外環道(高速)及び側道のR298 千葉県区間が開通して1週間が経過しました。
我が家は「クルマ好き」という事もあって 「とても便利になった」 と喜んでおります。
たまたま、高速道の 南行きの
市川中央IC と 北行きの
市川北IC のちょうど中間に家がありますし、珍しく 近くを走る 京成電車の線路 と R14 の交差部は 「立体交差」になった(R298が地下を通ります)ので、踏切を待つことも無くなり、R14交差部の渋滞も避けられる という点からも 本当に便利になりました。(京葉道とも立体交差ですので、それも便利です!)
平日はあまりクルマに乗らないので、まだ実感した回数は少ないですが・・・。
最近は 日課の散歩で、外環道・R298周辺を歩くことが増えました。(興味もありますので)
歩きながら いろいろ見て廻ったことと、近所にお住まいの皆さんとの井戸端会議で判ったことですが・・・、御近所さんの中には 外環開通をあまり喜んでいない方もいらっしゃる様です。
(特に御年配の方と 小さいお子さんのいらっしゃる方・・・)
その理由は主に2つ。
ああ、その前に、このブログは「愚痴や苦情」ではありません、単なる「状況報告」ですので、「揚げ足取り」は御勘弁願います・・・。(笑)
1つ目は
R298と交差する道路の 信号待ちによる 渋滞が増えた。
しかも、R298を優先するので 赤信号の時間が長い・・・。
まあ 今まで何も無かったところに 「片側2車線の幹線道路」 が出来たわけですから、交差点での信号待ちによる渋滞が増えるのは当然ですが。
住宅街の中にある我が家から出た 最初の片側1車線道路も、以前とは比べ物にならない程 混んでいます。
ただ、徐々に周辺住民の方も 日常 走行する経路を見直していくでしょうし、交差点では「交通量調査」をしている様なので、少しずつ解消されるかな と思っています。
市川病院 のある交差点の向こう側から こちら側に向う車線の混雑が 特にひどいです。
しかし、ここで詰まっても R298に出てしまえば、目的地への到達時間は早くなる事が多くなった と思いますので、確実に便利にはなっているはずです。
この写真の奥側が 京成の線路 と R14 の下を潜るトンネルです。
このトンネルの上には、R298を跨ぐ生活道路も残されるそうなので(現状は工事中)、我が家は 混雑時はそこを使う事により、渋滞する交差点を回避できる様になりそうです♡。
2つ目は、
外環道・R298を挟んだ反対側へ行くのが困難になってしまった。
これも 当然なのですが、クルマを使わない歩行者や自転車で移動する方にとっては、不便になったと思います。
前述の通り、信号待ちが増えました(1回の待ち時間も長い・・・)し、大きな交差点が増えたので お年寄りやお子様などには 危険な場所 も増えましたし。
歩道橋のある交差点もありますが、体力の無い方にはキツイですよね。
自転車用の緩勾配の長いスロープの歩道橋もいくつかは出来たようですが、私が散歩中に そのスロープを利用している自転車の方は見たことがありません。
やはり、皆さん、横断歩道を好む様ですね・・・。
数は少ないですが エレベーターのある歩道橋も あります。 ただし、7月以降から利用できる様になるそうで、現状は動いていませんでした。
でも、設置個所は本当に少ないんです・・・。
それに、従来 行き来 出来ていた全ての道が 往来可能 になった訳ではありません。
外環道・R298で分断された 生活道路はかなりの数になると思います。
やはり クルマを利用しない方にとっては「不便」になってしまった様です。
こんな場所もあります。
交差点ではなく、歩行者(自転車)の方だけの為にある横断歩道です。
R298を走行している側からすると??かもしれませんが、やはり周辺住民の生活も考慮しないとならないですからね。 押しボタン式の信号です。 でもここも、押してから信号が変わるまで長かった・・・。
ところで・・・、私自身も 今回、自宅周辺にこのような道路が出来ていなければ、周辺住民側の立場の気持ちは これほど理解できていなかった と思います。この点は素直に反省したいと思います。
今までの人生の中でたくさんドライブをしてきました。クルマを運転し 道路を走行する側としては、新しい道路が出来て便利になると 「ただ喜んでいるだけ」 でしたが、その道路が完成するまでに、また 完成後も 周辺の住民の方々の様々な苦労がある という事を 改めて考える様になりました (遅すぎるかもしれませんが・・・)。
さて、驚いた点もあります。これは私だけの意見ではなく、御近所の皆さんも感じていることです。
半地下の高速道、また、片側2車線の幹線道路が出来、交通量も膨大に増えましたが
、「騒音」はほとんどありません。
我が家は150mくらい離れていますので、聞こえないのは当然ですが、R298のすぐ脇を歩いていても、大袈裟ではなく 本当に音はほとんど聞こえません。
それは、性能の良い防音壁のお蔭の様です。
住宅地を貫く計画の為か、道路の側面には殆ど切れ目なく 防音壁 が設置されています。
ホントに凄いでしょう?
その為、R298沿いには、GSやファミレス・コンビニなどの店舗は 全くありませんが・・・。
(既存の埼玉区間も同様でしょうか? 下道のR298はあまり走行したことが無いので・・・)
側道に出入りする部分は その外側に防音壁が設置されて(二重に)なっています。
これにより、住宅地への騒音は最低限に抑えられています。さすが 技術の進歩は凄いですね。
また、アスファルト舗装も ロードノイズが出にくいモノを使っている様です。
散歩中 交差点で信号待ちをしている際に「聞き耳」をたててみましたが、本当にロードノイズは少ないです。
こんなアップの写真を見ても解らないですね・・・失礼! 笑
でも、この舗装、多分、水はけもよいのでしょうね。そんな感じです。
R298の更に外側にある生活道路とR298本線とは 明らかに違った舗装材料の様です。
この2つにより、本当にびっくりするくらい静かです!
(これも、R298の既存埼玉区間や 出来たばかりの新しい道路付近にお住まいの方などは 既に御存知だったかもしれませんが、私は今回、初めて気が付きました・・・)
そうそう、この道路は、地下に外環高速道、地上に片側2車線のR298、その外側に生活道路、更に外に
自転車専用道路 と 歩道 があります。
側道や自転車道・歩道は まだ工事中で全ては完成していませんが (現状は途切れ途切れになっています)、全てが完成したら この自転車専用道は便利かもしれませんね。
私達夫婦も、本格的なものは持っていませんが、サイクリングも好きですので、全線開通後は、散歩だけでなく、R298沿いのサイクリングもしようかと思っています。
最後に、この道路、DiscoverPro のナビ(最近の最新版)にも、Googlemapなどにも まだ反映されていませんね。
高速道の方は、路線図等が整備されているので、皆さんも利用される際は、あまり困らないと思いますが、一般道の方は解りずらいですよね。特に交差する既存道路。
実は、開通直前に、周辺住民には 朝刊に折り込みで このような冊子が配布されました。
(抜粋したものをスキャンしてみました 見難くてすみません・・・)
ここまでは 一般的な内容(NETでも検索できますね)ですが、
こんな詳細の地図も掲載されていました。(見えますかね?)
これにより、どの道が繋がって どの道が遮断されたのか や、側道の合流位置 や 一方通行か 両方向通行可能か 等を理解できますが、これを御覧になれない一般の方は ちょっと辛いでしょうね。 データが反映するまでに時間はかかりそうですし。
この資料、
外環相談所 に行けば貰えるそうですので、欲しい方は連絡してみては如何でしょうか?
因みに、R298の外側にある生活道路は、原則、R298と既存主要道路との交差点の手前でR298に合流させられてしまうので、「裏道」としては利用できそうもありません。
ただし、根気良~くみるていると、使えそうな道もいくつかありましたが。
まあ、これは地元住民の特権ということで・・・。
以上、外環道・R298千葉区間の状況報告でした。
長文、失礼致しました。