まだまだ暑い北海道ですが、冬に向けてステアリングホイールヒーターを有効化してみたいと思います。
Mスポーツステアリングには最初からヒータが内蔵されていて、スイッチとコーディングで有効化出来るそうですが、ウチのF31はラグジュアリーモデル。普通のステアリングです。
と言うわけで、人柱的にMスポーツステアリングじゃないのにスイッチだけでステアリングホイールヒーターを有効化に挑戦です。
まずは、eBayでスイッチを入手。新品でした。
で、ステアリングを手前まで引き出し、コラムカバーを外します。
外すときに、コラムカバー下にある右側のキーセンサーも外しておきます。
で、ステアリングの左裏側を自撮りモードを活用して撮影すると、こんな4pinコネクタがあります。
ここに、入手したスイッチを取り付けます。
すみません。ブレブレでした。
ハード的には以上終了。
で、コーディングです。
まずは、VOコーディングでステアリングホイールヒーターのSAである248を追加します。
そして、NCD/CAFD toolsを利用して、どれをコーディングすればよいかを調べます。
ふむふむ、FEM_BODYのPfLinSteeringWheel 3140あたりをいじれば良いのね。
と、そのままやるとハマります。
先人でいつもお世話になっているMiya320iGTさんのブログを先に読んでいたので、ハイビームアシストのスイッチなどが付いている場合は慎重に変えなければならないのでした。
というのも、"LIN_VARIANTE_SZL"の項目ではflaが入ったものを選択しなければなりません。
で、こうしてみました。
結果、どうなったかというと、エンジンをかけると・・・
あらら、車線逸脱警告が効かなくなりました。
シロウトがよくわからずにやるとこうなります。
再度、NCD/CAFD toolsで、自分のクルマについているオプション(LDW,ACC,HBA等)を有効にして、どうなるか見てみます。
大量の変更箇所が出てきますが、PfLinSteeringWheel 3140あたりを確認すると、
"LIN_VARIANTE_SZL"にはほとんどの項目が入った値を選ぶことになりました。
この"LIN_VARIANTE_SZL"で選べる項目が何なのかを調べてみたところ、
szl:舵角センサー付きコラムスイッチ
fla:ハイビームアシスト(のスイッチ)
aic:レインセンサー間欠スイッチ(オートインターバルコントロール)
4Band:ステアリングホイールヒーター
HW:リアワイパースイッチ
というか、私のF31、全部あるやん。
全部有効化して、コーディングしなおします。
これで、めでたくステアリングホイールヒーターが有効化するぜ!
ということで、1時間ほど買い物に行き、システムをOFFにしてほったらかします。
買い物が終わっておもむろにエンジンを掛け、ステアリングホイールヒーターのスイッチを押します。
しかしなにも起こらなかった。
というわけじゃなかった。
ステアリングがじんわり暖かくなっています。
スイッチを見ると・・・。
ランプついている!!
あ、この世代のi-STEPはKOMBIに表示されないのね。残念。
さて、ISTA+を見てみると、
"K-LIN 16 steering column switch cluster (SZL): Wrong version"
あらら、SZLのバージョン(世代ではなく種類)が違うって言われますわ。
"LIN_VARIANTE_SZL"の組み合わせをいろいろやってみましたが、エラーは解消されません。万事休す。
ところで、VOコーディングって、SALAPA-elementにサービスコードを書き込んで、calucrate-FPするだけだったよなー。と、VOコーディングのおさらいをしようとググると、
ひであださんのページが出てきました。
画像つきでとてもわかりやすく丁寧な解説です。
初心にもどって確認すると、
VCMセクションを丸々やり忘れてるじゃん!
ということがわかりました。
VOコーディングをやり直すと、めでたくISTA/Dのwrong versionエラーは解消されました。
というわけで、ISTAのエラーを無視すれば、VOコーディングなしでもホイールヒーターは動作する、という結論でした。
次回は、スイッチを固定する工作編です。
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Posted at
2019/09/20 20:26:15