みました。


「気をつけて、良い旅を。そして2011年が君にとってすばらしい年になるとを祈ってるよ」


と、見送られました。

そっか、今日は大晦日だったんですね。


「ベルディさんも、では!」



と、挨拶してから車を発進させます。







アクセルを踏んでから15秒、すぐに売店に到着しました。

事前に聞いてなかったら、ここが売店だとは気が付かなかったかもしれません。








えらい整理整頓の行き届いた店内です。

想像するに店員さんは相当几帳面な方なのでしょう。


ちなみに対応してくれたのはハーフ(たぶん黒人と白人)の若い女性店員さんで、笑顔がとてもチャーミングだったので店内風景と一緒に入ってもらいたかったのですが、撮影をお願いしたら、全力で恥ずかしがりながらお断りされてしまいました。


買ったのは冷えたコーラ1本。値段は100円でした。(さすがにちょっと高い)



その後、自分の方向感覚を信じて適当に走ったら、あっという間に行き止まりにぶち当たったので、チャイパッドを後部座席から取り出し、道を確認してから再発進します。




ここまで窓を開けたまま10km強走りましたが、車内がすっかり砂だらけになっちゃいました。









こんな道、GPSで現在地確認してなかったら、絶対にわからなかっただろうなぁ。


「60」をバッテンしている意味がさっぱりわからないのですが、とてもスピードを出す気にもならない道です。








右が車高の高い車専用のショートカットルートで、左がセダンもオッケーな遠回りルート。

ここは無理せず左ルートへ。


そう言えば、緑の行き先案内の下にある白い看板、ちゃんと写ってませんがトヨタのマークがついた看板でした。リフタスフェルトエリア内にディーラーでもあるのでしょうか?









少し走ると景色がガラっと変わりました。

いやぁ、これはすごい!

この白い土は石英が砕け散って出来たものなのでしょうか。







ミニチュアの山岳地帯を越えると、地平線が広がるエリアに出ました。







さらに道が上下左右にうねったり、、、









道路脇に牛が居たり、、、









ルーイバーグでも見かけたアカクロノスリ (Buteorufofuscus)が飛んでいたりと、なかなか楽しい道中です。









ショートカットルートの方もこのぐらいの整備状況だったら良かったんですけどね~。









だいぶん南に戻されたところで北に向かう道路と合流。











これがエクスティンフォンティーン「A]からナミビアとの国境にあたるセンデリングスドリフト「B」までのコースで約200kmあります。

今、下の「○」の辺りに居て、ここから再び北に向かいます。

ショートカットルートと言うのは、世界遺産登録地域(WHサイト)に沿って走る道です。



追記:このブログを旅の計画の参考にされる方もいらっしゃると思うので帰国後にわかった事を書いておきます。

公式ページに世界遺産登録エリアの道路整備状況の最新情報や詳細地図が掲載されています。ここでも2×4(私はラブフォーの2WDバージョンとかレガシーアウトバックのことだと思ってました)って書いてあるのと、最初に見た案内図では2×4ロードとダートロードをわざわざ分けて描いてあったので、セダンでは突破できないと思って居たのですが、キャンプサイトの紹介のpdfだと2×2(セダンのこと?)って書かれてますし、このページの左上の地図でも、私が走った道と同じ扱いで線が引かれてますので、実はセダンでも大丈夫なのかもしれません。実際にセダンで行かれる方は事前にメールなどで確認されるとよろしいかと思います。(ただし、セダンでリフタスフェルトに行くのはあれこれ気を遣うばっかりで、結局核心部には入れないので正直お勧めはしませんし、私も次に行くときは四駆を借りて行きたいです)




先ほどの地図の「○」の地点から少し北へ走ったところで、すぐにレッカールシングの街に入りました。







何も考えずにまっすぐ走っていったら、またもや行き止まりにぶち当たったので、チャイパッドで確認して、街の中を少し戻ってから、それらしい場所(写真)で右折します。(北上時は左折)



エクスティンフォンティーンでは街を歩いている人をそれなりに見かけましたが、ここはまるでゴーストタウンのようにひっそりしています。









これが正解の道路。

チャイパッド&Google衛星画像様々でございます。









しかし、その後、道路のコンディションが急変!

激しい洗濯板状態でタイヤがグリップしない上に、時々穴は空いてるし、でかい石が転がってるしで、時速60kmで走るのがやっとです。








センデリングスドリフトまであと100km以上ありますが、ずーっとこのままの状態だったらしんどいなぁ。。。


(ちなみに、センデリングスドリフトから先、ナミビアに入ってからの方が更にハードなダートロードになりそうなのですが。。。)








オレンジ色が綺麗! と、喜びたいところですが、今度は深い轍状態。

ちょっとでも轍を外すとハンドル取られまくりです。







撮影ついでに道路脇探索中。


砂漠にもいろいろ種類があるもんです。









しばらく走って、ようやく道路の状態が落ち着いたので、タイヤチェックも兼ねて、車から降りて撮影。









黒く見えているのは、たぶん馬の糞です。(両サイドに馬が居たのですが、放牧されているのか野生化した馬かはわかりませんでした)









道の状態が良くなり、まるで舗装路のように快適に走れます!
いやぁ、よかった!









ダート好きだったら、一生に一度はこういう道を思いっきり走ってみたいと思われることでしょう。



今回リフタスフェルト内をスピーディーに駆け抜けておりますが、ここには四駆でしか行けないエリアとか、そこで昔ながらの暮らし方を未だに守り続けるナマの人々やら(エクスティンフォンティーン近くでナマ人の女性が作る料理が食べられる宿があるのだとか)、まだまだ見所が山盛りなので、機会があったら2~3日滞在するつもりで四駆で再訪してみたいものです。



※追記
タイミングよく2011年3月1日深夜にNHKの番組でリフタスフェルトが紹介されます。ナマ族の方々の生活ぶりや四駆でしかいけないエリアの映像満載だと思いますのでよろしかったらどうぞ。(10分ぐらいの短い番組ですよ)

あと、ケンタローさんのブログはこちら。 南アフリカの植物の写真展を三重県民の森で開いていたり、今年は東山植物園でも写真展を開催されるそうです。





話を元に戻します。






再びタイヤチェックを兼ねて車から降りて撮影。

気温は25度ぐらい。11時になりましたが、思っていたよりも上がってませんね。








たま~に対向車が来るのでお互い手を挙げて挨拶しながらすれ違うのですが、なんせ相対速度が160kmになるので、石が飛んでこないかヒヤヒヤもんです。

ちなみに、挨拶の仕方は人差し指と中指を揃えてあげるパターンが多いです。(Vじゃないですよ)








へ~、30km制限の場所もあるんだ。

では、一応減速。







なるほど、こんなところに時速80kmで突っ込んだら、かなり危ないです。









地図には載ってないけど人工衛星画像には写ってるショートカットルートがあります。(左)

いっぱい走行跡が付いてますし、試しに入ってみるとしますか。









選んで正解!

快適ショートカットで得した気分!
(数キロですが)








さらに、ここで右折。









なるほど、重い車は50km制限なんですね。



で、重い車って何キロ越えたら認定されるんでしょう?










この交差点を右。

あの、レイヨウの頭のような印が南アフリカの国立公園を管理しているオフィシャル団体のマークです。









しかし、なんかえらい曇ってきたなぁ。


時折窓ガラスに水滴がつきます。下手したら雨に降られるかもしれません。


リフタスフェルトは雨が滅多に降らない場所、イコール毎日快晴続きだと思ってました。









左前方にゲートと小屋が見えてきました。
「アイアイス/リフタスフェルト国立公園」の入り口です。

(ちょいとややこしいですが、リフタスフェルトは国立公園と世界遺産登録地域は南北に隣接した別エリアになっていて、より原始の姿を残しているのが世界遺産登録エリアと言われているようです)



ゲートに向かって進んでいくと、小屋から黒人男性が道路に向かって歩いてくるのが見えました。



ゲートの手前で車を停めて男性に挨拶し、国境を越えてナミビアに行くことを伝えると、



「ナミビア!? 今日は行けないよ。オレンジ川がフルだから」


「オレンジ川、フル?」


「そう、フゥーーールゥーー!」


と、言いながら全身を使って、オレンジ川の水位が上がっていることを伝えてくれます。


そしてオレンジ川の上流(西)方向を指さし、



「あっちで雨が降ってるからオレンジ川の水位が上がっちゃって、ポンツーン(川を渡る専用のミニフェリー)が運行停止になったんだよ」


「そうですか・・・、今日は渡れないですかね?」


「雨が止んでないし、しばらくは無理だよ」


「わかりました・・・・」








なんてこったい!!



の、ポーズをノリの良いお兄さんにお願いして撮影させてもらいました。





つづく



Posted at 2011/02/26 19:39:07 | コメント(13) | トラックバック(0) | 日記
2011年02月25日 イイね!

南アフリカ&ナミビアドライブ (03) 南アフリカ ケープタウン→リフタスフェルト





今回隣の席は(ちょっと体格の立派な)黒人の若い女性の方でした。話を聞いてみると、ケープタウン在住の方で、クリスマス休暇をヨーロッパで過ごし、これから帰国の途に就くところだとか。


すると、通路に立っていた若い白人男性が手に持ったチケットとこちらを交互に見ながら黒人女性に話しかけます。


「そこ、私の席なんですけど・・・」


彼女は思いっきり席を間違えていたらしく、あわてふためきながら反対側の窓側席へと移動していきました。結果、隣の席は白人男性(やはり立派な体格の方)に代わりました。


その方は席に着くなりヘッドフォンで音楽を聴き始めたので特に話しかけることもせず、この便では寝ながら移動するつもりだったので、アイマスクや首枕を準備して寝る体制を整えます。


飛行機が移動を開始すると機長からのアナウンスが流れます。英語のアナウンスなので真剣に聞いていなかったのですが、


「ジョーバーグの到着予定時刻は・・・、」



ジョーバーグ?



ジョーバーグって、ヨハネスブルグの英語読みだったはず・・・


って、まさか間違えてヨハネスブルグ行きの飛行機に乗っちゃった?


いや、それなら



「お客様、ケープタウン行きはあちらでございますよ」



と、搭乗する時に誰かがチェックしてくれるはずだし、さっき隣に間違えて座ってた女性もケープタウンに行くって言ってたし・・・・、いや、彼女はおっちょこちょいだから、二人揃って間違えたとか・・・


隣の男性は目を瞑って音楽を聴いているので、それを遮って「これってケープタウン行きですよね?」と尋ねるのもなんだと思い、恥を忍んでパーサーの方に質問をしようと思いつつも結局躊躇してモジモジしている時に、ある事実に思い当たりハッとしました。


そう言えばこの便、アブダビからケープタウンに向かうのに、なぜか12時間もかかるのです。地理感が無いエリアだったので、そんなもんかとは思っていたのですが、やはりどう考えてもかかりすぎなのです。


そこで、ヨハネスブルグを経由して行くと考えれば納得がいきます。去年、アルゼンチンでも経由便がありましたし。


チケットを買うとき、オペレーターの女性が「この便は・・・・」と絶句していたのを今更思い出しました。
アブダビの長時間トランジットに加えて、こういう「おまけ」までついていたのですね。どおりでチケットが安いわけです。(ヨハネスブルグに行くのとケープタウンに行くのがほぼ同じ値段でした)


アブダビでは17時間という壮絶に長いトランジット時間のおかげで、ちゃんと観光することが出来ましたが、ヨハネスブルグは立ち寄るだけなので、たしかに時間の無駄と言えば無駄です。

まぁ、この便は私にとって夜を過ごすホテルみたいなものなので、早朝に乗り降りで起こされたりとか、ケープタウンからの出発が多少遅いぐらいしかデメリットは無いので、値段の安さを考えれば良いチョイスだったのではないかと考えることにしました。



さて、水平飛行に移りましたし、一応念のためエティハド自慢の各席モニターで確認してみますか! 


って、壊れてて反応しないし・・・・


というわけで、心の中にほんの少しの不安を抱えつつ飛行機はヨハネスブルグに向けて飛んで行ったのでした。



夕飯にチキンカレーを頼んだのですが、これがまた美味しい! アブダビで作ったものだと思うのですが、日本人の口にも問題なくマッチする美味しさでした。


早く寝られるようにと本を読み始めたのですが、京成電鉄にザックを置き忘れるぐらい夢中になって読んでいた本だけあって、ここでも興奮して読み進めてしまい、結果寝る時間を削ることになってしまいました。

しかも、飛行機の中で感極まって涙を流してしまい、砂漠で目をこすりすぎたからか死ぬほど目が染みて、さらにボロボロと一人で大泣きしておりました。


旅を通して読み切るつもりで持っていった分厚い本ですが、機内で最後まで読み切ってしまったので、今後は暇つぶしの手段が無くなってしまいましたが、まぁ例によって行程には全般的に無理がある(ヒマがない)ので大丈夫でしょう。


この本については後の行程に関係しているので、そのときに改めて書きます。


読み終わってから軽く目を瞑るとすぐにヨハネスブルグの空港に到着しました。(午前5時頃)


半分ぐらいの人が飛行機から降りていきました。


すると、隣に座っていた男性がパーサーに声をかけ、


「翼の上で景色がよく見えないから、あそこの席に移動してもいい?」


と、前の方の席に移動していきました。


逆に私の横の席が空いたので、私はそちらに移動しました。



その後、すぐに眠りに落ちてしまったのですが、、、






気がつくと南アフリカの上空を飛んでいました。

空も晴れ渡っているみたいで、良かったです。







そして、定刻通り午前8時にケープタウンに到着。



イミグレーションチェックのところで長い列に並んでいたら、列の先頭付近に見覚えのある黒人女性を発見しました。例の間違えて私の横に座っていた黒人女性です。


あれ? 彼女たしかケープタウンに住んでるって言ってたような・・・・


思わず、前に並んでいたおばさんに「ここって外国人の列ですよね?」とパスポートを見せながら質問すると、その通りだという返事。そうだよなぁと思いつつ、彼女の様子を見ていると、パスポートコントロールに呼ばれる段になって、係員に何やら説明を受け、恥ずかしそうな顔をしながら、南アフリカ市民のカウンターへと歩いて行きました。

彼女は最後までおっちょこちょいなのでした。



私のパスポートチェックをしてくれたのは黒人の若い男性で、パスポートを見るなり、


「オーゥ、日本人!  スズゥキィ知ってるよ~!」


って、私の本名は鈴木では無いわけですが、彼はそんな事はお構いなしに


「イナモトも知ってるよ! すごいサッカー選手だよね!」


あぁ、なるほど、サッカー選手の話でしたか。


「今回はビジネスで来たの?」


「いえ、観光です」


「グレート! 楽しんでいってね!」


と、にこやかに笑いながらポーンと勢いよく判子を押し、


「ところで、日本語で"greet"って、何て言うの?_」


と、質問されたので、


「ありがとうですよ」


と、答えたわけですが、greetって、後で考えたら、「グリーティングカード」の「グリーツ(挨拶)」なんですよね。この場合は「こんにちは」もしくはこのシチュエーションでから「さようなら」って教えるのが正解でした。

きっと、今後彼は日本人を見るたびに「アリガトウ! スズゥキィ、イナモト、知ってるよ!」と、意味不明な日本語を機関銃のように浴びせることになるのでしょうが、きっとそれは私のせいです。


すみません。







ターンテーブルで荷物を受け取り、まずは空港内の薬局を求めて探し回ります。


準備のときに書きましたが、今回キャンプをするにあたり火の確保が課題になり、いつも使っているガスカートリッジが南アフリカで簡単に手に入りそうにもなかったので、アルコールストーブを導入することにしてみました。

アルコールなら田舎町でも薬局さえあれば比較的簡単に手に入ることは、去年アルゼンチンでわかりましたし。


うろうろしているとすぐに、黒人の警備員が、「どうしたの?」と、声をかけてきました。

ブログなんかでよく読んだパターンでは、この後物陰に連れて行かれてお金を出せと言われることがあるらしいので、軽く身構えたのですが、薬局の場所を尋ねると、親切丁寧に教えてくれました。


よく見ると、警備員があちらこちらで目を光らせているようで、逆にこれで空港内は安心なんだなと認識して、ついでにATMで(背後を確認しつつ)お金も引き落としておきました。


薬局に行きアルコールを注文すると、「ここには売っていないよ」という返事。まぁ、空港内の薬局ですしね。。。

体格の良い黒人の警備員に「どこかアルコールを売ってる場所はないですか?」と質問してみると、吹き抜けの上にある店舗を指さします。


そこを見てみると、ワインとかが並んでいる店舗が見えました。

まぁ、普通アルコールと言えばお酒のことですよね。
事情を話し、純粋なアルコールが欲しいと伝えると、そういう店は空港内には無いだろうとのこと。


まだ、朝8時と時間が早いため、ケープタウンでの入手は諦め、移動中にどこかの街の薬局で入手するという当初の計画に戻します。



AVISのレンタカーオフィスは今まで見た各国のカウンターの中で一番立派な造りでした。


カウンターのお姉さんに「国境を越えるんですが、書類をいただけますか?」と、伝えると、「それなら、あちらのカウンターで」と、後ろを指さされたので振り返ると、インターナショナルレンタカーのカウンターはわざわざ別の場所にありました。(これも初めての経験)


実は車を借りるにあたり、去年のアルゼンチンでのすったもんだを思い出して、事前にメールで

「国境を越えてナミビアに行きたいのですが、私が予約したコンパクトカーでも大丈夫ですか?」

と、質問を投げていたのですが、それに対する返信は、

「はい、大丈夫です。が、、、そんな小さな車でナミビアに行くのは正直お勧めしません。普通は四駆を皆さん借りておられます」

という返信だったので、今回もカウンターで何か言われるかと思っていたのですが、何も言われずにスムーズに手続きが完了しました。


予約した車はゴルフ・ポロかそれに似た車ということだったので、すっかりゴルフを運転する気満々だったわけですが、受付で「i20」という車を指定された気がします。最初、それが車種名だとは思わずに、てっきり駐車場のナンバーを言っているのかと思って「イエス!」と答えていたのですが、駐車場のナンバーは別途教えられたので、やはり車種名か何かだったようです。



名前からしてヨーロッパ車でしょうか?







いえ、ヒュンダイの車でした。


韓国の人には申し訳ないのですが、なんとも言えないがっかり感に襲われます。


アブダビみたいに1日だけの付き合いだったらそれほど気にもならないのですが、旅のメインの相棒となる車だけに、乗っていて楽しい気分になれる車が良かったなぁ。



気を取り直して出発の準備を行います。



まずはリペアタイヤの点検。こちらは車共々新品同然でした。


さらに荷物をリパッキングし、運転中必用なものを助手席に、よく使うものを後部座席に配置した後、予め持参した黒い布で覆います。(車の外から置いてある荷物がすぐに見えないように)


ちなみに、車は5速MT車で、バックはなぜか1速の左上に中指でレバーを引き上げながら入れる変則的なタイプでした。

シフトを入れる感触が気持ちよかったのが意外でした。まさか感性エンジニアリングを取り入れているとか・・・。






そしてチャイパッドの取り付け。
(K-5を修理に出して新品交換したときに「手持ちHDR」がオフになっていることに気がつかず、ずーっとずれたままHDR撮影しておりました)

誰がどう見ても取り付け器具が逆さまだと思うのですが、この時点で本人は気づいておりません。

なぜか取り付け器具がチャイパッドの電源スイッチに緩衝するなぁ、、、ということで、右にずらして固定しているあたり、間違いに間違いを重ねた結果が掲載写真の取り付け具合です。



まぁ、舗装路を走る分にはこれで問題なかったわけです。



では、いざ出発! (予定より30分遅れて9時半)







まずはケープタウン市街を高速道路を使って抜けていきます。


正面に見えている雲を被った山がテーブルマウンテンだと思います。


この辺りの走行に関しては事前にGoogleMapのストリートビューも使いながら日本で予行練習していたので、インターチェンジを間違えることもなく、スムーズに抜けていきます。


で、i20の第一印象なのですが、驚いてしまうぐらいしっかり走りますし走らせ易いです。(排気量は1600ccと車格にしてはちょっと余裕のあるエンジンを積んでいるみたいでした)

知らないで乗ったら、「欧州車」と言ってしまうぐらいの感覚です。

少なくとも今までレンタカーで借りたり、友人の所有するどの国産コンパクトカーよりもこちらの方が上質だったりするのです。
(これより明らかに良かったと言い切れるのはプジョー206ぐらいです)

以前、スポーツカーフォーラムでRX7のFDの主査を担当された小早川さんが「韓国車がすごい勢いでクオリティを上げている」という話をされていましたが、まさにその通りだと唸らされました。


いやはや、恐れ入りました。




話を戻します。






N7号線というナミビアに抜ける主要国道に入ります。

南アフリカは元イギリス領だったこともあって、右ハンドル左車線なので、運転は楽ちんです。

標識の下にレーダーのマークが付いているのが気になります。









まだケープタウンから抜けていないので普通に信号があるわけですが、なぜか車の間を人が歩いています。











あ~、なるほど、もの(サンシェード)売りの方でしたか。


って、けっこう恐いんです、これが。(売ってる本人は慣れてるんでしょうが)











市街地を抜けると制限速度が120kmになりました。













左に工業地帯、、、











右に牧場地帯、、、











再び左は石油タンク、、、と、景色が移り変わっていきます。












さすが南アフリカ、広大な景色が正面に広がり始めました。











と、気分が盛り上がったところで取り締まり風景を発見。


レーダー標識は伊達じゃないみたいで、気分は一気にしぼみます。











ケープタウンから30分、道路は片側一車線道路になり、遙か彼方までまっすぐ続いている様が目に飛び込んできました。


ちなみにお互い時速120km出しているので、すれ違った後にすごい風圧に襲われます。













これまたUAEと同じルールで、遅い車は(速度を保ったまま)路肩に避けます。


何回か追い越したり、追い越されたりして分かったのですが、追い越し時にはウインカーやハザードを使ってお互いに会話をします。


まず、抜かれる側が路肩に避けるか、避けられない場合は前方を確認して対向車が来ていないことを右ウインカーを使って後方に居る抜かしたい車に知らせます。

すると、抜かす側はウインカーを出して車線変更を行い、迅速に追い越した後、ハザードランプで礼を伝えます。

抜かされた側はパッシングで「どういたしまして」と返信して一連の儀式が完了します。


なんとまぁ、気持ちの良い追い抜かしなんでしょう。日本もこんな分化だと良いんですけどね~。


すくなくとも追い越し車線が戦争状態だったUAEとは偉い違いです。



ちなみに、南アフリカは金持ちな方が多いのか、高級ヨーロッパ車にバンバン追い抜かされましたので、私は路肩によける側になることが多かったです。








そんな感じで、気分良くN7号線を北上して行きます。












いや、しっかし、すごい規模の牧場ですね~。











ケープタウンから約1時間、マームズベリー(malmesbury)という街に到着しました。

N7号線は街中に入らずそのまま脇を通過してしまうみたいだったので、薬局を求めインターチェンジを降りて街中へと入っていきます。








トヨタの立派なディーラーがあるところをみると、街の規模もなかなかのようです。











薬局に立ち寄る前に、左前方に見えているスーパーで水を調達しておくことにします。


しかし、この街の治安レベルがどんなもんなのか想像がつかず、駐車場に荷物満載の車を置いて置いてよいのかどうかもよくわかりません。

スーパー専用の駐車場の木陰には何をするわけでもない男性が座っていたりするので、ちょっと心配になったのですが、一応警備員らしき人も居たので(その人が窃盗をしないとも限らないのですが)、水を買うだけと決めて、素早く店内に入ります。


5リットルは入りそうな大型のペットボトルを2本購入し、つい試しに「アルコールは売ってませんか?」と、店員さんに確認したところ、案の定ワインコーナーやら別店舗の酒屋さんを案内されてしまいます。


一旦駐車場に戻り、車上荒らしにあってなかったことに安心してから、日本に居るときにGooglemapで検索しておいた薬局を求めて街中をうろつきます。


この街はGoogleストリートビューの撮影範囲になっていて、それで確認した結果、Googlemapに登録されている場所(住所)そのものに薬局は無く、現地で改めて探さなければならないと考えていたので、ゆっくり運転しながら薬局を探します。






探すこと5分、薬局の文字を発見して大喜び。


少し離れた安全そうな路上に車を停め、店内を少し探してみます。


しかし、アルコールが見あたらなかったので日本で言うところの処方箋コーナーの列に並びます。


前の人の会話を聞いていたら、どうやらアフリカーンス語(私にはドイツ語っぽく聞こえたのですが)で話しているみたいです。
英語が通じるか不安になったのですが、問題なく通じました。


通じたのは良かったのですが、なんと驚いたことにアルコールは売っていないとのこと。


計画よりも時間が遅れ気味なことに加えて、あまりに予想外の返事に面食らってしまい、他に売っている場所を質問することもせずに、慌てて店を飛び出してしまいました。


道をたまたま歩いていたおばあさんに声をかけたのですが、無視されてしまったので、しつこく食い下がって「薬局を探して居るんですが」と英語で質問をしてみると、ようやく足を止めてくれて、「坂を上がった先にチェッカーズというスーパーがあってそこなら売ってるんじゃない?」と教えてくれました。


言われたとおりに早歩きでスーパーに向かうと、ちょっと危ない雰囲気の道に入ったので心の警戒レベルを引き上げたのですが、おじいさんがギター片手に弾き語りをしていたりとのんびりした雰囲気だったので、ひとまず警戒レベルを元に戻して歩き続けます。


チェッカーズを見つけて、店内の従業員さんに尋ねたところ、やはりお酒コーナーに案内されてしまいます。


事前の調査では今日の行程で通過する街の中ではここが最大級で、ここで手に入らないのなら他の街での入手はさらに困難であることが予想されます。


こりゃぁ、困ったと思いながら車に戻って再び薬局探しを再開すると、インフォメーションの看板が出ていたので、そこに入ることにします。


若い白人女性が対応してくれ、「アルコールが欲しいので酒屋ではなくて薬局を紹介して欲しい」とお願いすると、「ギアード」という薬局があることと、そこへの行き方を丁寧に教えてくれました。さらに観光客向けのタウンガイドマップもくれました。


教えてもらった場所に向かうと、ギアードでは無いのですが、ホームセンターのような店があったので、試しに入ってアルコールは売ってないか尋ねてみます。すると、ここも取り扱ってないという返事に加えて、ギアードの場所を尋ねると、「あそこも売ってないんじゃないかなぁ。アルコールなら、こっちの店の方が取り扱ってそうだけど」と、別の店を紹介されます。

その紹介された店に出向いてみると、そこは自動車関連のお店のようで、たしかにホワイトガソリンなどの燃料も並んでいます。

黒人男性の従業員に尋ねると、英語だかアフリカーンス語だかわからない言葉で答えが返ってきたのですが、雰囲気で取り扱っていないことはよくわかりました。

そこに店主と思われる白人のおばさんが登場し、堂々としたアフリカーンス語で(というかドイツ語風の言語、いずれにしろ意味はわからないのですが)、何やら売ってそうな店の場所を教えてくれました。

雰囲気で道順はわかったので、さらにその店に出向いてみます。


そこは(予想通り)店内が暗い雰囲気の酒屋さんで、店員さんは中国人と思われるアジア系のおばさんでした。


これじゃ、無限ループだとようやく諦め、緊急時には高濃度のお酒が燃料の代用になると誰かがブログに書いていたのを思い出し、そのおばさん店員さんに「一番アルコール濃度の高い酒はどれですか?」と質問してみると、750ml入りの透明な瓶を取り出し、「これは96%よ」とウォッカを渡してくれました。


さすがに燃料として750mlは多いのと、値段も2000円近くと高かったので、もっと小さい瓶は無いのか質問したのですが、これしか無いとのこと。







と、言うわけで1時間近く街中を駆け回って、96%ウォッカを入手したのでした。


でも、これ、96って数字では書いてあるけど、本当にアルコール度数96%なんでしょうか?




まぁ、とりあえずアルコールを手に入れたので、先に進むことにします。



街を脱出すべく車で走っていると、視界の片隅に「ギアード」という文字が目に入ります。


たしか、インフォメーションの女の子が教えてくれた店の名前で、確かに薬局と看板が出ています。(間違えて入ったホームセンターような店の50m程先)


今後の参考になるかと思い、店内に入ってアルコールを注文すると、あっさりと90%濃度の消毒用アルコール(たぶんメタノールが混ざっているらしく「Don't Drink」と表示されていました)が、100ccぐらいの小瓶を200円強で手に入りました。


冷静になって考えてみると、日本に居るときにGooglemapで調べてプリントアウトした紙に記載されている薬局第一候補は「ギアード」で、その場所もまさにここが指定されていました。
ストリートビューに(撮影場所が悪くて)お店が写っていなかったので、てっきりここに薬局は無いと思いこんで、自力で探し始めたのが大失敗でした。


まぁ、それはともかく、当初の計画より2時間近く遅れてしまったので、先を急がなければなりません。








ちなみに、その当初の計画とは何かと言いますと、本日中にケープタウンから700km北にある、人の住んでいない大自然(かつ世界遺産登録エリア)まっただ中で車中泊するというものでした。

ですから門限があると言うわけでは無いのですが、日が落ちる前に寝床(車を停める場所)を確保しておきたかったのです。


最後の数十キロはダートロードですし、大自然まっただ中までたどり着けなかったとすると、中途半端に人の住んでるエリアで車中泊するのはあまりに恐かったから急いでいたわけです。


で、今はケープタウンのちょっと北、マームズベリー(★の場所)に居ます。







車中泊なんかしなくても、今回立ち寄ったような、それなりの規模の街なんかにはオーストラリアでよく見かけた「キャラバンパーク」とかキャンプ場があるみたいなのですが、明日以降の計画も考えると、どうしても今日の内に予定の場所まで進んでおきたかったのです。












というわけで、水とアルコールの確保という本日最大の用事も済ませたので、早速張り切って北上します。











レストスペースのサインもオーストラリアと一緒のような気がします。







そして、サイン看板そのまんまの見た目のレストコーナーなのが、なんか微笑ましかったです。














牧場のまっただ中をひたすら北上していきます。











たまにアクセントになるように違う景色が登場します。

ここはトンネル作るより、削った方が速いという感じで道が造られています。













広い空に綿雲が浮かぶ感じが大好きです。











お~、南アフリカにもランナバウトがあるんですね~。











そして、広い空の下をゆったりとくねる道をひたすら北へ北へと走って行きます。











お、なんか山間部に入ってきました。













ちゃんとした峠道もあるんですね!













ひさしぶりの「ちゃんとしたカーブ」に気分が高揚します。


i20ですが上り坂は1600ccのエンジンと言うこともあり、けっこう力強く駆け上がっていきます。


ちなみに制限速度は100kmです。(日本の常識、世界の非常識)












やはり峠道は良いですね~!


i20はさすがに「走って楽しい!」というレベルには達していないのですが、狙ったラインにはきちっと乗せていけます。

去年アルゼンチンで借りたルノールーテシアと同じぐらいのレベルでしょうか。




峠を越えて下りにさしかかると、制限速度は80kmに落ち、ついでにトラックを先頭にした車の列に捕まってしまったので、チンタラ(時速70kmぐらいでしょうか)下ります。








そうそう、N7号線は「ケープ・ナミビアルート」という、そのまんまの名前がつけられているのでした。













窓を閉めてエアコンつけっぱなしで走っていたので気がつかなかったのですが、外の気温はいつの間にやら35度になってました。










お腹が空いたので、道路脇にあったガソリンスタンド併設のキオスクでファーストフードでも買おうと思って立ち寄ったら、なんとびっくり、何も売ってなかったので、仕方なしにビーフジャーキーとジュースを購入しました。(400円弱、ビーフジャーキーがちょっとお高い様子)


奥に写っている車はエンジンに水をかけて冷やし中の様子。

この後、道中でしょっちゅうこんな光景を見かけました。(古い車で気温40度近いエリアを走るので、すぐにオーバーヒートしちゃうんでしょうね)





ビーフジャーキー、汗すらかいてない時につまむとしょっぱいですね~。。。







ダンプ通行注意という意味でしょうか。(ダンプと言えばkomatsu?)

その奥に見えている山も広角レンズなので小さく写ってますが、実物は巨大なナイフみたいな美しい山でした。







どうも、山間部を起点に雲が沸き上がるってるみたいです。











両サイドが山岳地帯なので、ちょうどそこに雲があって、道路の上だけ晴れているような状態です。










お、レストスペースを使ってる人が居ました!





車についている車外温度計は37度になってます。

そりゃぁ、日陰じゃないと休めないですよね。


試しに窓を開けてみたら熱風が吹き込んできます。


オーストラリアのアウトバックを思い出しました。


(当然のことながら3秒で窓を閉めました)









120km制限のN7号線の場合、道が街中に入り込むことは(ケープタウンを除き)一切無く、1カ所か2カ所の交差点を通じて街とつながっています。


その交差点が近づくと、制限速度は100km、そしてすぐに80kmと立て続けにサインが登場するので、きっちりとブレーキを踏まないと減速が間に合いません。









内陸側に迫力満点の山岳地帯が登場したのですが、標高が高いからか、雲の量も多めのようです。











お、右前方にブドウ畑が見えてますね。(南アフリカはワインの産地なので)












お~、これはすごい景色!









常時時速120km、平均時速100kmぐらいで旅の計画を立てていたのですが、トラックが先頭で車の列を作っていたり(写真)、80km制限の場所があったりで、実はそこまでのペースは出ないのだと思い始めました。


こりゃぁ、日の入りまでに到着は間にあわないんじゃないかと思い始めました。








でっかい池があるなぁと思っていたら、ダム湖でした。 (Bulshhoek Dam 振り返りつつ撮影)










直線に入ると、トラックが右ウインカーを出して知らせてくれているので、それを信じて抜かしていきます。












頭に荷物を載せている人が居るだけで「アフリカ!」って感じがしますよね。











こんな、2連結になってるトラックも多いので、抜かすときは気合いと根性と長い直線が必用です。












N7号線はきちっと整備されてますね~。

本当に走りやすいです。











こんな人工的な用水路もあるんですね。



そして、ふと気が付くと、先ほどまで途切れることなく浮かんでいた雲がきれいさっぱり無くなり、周辺の川が干上がっていることから想像できるのですが、乾燥地帯(砂漠・半砂漠)に突入したみたいです。











どうやら、このあたりで両サイドに広がっていた山岳地帯が一旦終わるようです。



ケープタウンから280km、ガソリンも半分切って来たので、道路沿いのスタンドに立ち寄ります。



こちらは日本と同じフルサービスなので、「アンレーデッド、フル」(レギュラー満タン)と、お願いすると、あとは窓ふき含めて全部やってもらえます。(お礼はチップで1$=12.5円)


ガソリン価格は日本円でだいたいリッター100円前後で2000円ほどかかりました。ということは、i20の燃費はだいたいリッター14~15kmぐらいかなという感じです。



ちゃんとした昼飯をまだ食べてなかったのでキオスクに入ってみましたが、天下の(というか石油流出でその名をとどろかせた)BPなのに、スイカとか野菜は売ってるのに、気軽に食べられるものは何も置いてませんでした。



う~む、もしかしたらガソリンスタンドで食料を調達するという計画は見直したほうが良いのでしょうか・・・



ガソリンを入れた後、再びN7号線を走っていたところ、ちょうど次の街の入り口に差し掛かって制限速度が80kmの看板が出た直後にすれ違った乗用車が激しくパッシングをしてきたので、なんだろうと思いながら運転手の方を見ると、50代ぐらいの白人ドライバーがハンドジェスチャーで「スピード落とせ!」のサインを送ってきます。


ちょうど丘を越えて下りにさしかかったので、いつもより強めにブレーキを踏みつつ、ちゃんと80kmを切ったことを確認しながら下っていきます。すると、坂を下りきった反対車線の木陰に案の定パトカーが目立たないように停まっていて、よく見てみると、二人の警察官が三脚の上にレーダーを置いて、こちらを狙ってました。


南アフリカやナミビアは取り締まりが多いとは聞いてましたが、本当にそのようです。


下り坂でブレーキが余分に必用な場面だったので、先ほどの乗用車に感謝です。







これが典型的なN7号線と街に入る道との交差点です。


どの街の交差点でも必ずと言っていいほど、ヒッチハイク待ちの人が待機していて、手を上げて合図を送ってきます。(写真は対向車線側待ちの方々)











山岳地帯が終わり、正面に地平線が広がってきました。











山岳地帯とお別れ記念に振り返って撮影。

広角レンズで写しているので小さく写ってますが、すごいスケール感です。









いやぁ~、本当にどこまでもまっすぐです。










あれ? レストコーナーのサインが変わりましたね?











あ、屋根の形は違えども、本当にサイン通りなんだ。


まぁ、たしかに木も生えなさそうなエリアですしね。










似たような「まっすぐ道路」の写真が続きますが、実際現地でも延々とまっすぐな道が続いております。










そう言えば、この黄緑色の灌木、オーストラリアやアルゼンチン(いずれも乾燥地帯)で見た気がします。その昔ゴンドワナ大陸時代に一つの大陸だったみたいですしね。











お~、カーブが来ましたよ~。

(すごくRのゆるいカーブなのですが)



すでに16時をまわったということもあるのでしょうが、気温は30度まで下がってきました。








あの石の積み方はオーストラリアのデビルズマーブルズのエリアに似てますね。










日本にあんな場所があったら、有料道路だのお土産コーナーとかにょきにょき出現しそうですが、ここにはまずもって人が居ません。











いやはや、すごい眺めです。











どうやらちょっとした峠道に入ったみたいです。











転がっている石も車と一緒に写さないと大きさがわからないですよね。











あの、右のフランシスコザビエルの頭のような山がなんとも言えない味があります。













いや~、すごいなぁ。

巨大な一つの岩になっているのでしょうか?











お! あれは!! (前方右手岩の上)











猿が居ますね~。

(なぜか立ち止まらずに素通り)












緊急事態のときの連絡先でしょうか? (日本で言うところの110番とか119番)











ケープタウンから570km、スプリングボックの街までやって来ました。

最後の大きな街なのですが、ここはN7号線からは降りずに素通りします。









アロエの木(ちょっとわかりにくいですが、右の方に写ってる頭が丸っこい木)をちらほら見かけるようになりました。(Aloe dichotoma








スプリングボックから北のエリアは岩と低い山が広がるエリアでした。













本日の行程では本当の意味での最後の街となるステインコフが見えてきました。










そしてステインコフの左奥(写真では右側)に見えている大地が本日の目的地、リフタスフェルトです。











ガソリンと食料調達のためにステインコフに立ち寄りました。


BPのスタンドは事前情報からクレジットカードが使えると思っていたのですが、BP指定のクレジットカードじゃないと駄目だとの事。 だとすると、今回の行程では毎日ガソリン代で数千円ずつ現金で飛んでいくので、思っていたよりも早い段階で空港で下ろした現金が底をつきそうです。

とは言え、多額の現金を持ち歩きたくもなかったので、この時はお金を下ろさないことに決めました。


24リットル入れて2500円


次に食料の調達です。


ここのBPには売店すら併設されていなかったのですが、幸いスタンドの向かいがスーパーです。






というか、なぜ皆さんそこでたむろしているのでしょう・・・・


ここには恐ろしくて車は駐車しておけないと思い、一瞬他の場所にしようと思って少し走ったのですが、この街にはここしかスーパーが無いみたいなので、意を決して戻り、皆さんが見下ろしている正面に車を停めます。


実際、間近で皆さんの顔を見てみると、そんな悪さをするような方々には見えなかったので、ひとまず警戒レベルを引き下げて、入り口に向かいます。

お店に入ろうとしたところで、入り口付近に居たお爺さんが手を差し出してきたのですが、それは無視してそのまま店内に入ります。

オーストラリアのグレートセントラルロードにあったような店内にも鉄格子があるような物々しい作りでもなかったので、さらに警戒レベルを引き下げて普通に買い物モードに入ります。


店内で適当に物色し、食パン、ハム、ジュース3本を購入しました。(なんか、ピンとくる食材が無かったのです)




さて、ひとまず準備も完了したので、リフタスフェルトエリアに向かうとしますか。


って、どうやって行くのでしょう?

チャイパッドには南アフリカとナミビアの全てのエリアの道路をあらかじめ登録していたのですが、この街の詳細図は登録していなかったので、さっぱりわからなくなってしまったのです。

先ほどガソリンを入れてくれた若い黒人のお兄さんにリフタスフェルトの行き方を尋ねてみた所、そもそもリフタスフェルトを知らない様子。
(というか、wikipediaではリフタスフェルトって書かれてますが、Googlemapではリシュテルスフェルトになってますし、人によってはリヒタースフェルトになっていたので、ただ単に私が発音を間違っただけかもしれません)

なので、シンプルに「ナショナルパーク!」って言ってみたら、「あぁ、ナショナルパークならこの道まっすぐだよ」と教えてもらえました。







では、いざ行かん、リフタスフェルト! (18時)








しばらく走ったところで、峠道に入りました。









ここ、声が出るぐらいすばらしい景色だったのですが、写真ではその魅力をまったくお伝えすることが出来ません。











どうしても、遠くにある低い山がただの丘ぐらいに見えちゃうんですよね~。


火山性では無いのですが、志賀草津道路とか磐梯吾妻みたいな荒涼とした景色がカーブを抜けるたびに目の前に現れると言ったら想像してもらえるでしょうか。



あと、道のナンバーがR382号線とローカル路線になったからでしょうか、すれ違う車の運転手が手を挙げて挨拶してくれます。






ステインコフから約50kmほど西に走ったところで北に向かうダートロードに入り、いよいよリフタスフェルトに向けて走り始めます。











観光ガイドによると、このエリアの道路は(1)四駆専用、(2)車高の高い車専用、(3)セダンでもなんとかなるダートロードの3種類に別れていて、この道は当然のことながら(3)セダンでも走れるダートロードです。

尖った石が転がってる道だったら嫌だなぁと思っていたのですが、とりあえずは快適です。

制限速度は写真に写っているとおり80km。







けっこう砂煙が舞い上がるので、窓を開けて走るわけにはいきません。



って、窓を閉めてもなぜか車内が砂っぽい感じがします。








カーブも緩いし、ちゃんと看板が出てるので安心して走れます。








高さは低そうですが、山が近づいてきました。











撮影ついでに付近を散策してみると、そこは「多肉植物」の宝庫なのでした。











種類とかはさっぱりわからないのですが、見た目にも珍しい植物がいろいろ生えています。











アフリカ大陸南部の西海岸には寒流のベンゲラ海流が流れていて、その影響で雨はほとんど降らないけど早朝霧がかかるという環境になり、それに適応した生物が彼らというわけだそうです。

今、まさに夏真っ盛りなのですが、日によっては気温50度を越えるんだとか。









私が立っている地点はまだ違いますが、ここに暮らしている放牧民の方々の昔ながらの生活ぶりと、このきわめて特殊な植物による景観がセットで2007年に世界遺産に登録されたそうです。

リフタスフェルト - Wikipedia 


旅の計画を立てているときに南アフリカの世界遺産というキーワードで検索してここを発見したのですが、「日本人でここに来たことがある人」はまだまだ少ないみたいで、日本語で書かれた情報がさっぱり手に入らなかったのですが、出発直前に別の調べ物をしているときに偶然植物マニアな若い方がここを訪れたときのレポートをブログに書いているのを発見し、その方が感動したという場所に急遽目的地を変更して走っているわけです。


なんせ、日本語、英語含めて予備情報が少なかったので、広い敷地内のどこが見所で、セダン(コンパクトカー)でどこまで入り込めるかさっぱりわからない中、そのブログは大変貴重な情報源になりました。

帰国後に確認のために調べ物をしている時に、2002年頃にツアーでこのエリアに入っている人を発見しましたが、その方はバスで移動しながらエリア中央を流れるオレンジ川をカヌーで下ったみたいで、私の車移動中心というスタイルとは重ならない感じでした。いずれにしろ、日本語でこのエリアのことを書いている人は私が調べた範囲では二人だけです。(世界遺産登録地なのに)







お、対向車だ。


お互い手を挙げて挨拶しながらすれ違いました。

(この道で3台の車とすれ違ったのですが、皆挨拶をしてくれました、バイクの北海道ツーリングみたいな感覚です)







廃タイヤが道の真ん中に・・・

恐ろしや~。

(まぁ、N7号線みたいな整備された道路でもチラホラ落ちてはいたのですが)








このエリアではGoogleMapがアテにならなかったので、衛星画像を使って現在地を確認しております。

ただ、これだと道路がどこにあるのか確認するために、画面に顔を近づけて凝視しないとならないので、迷ったら車を停めて確認するというスタイルになります。







そして、道路が洗濯板状態になったところで、案の定チャイパッドは斜めに外れて床に転げ落ちたのでした。


以後は再取り付けせずに助手席に転がしておきました。

どうせ画面を凝視するなら固定されていない方が楽ですし。








ダートロードに入ってから60km、そろそろ右に分岐が登場するはずなのですが、さすがに写真の道は違うだろうとチャイパッドで確認。

やはり、もう少し先のようでした。









こちらが正解の分岐。

ちゃんと目的地の「ルーイバーグ」の案内看板が出ていました。

ちなみにルーイバーグとは赤い山という意味らしく、日本風に言えば赤岳って感じになるのでしょうか。








正面に見えているのがルーイバーグのようです。









世界遺産登録エリアの境界まで来ました。

注意書きの看板が出ています。











うわぁ、だんだん道の状態が怪しくなってきました。











まぁ、しかし、なんとか日没前に寝床は確保できそうです。













地下水を汲み上げる風車がありますね。


って、ことは、こんなところに人が住んでいるんでしょうか?

ルーイバーグの脇に宿が一軒あるのは知ってますが、ルーイバーグはまだ先にありますし。







なんてことを考えながら走っていたら、突然轍が深くなり、内心冷や汗をかきながら、勢いだけで前進していきます。


こんなところで亀の子になったら洒落になりません。







深い轍の場所を抜けると、今度は突然小さな小屋とゲートが登場しました。


あれ? こんなゲートがあるんだっけ?



ゲートの前に車を停めて、建物の様子を伺おうと車から降りると、小屋の奥から大きめの痩せた犬が一匹全速力で走ってきます。


別に襲われる気配は感じなかったので、そのまま突っ立っていたら、その犬は勢いを殺すことなく突っ込んできて、目の前で立ち上がり両前足で私の胸を「ドーン」と突き飛ばしました。


すると、今度は建物の方から男性の声が聞こえ、それに反応して犬はそちらに走っていきました。

建物から出てきたのは60歳~70歳ぐらいの白人男性で、まっすぐこちらに向かって歩いてきます。

笑顔で挨拶しながら、明日の朝にルーイバーグに登りたいことを伝えると、


「じゃぁ、まずは車を中に入れたら」


と、逆に提案され、、、








ゲートを開けてもらいました。

まぁ、なんか左を迂回すればゲートも何も関係無い、しかも鍵すらかかってなさそうではありますが。







中にはいると例の犬が前に飛び出してきて、前輪に突っ込んでくるそぶりを見せますが、これはオーストラリアで経験済みの犬特有の遊び方なので、無視して前進します。


車を停めてからおじさんにいろいろ話を聞いてみることにします。



2kmほど先に見えている赤茶色の山を指さし、


「ルーイバーグって、どこから登った方がいいのでしょうか?」


と、質問してみると、







「君、ルーイバーグ(Rooiberg)はこっちの山だよ」

と、写真に写っている目の前の山を指さされます。

たぶん、このとき、私の顔はルーイバーグ並みに真っ赤だったと思います。


「え? あれがルーイバーグ?」


「そうだよ」


「じゃぁ、もしかして、ここってルーイバーグゲストハウスですか?」


「その通り。あれが宿だよ」


と、車を停めた場所からさらに50mほど奥に建っている母屋を指さします。(写真左奥)


言い訳する訳じゃ無いですが、今(撮影時)でこそ夕日を浴びて赤く染まってますが、最初に見たときは黄土色の山だったんですよ。
で、奥に赤茶色の山が見えていたので、てっきりそっちがルーイバーグだと思いこんでいたんですよね。



「今日は夕食の準備は出来ないから、素泊まりでいいの?」



「えーっと。。。」



私は宿に泊まる気は毛頭無く、宿の手前で車を停めて車中泊をしゃれ込もうと計画していたわけです。
それは宿代をケチりたいというのがメインの目的ではなく、単純に車中泊とテント泊で旅をしてみたいということだったわけですが、宿の主にそれを直接説明することになるとは予想しておりませんでした。


「えーっと、今日は車の中で寝たいのですが」


「え? どうして?」


「車の中で寝るのが好きなので・・・」


私のボキャブラリーではこう言うしかなかったのです。

少しの間だ私の顔を不思議そうな顔で見ていたおじさんは、おもむろに


「君、中国人?」


と、尋ねてきたので、


「いえ、日本人です」


と、答えると、


「日本人? 君、ケンタウロを知ってるか!?」


「ケンタウロ・・・・、いえ、知りません」


(最初、なんでケンタウロスのことを尋ねられるんだろうと思いました)



「何年か前にケンタウロという日本人が君みたいに一人でやってきて、あそこ(駐車場の道路挟んで反対側の空き地)でテントを張って一晩寝て、次の朝ルーイバーグに登ったんだよ」


「それって、ケンタローじゃないですか?」


「そうそう、ケンタローだった!」


「私、たぶんその人のブログを読んだから、ここに来たんです」


帰国後調べてみたら、メアドがおもいっきり同じ名前でした。その人もブログに宿の空き地にテントを張らせてもらったと書いてありました。



まぁ、いずれにしろ、日本人は宿に泊まらない変な人種と思われたことでしょう。

ひとまず、今更ながら自己紹介しました。(おじさんの名前はベルディさん)



「入場料(キャンプ代?)が必用なんだ。トゥエルティダラーもらえるかな?」
(南アフリカ貨幣の国際標記はZAR(ランド)ですが、現地ではドルと呼ぶ時もあります)


「トゥエンティダラーですか?」


「いや、トゥエルティーダラー、、、」


と、いいながら地面に指で「30」と書いてくれました。(400円弱)


トゥエルティって発音するんだ。(聞き間違いかもしれません)

財布の中から50ランド紙幣を差し出すと、


「じゃぁ、君に20ドルの貸しね」


と、いいながらベルディさんは紙幣を受け取りました。




当初の質問に戻します。


「ルーイバーグって登山道はあるんですか?」


「無いよ。でも、どこからでも登れるよ」


やはり、そうでしたか。

一応事前に取り付く尾根は見繕っていたので、そこから登ることにします。








写真はゲート脇の小屋(ベルディさんが寝泊まりしている場所)に住み着いている子猫。

すごく癒されました。








小屋の中でお釣りの20ドルを返してもらいつつ、壁に貼られたポスターを二人で見ながら、あれこれ話をします。


驚いたことにベルディさんがここで宿を始めて17年間、雨がほとんど降ってないのだそうな。

もし、雨が降れば、その後にたくさんの花が咲くのだそうです。
(ここから200kmほど南に乾期の終わりを告げる雨が9月ぐらいに降ると、その後にすさまじい花畑になる場所があって、そちらは(ヨーロピアンには)有名な観光地です)


「ベルディさんはなぜここに宿を出したのですか?」


「エクスティンフォンティーン(ここから15kmほど離れた場所にある村)にも宿があるけど、あちらは五月蠅いよ。そして、ここはとても静かなんだよ」







たしかに。

二人がしゃべってない瞬間は鳥のさえずりが風に乗って少し聞こえてくるぐらいです。









ベルディさんが宿の方に行ってしまった後は、一人静かに夕焼けに染まるルーイバーグを眺めておりました。



さて、暗くなる前に夕飯の準備でもしますか。



車の運転席に座り、ひとまず目に付いたGPSロガーの電源を落とそうとすると、なぜかまともに動作しません。あれこれ悪戦苦闘をしていると、さきほどの犬(ブレッシー、雌犬だそうです)が開けていたドアの隙間から顔を突っ込んできて、床に落としたまま放置していたビーフジャーキーをバクっと丸呑みしたので、こりゃまずいと思いドアを閉めました。

再びGPSロガーの操作を始めると、突然窓ガラスをブレッシーにバシンと叩かれてびっくりしたのですが、その後は無視して、最後は強引にGPSロガーの電池を引き抜いてしまいました。
(その結果、本日分のログデーターがまるまる吹っ飛びました。そんな日が数日あったので、今回の旅のGPSログは歯抜けになってしまいました・・・)


さて、夕飯の準備をするために、まずはアルコールストーブをセッティングするわけですが、、、








車の外に出たとたんブレッシーに絡まれまくり、それどころじゃありません。


頼みの綱のベルディさんも宿の方に行っていて居ませんし、私が口で強く命令しても完璧に無視されます。強引に押し倒してみても手を離したと同時に飛びかかってきます。


押し倒した手に軽く噛みついてくるので、どうやら彼女は私のことを群れの新参者と認識しているらしく、ランクが上か下か白黒つけたいらしいのです。


こういう時は容赦無くこちらが上であることを相手に伝えなければならないのですが、先ほどまで仲良く話していたベルディさんの飼い犬を、飼い主が見ていないところで「キャン」と鳴かせる決心がどうしても出来ずに、押し倒しては手を放した瞬間に飛び掛られることを繰り返しておりました。

絡まれながら気がついたのですが、いつの間にかTシャツの胸の辺りだけ砂だらけになっていたのは、車の中に砂が入り込んだからではなく、ここに到着したときに砂だらけのブレッシーの前足アタックを受けたから付いたのであって、そして今なお確実にブレッシーの前足判子が増え続けているではないですか。

どんどん汚れるTシャツを見てついに我慢の限界に達し、どこか彼女の到着できないところまで移動しようと決めて車に乗り込み、切り返しながら方向転換しているときに、宿の方からベルディさんが歩いてくるのが見えました。

どうやら一部始終(後半戦?)を見ていたらしく、「ごめん」と一言謝ると、手に持っていた肉がまだ少し残っている骨を金網で囲われた柵の中に放り込み、それを追いかけてブレッシーが入ったところで柵を閉めてくれました。



これでようやく、静かなルーイバーグの夜になりました。


(ブレッシーはしばらく文句たらたら鳴いておりましたが、彼女の視界に入らないよう車の反対側に移動したら15分ぐらいで静かになりました)

ベルディさんは改めてブレッシーの非礼を詫び、

「私は小屋に戻って寝るよ。夕飯の準備、早くしないと暗くなっちゃうよ。本当に宿に泊まらなくて大丈夫?」


と、声をかけてくれたので、


「大丈夫です。じゃぁ、夕飯の準備を始めますね。おやすみなさい」


と返事をすると、小屋の中へと歩いて行きました。






つづく









Posted at 2011/02/25 02:58:14 | コメント(16) | トラックバック(0) | 日記
2011年02月23日 イイね!

南アフリカ&ナミビアドライブ (02) UAEドライブ編

南アフリカ&ナミビアドライブ (02) UAEドライブ編


12月29日(水)   2日目   UAEドライブ






アブダビ空港の到着ゲートに入ってすぐのところに、ネットにつながった無料のPCが並んでいたので、為替レートをチェックしておきます。



入国審査では何の質問をされることもなく、ほぼ素通り状態で通過。



預け入れ荷物はケープタウンまで運ばれるという話だったのですが、念のためターンテーブルに転がり落ちてこないかしばらく待ってからアブダビ入りしました。


しかし、こんな時間に入国したのはいいですが、AVISのカウンター(一応24時間営業らしい)は開いているのでしょうか?



入国すると、こんな早朝なのに名前の書かれた紙を持った人がたくさん立っていて、こちらに視線を送ってきます。


一人旅の私に「お迎え」は関係ない話なので、流しのタクシーの運ちゃんとかに捕まらないよう足早に通過していたのですが、AVISの会社ロゴが入った紙を持っている人が居ることにふと気がつきました。


よくよく手に持った紙を見てみると、なんと私の名前が書かれているではないですか!


なんと私にもお迎えが来ましたよ!


というか、AVISサービス良すぎ!!






その男性の前に行き自分を指さしてアピールして知らせ、二人で空港を出ました。











砂漠に近いからか、想像以上に外は寒く、機内で寝る用のフリース着っぱなしにしていてちょうど良いぐらいでした。


そして外で待つこと5分、迎えの車(小型のセダン)がやって来ました。


お迎えしてくれた男性は「お迎え専門担当」ということで私だけがその車の助手席に乗り込み、空港内の別建物にあるAVISカウンターまで送ってもらいます。


空港内の道路が案外複雑だからか、運転手のお兄さんが返却時のために道順を丁寧に解説しながら走ってくれます。








AVISのカウンターがある建物まで車で走って5分ぐらいかかったので、歩いて行くのはしんどい距離だったと思います。



車を借りる手続きを済ませ、乗る車に案内されると、実は送迎に使った小型セダンがそのまま私が借りる車でした。



コンパクトカーを指定したのでMT車かと思っていたら、AT車でした。






あと、車内には立派な消火器が取り付けられております。


これを見ると、逆に不安な気持ちになります。




ここでちょっと困ったことに気がつきました。去年のユナイテッド航空での経験から、てっきりトランジット先のアブダビで手荷物が一度出てくるつもりで事前にパッキングしていたのと、例のザック電車に忘れた件でそれどころじゃなかったこともあり、ナビゲーションに使うチャイパッドの固定器具とシガライターから電源を取る装置を預け入れ荷物の中に入れっぱなしだったことに今頃気がつきました。



バッテリーだけだとチャイパッドは3時間程度しか持たないので、OSごと電源切ったり入れたりしながら助手席に転がしておくしかありません。


まぁ、AVISから渡されたUAEマップがまったく使い物にならない代物なので、無いよりは百倍マシなのですが。






ひとまず電源を入れて現在地をちゃんと表示するかどうか確認します。


チャイパッドは数秒で衛星を補足し、正しく現在地を表示してくれました。これなら現在地を確認しながら走ることが出来そうでです。



では、いざ出発!








ガソリンメーターは最初から1/4ぐらい減っており、どうやら満タン返しする必用は無いみたいです。

(※私のブログを旅計画の参考にする人も居るでしょうから先に書いておきますが、満タン返しする必用はありませんが、借りた当初から減った分は目視で計測され、ガソリン代はちゃんと請求されます。産油国なので安いですけど)






アブダビ市街に立ち寄るつもりは無かったのですが、空港からの出方がいまひとつわかってないうちにアブダビ方面に向かう道(22号線)に乗ってしまったのと、どこまで走ってもUターンが出来なかったので、無抵抗のままアブダビ市街に向かわされます。


途中からは半ば開き直りで、「せっかくだから早朝のアブダビ市街も見てみよう」という感じに気持ちを切り替えました。


ひとまず様子見で時速80kmぐらいで走っていたので、他の車があまりにすごいスピードで追い抜いていくので、今度は時速100kmまでペースを上げたのですが、それでもガンガン追い抜かされます。


それで、今度は時速120km(制限速度)まで上げると、なんと今度は「キンコン!   キンコン!」と車が懐かしいチャイム音を鳴らしてきます。


このチャイム、「120kmに達しましたよ」ということを知らせるために付いているらしく、5秒間ぐらい鳴ったら止まる仕組みなのですが、120km前後で走っていると、微妙に120kmを切ったり越えたりするので、延々と鳴らされ続けることになります。


あまりに鬱陶しいので、115kmぐらいにペースを落としました。
(それでも下り坂だと意図せず鳴っちゃったりするわけですが)







ん?     39?

あれ、39号線走ってるんだっけ?


と、最初思ったのですが、あちらこちらに39という数字が掲げられているので、何か意味のある数字のようです。

(帰国後調べてみたら建国39年ということでした)










こりゃまた綺麗にライトアップされた不思議な形のビルですね~。







高速道路かと思いきや、市街地に近づくと信号が登場しました。


そして、制限速度も80kmに落ちました。








お、GTR。



そう言えば、GTRパトカーもUAEでは走ってるんですよね。








あの、「顔だけ看板」にどうしても注意を持って行かれます。


王子様なのか大統領なのか英雄なのか・・・









適当に早朝のアブダビ市街を流してみますが、街もまだ眠ってますし、これと言って見所があるわけでもありません。


街中を走るとさすがに迷子になりそうで、バッテリー駆動のチャイパッドの電源を何度も入れたり切ったりしながら現在地確認をさせられます。







そんな感じで走っていたら、今度はドバイを目指す道に乗ってしまいました。









う~ん、あれが誰なのかが気になる。(この看板、けっこう大きいんですよ)










いや~、片側5車線もスゴイですが、先の方まで延々と続く道が圧巻ですね~。



街灯のデザインなんかもそうなのですが、SFの世界に飛び込んだみたいです。



と、景色を楽しみながら適当に走っていたのですが、よくよく考えてみたら、今日の目的地はドバイではありませんでした。(一応、大ざっぱな計画は立ててありましたもので)


ひとまず高速道路を降り、直角に交差して走る道路のランナバウトを利用してUターンしてから再び今まで使っていた高速道路の反対車線に乗り込みます。(L字に沿って走るイメージ)

こんな面倒くさいことをしなければならないぐらい道の密度が少なく、進路の自由が利かないのです。



方角で言うと、西に向かって走り始めます。







住宅街が見えたのですが、日本の建て売り住宅みたいに全部同じデザインの家が続きます。







7時を回ってから太陽が顔を出しました。ほぼ地平線の高さです。







お~、松本零士!
(私と同じ年代の方ならわかっていただけるかと)








これから田舎地帯に入っていくので、ひとまず給油。立派なガソリンスタンドです。






オロナミンC!


というか、大塚製薬、頑張ってますね!   エティハド航空機内ムービーの冒頭CMはポカリスエットでしたし。(もちろんここでも売ってましたよ)

たしか英語圏では「スエット」(汗)という語感が悪くて売れなかったという話を聞いたことがあります。



ATMでお金を100ディルハム(2000円分ほど)引き落とし、朝飯用にパンを2つとジュースを購入。(200円)







高速道路も砂漠色です。





って、高速道路を普通に歩いて渡る人が!!


いやぁ、これには驚きました。

(車数台が時速120kmで走っている中を、ですよ)








気を取り直して、こちらは車内の様子。

CDを5枚入れるところが付いてるのが珍しくて、つい撮影。

ちなみに私は日本でも海外でもドライブ中は一切音楽を聴かない人です。



「外気取り入れ」と「エアコン」のスイッチのところに紙で詰め物がしてあって、スイッチを切り替えて外気は取り入れられないように、エアコンは切れないようになってました。
(車の外から砂が入ってくるから、外気はシャットアウトしてエアコンを使えということなのでしょう)






お、トラックが合流してきました。







と、思ったら合流ポイントから先は延々とトラックの列が続いて1車線塞いでます。


この辺りは片側2車線道路なので、実質1車線道路になってしまいました。





アブダビから30kmほど走ったところで、7の字走行で左折して今度は南に向かいます。







これが7の字走行です。

一度右に降りてからランナバウトでUターンして立体交差を通過して最終的に南に向かうというやり方です。









ここまではメインとなるような幹線道路(11号線)でしたが、ここからは支線(65号線)になります。








さて、今回の計画では地図上でWの字に見えているコースを走ってみようと思っています。
右上の「A」地点の都市がアブダビです。ドバイはさらに右上に150kmほど行ったところにあります。


今現在は右上の赤い矢印のところに居て、目測で1週500kmぐらいのドライブコースです。




まずは、Wの右の辺を南へ下ります。








地平線が広がるエリアではよくあることなのですが、太陽の光が視界に正面から突き刺さってくるので、まぶしいったらありゃしないです。











お~、送電線と鉄塔。

(鉄塔好きなので、つい撮影)








ガススタンドで購入したパンをパクつきながら走って行きます。







右側車線なのに、なんでさらに右側にトラックが走っているのかなぁと思ったら、並行して走るトラック専用道路があるみたいです。







何かの採掘場とその向こうに煙を吐く施設が見えています。

資源国なんだなぁと実感します。







いや、しっかし、道がまっすぐです。



というわけで、ここでようやく車の写真を撮ったわけですが、韓国GM大宇開発のシボレーオプトラです。

「10年前のトヨタ車です」と、言われたら私は普通に信じてしまうようなデザインです。



まぁ、なんというか、コメントのしようもない「よくあるアメ車」(韓国開発、たぶん台湾生産)です。

一応オートマだったので運転は楽チンだったのですが、バックへの入れ方が独特(押し込みながら入れる)で、最初よくわからず強引にバックに押し込んでおりました。



スピードを上げると安定性に不安が募る感じだったので、安全運転するためにはちょうどよかったかもしれません。








当然、私以外の皆さんはカっ飛ばしますので私は右の路肩に避けて道を譲ります。
(前のトラックもそうしてますが、そういうルールみたいです)


ちなみに、このとき私は時速100kmで走ってるんですよ。









50kmほど南下したところで、だんだん景色が砂漠っぽくさが増して来ました。











「あぁ~中東に来たんだなぁ」という実感がわきます。




それはともかく、あちらこちらに千切れたタイヤが落ちていて、気温の高さも相まってオーストラリアの悪夢を思い出させられます。



まぁ、舗装路ですし交通量もそれなり(15分に1回すれ違うぐらい)はあるので、心配は無いのですが。








延々と続くまっすぐな道を130kmほど走ったところで、Wの右下にある街   (Al Hama'im) が見えてきました。








ここも同じデザインの家が並んでます。



道路は街外れで右に曲がり、90号線を西に向かって走り始めます。










完全に砂丘地帯に入ったからか、道が上下左右にうねりはじめます。









カーブもアップダウンも半径がでかくて、スケール感満点です。




90号線には数キロおきに電話が設置されているようなので、いざと言うときには使えそうです。(交通量は先ほどの65号線よりも多いですが)







次々に現れる村の一つに立ち寄ってみました。(街は道路から少し外れた場所にあります)



本当は「スーパーマーケット」というサインが出ていたので、のこのこと入って来たのですが、見つけることができずにただの街見物になったわけなのですが。



やはり、同じデザインの家が整然と並んでいます。







村の外れで植栽作業をしていたのですが、炎天下でとても暑そうです。




スーパーマーケットが見つけられず、村に用事があったわけでもないので、再びメインの道路に戻ります。









こちらは道路沿いにあった集合店舗なのですが、気軽に立ち寄れる雰囲気では無かったので、そのまま駆け抜けてしまいました。








ここら一帯は頑張って緑化しているようです。



あと、たまにヒッチハイクをしているおじさんを見かけますが、トラブルが怖かったのでスルーしながら走っておりました。








緑化地帯の向こうの丘に次の街が登場します。



家も同じデザインのものばかりですが、驚いたことにどこの街も同じような構成になっています。



皆さんが着ているアラブ装束なんかもそうなのですが、我々とは違うところで個性を出すんでしょうかね?









で、帰宅してから調べてみました。

写真はこのエリアのWikipwdiaに掲載されている衛星写真で左右100kmぐらいの広さを写したものです。
Wコースの底辺にあたる部分です。

私が走っているこのエリアは世界最大級のルブアルハリ砂漠の北端にある「Liwa Oasis」と呼ばれる東西100kmに渡って50の街(村)から成る場所だったようです。


ちなみに、このエリアの人口はWikipediaによると、「統計情報は無いが、人工衛星から見た感じ、5万人~15万人ぐらいと推定される」とのことでした。

下に見えている赤い直線はサウジアラビアとの国境ラインです。









なので、私はこの道を走りながら100kmに渡って同じ景色を繰り返し、繰り返し見ていたことになります。








あちらこちらで見かけた水を運んでいるトラック。


石油が安い国ですから、パイプを通すより、トラックで運んだ方が経済的なんでしょうね。








お~、ボーイズスクールにガールズスクール!







これがどちらの性別向け学校かはわかりませんが、早い内から男女分けられてしまうんでしょうね。


こちらの方々は大人になってから我々が中学生の時にフォークダンスで味わった衝撃を遙かに越える体験をするのだろうと想像が膨らみます。







樹木はかなり整然と植えてますね。

なんともまぁ質実剛健です。








Wの真ん中にある、大きな街に到着しました。

「Liwa Oasis」の中心地、「Mizaira'a」という街です。


ここまでかかった時間から残り必要となる時間を逆算したところ、まだ行程に若干余裕がありそうだったので、ルブアルハリ砂漠に突入するべく町の数キロ西から南へ続く脇道に入って行きます。





少し進むと様相が一変します。







砂漠に来た!   って感じの景観で大盛り上がりです。









お~、ラクダの牧場がありますね~。








なるほど、道路が砂に覆われたら、ちゃんとどかすんですね。


このくそ暑い中、工事に交通整理とはご苦労様です。









ここが涼しくて砂が飛んでこない場所だったら、ロードスターで走ってみたいなぁ。



なんて、思っていたら、ジャガーがここをCMの撮影地にしてますね。


リンク先の画像の左にマウスカーソルを持っていくと文章が出てくるのですが、彼らがCM撮影をしたときの気温は52度だったそうな。









砂取り工事はいたる所でやってました。









この脇道のゴール(終端)は「Mizaira'a」の街から25kmほど走ったところにある「Tal Mireb」というリゾート地です。

近くにMoreeb dunesというヒルクライムレース場や高さ100m越える砂丘があって、バギーや四駆なんかがたくさん走っているのが見えたのですが、私のレンタカーではどうにもなりません。

Youtubeでレース風景を見たのですが、よく登るなぁという感じです。


しかも坂が急なのでミスるとえらいことになりますね。





写真に写っているバギーがもしかしたらレンタルできるかもと思い、たまたまバギーに人が座っていたので、


「それって、私も乗ることが出来るんですか?」


と、質問をしてみると、乗っていたおじさんがバギーのボンネットを苦笑いしながら指差します。

何かと思って指差されたボンネットを良く見てみると、POLICEの文字。(POLICIAと書いてあったような)


そりゃ、私に乗れるわけ無いですな。


まぁ、よくよく考えてみれば、ここで数時間遊べるほど時間に余裕があるわけでもないので、引き返します。









再び砂漠ロード。



と、車で駆け抜けてしまうのももったいなかったので、、、








試しに砂漠を歩いてみることにしました。









振り返ったところです。








私の足跡以外にも昆虫か何かの足跡がたくさんついています。









ちょっと傾斜が急になると、地面が崩れ落ち、足が砂に埋まってうまく登れないみたいです。








ってことは、正面に見えるような大きな窪地に落ちると、下手したら一生出られないかもしれないわけです。


おっそろし~。







あそこが一番高いところかな~、と目標を定めて、傾斜の緩やかなルートを探してどんどん登って行きます。







そこに立つと次の砂丘の頂上が現れ、なかなか遠くを見渡すことが出来ません。







振り返ると足跡がちゃんと残っているので迷う心配はなさそうです。








砂にもいろいろな状態があって、ここはちょっと固く締まったところ。

とても歩きやすいです。








ここなんかだと、たまに足が埋まったりします。








もうちょっとで頂上なのですが、どこからアプローチしても急斜面を登るか下る(帰れない)をしなければならなくなってしまったので、残念ながらここで引き返すことにします。







車に戻る途中、水を運ぶ古いデザインのトラックが走っていたので撮影。




というわけで、足の指の間が砂だらけになって車に戻ってきました。

砂漠散歩、なかなか楽しかったです。








では、Wコースに戻りますよ~。








向こうからやってくる2台のトラックはどちらも水を運ぶ車です。








街付近まで戻ってきたときに見つけたこのオブジェ、「ウォーターパイプ」って書いてあったので、その名のとおり水を通すパイプが走ってるんですね。さすがに街中はパイプなんですね。




一度「Mizaira'a」の街まで戻り、ガソリンを入れることにします。



早朝満タンにしてから333km走って再び満タンにしてもらって、1000円かかりませんでした。
(何リットル給油したかは見てませんでした)







砂漠地帯ではエアを抜くのが常識らしいので、こんな設備も充実してますね。

奥にある看板はバギーレースの開催案内です。







ガソリンスタンド併設のファーストフード店でお昼ご飯を調達。

清潔感溢れる店内に見えますが、ハエがたくさん飛んでおりました。


クレジットカードで支払おうと思ったら断られたので、ATMで小銭を引き出しておいて良かったです。









ホットドックにフライドポテト、ジュースを頼んで14DH(ディルハム、約300円)







こういうプルトップ、久しぶりに見ました。

(最初、いつも通り開けようとして、折ってしまいそうになりました)








「Mizaira'a」の街から西のエリアは東側より若干人口密度が下がり、風も強く吹いていました。




Wの左下までやって来たので、今度は左の辺を北上する予定でしたが、少し時間に余裕がありそうだったのでそのまま直進する道に入ってみます。








「Liwa Oasis」から外れたからか、急に人気の無いエリアに来ました。







しばらく走っておりましたが、誰ともすれ違いません。








いやぁ、ここら辺も「砂漠に来た!」という感じのエリアで大変心躍らされます。












ゴーストタウンを発見したところで、そろそろ引き返してアブダビを目指すことにします。


後で調べてみたら、実はこの少し先にサウジアラビアとの国境があったので、越えないにしても見学ぐらいはしてこればよかったです。なんせチャイパッドの電源は基本落としっぱなしだったので、現在地を把握してなかったんですよね~。
まぁ、仮にしていたとしても、この道はチャイパッドに登録しているグーグルマップには掲載されていない道なので、国境に向かうという予測が立てられたかどうかは微妙なのですが。。。










道路上を砂が流れるように舞う様を眺めながら、走ってきた道を戻ります。








この脇道ではじめて出合った他の車がなんと路線バス!



ちゃんと走ってるんですね~。   びっくりしました。(ちょうどLiwa Oasisの西の外れまで来たところだったので、オアシス内を往復しているバスなのでしょうか?)








今度はWの左の辺、15号線を北西に向かって走ります。







お!   ラクダだ!!




車を路肩に停め、ラクダに近づいてみます。










お~、なんとフレンドリーな。









と、思ったら、けっこう個体差があるんですね。

この一頭を除いて、他のラクダたちは遠巻きに眺めているだけでした。








砂漠にラクダが居るだけで、絵になるから不思議です。
(ただの道路脇の景色なのですが)


ちなみに現地ではラクダに集っていたハエがこちらに集まり始め、えらいことになってました。

あわてて車に飛び込んだのですが、2~3匹ほど招き入れてしまったのでした。。。









再び片側2車線で横風が強く吹きつける道を北西に向かって走り続けます。


ちなみに、ハエ君達にはオーストラリア仕込のハエ追い出し方法(体の一部を外に出しながら走る)でお引取り願いました。









そうそう、道路ナンバーのサインはこんな感じでした。


タカか何かのマークになっているのでしょうか?








ラクダ横断注意の看板。  

先ほどの光景を見たばかりなので、道路の真ん中に居たとしてもおかしくない状況ではあります。







えーっと、、、「今すぐスピードを落とせ、砂が前方になんとか・・・」、、、


砂溜まりでしょうか?

(後で調べてみたら、あってました。実際に砂溜まりはありませんでしたが)








それよりも、時々登場する橋が怖かったです。



橋があると、そこだけ急に横風のスピードが落ちるので、車が大きくふらつくのです。








しかし、Uターンポイントがたくさんあるなぁ。

使う人、そんなに居るのでしょうか?   (と、このときは思ってました)


ちなみに、Uターンは片側車線ずつ別々に用意されていて、ちゃんと加速車線まであります。
(なんせ、120kmで走っている道でのUターンですから)








左手前が今走っている車線用のUターンポイント。

その先が反対車線用のUターンポイントで、こちら車線からはUターン禁止になってます。









たくさんあったと言えば、この鉄塔。


水平に電波を飛ばしあっているみたいで、情報のやり取りはファイバー使うよりも電波を使ったほうが良いという話なのでしょうか?







ちょっと機能違いのこのタイプとセットで、いたるところに設置されていました。







ついでに、こちらは古い商店なのですが、立派なパラボラアンテナが水平方向に向けてついてるのがわかりますでしょうか?


UAEではどんな(おんぼろな)場所にもパラボラアンテナだけは設置されていた気がします。









お~、落ちそう!


というわけで、さっさと追い越します。










見えない!

というか、チラ見せ!



まだ完成してないってことでしょうか?












お、給水タンク。

これを利用するシチュエーションってどんな感じなのでしょうかね?
(路頭に迷うとか?、エンジンのオーバーヒート対策とか?)







地味にびっくりしたのがこの車。


路肩を逆走してきました。







お~、鉄塔が延々と続いてますね~。




などと、景色に見とれていると、、、、







突然バンプが登場し、時速100km付近から一気に時速20kmぐらいまで落とさせられます。










バンプの先にはランナバウトがあったりするので、必要な減速なのですが、標識見落としていて突然登場すると、けっこう焦りますよ。




ちなみにバンプに減速が足りずに時速40kmとかで突っ込むと車がジャンプします。指定速度は40kmですがサスの柔らかい今回のレンタカーだと、さらに着地で底打ちして酷い目に遭います。








かなり立派な街に入りました。(Ghayathi)


右側に同じデザインの家が並んでいるのが、やはり気になります。



ちなみに、写真に写っている黄色い横線、これを踏むと「カツカツカツカツ」と車に振動が伝わってきます。
そうなんです、日本の峠道のカーブの手前にあるような減速を促すだんだん間隔が短くなる横線がこんなところにもあるんです。


大抵はバンプとかランナバウトの手前にあります。








お、ここは公園なのですね。








街がでかいと貯水タンクもでかくて派手です。








この街は花壇なんかもあったりして、今までとは大分違う雰囲気です。








これは給水トラック用の基地ですね。










10kmおきぐらいに登場する休憩スペース。



こんなところで休む人、居るんですかね?







お、また右側にトラック専用ロードが・・・







んんん?







うわ~、全部合流してくるのか!







うっへ~、また一車線塞がれました。







高速道路に突如登場するランナバウト。









道路わきに一人佇んでいた男性。

ヒッチハイク目的ってわけでもないみたいです。


ちなみに、両車線の真ん中に植えてある木の陰で休んでいる人をたまに見かけるのですが、両車線120kmで車が走っているど真ん中で休めるもんなのでしょうか?








Uターン待ちのトラックと車。

けっこうUターンする人居るんでしょうか?







最初、男性向け商品の看板か何かかと思ったのですが、よく見たら今まで見た看板で見覚えのある顔が揃ってますし、右上に39の数字が付いてるので、歴代の首相が描かれているのでしょうか?

(実際には時速120kmで駆け抜ける瞬間に顔が気になって撮影しただけなので、確認は後から行ってます)







Wの左上までやって来ました。


ちょうど11号線との交差点のところがタクシーの溜まり場になってました。

ヒッチハイク目的の人も多数見かけたので、ちょっとした交通の要所になっているみたいです。








11号線に入ったところで、アブダビまで何キロだっけ?   と、確認したかったのですが、アブダビの文字を見つける前に駆け抜けた看板。


まぁ、だいたい200kmぐらいでしょうという感覚でしたが、あっていたみたいです。








お、前のトラックもUターンするみたいです。

使う人、けっこう居るんですね~。


皆さん、ボーっと走っていてインターチェンジを行き過ぎちゃうからUターンするんでしょうか?








そうそう、前から気になっていたサイドステッカー。


こちらで四駆に乗られている方は、大抵白のボディにこんなデザインのサイドステッカーを貼ってます。


最初、ピックアップトラックで数台見かけたときは、鉱山関係の車のデザインかと思ったのですが、皆さんつけてるんですよね~。

流行なのか、これがクールなのか。








走りっぱなしだったので、そろそろ私もレストコーナーで休もうと思ったのですが、11号線のレストコーナーはどこもかしこも(主にトラックの運ちゃんに)大人気で、なかなかゆっくり休めそうな場所がありません。さきほどまでは全然誰も使ってなかったんですけどね~。



あと、だんだん鼻がむずむずして来ました。


あと、目がかゆくて涙も出てきます。砂漠の砂にやられたのでしょうか?


精密機械のデジイチの方は防塵防滴なので今のところ問題無しですが、私の方が食らったみたいです。







11号線みたいな幹線道路だと頻繁に登場する、この看板。


肝心のレーダーはどこにあるのでしょうか?

(後で中央分離帯の中に一箇所見つけましたが、撮影する前に通り過ぎました)








お、ここでもUターン。


この辺まで来て、実はUターンは必要不可欠な仕組みなんだと気が付きました。

しかし、まだ理由がわかりません。







あ!     そうか!!




T字の時はインターチェンジが片側車線にしか無いんだ!


                ←                                     ←
--Uターン----幹線道路-----Uターン--
              →                     |             →
                                      |
                                      支
                                      線
                                      |

だから、インターチェンジ挟んで前後にUターンエリアがあって、立体交差とか使わずに車線と反対側に伸びる道とつないでるんですね。


で、支線の先に鉱山なんかがあったりするから、トラックがやたらとUターンエリアを使用している・・・と。


一人で勝手に納得して膝を打ちます。








それはともかく、なかなか休めません。








最初、これが何を禁止しているのかよくわからなかったのですが、どうやらトラックは追い越し車線通行禁止というトラックのマークが半分剥がれ落ちているだけみたいです。

だから、東名高速みたいにトラックに両車線塞がれたりしないんですね。




じゃぁ、気持ちよく左車線を走れるかと言うとそんなわけでもないのです。




というのも、制限速度である120kmで走っている私は少数派のようで、後ろから次々に130km~下手したら150kmは出してるんじゃないだろうかと言う四駆がライトとウインカーを付けて突っ込んでくるわけです。


そのたびに、トラックの列に車をねじ込んで道を譲らなければなりません。







さもなければ、このぐらいの車間距離で煽られることになります。


たぶん2台とも時速130km以上は出てるんじゃないでしょうか?

ハンドル握ると性格が変わっちゃったり、他人の運転マナーが気になる人は絶対にUAEでは運転しないほうが良いと思います。5分に一回は「切れ」ますよ(笑)。










あれ?   左に海?

と、思ったのですが、どうやら貯水池か何かのようです。







しばらく進むと真っ白になったので、塩田だったのかもしれません。








ようやく、ちょっと空いているレストコーナーを見つけて一休み。

(私が乗り入れたときには他には誰も居なかったのですが、すぐに数台後から入ってきました)


あと、ちょっとわかりにくいですが、左の木のところに黒いホースが写っているのがわかりますでしょうか?

どうやら植物に水を与えるホースのようです。
(だから植物が一直線に並んでたんですね)







レストコーナーの前はこんな感じです。


白いのは塩でしょうか?


あと、どこからともなく化学臭が漂ってきます。


とても休憩する気分になれないのですが、他の車のドライバーは椅子を倒して寝ているようです。








電話があると思っていたら、実は無いのでした。


まぁ、携帯社会ですからね。



レストコーナーには必ず大きなゴミ箱が設置されていて、写真の通り「散らかすな!見つけたら罰するぞ!」と脅しも掲げられてはいるのですが、実際にはその辺はゴミだらけなのでした。(見つけなくてもいいのに、人ぷ○まで発見してしまいました・・・)


ちなみに、黄色い看板の左奥にある看板、あれはブラジャー注意とか髭を生やしては駄目ということではなく、バンプがありますよという看板なので、見かけたら注意してスピードを落としてくださいませ。




この後しばらく走ったところで、(ボロボロの)売店付きのサービスエリアを発見したのですが、トラックで埋め尽くされていたので、そのまま素通り。










満タン返しする必要も無いので、給油目的ではなく飲み物を買うためにスタンドに立ち寄ります。

(日本の高速道路のインターチェンジのように、11号線から外側に外れたところにガソリンスタンドが配置されています)







キオスクの雑誌コーナー。


そう言えば、これまで女性はほとんど見かけませんでしたが(居ない事はなかったですが、勝手に撮影禁止なもので)、やはり真っ黒な衣装を着てるんですね~。


雑誌の表紙のような格好の方は全然見かけませんでした。







こちらは子ども向けDVDコーナー。

さすが日本のアニメってところでしょうか。(日本製じゃなさそうなのもいっぱいありますが)







あとは、ひたすら左車線に入ったり右車線に戻ったりしながらアブダビを目指します。







お、巨大なパラボラアンテナ。


そう言えば、ガードレールが写ってますが、たま~にあるんですよ、ガードレールが。

でも、ほとんど付いていないので、何のためにそこだけガードレールが設置されているのかさっぱりわかりませんでした。








いきなり登場した「グッバイ!」看板。


良く見たら西部地方自治体って書かれてるので、アブダビ首長国の西のエリアを出たみたいです。







お~、延々と鉄塔!!








そして、トラックの列。

相変わらずいろいろなトラックが走っていて、中には荷台にラクダとおじさんを乗せたトラックなんかも混じっていたりします。









Wの右上の地点を通過して一周完了。


それからしばらく走ったあたりからは、反対車線は渋滞していました。

よかった、進行方向じゃなくて。








お~、取り締まり!

やはりやってるんですね~。









でっかいモスクも登場しました。

いよいよアブダビエリアです。







写真の通り空港が近づいてきたので、チャイパッドの電源を入れっぱなしにして、現在地を確認しながら空港へ向かいます。




んが、しかし、結局降りるインターチェンジを間違えて、ぐるっと遠回りしてから空港のレンタカーオフィスに到着したのでした。(17時)



そして、最初にも書きましたが、減ったガソリン代を請求されて一人で勝手にショックを受けたのでした。
(400円ほどだったでしょうか)







飛行機は22時過ぎ出発なので、まだ軽く4時間以上あります。








ファーストフード店でチキンサンドとカプチーノを購入。







そう言えば車を返えす前に夕日でも見に行けばよかったです。


アブダビ空港はUFOみたいなデザインが独特です。







上から4つめ、150km先の隣町のドバイまで飛ぶ飛行機があるんですね。


ちなみに我がケープタウン行きの飛行機(一番下)は35番ゲートなのですが、なぜか35番ゲートはロープでクローズされていたので、仕方無しに他のゲートの所で待つことにします。

(前にもこんなことがあったのですが、あの時は北米でテロ絡みだったので、今回は違うと思うのですが)







無料で使えるPCが設置してあったのですが、残念ながら日本語が使用できません。

しかも、アラビア語基準だからか右側から表示されるのが違和感有りまくり。(英語にすれば大丈夫です)



ちょうど持ってきていたノートPCで無料WiFiサービスが使用できるみたいだったので、電波の入りやすい場所を求めて、空港内を行ったり来たりしながら、良い場所を探してうろつきました。


最終的には通路脇の背もたれも付いていない丸椅子のところが電波の入りが一番良かったので、そこに陣取り明日からの計画を確認すべくネットにつないで情報収集をしておりました。







上からレストラン、ショップ、公衆電話、トイレと来て、最後がモスクのマーク。







トイレに行くついでに少し覗いて見たら、お祈りをする場所の横に、こんな体を清める場所もあったのでした。
(最初、ここがトイレかと思いました)

ちなみに、体を清める行為は「ウドゥー」と呼ばれているそうで、『信仰する者よ、あなたがたが礼拝に立つ時は、顔と両手を肘まで洗い、頭を撫で、両足をくるぶしまで洗え。....水を見つけられない場合は、清浄な土に触れ、あなたがたの顔と両手を撫でなさい』   と言う風に、礼拝には清潔であることが求められているんだとか。



再び椅子に戻ってPCで調べものをしていたら、突然空港内に大音量でクルアーン(でしょうか?)が流れ始めたので、礼拝の時間が来たんだなぁ~とすぐにわかりました。







ロープがかけられていたのは、実はそこが35番ゲートの入り口だったかららしく(その向こうにも椅子はあるのですが)、定刻どおり21時半ごろ、ケープタウン行きの飛行機に乗り込みました。



つづく

Posted at 2011/02/23 02:47:35 | コメント(14) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「SF325レビューとユーノスロードスター乗り必携の本 http://cvw.jp/b/268932/42922046/
何シテル?   06/04 01:06
NA→NB→NB→NC→NAとロードスターを5台乗り継いでます。人馬一体最高!!
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2011/2 >>

  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728     

ブログカテゴリー

リンク・クリップ

過去のブログ 
カテゴリ:リンク集
2009/01/31 10:38:36
 

愛車一覧

マツダ ユーノスロードスター マツダ ユーノスロードスター
sutakoさんから引き継いだユーノスロードスターです。 機関、足回り絶好調。 現在内外 ...
マツダ ユーノスロードスター マツダ ユーノスロードスター
最初に買った中古のロードスターです。買ったときからぼろぼろ(当然事故車)だったのですが、 ...
マツダ ロードスター マツダ ロードスター
NAのエアコンが故障したにもかかわらず、どうせオープンだからと修理せずに乗り続けていたと ...
マツダ ロードスター マツダ ロードスター
新車のNBが1年で消えてなくなったので、すぐにディーラーに行ったらすごい驚かれました。 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
©2019 Carview Corporation All Rights Reserved.