
悩みに悩んだこの数ヶ月。
我が人生最後の一本となろうドレスウォッチに選んだのは先日「機械式時計」で書いた通り、やはり王道のパテックフィリップ カラトラバ。
現行のカラトラバ5196を購入しようと思い、先日、百貨店担当さんに遠方より取り寄せまでしてもらいました。
5196は外寸37mmと大きくなっています。
しかし私の腕が細すぎて似合わないことが判明…。
旧モデルの3796は外寸30mmと私の貧弱な腕にほど良いサイズ
前回書いた通り、機械式時計は最近大型化ブーム。なんでもかんでも大きくなってしまいました。
これはウブロのブームだそう。
とはいえ、機械式時計は薄く小さなケースに各社の超絶なる技術を注ぎ込むことが最終形態(のはず)。
それがウブロの影響で名門企業さえもデカ厚時計ブームに乗ることに。パテックもその流れには逆らえず大衆迎合一直線。
現行のカラトラバ5196は、内部機械(ムーブメント)は旧モデル3796のを流用したままで外側ケースだけ大きくしたもの。
それって外周がすかすかでしょうし、旧ムーブメント流用のためスモールセコンドの位置が内側に寄ってしまうことに。
3796のスモールセコンドは外側寄り
5196はムーブメント同じのため外側ではありません。
名門パテックであれば、せめてムーブメントを大きくなったケースに合わせて改良をして欲しいものです。
そんなことで残念なやっつけ仕事的な感じを受け、現行5196の購入意欲は萎えてしまい、名器96の後継である旧モデルの3796、最終年式1999年を購入することに至りました。
それとそろそろデカ厚時計ブームの終焉にも期待しています。
普通サイズや小さな時計の再ブームがくるなれば、3796の価値が向上するという淡い期待も 笑。
買ったからには生涯使い続けるつもりですが、価値が上がるということは嬉しいものです。
ぜひこのカラトラバ3796の評価が見直され上がることを期待しています。
さて実際に着けてみましたが。
我が貧弱な手首、ベルトを一番きつくしてもまだすかすかです。
規格外の腕の細さのようで、時計店で穴を追加してもらいました。
剣先がやけに余っているのが恥ずかしい。
革ベルトにもSMLを常設してほしい。Sなる寸短ベルトというのがあるそうですが取り寄せで、かつ高いそう。
さて時計を購入したことで時計病は治まりました。もう生涯時計は今のオメガとこの2本で行きたいと思います。
今欲しいのは普通サイズの手首…。
こればかりは現世では叶わず…。
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Posted at
2017/07/29 12:36:47