Oさんに誘われて、お台場学園祭に行って来ました。
実はなんの企画かよくわからずに参加していたのですが、一言で説明すると
自動車工業会が主催する「若者や子どもたちに車を好きになってもらう」ためのイベントでした。
聞いた話では「自動車工業会の会長が豊田章男氏に代わり、今年は東京モーターショーも無いので若者が車に関心を持ってもらうようなイベントを開催しよう!」ということで急遽始まった企画なんだとか。
私は
お台場学園祭のホームページを見ても、それが何を目的として、誰が対象で、どんな企画があるお祭りなのかさっぱりわからなかったです。
皆さんも口々にそうおっしゃってたので、たぶん、私の理解力不足と言うよりは、急に始まることになって指名された担当者が企画をまとめたり、告知することに十分な時間を割く前に開催日が来ちゃったんじゃないかと思われます。(規模も思っていたよりでかくて調整も大変そうでしたし)
ちなみに、企画内容はと言うと、、、、
若者を呼ぶ系
・前田敦子とテリー伊藤のトークショー
・ミスキャンパス大集合でファッションショー
ファミリーを呼ぶ系
・トミーのミニカーたくさんコーナー(プラレールもたくさんあった気がします)
・塗装、エンジニア体験
・ドッグラン
・エンジニアに質門コーナー
・親子バイク教室
・こどもモーターショー(カート試乗とかミニ四駆などの子ども向けイベント)
車好きを呼ぶ系
・スーパーカー大集合
・各車の新車(かなりのラインナップ)、4kmのコースを試乗
・スバルの自動急ブレーキ体験
・ベンツの自動運転体験
・各社の社長(クラス)のトーク
車を好きになってもらったり関心を持ってもらう系(本来の目的と思われるもの)
・学生フォーミュラーデモラン
・メーカー対抗ソープボックスダービー大会
・学生VS各社の社長(クラス)トークバトル
みたいな感じになってます。
これらは、企画意図を聞いて全体を俯瞰して私が勝手にまとめたものなので、そういう意図では無いかもしれませんが、たぶん、前田敦子とかファッションショー、ドックランでまずはお台場まで来てもらって、ついでに車の企画に触れてもらうって流れなんだと思います。
私はそんなこととは露知らずに個人的に応援している
ソープボックスダービーが見られればいいかぐらいの感じで気軽に行って来ました。< br>
三連休と翌週の13日(土)、14日(日)も開催されますので、興味を持たれた方は是非行かれてみてはいかがでしょうか。
10月6日(土)
まずはスーパーカーのコーナー。写真手前はロータスエスプリ、小学生の頃、唯一近所に停まっていたスーパーカーで、カウンタックじゃないことを残念に思いつつも思い入れの深い一台。
(今回の写真はすべてNEX-5Nで撮影、間違えてWBが曇天モードに固定されていたので、色合いが変(アンバー被り)になっております、、、すみません)
カウンタック 5000QV
フェラーリF430
カウンタック ウラッコ
(これは初めて見たかも)
ベンツ SLRマクラーレン
(つい最近メイキングを見たSLS AMGと勘違いしてしまいました)
ジャガーとかバイパーとか。
(なぜかバイパーは数台来てました。仲間同士での参加でしょうか)
TAISAN STARCARD F40
テスラロードスター
私も
ナガヤスさんみたいにフル加速を体験してみたいです。
カウンタック5000QV 2台目。
とまぁ、こんな感じでした。
(もうちょっとたくさん集まってるのかと思ってました)
さて、お次はお目当てのソープボックスダービー。
なんと、レースクイーンが居るじゃないですか!
秦野の全日本グランプリ(ファミリー大会)のイメージで居たので、この時点でびっくりです。
ん? マツダ?
なんと、メーカー対抗レースなのでした。(ということを知らずに観戦に行っていたわけです)
メーカーの方にお聞きしたら、車両は(いわゆるキット車両の)貸与品で、特にチューニングしているわけでもなく組み上げただけ、出走選手による重さ調整も行わないとのことで、今回は軽いエキシビジョンマッチみたいなものなのだとか。
日本の主要メーカー(自動車、バイク)が勢揃いです。
私の記憶が確かなら、ドライバーは秦野の大会に出てた子たちが呼ばれてきてたんじゃないかと思います。(見覚えがあるような気がしたので)
そして、本日一番びっくりしたのは、、、、
各メーカーの社長(クラス)の方々が直々に応援に来ていたことです。
これだけのメンツはそうそう揃わないので、そりゃぁもうすごい数の報道陣(テレビ系、自動車業界系のジャーナリストはほとんど来てなかったのではとのこと)でした。
今晩あちこちのニュースで紹介されたんじゃないでしょうか?
上の写真でこちらに目線をくれてる方、豊田章男社長です。
(左手前から)スズキの鈴木俊宏副社長、ダイハツの伊奈功一社長、トヨタの豊田章男社長、日産の志賀俊之最高執行責任者、富士重工の吉永泰之社長、ホンダの伊東孝紳社長、マツダの金井誠太副社長、三菱自動車の益子修社長、ヤマハ発の木村隆昭専務
豊田氏は中でも抜群のオーラを放っており、隙あらば報道陣に取り囲まれておりました。
テレビに出ているクラスのアナウンサーの方も大衆の中ですぐに見つけられるぐらい異質な存在感を放っておりました。
(あと、社長秘書なんだろうなぁって方もチラホラと)
そして、チアガールまで登場して会場の雰囲気を盛り上げておりました。
これじゃ遠くて不満だと言う方は私にしては珍しくちゃんとアップで写した写真もありますので
こちらをどうぞ。
そのチアガールの方に「ご苦労さん!」って声をかけているおじさんが居たので誰かと思ったら、豊田章男社長でした。
(主催の自動車工業会会長として声をかけたんだと、あとでわかりました)
スタート台にはレースクイーン。(秦野の本戦とえらい違い)
そして駆け下りてくる各メーカーカラーのソーブボックスカー。(ダイハツVSスズキ)
今回は安全上の問題からか(一般人が乗せてもらえるコーナーもあるので)スタート台の高さも低い感じで(たしか本番は2mだったはず
)、えらいスピードが遅かったです。
橋の下り坂を利用してるんですが、ご覧のとおりタイル張りなので、これも抵抗になってるんだと思います。
日産VSトヨタ。
マツダVSホンダ。
三菱VSヤマハ。
結果はご覧のとおり。
これがメーカーの威信をかけたガチの戦いだったら相当熱い大会だったのですが、ドライバーの体重がそのまま結果に出ちゃってたり、そもそもメーカーごとに車両にたいした工夫もされてない素の状態のソープボックスカーなので、その辺は今後の展開に期待したいと思います。
と、書きましたが、マツダの車が走って行く時はつい本気で応援してしまいました。(笑)
(三菱とヤマハが1位2位フィニッシュになってるのは、たぶん出走時に強い追い風が吹いたんじゃないかと想像します)
ちなみに、大人の部もありました。(こちらをぜひガチの大会にしてください)
大人も子どもも
ウェブから予約すれば今回ソープボックスカーに乗れるみたいなので、体験してみたい方は是非どうぞ!
そして、写真の右に写ってる方、、、
RX-7(FD)の開発主査であり、後ろに写ってる
787B出走時にマツダのモータースポーツ担当主査だった小早川隆治さんです。
こんなところでお会いできて、ルマンの話やらマツダ時代の話、自動車業界の話など本日もいろいろお話を伺うことができ、とても為になる話を聞けました。
ちょうど若い学生が一生懸命787Bの写真を撮っていたので声をかけて小早川さんを紹介してあげたところ、なんと彼はミャンマーからカーデザインを勉強するために日本にやって来ていた留学生さんでした。
なんか時代を感じる一コマでした。
旧車を前に学生と話をされる小早川さん。
東京大学と関東工業自動車大学校の学生によるラリー・モンテカルロ・ヒストリック参戦プロジェクトで、今年はモンテカルロの代わりにヨーロッパの3つのラリー(スペイン(Rally of Spain)・ベルギー(Poppy Rally)・イタリア(Sanremo Rally))に出るということで、学生だけの力でヒストリックカー(スプリンタートレノ(TE27)、日産バイオレット(PA11))をフルレストアし、現地に持込み参戦しているとのことです。(ドライバーやコドライバーはプロの方を雇っているそうです)
学生たちから熱心にプレゼンを受け、日本の将来は明るいなぁって思ってしまいました。
学生フォーミュラーもそうですが、私も学生時代にこんなことしたかったですね~。
そうそう、学生フォーミュラーと言えば、先日放送された「
走れ!手づくり自動車~山口・イマドキ大学生の挑戦~」を録画しておいたのを最近見たのですが、どんどん成長・変化していく学生たちに焦点を当てた「甲子園出場もの」を彷彿とさせるような非常に熱い内容になってました。
今年は観戦に行けなかったのですが、来年はなんとか応援に行って若いオーラをたくさん浴びてきたいと思っております。
逆にちょっと残念な感じだったのが学生と各社の社長クラスとのトークバトル。
「若者の車離れ」についての熱いバトルを期待していたんですが、ちょっと違う感じの内容でした。
(学生たちに「車ってこんなにいいよ、好きになってください!」って司会者が会場に訴える感じの内容)
個人的には若者の車離れを食い止める策を各社長にプレゼンしてもらって、集まっていた100人の学生(アンケート用のボタンを持たされていました)に評価してもらうぐらいのほうがよかったです。(まぁ、それは無理ですかね(笑))
あとは、
「2040年には75%が自動運転、免許さえ不要に」:IEEE発表なんて話もあるので、これをテーマに学生と話しあってもらうとか。
ホンダの伊東社長が「車を買うモチベーションってデートに行きたいとか家族でキャンプに行くとか、人とのつながりがきっかけになる・・・」って発言しているのを聞いて、それが今のホンダ車の(個人的には大変残念な)ラインナップに素直に現れているなぁって思いました。
ご本人はCB1100で田舎道を走るのが大好きっておっしゃってたので、その感覚で次期ビートを作ってほしいものだと期待しております。
あと、会場にはいろいろな車が置かれてました。
懐かしい初代ミラージュとかホンダ・シティなどの懐かしい車とか、、、、
VWのup!。(ビーナスフォートにて)
これ、売れそうですね。
高速安定性とかは小さいながらもさすがのドイツ車なんだそうです。
マツダの新型アテンザも置いてあったらしいのですが、船の科学館ということでちょっと離れた場所だったので本日は見に行きませんでした。
(そのうち街に溢れますよね、きっと!)
ビーナスフォートの噴水広場にBRZと86。
こちらの記事で紹介されてる86の開発裏話、相当おもしろいです。(まだ途中ですが)
「86」に引き抜かれ、上司に「ここで腐らずにがんばれよ」と:日経ビジネスオンライン
「86」を遅いスポーツカーにしたいって、そんな企画通るはずがないだろう:日経ビジネスオンライン
BRZの造り手がキッパリ。「私にはスポーツカーの定義はない」:日経ビジネスオンライン
BRZの開発陣は「4WDのスバルがFRを造る」でカルチャーショック:日経ビジネスオンライン
60代のあるユーザー曰く「BRZには呪いが掛けられている」:日経ビジネスオンライン
せっかく
お台場まで来たんだから86の試乗をしようと意気込んでいたのですが、あまりの暑さにすっかり忘れてOさんと仲良くビールを飲んでしまい、夢は叶わずじまいでした・・・
以上です!