先日、ABSセンサー異常で盛大に警告が出ました。
で、このときの状態をISTA/Dで解析したのが次の画像です。
Exsistentがこの診断中にも発生している症状かどうかだと思います。
Noになっている項目は、ABSセンサー異常の際に、共連れで異常が出た項目に思われます。
ここがUnknownになっている「Driving speed, wheel speed sensor rear/right, singal change: Not plausible」で、ODDが47895kmの時にその警告が出ていることがわかります。
直訳すると、「右後ろのホイールスピードセンサーの信号がもっともらしくない」ということだそうで、異常ですな。
さらに、「Wheel speed sensor: Voltage supply, short circuit, rear right」とあります。現在は大丈夫なようですが、このときは断線ではなく、ショートしていたそうです。
左右を置換するまでは左後ろが異常でしたが、右後ろから異常が出ていますので、やはりABSセンサーの異常と断定できます。
BMW純正のABSセンサーを日本で買うと12,000円ほどするそうです。
でもですよ、これは単なる磁気センサーのはず。OEMでもっと安いものがあるはず、とおもって探し、ATE(アーテ)社製というところまでわかりましたが、日本に送ってくれるところがなかったり、送料を合わせると結局12000円になったりと、コストメリットがありません。
ようやく探したのが、ebayで販売されているイギリスのLEMARKというブランドのアフターマーケットパーツ。LAB702です。
送料合わせても3,281円でした。
ただし、普通郵便のため追跡もなく、箱もつぶれて届きます。
(箱に入っているだけマシです。)
中身ははこに丸めてそのまま入っています。ビニール袋にすら入っていない。
では、交換していきます。
まずは右後ろのタイヤを外します。
ブレーキの裏の後方側にABSセンサーが刺さっています。
上の写真は、ブレーキの裏を後方から前方に向けて撮ったもの。
ケーブルの左の錆びたネジはトルクスで、確かT-30。
トルクスなので、このネジは簡単に外せますが、ABSセンサー自体はプラスチックなのに、周りの錆がまわってとてもキツく、なかなか外れません。
写真が撮れませんでしたが、大きめのマイナスドライバで隙間にこじ入れて、てこの原理で抉ります。抉って浮いてもなかなか外れないので、プライヤーでまっすぐ引き抜きました。
引き抜くと、残ったのはこんな穴。
ラピュタ(ナウシカ)のロボット兵(巨神兵)の顔みたいですね。
で、シャフトの上にABSセンサーとパッドセンサーのケーブルホルダーが2つあり、簡単なツメではまっているので外します。
これはタイヤ外側からブレーキ越しに上から車体中に向かって写したものです。
2つあるケーブルホルダーのうち、手前が外れたところ、奥がまだはまっている状態です。
何のコツもなく押すだけで外れます。
この右側面にパッドセンサーのケーブルがはまっているので、同時に外しておきます。
ショック・サスペンションの奥、ちょっと後方に白いケーブルホルダーが2カ所あります。
これもツメですが、手で簡単に外れます。
上がABSセンサー、下がパッドセンサーのケーブルです。
そして、タイヤハウス内のカバーを外します。
これはプラスチックの六角ナットです。(12mmだったかな?)
外してめくると、ケースが出てきます。
このケースも2箇所のツメで軽くはまっていますので、パカっとあけます。
あけるとコネクタが出てきます。
ABSセンサー側のコネクタを外します。
外して新旧を比べます。
上が旧(まだケーブルホルダーが付いています)。
下が新。
ケーブルホルダーもツメなので、外して新しいものを付けます。
ホルダーを付ける位置を間違わないようにしましょう。
(白い補強と補強の間です。)
新しいセンサーを穴に入れます。
が、この写真の通り、渋くて、手だけでは5mm以上浮いた状態までしか入りません。
ここからは両手を使っているので写真が撮れませんでしたが、大きめのペンチでセンサーを上から押さえつけ、ペンチの上からゴムハンマーで叩いて入れました。
あとはネジで止めて、各ホルダーを取り付け、最後にコネクタを接続します。
これでABSセンサー交換完了です。
300km弱ほどはしってみましたが、ABSセンサーの以上が出なくなりましたので成功です!
今回、交換時にISTA/Dが入ったPCを持っていなかったため、フォルトメモリの消去は再来週までお預けです。
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2019/09/02 22:37:44