もう2年近く触らずに放置されているNSR50ですが、久しぶりにちょっと触ってみることに。
と言うのもそもそもメーターについて気に入らないところがあって、実はそれで作業が止まってそのまま放置状態になっているっていうね・・・
中華多機能メーターのスピードセンサーがマグネット式で、そうなるとフロントフォークなりスイングアームなりにセンサーを取り付ける事になっちゃうのですが、それだと後付け感が出てあまりスマートではないし、せっかくメーターギヤが存在しているのだからメーターケーブルを利用したいところ!ってずっと思っていたわけです。
別にマグネットセンサーを付ければいいだけの話なのですが、メーターギヤが付いているのに使わない!っていうのがどうしても自分的に気に入らなかった・・・・
本格的にレーサー仕様にしてしまうならメーターギヤも廃止して、それでもスピードメーターを生かしたいならマグネットセンサーを付けた方が良いのですが、目指しているのがそこでは無くあくまでも公道仕様なので、メーターギヤも廃止したくなかった。
という、分かる人にしか分からない謎のこだわりで計画が凍結していたというね!
それからずっと頭の片隅にはこのメーター問題があったわけで、いっそメーターを別の物に交換するか、それとも全く同じタイプのメーターでも本体にケーブルが差し込めるタイプが一応存在しているらしく、それを何とか探して買おうかとも思ったけど、そうなるとメーター裏の中央にケーブル差し込みがあってカウルステーを作り直さないといけなくなる問題ってのもあった・・・・
車両が完成したら売る予定なので、使いもしないのに高級なメーターを付けるのもな~?っとも思ってた。
そんな中、たまたま余ったりして手に入った武川のスピードセンサーがあり、配線も3芯だしもしかしたら使えるかも?って思ったまま1年くらい経ったところで、ようやく重い腰を上げてテストしてみることに!
デイトナのデンスピセンサーも3芯だから買ってみようかと思ってたけど、あれ微妙に値段が高いんだよね・・・
まずは純正のマグネットセンサーがどんな動作をしているのかを調べてみることに、、、
ポケットオシロスコープの登場!!
これで電気的にどんな動作が行われているのかを目視で確認できます。
まず事前情報として、メーター側の配線が「白・緑・白/黒」の3本の線があり1本ずつ調べてみると、
白 5V出力
緑 アース
白/黒 信号入力
となっていました。
そこで信号入力の白/黒にオシロスコープを接続して観察すると、マグネットを離した状態で5Vが入力されていることを確認
マグネットを近づけると、電圧が0Vになりました。
オシロスコープがちょっと分かりにくいのですが、縦向きの1目盛りを5Vに設定しているので、電圧に応じて黄色い横棒が上がっていきます。
センサー内部がどうなっているのかは正確には良く分かりませんが、この感じで言えば単純にマグネットに反応するスイッチのようなもので、電源として入っている5Vがマグネットの有無で信号線に対してスルーパスするかしないかというだけの事なのだろうかと。
一応配線はこんな風になっています。
純正マグネットセンサーに接続時で、
白→青
緑→黒
白/黒→茶
と接続されています。
そして、武川のセンサーをそれっぽく接続!
ネットでググって赤が電源、緑がアース、茶が信号線っぽい感じだったのでその様に繋いだところ。
信号線の茶は現在0Vの状態です。
中身を少し回してみると、5Vが出力された!!
おお!!純正センサーと電気的に同じ動きをする!
これならって事でドライバーを突っ込んでセンサーをくるくる回してみると、ちゃんとスピードが上がるではありませんか~~
このセンサー使えるぅ~~
これでせっかくワンオフで作ったカウルステーを作り直す事もなく、純正メーターギヤ・ケーブルをそのまま使って中華メーターが動かせるぅ~~
思っていた理想の通りとなりました!
これでメーター周りの配線が進むにぇ!
ちゃんと動くやろ??
こんな風に繋いでます。
配線の長さを調整しつつカプラを取り付けないとね。
前にも出していたかもしれないけどこのメーターの説明書
中華メーターだけどタイヤ直径・マグネットの数とかが設定できるようになっています。
一番最初に888と入力してから設定画面に入るとの事だが、もしかしたら他の番号を入力して設定に入ると、もっと細かい設定ができるのかもしれないが、下手に触ると元に戻せなくなる可能性があるので要注意・・・
燃料計は表示をOFFにすることはできないようです。
ちなみにNS-1の方も久しぶりに出してきて、現在クラッチ交換をしています。
純正のままクラッチを交換しようとしていたけど、開けてみたらクランクシャフトのオイルシールがダメになっていたのでそれを追加で注文するついでで、やっぱりクラッチも強化することにしました。
NSR50後期仕様の4枚ディスクに変更し、CR80のクラッチスプリングに交換予定です。
4枚化についてはクラッチハウジングは部品番号が同じで共通だったのでクラッチセンターと足りなくなったクラッチディスク・フリクションプレートを注文中。
ネットで見るとクラッチスプリングは2本だけ交換すれば十分みたいに書いてあったけど、元々が不安になるくらいクソ軽クラッチなので、4本交換してクラッチレバーに感触を与えてやります。
ってか今まで知らなかったけど、パーツリストで確認してもNS-1後期のエンジンはクラッチが4枚ディスクになってないんだね。
Posted at 2021/12/25 03:19:34 | |
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