約7年ぶりのブログになります。
お久しぶりです、inasoです。
ご存知の方もおられると思いますが
身辺で色々ありまして、
暫くロードスターから離れていました。
この度、30thイベントに参加出来たことと
ロードスターの世界に戻ってこられたことに感謝して、ブログを綴ろうと思います。
10年に一度、ロードスターの生まれ故郷に
ロードスターを愛してやまない仲間が里帰りをするミーティング。
参加してみて色んなことに気付かせて頂きました。
僕がロードスターを手に入れたのはたしか22歳の時。
友人のビートの助手席に座らせて貰ったのがキッカケでした。
素晴らしい夕日を見ながら、金沢の街を駆け抜け
絶対に僕もオープンカーに乗りたい!と言う気持ちになり、購入の決意を友人に宣言しました。
ですが、両親から「北陸は豪雪地帯」「車庫が無いのに屋根の無い車」「FRは危険」などを理由に猛反対され
僕は戦意を喪失。友人にやっぱりやめようと思う、と告げました。
その時友人は「別に乗らなくでも良いけど、親が反対したから諦めるのか?」と
僕に言ってくれました。
ハッとした瞬間でした。
自分の人生なのに、これが一般的、普通はこうする、世間体、周りの目を気にして、
他人が言ったことを理由に自分の意見を変えようとしていたのです。
よく考えれば、それまでの人生、全てそうだったかも知れません。
結果、両親の反対を押し切ってロードスターを手に入れました。
それからはKRCの皆んなと出会い、結婚し、親にもなり、
中間の皆んなとも仲良くしてもらい、転職したり色々あって
去年また石川に戻って来ました。
その間にロードスターの車検を一旦切り、
5年もの間、実家の敷地で野ざらしにしてしまいます。
去年の春、KRCの皆んなと再会した時、30thは参加すると宣言しながらも
忙しいを理由に、全然進まない復帰作業。
未だ30thまで時間はあると思いながら、気がつけば一年が経過していました。
このままでは不味い、とロードスターに火を入れようとするも、当然そんなにすんなりとはいきません。
純正バッテリーは完全に放電、タイヤはD型に変形し、燃料タンクの中は錆び、
レザーシフトやブーツは縮み解れ、幌の内側は色あせ、
ボディには台風による飛来物による深い傷、
エンジンルームに至っては真っ白に粉を噴いた状態になっていました。
今までほったらかしにしていたツケが溜まりに溜まっていました。
自分の不甲斐なさを感じながら、兎に角、先ずは動かせる様に
細かいところは今は目を瞑って、ひとつずつ作業を進めました。
自分の手で状態を確認しながら進めていくことで
少しずつあのときのロードスターに戻っていくようでした。
一週間程経って、やっとエンジンが始動したときは
嬉しくて、グループラインに動画をあげました。
5月の終わりに、自ら積車で陸運局に持ち込み、晴れてナンバーを取得。
その際、それまで殆ど面識の無かったmotoshiさんが、二つ返事で
大切なパーツを貸してくださり、ロードスターのご縁に心から感激しました。
また、ナンバー取得が嬉しくて、陸運局の近くに会社を構えるかったかさんの処へ
寄り道をしたところ、復活のお祝いとして赤グリムを頂きました。
これで燻んだボディを、早く綺麗にしてやれよ、ってことか!嬉しくて涙が出ました。
その後、エキマニが割れたり、バッテリーが燃えたり、エアコンが壊れたり、
メーターのヒューズが飛んだり、色々ありましたがなんとかイベント直前に
気持ち良く走れる状態までこぎつけ、三次に行くことが出来ました。
三次までの道中は、激しい雨の中をKRCの数台と、
お隣のクラブ「風来人RS」のNB林さんと走らせていただきました。
KRC 兼 「幌っとOUT」のケンヂ君と休憩時に
「最初は単独で向かうつもりだったけど、皆んなで走ると合宿みたいで楽しいな!」と話したり
全国から広島を目指して走って来たロードスター乗り達と手を振り合って少し涙ぐんだり
サービスエリアで休憩する度にニト朗さんから
「ひょっとしてしてKRCのinasoさんですか?復活されたんですか?こんなところでお会いできるとは!」と
何度も言われ笑ったり。
そして三次についた時は、沢山の人から
「久しぶり!痩せたね!」と言ってもらいました(笑)
KRC主催の前夜際ではNB林夫妻とロードスターの在る人生のお話を沢山させて頂きました。
内容は割愛しますが、ひょっとしたら林夫妻と、このお話をする為に
この場にやって来たのかも知れない、と思えるほど深い話をしました。
そしてミーティング当日。
朝から皆んなで写真を撮ったりロードスターを拭きあげたり。
空は晴れ渡り、まるでロードスターとそのオーナー達を祝福しているかの様でした。
会場では沖縄のmido-sさん、omoファミリー、幌っとの大仏君にも会え
中間メンバーの4人は、展示車両を担当されていました!
集まったロードスターは、全てが各々のオーナー色に染められ
一台ずつじっくり見ていたら3年くらいかかりそう(笑)
どれが正しくて、どれがそうじゃない、ではなく
全てが素晴らしいのだと感じました。
そしてメインイベントのパレードは、かったかさんを助手席に迎えてのランでした。
今回、悪天候の為、ご自分のユーノスでの里帰りが叶わなかった彼は
「10年後(40th)に楽しみを取っておく」と、悔しい素振りなど微塵も見せず
晴れやかな表情でパレードの様子を助手席から撮影していました。
彼は20年前に出会った頃からずっと変わらず
いつも紳士的で、敵わないなぁと感心します。
同じKRCのメンバーとして、僕もしっかりしなきゃ、と
この日も気付かせてくれました。
その夜は中間メンバーの皆さんの後夜祭に僕も混ぜて頂きました。
皆んなでテレビニュースを観てカズ28さんのインタビューシーンにどよめいたり
久しぶりにおわんで乾杯したり、ニッタ節、TOKIO節を堪能したり
お酒を飲むとキャラが替わる?motoshiさんにハラハラしたり
はじめましての皆さんと話したり、えーへーじさんの熱すぎる抱擁を受けたり
ナガヤスさんと色んな話をして涙したりしました。
そして翌日の朝、
皆んなが僕のことを、ずっととても心配していてくれたことを知りました。
この数年、僕は自分の気持ちに真っ直ぐに身を振り、色んなことを経験しました。
得たものも多かったけど、その代償として、失ったものも少なく無くて
でも、その事に後悔はなく、だけど、悲しい思いをさせた人も沢山居て
それはこれからずっと僕が背負っていかなきゃいけないことで、全部受け入れていました。
だけど、失っていたと思っていた
大切なものの一つが、ずっと待っていてくれたのです。
全然磨いていないし
サイドシルも錆びてるのに
僕のことを中間メンバーだと言ってくれました。
三次のテストコースにやって来た時、マツダのスタッフさんから
10年前のあのときと同じように「おかえりなさい」って言って頂き、
そしてその夜、中間の皆んなからも「おかえり」って言って貰いました。
皆さん、お待たせ!
inaso、ただいま戻りました(@▽@)
これからも宜しくお願いします!
ロードスターとその世界を、ずっと大切にします!

写真提供:ノンチィさん