この記事は、
聖なる夜、神々様の渋滞について書いています。
クリト…失礼。クリスマスの夜
次の日には550iを手離すの控え
ショボーンとしてた私を元気づけようと
江戸在住のクルマに詳しい人が岡崎まで
わざわざ来てくれて…楽しかったデス
お盆休みに伊勢ドライブやトヨタ博物館
一緒に廻った楽しい思い出…カレと過ごすと
荒んだ私のココロも優しい気持ちになるの笑
クリスマスカウンセリング(笑)は20時半に待合せ
仲良く「もろこしうどん」をチュルチュルtalk。
そしたらカレのタブレット端末に謎のLINEが。
では…参りましょうか( ͡° ͜ʖ ͡°)キリッ
そう呟いてベンベーの後席へ滑り込んだゲソ様。
内外装および機関系どこ見てもメチャクチャいい
W221のS350に乗って私の棲む三河の田舎に
お越しになったので、折角だし謁見へ向かう。
するとソコには先ほどLINE勝手にチラ見した
夜の地下駐車場でSクラスと7シリーズの中年
そして古いマセラティの若者がトランク開け…
まるでマフィアのヤミ取引現場(;´д`)笑
そう。今回クリスマスの夜だから(?)
27歳のイケメンが手塩にかけた愛機
マセラティ430を御披露しに来てくれたのだ
今でこそマセラティ…特にクライスラー300と
プラットフォーム兄弟になって以降のは
ふつーのオジさんが乗っても大丈夫ダロけど
オルシ家→デトマゾさんが苦悩してた頃の
基本設計たるビトゥルボマセラティ…
記憶が確かならBMW初代3(E21?)の成功を
横目に見ながらメルセ190Eと同時期に出た
ツインターボ(bi_turbo)を車名に持つ悪女。
私がカーグラフィック読み始めた1985年に
ガレージ伊太利亜が2ドア赤黒ビトゥルボESと
グレーにミッソーニ内装の4ドア425の試乗記…
おウチでCG(1985.7月号)見たら同じ外装色だナ。
改めてスペック眺めて見るとホント小さいのに
このプレゼンスの大きさは…歴史の為せる技?
この430は2.8ℓ化された改良型なんだけど
とにかく朽ちるコトで名高い当時の伊達セダン…
マトモに走る個体なんて日本に何台残ってんの?
そんなクルマで名古屋→岡崎30kmクソ寒い夜
故障のリスク有ろうに…よく来てくれたモンだw
しかし…このビトゥルボ、給油リッドの錆浮き?
に目を瞑ればホントに1990年代初頭そのままの
イイ感じな風情を漂わせており、俄然 興味が。
運転席に座らせてもらい、クラッチを踏み込み
ウドゥンシフトノブをクコクコ…
どんな走りをするんだろ?と興味は増すばかり
…とは言え、作家の北方謙三でもあるまいに
いきなりズコズコとヤル勇気なんてナイので
あのぉ…コレ、運転してもらって助手席乗せて下さい♡´д` ;
って、オーナー様にお願いしたらアッサリOK笑
助手席ドアを丁寧かつガチンと閉め
ウッドフェイシアに並ぶマセラティのバラ文字
これ象嵌なのかな…カネかかってるよなぁと
家具メーカー社員だった頃の記憶を呼び覚ましつつ
425→430へUPdate時に採用された空調操作panel
ピコピコ触る若owner…今日パネル調子イイすw
と嬉しそうに語るのが実に微笑ましい( ´∀`)
洋梨型のラサール金時計よりも純正ソニーMDに
視線を奪われてる私を尻目に、若いオーナーは
キーをひと捻りし燃料ポンプがコクコク…
重いクランクをヨッコラセとばかりに…続いて
SOHC18バルブを司るタイミングチェーンも
エンジンブロックの脇でギューンと働き始め
そのエンジンは気怠るそうに目を覚ました。
左下が1速のレーシングパターンなMTを操り
若者の愛する熟女は、深夜の国道一号を
二速→三速とフルブーストかけて疾走‼︎
柔らかな革&アルカンタラの椅子バックレストに
止め処なく溢れる加速Gの大洪水(*´ω`*)♡
ドスの効いた低音と共に突進する
地味〜なオッサンセダンの立ち振る舞いに
もぉ私、ハァハァ言いっぱなしであります!
スタート地点に戻ってからも興奮醒めやらぬ私
後席に座らせてもらい全長4.4m(WB2600mm)て
当時のカムリやアコード以下のサイズなのに
ちゃんとピラー立ってる御蔭で明るくルーミー
かつフットスペースも充分なパッケージに驚く。
22:30から
こんな感じでブースト上がりっぱなしな
エンスー座談会してたらアッと言う間に夜中の2時…´д` ;
目が覚めたら…お昼、名古屋陸事に
昨夜のSクラスとワーゲンと
ねずみパイセンが並んでたので
今度はイタリー君のVIPカーを試乗させて貰ろた
このクルマに関しては…改めてカキます。