忘れる事が出来ないあの夏の夕暮れ

1985年、その日もとても暑い日だった。
小学生最後の夏8/12日、親父と夏休みで泊まりにきていた従兄弟とつくば万博EXPO85に連れて行ってもらい、世界の最先端技術を目の当たりにして興奮しながら一日中楽しみ帰宅した。
帰宅後疲労で昼寝して起きたのが18時過ぎ。
気分転換に外へ出てみると綺麗な夕焼け空
少し空を眺めていると一機の飛行機が目に止まる。
当時から車好き、電車好き、飛行機も好きだった私は「あれ、なんでこんな場所にジャンボ機が飛んでるのかな」 と思い眺めていた。
夕焼け空に黒色に光るシルエットとして今も鮮明に覚えている。
積乱雲があるわけでもないし珍しい航路だなと目で追っていた矢先、旋回しながら方向を変え見えなくなってしまった。
見えなくなってしまった方向は奥多摩か秩父の方向だった。
その日の夜にニュースで知る、確かフジテレビで露木アナウンサーから日航ジャンボ機が消息不明と。
それから数時間後だったであろうか御巣鷹山に墜落のアナウンスが。

当時はデジカメや当然携帯もなく即小学生が写真を撮れる訳でもなく、記録としてはありませんが、はっきりと鮮明に私の脳裏に焼き付いて離れません、毎年8/12日を迎えるにあたり、心苦しく、いたたまれない気持ちになります。

あれから34年、犠牲者520人の慰霊をお祈り申しあげます。