
みなさま、こんばんは
3月になり、春がもうすぐそこまで来て、この週末も良い天気でしたね
みなさまは、いかがお過ごしされたでしょうか??
私は、いつものようにプチドライブに行ってきました。
で、今回、プチドライブに行ったのは和歌山の加太です。
日本には「ラピュタみたい…」と言われる場所は沢山ありますが……
その中のひとつに、和歌山県の紀伊水道に浮かぶ「友ヶ島」があります。
友ヶ島は、明治時代に大阪湾の防衛のために旧日本軍が砲台を建設した島でして、当時の砲台や要塞施設が廃墟となって残っている要塞跡の島なのです。
「島」とか「軍」とか「廃墟」とかいう言葉に心をくすぐられまして…「友ヶ島に行こう」とかなり以前から思ってはいたのですが…大阪から100キロ弱という中途半端な距離から、いつでも行ける感が強くて…この島への訪問が今日になってしまいました。
「友ヶ島」に渡るために、まずは友ヶ島汽船の駐車場に愛車を停めて…
友ヶ島汽船で朝一番(9:00)出港の渡し舟の乗船券を買いました。
さぁ、船に乗りました
ここ加太港から「友ヶ島」へは20分の船旅です。
おまけに船の名前は「ラピュタ号」、探検気分が高まってワクワクしてきました。
いよいよ「友ヶ島」に到着です。
島には、自動販売機があるだけで食事できる店や売店は、まったくありません。
この島に遊びに行かれる際は、飲み物と軽食、そしてライトを持って、ピクニック気分で行かれたらよろしいかと。
島内のMAPはこんな感じです。
島の 右側(西側)は有名な第3砲台跡や灯台や大展望台があります。
左側(東側)は第4砲台跡や潮が引いたときに渡れる虎島があります。
とりあえず、メジャーな右側のエリアを散策することにしました。
「第2砲台跡」が見えてきました。
とにかく、でかいです。
他の砲台跡とちがい、海岸沿いの目立つところにそびえ立っていますが、危険なので中には入れません。
中に入ってみたい好奇心がとてもくすぐられるのですが…入れません、残念
「第2砲台跡」は、終戦後、爆破処理されたそうで、盛大に破壊された瓦礫がそのまま残っています。
よく見たらうしろっ側がボコっとかけていたり…
なんか赤レンガのがれきと蔦の緑が美しくて…青空との対比も良いですねぇ~♪
そのあと山道を登っていくと、友ヶ島灯台にたどり着きました。
友ヶ島灯台は、日本で8番目に建設された西洋式灯台だそうで、歴史的文化財的価値も高い灯台だそうです。
灯台の近くにある広場には子午線(東経135度線)が通っていて、高台まで登ってきましたので見晴らしが良かったです。
さぁ、いよいよ今回の友が島探検のメインである「第3砲台跡」をめざして山道を登ります。
「第3砲台跡」に行く前に「旧海軍聴音所跡」に寄っていきました。
ここは大阪湾に進入する潜水艦を察知するために造られた施設です。
「旧海軍聴音所跡」の中です。
シダ植物が茂っていて、まさにラピュタの世界かジュラ紀みたいです。
晴れた日に来てよかった。
タカノス山展望台で一休み
ここは友ヶ島で一番高いところ(119m)だそうです。
ポコっとある島は「神島」です。
さっき通ってきた灯台があんなところに!
灯台の向こうの島は淡路島です
いよいよ「第3砲台跡」です。
ここは迷路みたいになっていて、すごいし、探検感満載です。
「神秘的だなあ~」とか「ラピュタだなぁ~」と雰囲気を楽しみながら階段を降りていきます。
通路があり、地下を通れるようになっていますが、中はかなり暗く、肉眼だけでは何にも見えません。
私はスマホのライトを使って前へ進みました。
一人で進むのは、けっこうドキドキして、なんか楽しいです。
振り返ると…木漏れ日に、なんだかほっとしたり…
通路がまっくらなのは突き当たりが階段で、光が全く入ってきてないからでした。
階段を上り、光のある方へ進むと大砲の砲座があります。
なんというか…人工の建造物が自然に飲み込まれてるこの感じ。
しかも、その人工建造物は大砲を据え付けるための砲座とかは、まさに「ラピュタ感」満載で、心がときめきます。
トンネルづたいに4か所の砲座が並んでます。
すごいです、この雰囲気。
煉瓦の建物をおおう自然は、ほんとにラピュタみたいです。
これまで何度かいろんなものを見て「ラピュタみたい」という雰囲気を感じたことはありましたが…この島の雰囲気は、今までに見たどの場所よりも「ラピュタ」でした
さらに進むと、「弾薬支庫」です。
この構図とか、パンフ図レットとかで見たことありませんか?
「弾薬支庫」の中です。
「弾薬支庫」の中から外を見た風景です
まさにラピュタの建物の中、そのものでした。
ああ、友ヶ島に来てホントによかった。
実際にみると迫力がぜんぜん違います。
時空の流れを感じるなあ~♪
ここで島の西側半分は終了。
東側も回りたかったんですが…
最終の船までには戻って来れそうもないし、おまけにお腹も空いたし
「次回は新緑の頃に来てみよう」と、次回に東側周りの楽しみを残して、今回はあきらめました。
「腹がへっては、なんとやら…」ですからね
「So Long友ヶ島、また遊びに来ます!」
友ヶ島は噂どおりの素敵な島でした。
この島では、幼少の頃の純粋な心に戻れば、木の精霊が見れるとか?…
木の精霊が飛んでそうな雰囲気は、私の荒んだ心も少しは清らかになったかな?(^o^)v
シータの「飛行石」をいろいろ探してみましたが……見つからなかったです
あっそうそう……
ここで「バルス」って言葉だけは言ったらダメですよ~♪
ここはラピュタの島ですから…第二大砲跡のように破壊されます(笑)
そして、また加太に戻ってきました。
加太港の近くには、人形供養で有名な「淡嶋神社」があります。
たくさんの人形やら置物やらが供養のため奉納されていて不思議な雰囲気でした。
ちょうどひな祭りの翌日でしたので、本堂の中には無数のお雛様が飾られてました
人形供養の他にも、子授けや婦人病の病気回復でも有名な神社だそうです。
私は「安全祈願」をしましたが…
この神社の人形やお雛様の雰囲気にのまれて…
今回も白浜神社のときと同じように、また「安産祈願」になったかも??(苦笑)
「淡島神社」の鳥居を入ってすぐ横には、お食事処の海鮮料理店が3軒並んでいます。
で、真ん中のお店が、山盛りの「しらす丼」で有名な「満幸商店」さんです。
この店のしらす丼、ノーマルサイズでもシラスが山ほどどんぶりに盛られて
うまーーーい!、サイズもでかーーい!
おまけに、真鯛アラで出汁をとった「わさびスープ」もうまーーーい!
料理も美味しいし、お店のおばちゃんも愛想が良いし、楽しいお店でした。
ごちそうさまでした。